コロンビア代表として初陣を迎えるケイロス監督「フレンドリーマッチは存在しない」《キリンチャレンジカップ2019》
2019.03.21 16:40 Thu
21日、キリンチャレンジカップ2019の日本代表戦に向けて、コロンビア代表の前日会見が日産スタジアムで行われた。
6月にコパ・アメリカを控えるコロンビア代表は、ホセ・ペケルマン監督が退任し、アジアカップまでイラン代表を率いていたカルロス・ケイロス監督が就任。就任から約1カ月半での初陣を迎えることとなる。
記者会見に出席したケイロス監督は、日本の地で日本代表と対戦することの重要性を選手に説明しているとコメント。また、コロンビア代表を強化していくとの意気込みを語りながらも、続出したケガ人を残念がった。
◆カルロス・ケイロス監督(コロンビア代表)
「こんにちは。我々はコロンビア代表として、日本国内で日本代表と試合できることはとても嬉しい機会だ。我々にとって、日本にとってもそうだろうが、準備の試合となる。日本代表は新しいメンバーが入ってきて、自分も対戦したことはあるが、アジアカップで4回優勝していて、とてもレベルの高いチームだ。そのチームのホームで試合ができることは、非常に良い経験となる」
──就任から時間があまり経っていなく、準備の時間が短いが、監督が求めるものと選手のパフォーマンスはどれぐらい合っているか
──選手たちが監督に、日本代表に対してどのようなことを聞いてきたか
「選手にいつも言っていることは、フレンドリーマッチは建前であり、そんなものは存在しないということだ。いくらフレンドリーマッチといっても、代表のユニフォームを着ており、代表のイメージやプライドを懸けて戦っている」
「日本代表については、アジアでは結果を見ればすごい強いチームだ。ワールドカップではコロンビアが対戦してあまり良い結果ではなく、自分が戦った時もあまり良い結果を出していないので、甘くみてはいけない。それは分かっている。フレンドリーマッチだからといって甘くみてはいけない。自分が戦った時、コロンビアが戦った時に力は分かっているはずだし、日本で試合をするからだ」
──ホセ・ペケルマン前監督がコロンビアに残したものは。これからコロンビアサッカーに植えつけたいものは
「間違いなく、前監督は世界でのコロンビアサッカーのポジションを知っていたし、位置付けもしてくれた。自分は引受人として、より良いところまでチームを持っていかなければいけない」
──コロンビアからリアルタイムで今深夜1時40分ですがSNSでみんな監督の言葉を見ている。監督によって好むシステムがあるが、ボランチ3人か、1トップか2トップか。どのようなことを考えているか
「システムというものは、サッカーは組織的にやらなくてはいけないし、役割分担や規律が必要なのでシステムは大事だ。どんな監督もシステムを決めて、役割をみんながやってくれて、結果が出ることが望ましい」
「ただ、ここでシステムについて話すには、記者会見を2度やらなくてはいけない。日本のメディアがいるので、ここで発表することはできない。日本用とコロンビア用の記者会見とは違うシステムの話すことになる」
「システムの発表はまず選手に話すべきことなので、申し訳ない。今までの練習ではどうやるかは選手に伝えていないが、練習をやっている中で感づいている選手はいる。ただ、正式には言っていないので、発表はできない」
──アジアカップで負けた時から日本代表はメンバーが変わっているが、今のチームの印象は。また、コロンビアとしてどう戦っていくか
「我々は過去の失敗を取り戻すとか、そういった目的で来ているわけではない。その辺りは、別として考えている。今のコロンビアのチームは変化の時期に来ている。一歩前に進まなければいけないし、その仕事のスタートの段階だ。なので、頭の中はコロンビアのことでいっぱいで、今日本のことを考える余裕もなく、そこまで考えていない」
「もちろん、日本に対してはリスペクトしているし、そういったことを選手に伝えている。しかし、自分にとっては進化のため、前進するために何をすべきかが一番のテーマだ」
──監督自身が選手をテレビで見ていたと思うが、元々のイメージと集まってからのイメージは違うか
「違う。持っていたイメージより良いものが見えた。近くで仕事をすると身近にサインとか、コンビネーションというものを感じることができる。メディアを通して見るより全然良い」
「終わる前に1つだけ言わせてもらいたい」
「コロンビアのチームとして、1週間で4人のケガ人が出てしまった。選手にとっても大きなロスだった。普通にないことであり、とても残念に思っている。ただ、我々はチームなのであまり気にしていない」
「そして、モザンビークで大変なことが起きてしまった(サイクロンが発生したことにより300人超の死者)。国際社会として我々、みんながサポートできればと思っている」
6月にコパ・アメリカを控えるコロンビア代表は、ホセ・ペケルマン監督が退任し、アジアカップまでイラン代表を率いていたカルロス・ケイロス監督が就任。就任から約1カ月半での初陣を迎えることとなる。
記者会見に出席したケイロス監督は、日本の地で日本代表と対戦することの重要性を選手に説明しているとコメント。また、コロンビア代表を強化していくとの意気込みを語りながらも、続出したケガ人を残念がった。
「こんにちは。我々はコロンビア代表として、日本国内で日本代表と試合できることはとても嬉しい機会だ。我々にとって、日本にとってもそうだろうが、準備の試合となる。日本代表は新しいメンバーが入ってきて、自分も対戦したことはあるが、アジアカップで4回優勝していて、とてもレベルの高いチームだ。そのチームのホームで試合ができることは、非常に良い経験となる」
──就任から時間があまり経っていなく、準備の時間が短いが、監督が求めるものと選手のパフォーマンスはどれぐらい合っているか
「正直に言うと、まだ何もできていない。今の段階では、毎日色々話を聞いて、自分が勉強している段階だ。余分なことをカットしたり近道を探っている段階だ。ゼロベースである。ただ、先の目的もあるので、オーケストラに例えるとチューニングしている段階。コパ・アメリカな大きな目標に向かってのスタートとなる」
──選手たちが監督に、日本代表に対してどのようなことを聞いてきたか
「選手にいつも言っていることは、フレンドリーマッチは建前であり、そんなものは存在しないということだ。いくらフレンドリーマッチといっても、代表のユニフォームを着ており、代表のイメージやプライドを懸けて戦っている」
「日本代表については、アジアでは結果を見ればすごい強いチームだ。ワールドカップではコロンビアが対戦してあまり良い結果ではなく、自分が戦った時もあまり良い結果を出していないので、甘くみてはいけない。それは分かっている。フレンドリーマッチだからといって甘くみてはいけない。自分が戦った時、コロンビアが戦った時に力は分かっているはずだし、日本で試合をするからだ」
──ホセ・ペケルマン前監督がコロンビアに残したものは。これからコロンビアサッカーに植えつけたいものは
「間違いなく、前監督は世界でのコロンビアサッカーのポジションを知っていたし、位置付けもしてくれた。自分は引受人として、より良いところまでチームを持っていかなければいけない」
──コロンビアからリアルタイムで今深夜1時40分ですがSNSでみんな監督の言葉を見ている。監督によって好むシステムがあるが、ボランチ3人か、1トップか2トップか。どのようなことを考えているか
「システムというものは、サッカーは組織的にやらなくてはいけないし、役割分担や規律が必要なのでシステムは大事だ。どんな監督もシステムを決めて、役割をみんながやってくれて、結果が出ることが望ましい」
「ただ、ここでシステムについて話すには、記者会見を2度やらなくてはいけない。日本のメディアがいるので、ここで発表することはできない。日本用とコロンビア用の記者会見とは違うシステムの話すことになる」
「システムの発表はまず選手に話すべきことなので、申し訳ない。今までの練習ではどうやるかは選手に伝えていないが、練習をやっている中で感づいている選手はいる。ただ、正式には言っていないので、発表はできない」
──アジアカップで負けた時から日本代表はメンバーが変わっているが、今のチームの印象は。また、コロンビアとしてどう戦っていくか
「我々は過去の失敗を取り戻すとか、そういった目的で来ているわけではない。その辺りは、別として考えている。今のコロンビアのチームは変化の時期に来ている。一歩前に進まなければいけないし、その仕事のスタートの段階だ。なので、頭の中はコロンビアのことでいっぱいで、今日本のことを考える余裕もなく、そこまで考えていない」
「もちろん、日本に対してはリスペクトしているし、そういったことを選手に伝えている。しかし、自分にとっては進化のため、前進するために何をすべきかが一番のテーマだ」
──監督自身が選手をテレビで見ていたと思うが、元々のイメージと集まってからのイメージは違うか
「違う。持っていたイメージより良いものが見えた。近くで仕事をすると身近にサインとか、コンビネーションというものを感じることができる。メディアを通して見るより全然良い」
「終わる前に1つだけ言わせてもらいたい」
「コロンビアのチームとして、1週間で4人のケガ人が出てしまった。選手にとっても大きなロスだった。普通にないことであり、とても残念に思っている。ただ、我々はチームなのであまり気にしていない」
「そして、モザンビークで大変なことが起きてしまった(サイクロンが発生したことにより300人超の死者)。国際社会として我々、みんながサポートできればと思っている」
カルロス・ケイロスの関連記事
コロンビアの関連記事
|
コロンビアの人気記事ランキング
1
U-23コロンビア代表MFアンドレス・バランタが練習中に倒れて急逝…
アルゼンチンのアトレティコ・トゥクマンに所属するU-23コロンビア代表MFアンドレス・バランタ(享年22)が、トレーニング中に倒れて急逝した。 アトレティコ・トゥクマンは11月30日、同選手の訃報を伝えた。 アルゼンチン『ラ・ガセタ』が報じるところによると、バランタはチームのトレーニング中に突如意識を失って心停止状態になっていたという。その後、蘇生処置と40分以上にわたるAED(自動体外式除細動器)の使用によって蘇生を試みたが、緊急搬送されたサン・ミゲル・デ・トゥクマンの病院で息を引き取ったという。 現時点でバランタの死因に関する詳細は明かされていないが、同選手は前所属先のデポルティボ・カリ時代にもプレー中に意識を失った経験があった模様。ただ、その際に実施された精密検査では大きな異常は確認されていなかったとのことだ。 デポルティボ・カリでキャリアをスタートしたバランタは、2022年夏にアトレティコ・トゥクマンに加入したばかりだった。これまでフル代表デビューは果たしてないものの、U-17からU-23まで同国のアンダー世代の代表チームで主力を担ってきた。 2022.12.02 22:24 Fri2
コロンビアの伝説バルデラマ氏が衝撃のイメチェン!? トレードマークの金髪アフロヘアが…
コロンビアのレジェンドであるカルロス・バルデラマ氏(60)。現役時代には柔らかいタッチと華麗なボール捌きで中盤に君臨したが、最大の特徴は金髪のアフロという唯一無二のヘアスタイル。ピッチを見渡すと真っ先に目につくような存在感があった。 2003年に現役を引退したバルデラマ氏だが、その後もトレードマークである金髪アフロは継続。今は自身のYouTubeチャンネルで動画配信なども行っている。 バルデラマ氏は4日にも新しい動画を公開したが、1つの異変が。自慢の金髪アフロがなくなっていたのだ。 派手なサングラスやカラフルなネックレスなどはそのままだったものの、普段とは違う姿にコメント欄では驚きを隠せない反応が多く集まった。 ただ、動画では正面からの映像しかないため断言はできないものの、全てをばっさりカットしたわけでなく、後ろで束ねているだけという可能性もありそうだ。 それでも、バルデラマ氏が普段髪を束ねることはほとんどなく、もしもアフロを止めたらというイメージをすることができる貴重な動画と言えそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】バルデラマ氏が金髪アフロをやめたらこうなる</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/bc8X_4yN6kE?start=20" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> 2021.11.05 12:03 Fri3
コロンビア女子の新星18歳カイセド、卵巣がん乗り越え直近全世代の女子W杯でゴールの偉業
コロンビア女子代表FWリンダ・カイセド(18)は今大会注目プレーヤーの1人だ。 コロンビアは25日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)グループHの第1節で韓国女子代表とシドニー・フットボール・スタジアムで対戦。2-0で勝利を収めた。 カタリーナ・ウスメのPKで30分に先制したコロンビア。カイセドも39分、中盤から長い距離を持ち運んでのドリブルゴールで追加点を挙げた。 2022年8月、当時17歳だったカイセドはコスタリカでのU-20W杯に飛び級で出場。チームはベスト8にとどまったが、カイセド自身は2ゴールを挙げた。 さらに、同年10月にインドで行われたU-17女子W杯にも出場。4ゴールを挙げてシルバーボールを獲得するなどチームを牽引し、コロンビアを男女通じて初のFIFA主催国際大会の決勝へと導いていた。 活躍が目に留まり、2月には母国のデポルティーボ・カリからスペインのレアル・マドリーに移籍。すでにリーガFで得点も決めている。 1年も経たずして全世代の女子W杯で得点を挙げるという偉業を成し遂げたカイセド。順風満帆に見える18歳だが、15歳の時には卵巣がんとの診断を受け、プレー継続が危ぶまれた。 『AP通信』は「手術を受けることになったときのことを覚えています。その時は本当に暗い気持ちになりました、もうトップレベルでのサッカーはできないと思ったから」との、W杯前の彼女の言葉を紹介している。 大病を克服し、大舞台に立つカイセドはまた「(同じように苦しむ人が)そこから抜け出し、克服できるよという模範になれれば」ともコメント。その言葉通り、世界最高峰の舞台でもゴールを決め、多くの人に勇気を与えた。 初戦白星のコロンビアは、30日に2度の優勝を誇るドイツ女子代表と、8月3日に初出場のモロッコ女子代表と対戦する。 「私はいつだって自分の国と代表チームのためにプレーし続けています。なので、ゴールを決めることができてうれしいです」 コロンビア希望の星はさらにゴールを積み重ね、過去最高成績となるベスト16の先へとチームを導けるだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】コロンビアの新星カイセド、女子W杯での初ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="YJu79W7kyAw";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.07.26 15:25 Wed4
誘拐から激動の時を過ごしたルイス・ディアス父、息子の夢のクラブを暴露 「バルセロナに行くことが彼の夢」
リバプールのコロンビア代表FWルイス・ディアスの憧れとするクラブが明らかになっている。スペイン『スポルト』が伝えた。 2022年1月にポルトからリバプールへと移籍し、以来プレミアリーグで活躍を続けるディアス。最近では母国コロンビアで両親が反政府組織に誘拐されるという憂き目に遭ったが、今月に入ってからも人質となっていた父親のルイス・マヌエル・ディアスさんも無事解放され、コロンビア代表合流のため帰国した14日には感動の再会を果たした。 その2日後、ワールドカップ(W杯)南米予選のブラジル代表戦に先発したディアスは、父親が現地観戦する中で2ゴールを奪い逆転勝利の立役者に。2点目を奪った際には、父親のルイス・マヌエル・ディアスさんがスタンドで感情を爆発させる姿もカメラに捉えられていた。 そんな中、コロンビア『Win Sports』のインタビューに応じたルイス・マヌエル・ディアスさんは、「私はネットなど全てをチェックしているが、バルセロナについてはほとんど知らない」と弁解しつつ、息子の夢のクラブがバルセロナであると明かした。 「ルイスは熱心なバルサファンであり、バルセロナに行くことが彼の夢だ」 移籍市場に影響を及ぼしかねないメッセージを世界に発信した一方、現所属先のリバプールや前所属先のポルトへの配慮も忘れなかった。 「今この瞬間も、あのようにルイスを迎え入れてくれたポルトガルのポルトとリバプールには感謝しなければならない」 また、ルイス・マヌエル・ディアスさんは愛すべき息子の長所にも言及し、バルセロナなら移籍先として申し分ないという見解も述べた。 「その態度や謙虚さ、仕事ぶりのおかげで彼は何かを成し遂げることができる。献身的だし、とても規律正しい」 「バルセロナはエリート集団であり、世界最高のチームの1つだ。だから、もし移籍する可能性があるとしても何も問題はないだろう」 2023.11.18 18:19 Sat5