ベン・アルファ、因縁エメリ見てニヤリ アーセナルに“予告通り”3-1勝利
2019.03.08 18:55 Fri
スタッド・レンヌに所属する元フランス代表FWハテム・ベン・アルファが、アーセナル戦後のインタビューに応じた。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。
レンヌは7日、ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・1stレグでアーセナルをホームに迎え、3-1で敗戦。開始4分に先制点を奪え割れたものの、前半終盤にアーセナルDFパパスタソプーロスが退場処分となると、直後に同点弾を沈めた後、後半にさらに2得点を重ねて突き放した。
この試合を振り返ったベン・アルファは、アーセナルのウナイ・エメリ監督の方を向いて幾度か笑みを浮かべたことを明かしている。
「僕のモチベーションは、ソリッドな試合をプレーして勝利することだった。勝ち抜けるための優位を得たかったんだ。それが僕が考えていたことだよ。でも、以前同様に興奮している(ウナイ・)エメリを見た」
「何回か彼を見て、ちょっと笑っちゃったんだ。彼は変わっていないね」
今シーズンからレンヌに加入しているベン・アルファは、昨シーズンまでエメリ監督が指揮していたパリ・サンジェルマン(PSG)に所属。しかし、2017年4月5日のクープ・ドゥ・フランス準々決勝のアブランシュ戦から一切のプレー機会を与えられず、約1年半に渡りプレーヤーとして最大の屈辱を味わうこととなっていた。
レンヌは7日、ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・1stレグでアーセナルをホームに迎え、3-1で敗戦。開始4分に先制点を奪え割れたものの、前半終盤にアーセナルDFパパスタソプーロスが退場処分となると、直後に同点弾を沈めた後、後半にさらに2得点を重ねて突き放した。
この試合を振り返ったベン・アルファは、アーセナルのウナイ・エメリ監督の方を向いて幾度か笑みを浮かべたことを明かしている。
「何回か彼を見て、ちょっと笑っちゃったんだ。彼は変わっていないね」
「試合前、友達数人に僕らは3-1か4-1で勝つだろうと言った。4点目を決めることは出来なかったけど、僕の予想は正しかったね」
今シーズンからレンヌに加入しているベン・アルファは、昨シーズンまでエメリ監督が指揮していたパリ・サンジェルマン(PSG)に所属。しかし、2017年4月5日のクープ・ドゥ・フランス準々決勝のアブランシュ戦から一切のプレー機会を与えられず、約1年半に渡りプレーヤーとして最大の屈辱を味わうこととなっていた。
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パリ・サンジェルマン(PSG)の会長を務めるナセル・アル・ケライフィ氏が7日にホームで行われ、2-1で勝利したチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのアーセナル戦後にコメントした。 敵地での1stレグを1-0で先勝していたPSGは、ホームで行われた2ndレグを2-1で制し、5季ぶり2度目のCL決勝進出とした。 2011年にPSGを買収して以降、毎年のようにビッグネームを集め、強化に務めてきたアル・ケライフィ会長。5季前はバイエルンの前に夢を打ち砕かれた中、アーセナルを撃破し2度目のCL決勝に臨むことになった。 アル・ケライフィ会長はリーグフェーズの苦戦を振り返りながら決勝までたどり着いたことを誇りに感じつつ、決勝を見据えた。 「自分たちが成し遂げたこと。サポーターの皆さんはクラブが成し遂げたことに誇りを持って欲しい。リーグフェーズのことを思い出して欲しい。我々はノックアウトフェーズに進出できるかわからない状況だったが、私は常にこのチーム、監督を信じていた。これは誰にとっても素晴らしいこと。私は選手たちにこのチーム、選手たちを誇りに思うと伝えた。我々には素晴らしい選手、チームが揃っている。だが、まだ終わっていない。まだ重要な試合が残っている」 <span class="paragraph-title">【動画】アーセナル相手に完勝!PSGは初優勝まであと1勝</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="aAXMBCqW0os";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.08 12:30 Thu4
中村俊輔に憧れたティアニー、古巣セルティックの日本人について冨安健洋から情報収集「トミと話をして、一緒に試合を観るけど…」
アーセナルのスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが、自身の古巣であるセルティックの日本人選手について言及した。スコットランド『サン』が伝えた。 スコットランド生まれのティアニーはセルティックのアカデミー出身。2016年1月に18歳でファーストチームに昇格すると、左サイドバックのレギュラーとしてプレー。公式戦170試合で8ゴール37アシストを記録した。 2019年8月にアーセナルに加入すると、ケガなどに悩まされながらも公式戦110試合で5ゴール13アシストを記録。今シーズンは途中出場なども多いが公式戦23試合で1ゴール1アシストを記録している。 ティアニーは今でもセルティックのファンとして知られるが、そのセルティックは昨シーズンから一気に日本人選手が増加。FW古橋亨梧をはじめ、FW前田大然、MF旗手怜央、MF井手口陽介、DF小林友希、DF岩田智輝と6名が所属。また、アンジェ・ポステコグルー監督もJリーグからやってきたこともあり、日本に縁が強くなっている一方で、チームもリーグ制覇を成し遂げるなど大きく結果を残している。 アーセナルでは日本代表DF冨安健洋とチームメイトであるティアニーは、古巣の日本人選手についてコメント。冨安にそれぞれの選手について教えてもらっていると明かした。 「トミとはよく話をする。僕は日本から来た選手のことはよく知らなかったし、先月サインした2人も同じだ。僕はJリーグを観ていないから、トミに情報と選手としての考えを聞いたんだ」 「前田大然はカタールで開催されたワールドカップの日本代表でトミと一緒にいたね。トミは契約した全ての選手についてポジティブなことを言っていたし、それを聞いてとても嬉しいよ」 また、冨安についてもコメント。両サイドバックでプレーする冨安はライバルにもなるが、良い関係を築いているようだ。 「彼も本当に素晴らしい選手だし、素晴らしいチームメイトだ。とても良い仲間だ」 「僕はいつもトミと話をして、トレーニング場ではセルティックの試合があれば一緒によく観ている。僕は、彼をセルティックのファンにしようとしているんだ(笑)」 ティアニーと言えば、幼少期に当時セルティックでスター選手だった元日本代表MF中村俊輔からスパイクをもらったエピソードが有名。同じ左利きのキックの名手に憧れていたことは有名だが、中村が多くの日本人の憧れでもあると語った。 「おかしな話だけど、僕がセルティックで子供の頃に中村俊輔からスパイクをもらった古い映像をトミが見たらしい。彼はずっと前から気がついていたんだ」 「中村は子供の頃のトミのヒーローの1人だったけど、それは世界中の多くの日本人選手と同じだと思うよ」 <span class="paragraph-title">【動画】中村俊輔からスパイクを手渡され驚いて固まる幼い頃のティアニー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">A young Kieran Tierney beams after being handed boots by Celtic legend Shunsuke Nakamura <br><br>The look on his face ☺☺☺ <a href="https://t.co/HcB8hqFVE9">pic.twitter.com/HcB8hqFVE9</a></p>— Metro Sport (@Metro_Sport) <a href="https://twitter.com/Metro_Sport/status/1160512006736220160?ref_src=twsrc%5Etfw">August 11, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.01.26 19:35 Thu5