脳震とうの検査のおかげ…バーゼルの元オランダ代表FWに脳動脈瘤が見つかる

2019.08.16 13:35 Fri
Getty Images
バーゼルの元オランダ代表FWリッキー・ファン・ヴォルフスヴィンケル(30)が脳動脈瘤と診断されたようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じた。

ファン・ヴォルフスヴィンケルは、8日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)の予選3回戦のリンツ(オーストリア)戦に出場。試合中に脳震とうを起こしていた。

試合後、脳震とうの検査を病院で行ったファン・ヴォルフスヴィンケルだったが、その際に脳動脈瘤が発見されたとのことだ。
今回、思わぬところで病気が発覚したファン・ヴォルフスヴィンケルは「脳動脈瘤が発見されたことにとても感謝している」とコメント。偶然ながらも早期発見できたことに感謝した。

「通常、脳動脈瘤は破裂し、他の損傷を引き起こして初めて発見される」
「ドクターは、複数の検査を行い、最終的に僕が脳動脈瘤であることを発見した」

「試合での衝突は脳動脈瘤とは全く関係がない。これは長い間僕の中にあったけど、症状がなかったために存在すら分からなかった」

今回の発見により、ファン・ヴォルフスヴィンケルは少なくとも6カ月間は離脱することになるが、回復するのに時間を設けることはできないと語った。

「少なくとも6カ月間は復帰できないことは明らかだね。当然、復帰する日は、治療後の脳動脈瘤の状態に依存するだろう」

「バーゼルのメディカルチームとバーゼル大学病院のドクターに感謝する」

「今のところ、僕は自分の健康と回復に焦点を当て、僕が最も好きなことをできるだけ早くできるようにするよ。それはサッカーだよ」

ファン・ヴォルフスヴィンケルは、フィテッセの下部組織出身で、2007年7月にトップチームへ昇格。その後、ユトレヒト、スポルティング・リスボン、ノリッジ、サンテチェンヌ、レアル・ベティスでプレー。2016年7月に古巣のフィテッセへ復帰すると、2017年7月からバーゼルでプレーしていた。

2018-19シーズンはスイス・スーパーリーグで32試合に出場し13ゴール6アシストを記録。今シーズンは、リーグ戦で3試合に出場、UCL予選でも3試合に出場し1ゴールを記録していた。

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