【J1ピックアッププレビュー】新時代の大阪決戦《G大阪vsC大阪》
2019.05.17 19:30 Fri
現在、明治安田生命J1リーグ2勝2分け7敗の16位に低迷するガンバ大阪。18日に行われる今節、リーグ戦でいまだ勝ちがない本拠地パナソニック スタジアムに直近2連勝で4勝2分け5敗の10位につけるセレッソ大阪を迎え撃つ。大阪に本拠地を置くガンバとセレッソによる改元後初のダービーマッチだ。
◆前節の良くない戦い、迫る降格圏、ダービーはより重要な一戦に〜ガンバ大阪〜
G大阪は最悪な状態でダービーマッチを迎える。互角の戦いを演じた末に勝ち点1をもぎとった前々節の首位FC東京戦や、ルヴァンカップのグループステージ突破を決めた勢いそのままに、前節の最下位鳥栖との裏天王山で勝利を狙ったが、闘争心剥き出しの相手に面喰らい、1-3の黒星。J1初ゴールの食野亮太郎が唯一の輝きを放ったが、宮本恒靖監督の「非常に情けないパフォーマンスだった」という言葉が物語るとおり、完敗の一戦だった。
これで、7試合未勝利。この状況に輪をかけて、今節はキム・ヨングォンが累積警告で出場できず、中村敬斗もU-20日本代表合流でチームにいない。鳥栖や清水ら残留争いのライバルが次々と監督交代を決断したことでプレッシャーも強まるが、宮本監督に逆境を跳ね除ける策があるのか。鳥栖戦での良くない戦い、迫る降格圏という点からも、この大阪ダービーはチームの今後を占う上で、より重要な一戦になる。
◆今季初連勝で調子上向き、都倉賢の思いも背負い鬼門へ〜セレッソ大阪〜
対するC大阪はG大阪と打って変わり、最近の戦いで手応えを掴みつつあるなかでのダービーマッチとなる。ホームで行われた前節の横浜FM戦は開始2分、水沼宏太が古巣相手に先制点を挙げると、途中出場の高木俊幸が追加点。さらに、水沼が自身2点目となるゴールで試合を決定づけ、3-0の快勝でシーズン初のリーグ戦連勝を飾った。これで、チームは直近2試合で5得点、3試合連続無失点。攻守両面でポジティブだ。
そうしたなか、都倉賢の全治8カ月におよぶ長期離脱のバッドニュースが飛び出したが、チームとしての状態は右肩上がり。ここ2試合先発で台頭著しい瀬古歩夢もU-20日本代表合流でチームからしばらく離脱となるが、良い流れを持って、今回のダービーマッチに臨める状況だ。2004年以来、勝てない日々が続くG大阪の本拠地で勝利を掴み取れるか。負傷離脱した都倉の思いも背負い、2連勝中の勢いが試される一戦に挑む。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆ガンバ大阪[4-4-2]
DF:高尾瑠、三浦弦太、菅沼駿哉、オ・ジェソク
MF:小野瀬康介、高江麗央、倉田秋、アデミウソン
FW:ファン・ウィジョ、食野亮太郎
監督:宮本恒靖
宮本監督は大阪ダービーに向け、抜本的な変更を示唆。ルヴァンカップやU-23の一員として臨むJ3リーグで調子を上げる若手を大胆起用か。そのほか、出場停止のキム・ヨングォンに代わり、脳震とうで前節を欠場した三浦弦太の出場が有力だ。
◆セレッソ大阪[4-4-2]
DF:松田陸、マテイ・ヨニッチ、木本恭生、丸橋祐介
MF:水沼宏太、奥埜博亮、藤田直之、清武弘嗣
FW:ブルーノ・メンデス、高木俊幸
監督:ロティーナ
2連勝中と調子が良いだけに、面子&布陣ともに大幅な変更はないだろう。ただ、そのなかで、負傷離脱した都倉の抜けた前線に前節1ゴールの高木が3試合ぶりのスタメン入りか。瀬古が抜けたセンターバックの一角に木本恭生の起用が見込まれる。
【注目選手】
倉田秋(ガンバ大阪)
水沼宏太(セレッソ大阪)
◆令和初の大阪ダービー
新元号『令和』の時代として、記念すべき最初の大阪ダービー。過去、通算対戦成績は22勝5分け9敗でG大阪がリードしている。さらに、そのG大阪が現在、同カード3連勝中であり、ホームでの直近9試合においても8勝1分け無敗。不振のG大阪にとって、心強いデータが並ぶ対戦カードだ。その今回の大阪ダービーは、チケットが完売。大入りが予想されるパナソニック スタジアム 吹田で凱歌をあげるのは、浮上のきっかけを掴みたいガンバか、今後に弾みをつけたいセレッソか。注目の大阪ダービーは18日、19時キックオフだ。
◆前節の良くない戦い、迫る降格圏、ダービーはより重要な一戦に〜ガンバ大阪〜
G大阪は最悪な状態でダービーマッチを迎える。互角の戦いを演じた末に勝ち点1をもぎとった前々節の首位FC東京戦や、ルヴァンカップのグループステージ突破を決めた勢いそのままに、前節の最下位鳥栖との裏天王山で勝利を狙ったが、闘争心剥き出しの相手に面喰らい、1-3の黒星。J1初ゴールの食野亮太郎が唯一の輝きを放ったが、宮本恒靖監督の「非常に情けないパフォーマンスだった」という言葉が物語るとおり、完敗の一戦だった。
これで、7試合未勝利。この状況に輪をかけて、今節はキム・ヨングォンが累積警告で出場できず、中村敬斗もU-20日本代表合流でチームにいない。鳥栖や清水ら残留争いのライバルが次々と監督交代を決断したことでプレッシャーも強まるが、宮本監督に逆境を跳ね除ける策があるのか。鳥栖戦での良くない戦い、迫る降格圏という点からも、この大阪ダービーはチームの今後を占う上で、より重要な一戦になる。
◆今季初連勝で調子上向き、都倉賢の思いも背負い鬼門へ〜セレッソ大阪〜
対するC大阪はG大阪と打って変わり、最近の戦いで手応えを掴みつつあるなかでのダービーマッチとなる。ホームで行われた前節の横浜FM戦は開始2分、水沼宏太が古巣相手に先制点を挙げると、途中出場の高木俊幸が追加点。さらに、水沼が自身2点目となるゴールで試合を決定づけ、3-0の快勝でシーズン初のリーグ戦連勝を飾った。これで、チームは直近2試合で5得点、3試合連続無失点。攻守両面でポジティブだ。
そうしたなか、都倉賢の全治8カ月におよぶ長期離脱のバッドニュースが飛び出したが、チームとしての状態は右肩上がり。ここ2試合先発で台頭著しい瀬古歩夢もU-20日本代表合流でチームからしばらく離脱となるが、良い流れを持って、今回のダービーマッチに臨める状況だ。2004年以来、勝てない日々が続くG大阪の本拠地で勝利を掴み取れるか。負傷離脱した都倉の思いも背負い、2連勝中の勢いが試される一戦に挑む。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆ガンバ大阪[4-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:東口順昭DF:高尾瑠、三浦弦太、菅沼駿哉、オ・ジェソク
MF:小野瀬康介、高江麗央、倉田秋、アデミウソン
FW:ファン・ウィジョ、食野亮太郎
監督:宮本恒靖
宮本監督は大阪ダービーに向け、抜本的な変更を示唆。ルヴァンカップやU-23の一員として臨むJ3リーグで調子を上げる若手を大胆起用か。そのほか、出場停止のキム・ヨングォンに代わり、脳震とうで前節を欠場した三浦弦太の出場が有力だ。
◆セレッソ大阪[4-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:キム・ジンヒョンDF:松田陸、マテイ・ヨニッチ、木本恭生、丸橋祐介
MF:水沼宏太、奥埜博亮、藤田直之、清武弘嗣
FW:ブルーノ・メンデス、高木俊幸
監督:ロティーナ
2連勝中と調子が良いだけに、面子&布陣ともに大幅な変更はないだろう。ただ、そのなかで、負傷離脱した都倉の抜けた前線に前節1ゴールの高木が3試合ぶりのスタメン入りか。瀬古が抜けたセンターバックの一角に木本恭生の起用が見込まれる。
【注目選手】
倉田秋(ガンバ大阪)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
G大阪の注目選手は古巣戦の倉田秋だ。今節は大阪ダービー。下部組織出身選手の1人として、このダービーマッチで燃えないわけがない。遠藤保仁や今野泰幸に代わってボランチでプレーする機会が増えるなか、新たな攻守の指針として存在感を発揮できるか。水沼宏太(セレッソ大阪)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
C大阪の注目選手は水沼だ。前節は古巣横浜FMに対して2得点1アシストの大暴れ。開幕戦以来、ベンチスタートの日々が続いうっ憤を。晴らすかのごとく、2連勝の原動力として大きな輝きを放った。その勢いそのままに、大阪ダービーでもヒーローになれるか。◆令和初の大阪ダービー
新元号『令和』の時代として、記念すべき最初の大阪ダービー。過去、通算対戦成績は22勝5分け9敗でG大阪がリードしている。さらに、そのG大阪が現在、同カード3連勝中であり、ホームでの直近9試合においても8勝1分け無敗。不振のG大阪にとって、心強いデータが並ぶ対戦カードだ。その今回の大阪ダービーは、チケットが完売。大入りが予想されるパナソニック スタジアム 吹田で凱歌をあげるのは、浮上のきっかけを掴みたいガンバか、今後に弾みをつけたいセレッソか。注目の大阪ダービーは18日、19時キックオフだ。
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