アラベスに敗戦のジローナ、ウエスカとラージョに続いて降格決定《リーガエスパニョーラ》

2019.05.19 05:50 Sun
Getty Images
リーガエスパニョーラ最終節、アラベスvsジローナが18日に行われ、2-1でアラベスが勝利した。
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降格圏の18位に沈むジローナ(勝ち点37)が11位のアラベスのホームの乗り込んだ一戦。17位のセルタとは勝ち点差が「3」離れており、得失点差も「6」あるため、勝っても降格がほぼ決定的となっているジローナ。7分にボックス左からポルトゥが狙いにいくが枠を大きく越える。一方、乾をベンチ外としたアラベスは9分、ジョニーが左足でGK強襲のシュートを放つ。その後も互いに順調にシュートを重ねていくが、試合は動かない。
34分、ジローナはカウンターから右サイドを侵攻。ポルトゥのクロスにポンスが頭で合わせたが、枠を捉えることはできなかった。その3分後にジローナはロサーノがケガをするアクシデント。ドゥンビアとの交代を余儀なくされた。

その直後からアラベスが攻勢を強める。まずはカジェリが左サイドを抉ってボックス左に侵入。そのまま角度のないところからシュートを打つも、GKイライソスに防がれる。そのCKでは、ファーサイドで味方が頭で落としたボールをロランがバイシクル気味のシュートを枠に飛ばす。だが、ここもイライソスが立ちはだかった。
それでも40分、右サイドからのクロスが跳ね返されると、ボールの落ち際をワカソがボックス手前左からハーフボレー。インサイドステップで丁寧に合わせたシュートはイライソスの手をはじいてネットに突き刺さった。

後半立ち上がちに決定機を迎える両チーム。48分にアラベスはカジェリがクロスに飛び込んでヘディングシュートを見舞う。対するジローナは51分にポルトゥがボックス左からシュートを流し込みにかかる。どちらのシュートも両守護神のファインセーブに阻まれた。

しかし、その後はこう着状態に。大量得点での勝利が必要なジローナに残された時間は刻一刻と過ぎていく。そんな中78分に、グラネルのクロスをドゥンビアがヘディングシュート。フリーで完璧なタイミングでの一発だったが、左ポストに嫌われてしまった。

1点が遠いジローナ。83分にアラベスに2点目を奪われ万事休す。それでも86分、ポンスの浮き球スルーパスに抜け出したポルトゥが意地の一発を決めて1点を返した。

しかし、逆転には及ばず1-2で敗戦。この結果、ジローナはウエスカとラージョに続いて2部降格が決定した。

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