【リーガエスパニョーラ第37節プレビュー】日曜一斉開催! 4位争い&降格残り1枠巡る争いに注目!
2019.05.12 12:00 Sun
先週末に行われた第36節ではチャンピオンズリーグ(CL)対策で主力温存の首位のバルセロナに加え、2位のアトレティコ・マドリーが敗れる波乱が起きた。4位争いではヘタフェ、バレンシアが共に快勝もセビージャがレガネスに大敗。また、残留争いではウエスカ、ラージョの今季昇格組2チームの2節を残しての降格が確定している。
残り2節で日曜一斉開催となる第37節では三つ巴の4位争いと、残り1枠となった降格枠を決める残留争いに注目だ。
4位のヘタフェ(勝ち点58)、5位のバレンシア(勝ち点55)、6位のセビージャ(勝ち点55)がチャンピオンズリーグ(CL)出場権残り1枠を争う4位争いでは、ヘタフェが首位のバルセロナ、セビージャが2位のアトレティコ、バレンシアが10位のアラベスといずれも上位勢と対戦する。
前節、MF柴崎岳がベンチ外となったものの、残留争いの真っ只中にいるジローナ相手に2-0の快勝を収めたヘタフェはセビージャの取りこぼしもあってクラブ史上初のCL出場権獲得へ大きく前進。しかし、今節はリバプール相手に敵地で0-4で大敗し、衝撃的なCL敗退を強いられた王者バルセロナとのアウェイゲームだ。失意の相手の付け込む隙がありそうな一方、バルセロナはホーム最終戦でバウンスバックが求められることもあり、ヘタフェにとってはタフな一戦になるはずだ。したがって、最悪でも勝ち点1を持ち帰りたいところだ。
また、前節格下相手に大敗のセビージャはヘタフェ、バレンシアとの当該対決の戦績で劣るため、勝ち点で両チームを上回らなければならない厳し状況だ。そして、今節は前節エスパニョール相手に敵地で屈辱的な0-3の大敗を喫したアトレティコとのアウェイゲームが待っている。そのアトレティコはバルセロナと同様に今季のホーム最終戦となるうえ、今週に闘将ゴディンの今季限りでの退団が発表されており、シメオネ率いるチームは引き分け以上で2位確定となるこの試合に並々ならぬモチベーションで臨むはずだ。MFバネガ不在が響く中、格上相手に勝ち点3を手にできるか。
また、勝ち点40で並ぶセルタ、ビジャレアル、レバンテの3チームに17位のバジャドリー(勝ち点38)、18位のジローナ(勝ち点37)の合計5チームに絞られた残留争いでは、ジローナとレバンテの直接対決に注目が集まる。仮に、アウェイのレバンテが勝利すれば、バジャドリーが降格決定のラージョと対戦することもあり、ジローナの降格が濃厚に。ただ、ジローナが勝つようなことになると、最終節での超熾烈な残留争いに発展する。
《リーガエスパニョーラ第37節》
▽5/12(日)
《25:30》
ビルバオ vs セルタ
アトレティコ・マドリー vs セビージャ
バルセロナ vs ヘタフェ
ベティス vs ウエスカ
ジローナ vs レバンテ
ラージョ vs バジャドリー
バレンシア vs アラベス
ビジャレアル vs エイバル
レガネス vs エスパニョール
レアル・ソシエダ vs レアル・マドリー
残り2節で日曜一斉開催となる第37節では三つ巴の4位争いと、残り1枠となった降格枠を決める残留争いに注目だ。
4位のヘタフェ(勝ち点58)、5位のバレンシア(勝ち点55)、6位のセビージャ(勝ち点55)がチャンピオンズリーグ(CL)出場権残り1枠を争う4位争いでは、ヘタフェが首位のバルセロナ、セビージャが2位のアトレティコ、バレンシアが10位のアラベスといずれも上位勢と対戦する。
また、前節格下相手に大敗のセビージャはヘタフェ、バレンシアとの当該対決の戦績で劣るため、勝ち点で両チームを上回らなければならない厳し状況だ。そして、今節は前節エスパニョール相手に敵地で屈辱的な0-3の大敗を喫したアトレティコとのアウェイゲームが待っている。そのアトレティコはバルセロナと同様に今季のホーム最終戦となるうえ、今週に闘将ゴディンの今季限りでの退団が発表されており、シメオネ率いるチームは引き分け以上で2位確定となるこの試合に並々ならぬモチベーションで臨むはずだ。MFバネガ不在が響く中、格上相手に勝ち点3を手にできるか。
その2チームに比べて比較的ラクな対戦となるのが、バレンシアだ。前節、最下位ウエスカ相手に今季最多の6ゴールを奪ったバレンシアだが、ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグでアーセナルに2-4で敗戦。この結果、2戦合計3-7のスコアで準決勝敗退が決定した。これにより、来季CL出場に向けてはリーグ戦での4位フィニッシュしかなくなったが、前述の2チームと異なり今節をホームで戦える点が大きい。また、EL出場圏内の7位フィニッシュに可能性を残すアラベスだが、直近8試合未勝利と調子を落としている。なお、前節レアル・ソシエダ戦のウォームアップ中に再び足首を痛めたMF乾貴士に関しては欠場が濃厚だ。
また、勝ち点40で並ぶセルタ、ビジャレアル、レバンテの3チームに17位のバジャドリー(勝ち点38)、18位のジローナ(勝ち点37)の合計5チームに絞られた残留争いでは、ジローナとレバンテの直接対決に注目が集まる。仮に、アウェイのレバンテが勝利すれば、バジャドリーが降格決定のラージョと対戦することもあり、ジローナの降格が濃厚に。ただ、ジローナが勝つようなことになると、最終節での超熾烈な残留争いに発展する。
《リーガエスパニョーラ第37節》
▽5/12(日)
《25:30》
ビルバオ vs セルタ
アトレティコ・マドリー vs セビージャ
バルセロナ vs ヘタフェ
ベティス vs ウエスカ
ジローナ vs レバンテ
ラージョ vs バジャドリー
バレンシア vs アラベス
ビジャレアル vs エイバル
レガネス vs エスパニョール
レアル・ソシエダ vs レアル・マドリー
ヘタフェの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
ヘタフェの人気記事ランキング
1
審判から「人種差別を受けている」と訴えた選手、クラブの会長は公然と選手を批判「理解していないなら話すべきではない」
人種差別であると訴えた選手を公然と非難したクラブの会長がいる。 ラ・リーガでは選手に対する人種差別が後を経たず、特にレアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールは何度も被害に遭っていることは知られたところだろう。 そんな中、ヘタフェのMFクリサントゥス・ウチェが審判団が自身に対して不利な判定をしていると感じているとコメント。『ESPN』を通じて、主審の判定の基準に疑問を投げかけた。 「最初の2、3試合で審判が本当に酷いことを自分の目で見てきた」 「彼らは私を蹴り、審判はただ立ち上がれというだけだった。いや、それはファウルだし、笛を吹かなければいけない」 「しかし、相手が蹴られた時には審判はただそれを吹く。とても痛いのに、何もできない。審判はなんでもできる権限を持っており、僕は何もできない」 「それを止めなければいけないと思う。僕は倒れるだろうし、彼らは僕を蹴るだろう。審判の前で倒れるけど、何もしないだろう。それは良いことではない」 「人種差別は良くないことだ。やめなければならない。人は皆同じであり、平等だ」 メディアを通じて、審判団の判断基準に違和感を覚え、人種差別をされていると語ったウチェ。しかし、ヘタフェのアンヘル・トーレス会長は、スペイン『COPE』の「El Partidazo」でウチェの発言を批判した。 「彼は完全に間違いを犯した。到着したばかりの若者に尋ねるのには適切な質問でないという事実は、審判員や他の誰かを悪くいうことを正当化するものではない」 「私はインタビューの全編を見ていないので、彼と話をするつもりだ。正当化するつもりはないが、スペイン語を話さず、目の前にマイクを置いている記者の方が責任が大きいように私には思える」 「(スペインサッカー連盟の懲戒)委員会が理解してくれることを願う。その場にはいなかったが、それを聞いていた広報の責任者や、1カ月半前に加入したばかりの少年にその質問をした記者たちも同罪だ。だからといって彼が誰かの悪口を言うことを正当化するものではない」 ウチェは今年7月に下部リーグのセウタからヘタフェに加入。ラ・リーガで7試合に出場し1ゴールを記録しており、チームの主軸に早くもなっている。ただ、公に批判することは良くないとし、このインタビューを行ったこと自体を問題視した。 一方で、ウチェはスタジアムでも問題となっているサポーターからの人種差別の被害についても語った。 「一部のファンは『クソ黒人』と呼ぶんだろう。『黒人はああだ、こうだ』という。それは良くないことだ」 ただ、この発言についてもトーレス会長は批判。「理解していないなら、どうしてそういうことを言うのだろうか?話すべきではない。ここに来て、1、2年経ってスペイン語が理解できるようになれば、言いたいことを言えるはずだ」と、ウチェを批判した。 ナイジェリア人であるウチェは、2022年7月からスペインでプレー。およそ2年は過ごしており、全くスペイン語が理解できないということでもないだろう。どの程度の理解があるかは不明だが、選手の差別の訴えを批判した会長の態度はどうなのか。守ってあげても良いとは思うが、「彼は何も話さないべきだ」と発言を控えることが対処法だと語っている。 2024.09.26 23:05 Thu2
ヘタフェ、セビージャからU-21スペイン代表DFカルモナをレンタルで獲得!
ヘタフェは20日、セビージャからU-21スペイン代表DFホセ・アンヘル・カルモナ(21)を1年間のレンタル移籍で獲得した。 カルモナは、セビージャの下部組織出身で2022年7月にファーストチームに昇格。2023年1月にエルチェへとレンタル移籍していた。 セビージャではラ・リーガで10試合に出場し2ゴールを記録。エルチェではラ・リーガで9試合に出場し1ゴールを記録。しかし、途中で負傷し、その後はプレーしないままシーズンを終えていた。 今夏の移籍市場では、日本代表MF守田英正の所属するスポルティングCPが関心を持っていたが、メディカルチェックの際に昨シーズン負傷した右大腿部の筋損傷が治癒していないことが発覚したため、破談に終わっていた。 2023.07.21 07:00 Fri3
「完全に恥ずべきものだった」ラポルタ会長がヘタフェ戦でPKが与えられなかった判定に激怒
バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、ヘタフェ戦における審判団の判定に憤りを示した。『ESPN』が伝えている。 バルセロナは18日に行われたラ・リーガ第20節のヘタフェ戦を1-1のドローで終えた。 2025年に入って公式戦3連勝と最高の形で再スタート切ったバルセロナは、ラ・リーガ4試合ぶりの白星を目指して敵地へ乗り込んだが、2試合連続マニータと好調の攻撃陣が最後の質を欠いた結果、下位相手に痛恨のドロー。この結果、首位のレアル・マドリーとの勝ち点差が「7」に広がった。 勝ち点を取りこぼした責任はチーム全体にあったが、ブラウグラナにとって不運な判定があったことも事実。1-1のイーブンで迎えた81分、バルセロナの右CKの場面でファーに走り込もうとしたDFジュール・クンデが、マークについていたMFクリスタントゥス・ウチェに後ろから抱え込まれる形で倒された。 バルセロナの選手たちは主審にファウルでのPKをアピールしたが、主審も当該シーンを確認したVAR担当もノーファウルと判断し、オンフィールド・レビューが進言されることはなかった。 試合から2日後の20日に当該シーンの判定について問われたラポルタ会長は、「ヘタフェ戦のレフェリングは完全に恥ずべきものだった」と憤りを示した。 「クンデへのファウルに対してPKを与えなかったのはスキャンダルだ。あれは本当にスキャンダラスな判定であり、何度も見返した方がいいと思う」 さらに、ラポルタ会長は昨年12月にレアル・マドリーがヘタフェに勝利した試合での出来事にも言及し、DFアラン・ニョムがDFアントニオ・リュディガーに対して行った非常によく似たタックルに対して、マドリーに有利なPKが与えられたと指摘。リーグが公平性に欠けていると、怒りは収まらず。 2025.01.20 22:00 Mon4
終盤コレア退場から悪夢の連続失点…週明けにCLダービー控えるアトレティコがヘタフェに痛恨逆転負け【ラ・リーガ】
ラ・リーガ第27節、ヘタフェvsアトレティコ・マドリーが9日にコリセウムで行われ、ホームのヘタフェが2-1で逆転勝利した。 2位のアトレティコは前節、アスレティック・ビルバオとの上位対決にウノセロ勝利。ラ・リーガで重要な勝利を収めた。だが、敵地サンティアゴ・ベルナベウで行われたチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16の1stレグではレアル・マドリーに1-2で惜敗した。 週明けにメトロポリターノでのリターンレグを控えるなか、今節は14位のヘタフェとのマドリード自治州ダービーに臨んだ。シメオネ監督は前述のマドリード・ダービーから先発2人を変更。バリオスとヒメネスに代えてモリーナ、ル・ノルマンを起用。ただ、ウォームアップ中にラングレが違和感を訴えたことで、ヒメネスが急遽スタメンに。2トップはグリーズマン、アルバレスの主力コンビとなった。 ランチタイムキックオフのアウェイゲームという難しさもあり、立ち上がりからボールを握れども前進の部分で苦戦するアトレティコ。逆に、シンプルな縦への仕掛けやロングボールで深い位置まで侵攻するヘタフェに幾度か際どい場面も作られた。 前半半ばを過ぎても決定機はおろかシュートを打てない状況が続いたアウェイチームは、29分にセットプレー流れからグリーズマンがようやくファーストシュートを記録するが、これは相手のシュートブロックに遭う。 その後、前半終盤にはヘタフェの右CKの場面でミジャの正確なクロスをゴール前のウチェにドンピシャのヘディングで合わせられたが、これはGKオブラクが正面でキャッチ。完全に攻撃が停滞したものの、最低限のゴールレスで試合を折り返した。 迎えた後半、アトレティコはハーフタイムに2枚替えを敢行。前半に痛めていたデ・パウルに加えてリーノを下げて、バリオスとアンヘル・コレアをピッチに送り出した。 この交代とハーフタイムの修正によって攻撃を活性化させたいところだったが、後半もヘタフェの堅守を前に手詰まり感は変わらず。58分にはアルバレスを下げてセルロートを投入し、より長いボールやクロスを意識した戦い方に変化。 さらに、モリーナに代えて久々起用のレマル、グリーズマンを下げてギャラガーと意外な交代策を行うと、71分にはそのレマルの正確なプレースキックがビッグチャンスを創出。クロス対応でGKソリアがキャッチし損ねたボールがDFアルデレーテの手に当ると、オンフィールド・レビューの結果、PKが与えられた。これをキッカーのセルロートが冷静に右隅へ蹴り込み、75分の先制点となった。 これでウノセロでの逃げ切り態勢に入ったアトレティコは危なげなく時計を進めていたが、86分には前線でアグレッシブにボール奪取を試みたコレアの足裏がジェネの脛に入ってしまい、オンフィールド・レビューの結果、一発レッドでの退場に。 これで数的不利を背負ったアトレティコは、このプレーで与えたセットプレーの流れからゴール前で混戦を作られると、ボックス内で2度ルーズボールを制したアランバリに泥臭くシュートを流し込まれて痛恨の失点。 さらに、10分が加えられた後半アディショナルタイムの92分にはディエゴ・リコのミドルシュートをゴール前に走り込んだアランバリにワンタッチでコースを変えられると、これがゴール右隅に決まって逆転まで許した。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、お得意様ヘタフェに今季初の逆転勝利を献上したアトレティコは、痛恨の黒星。リーグタイトル争いに加え、週明けのダービーにもダメージが残る結果となった。 ヘタフェ 2-1 アトレティコ・マドリー 【ヘタフェ】 マウロ・アランバリ(後43、後47) 【アトレティコ】 アレクサンダー・セルロート(後30[PK]) 2025.03.10 00:04 Mon5