【ラ・リーガ第7節プレビュー】今季初の首都ダービーは首位攻防戦に! アウェイ初勝利目指すバルサはヘタフェ戦!
2019.09.27 18:45 Fri
ミッドウィークに行われた第6節では、選手層で勝るバルセロナとレアル・マドリー、アトレティコ・マドリーの3強が揃って順当に勝利を収めた。一方、首位のアスレティック・ビルバオは格下レガネスに引き分け、この結果レアル・マドリーが首位に浮上することになった。
来週ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)を控える中で行われる今節は3位のアトレティコと、首位のレアル・マドリーによる、今季最初のマドリード・ダービーが開催される。勝ち点2差の中で戦う白熱の一戦が期待される。
開幕3連勝と最高のスタートを切った新生アトレティコだが、第4節のレアル・ソシエダ戦での今季初黒星以降、公式戦3戦未勝利と急失速。それでも、直近のマジョルカ戦では途中出場となったFWモラタの不必要な退場というアクシデントこそあったものの、敵地でマジョルカ相手に2-0の勝利を手にした。公式戦4戦ぶりの白星を手にしたロヒブランコは、まずまずの状態でホーム開催のダービーを戦う。
一方、CLパリ・サンジェルマン戦で屈辱的な大敗を喫するなど開幕から不振が囁かれたレアル・マドリーだが、気付けばリーグ3連勝の首位という最高な状態で今季初のダービーを迎えることに。開幕4試合までは2勝2分けの戦績も、攻守にチグハグな印象が目立っていた。それでも、第5節で苦手セビージャ相手にチーム一丸となった好パフォーマンスでキッカケを掴むと、直近のオサスナ戦では多くの主力を温存した中、FWヴィニシウスとトップデビューの18歳FWロドリゴの鮮烈デビュー弾によって2-0の快勝。ようやく白い巨人に相応しいパフォーマンスを取り戻してきた。
なお、来週ミッドウィークのCLではレアル・マドリーが火曜日(10月1日)にホームでクラブ・ブルージュと。アトレティコが水曜日に(10月2日)にアウェイでロコモティフ・モスクワとの対戦となっており、今回のダービーに全力を注げるはずだ。
エイバルのMF乾貴士とマジョルカのFW久保建英の日本人選手2人は今節、セルタとアラベスという下位に沈むチームとの直接対決に臨む。エイバルは前節のセビージャ戦で2点ビハインドを引っくり返す見事な逆転劇で今季初白星を手にした一方、乾は前半30分ほどでベンチに下げられる屈辱を味わった。そのため、今節では5戦ぶりのスタメン落ちの可能性も指摘される。それでも、過密日程のさなかにいるだけに途中出場のチャンスは十分あるだけに、そこでメンディリバル監督に積極アピールといきたい。
一方、強豪アトレティコ相手に今季初のフル出場を果たした久保はチームが0-2の敗戦を喫したものの、個人としては攻撃面で幾つも見せ場を作るなど手応えを感じる一戦となったはずだ。チーム全体のパフォーマンスは厳しいが、個人としてはプレー毎に成長を続けており、勝ち点1差の17位アラベス相手に待望のリーガ初ゴールを決めたい。
その他の注目試合はセビージャvsレアル・ソシエダの上位対決と、アスレティック・ビルバオvsバレンシアの名門対決の2試合だ。直近2連敗と調子を落とす7位のセビージャに対して、好調を維持する2位のラ・レアルには前述のマドリード・ダービーの結果次第で首位浮上のチャンスがある。一方、首位のレアル・マドリーと共に唯一無敗を継続している4位のビルバオは、直近2戦連続ドロー中とピリッとしない13位のバレンシアと対戦。上位陣の結果次第で首位浮上のチャンスもあるビルバオでは古巣対戦のFWアドゥリスに注目したい。
《ラ・リーガ第7節》
▽9/27(金)
《28:00》
ビジャレアル vs ベティス
▽9/28(土)
《20:00》
アスレティック・ビルバオ vs バレンシア
《23:00》
ヘタフェ vs バルセロナ
《25:30》
グラナダ vs レガネス
《28:00》
アトレティコ・マドリー vs レアル・マドリー
▽9/29(日)
《19:00》
エスパニョール vs バジャドリー
《21:00》
エイバル vs セルタ
《23:00》
アラベス vs マジョルカ
《25:30》
レバンテ vs オサスナ
《28:00》
セビージャ vs レアル・ソシエダ
来週ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)を控える中で行われる今節は3位のアトレティコと、首位のレアル・マドリーによる、今季最初のマドリード・ダービーが開催される。勝ち点2差の中で戦う白熱の一戦が期待される。
開幕3連勝と最高のスタートを切った新生アトレティコだが、第4節のレアル・ソシエダ戦での今季初黒星以降、公式戦3戦未勝利と急失速。それでも、直近のマジョルカ戦では途中出場となったFWモラタの不必要な退場というアクシデントこそあったものの、敵地でマジョルカ相手に2-0の勝利を手にした。公式戦4戦ぶりの白星を手にしたロヒブランコは、まずまずの状態でホーム開催のダービーを戦う。
なお、来週ミッドウィークのCLではレアル・マドリーが火曜日(10月1日)にホームでクラブ・ブルージュと。アトレティコが水曜日に(10月2日)にアウェイでロコモティフ・モスクワとの対戦となっており、今回のダービーに全力を注げるはずだ。
マドリードの2強の潰し合いを生かしたい6位のバルセロナは、来週にCLインテル戦を控える中で昨季5位のヘタフェという難敵とのアウェイゲームを戦う。直近のビジャレアル戦ではFWメッシのお膳立てからFWグリーズマン、MFアルトゥールのスーペルゴラッソで2-1の勝利を収めたが、同試合で内転筋を痛めたエースが再離脱となる緊急事態に。また、前述のビジャレアル戦では今季3勝目を手にしたバルセロナだが、先日のCLドルトムント戦を含め今季のアウェイゲーム4試合では2敗2分けの未勝利と体たらくが続いており、ビッグマッチを控える中で今季アウェイ初勝利を掴めるか。
エイバルのMF乾貴士とマジョルカのFW久保建英の日本人選手2人は今節、セルタとアラベスという下位に沈むチームとの直接対決に臨む。エイバルは前節のセビージャ戦で2点ビハインドを引っくり返す見事な逆転劇で今季初白星を手にした一方、乾は前半30分ほどでベンチに下げられる屈辱を味わった。そのため、今節では5戦ぶりのスタメン落ちの可能性も指摘される。それでも、過密日程のさなかにいるだけに途中出場のチャンスは十分あるだけに、そこでメンディリバル監督に積極アピールといきたい。
一方、強豪アトレティコ相手に今季初のフル出場を果たした久保はチームが0-2の敗戦を喫したものの、個人としては攻撃面で幾つも見せ場を作るなど手応えを感じる一戦となったはずだ。チーム全体のパフォーマンスは厳しいが、個人としてはプレー毎に成長を続けており、勝ち点1差の17位アラベス相手に待望のリーガ初ゴールを決めたい。
その他の注目試合はセビージャvsレアル・ソシエダの上位対決と、アスレティック・ビルバオvsバレンシアの名門対決の2試合だ。直近2連敗と調子を落とす7位のセビージャに対して、好調を維持する2位のラ・レアルには前述のマドリード・ダービーの結果次第で首位浮上のチャンスがある。一方、首位のレアル・マドリーと共に唯一無敗を継続している4位のビルバオは、直近2戦連続ドロー中とピリッとしない13位のバレンシアと対戦。上位陣の結果次第で首位浮上のチャンスもあるビルバオでは古巣対戦のFWアドゥリスに注目したい。
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《21:00》
エイバル vs セルタ
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バルサ育ちがガリシアの地で完全覚醒。バルセロナDFクンデやソシエダDFアランブル、ラージョDFラティウ、エスパニョールDFエル・ヒラリと今季前半戦は右ラテラルの活躍が光ったが、セルタで攻守に躍動したミンゲサを選出。バルセロナ時代にはディフェンスラインの便利屋という印象にとどまったが、今季のセルタでは左右のサイドバックとウイングバックを主戦場に2ゴール5アシストを記録。ビルドアップへの貢献度を含め、攻撃面において完全に殻を破った。すでに国内外の強豪クラブが関心を示しており、その去就にも注目が集まる。 DF ダニ・ビビアン(25歳/アスレティック・ビルバオ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季も抜群の安定感誇るディフェンスリーダー。昨季に完全に一本立ちした25歳は、屈強なフィジカルを武器に対人守備で無類の強さ。加えて、昨季の経験によって攻守両面で判断の質、ポジショニング、プレーの安定感が増しており、味方へのコーチングを含めてますますリーダーらしい存在感を放った。マドリー戦ではムバッペを完璧に封じ込んだのも印象的だった。 DF アントニオ・リュディガー(31歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:0 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エル・ブランコの屋台骨支える。ディフェンスラインのマルチロールだったナチョの退団に加え、今季もミリトン、カルバハルが長期離脱となったマドリーのディフェンスラインでフル稼働。チュアメニやルーカス・バスケスとビッグマッチにおいて脆さを見せる相棒たちを見事にカバー。ムバッペの加入でより攻撃偏重なチームにおいて1試合平均1失点でとどまっている最大の要因は地対空で無類の強さをみせ、要所での気の利いたカバーリングを見せるドイツ代表の存在が非常に大きい。 DF ミゲル・グティエレス(23歳/ジローナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チーム苦戦の中で個人としては充実の前半戦。今季もミチェル監督仕込みの攻撃的なポジショナルプレーにおいて偽SB以上にフレキシブルな役割を担い、ピボーテやインテリオールとしてもプレー。昨季に比べて前線の質がやや低下し、1ゴール4アシストの数字にとどまったが、高精度のクロスやキーパスでその数字以上のチャンスを演出し続けている。 MF ラミン・ヤマル(17歳/バルセロナ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 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