モウ「カンテは怪物」 チェルシー理想の中盤はカンテ×3!?
2019.03.06 15:00 Wed
ジョゼ・モウリーニョ氏が自身の古巣チェルシーに所属するフランス代表MFエンゴロ・カンテを絶賛した。イギリス『90min』が報じた。
カンテは2016年夏、レスター・シティからチェルシーに移籍。初年度から無尽蔵の運動量と鋭さ抜群のボールハント能力を武器に中盤の一角で不動の地位を築き上げており、現フットボール界においても世界最高の守備的MFとして呼び声高い。
ただ、そのカンテは今シーズンから就任したマウリツィオ・サッリ監督の下、本来の守備的MFでなく、インサイドハーフの一角が主戦場に。より攻撃的な役割が求められるポジションが故に、サッリ監督の起用法に賛否の声が挙がっている。
今シーズン途中までマンチェスター・ユナイテッドの監督を務めたモウリーニョ氏は、イギリス『beIN SPORTS』でそのカンテの起用法について言及。絶対にあり得ないが、「3人のカンテを中盤に置く」ことが最適解だと話した。
「もし相手の監督に『うちには4人のカンテがいる』と言われたら、私は4人のカンテのためにスペースを探さねばならなくなる」
「周りの人々が思っているように、彼がより守備的にプレーしたら、怪物的なボール奪取数を叩き出してくるだろう」
「彼は怪物だ。チェルシーの完璧なシナリオは3人のカンテを中盤に置くこと。そうなれば、アメージングだろうね」
カンテは2016年夏、レスター・シティからチェルシーに移籍。初年度から無尽蔵の運動量と鋭さ抜群のボールハント能力を武器に中盤の一角で不動の地位を築き上げており、現フットボール界においても世界最高の守備的MFとして呼び声高い。
ただ、そのカンテは今シーズンから就任したマウリツィオ・サッリ監督の下、本来の守備的MFでなく、インサイドハーフの一角が主戦場に。より攻撃的な役割が求められるポジションが故に、サッリ監督の起用法に賛否の声が挙がっている。
「もし相手の監督に『うちには4人のカンテがいる』と言われたら、私は4人のカンテのためにスペースを探さねばならなくなる」
「彼はとても優れていて、ボール奪取やインテンシティの面でも凄まじい。そんな彼なら、あらゆるポジションでプレーできると思う」
「周りの人々が思っているように、彼がより守備的にプレーしたら、怪物的なボール奪取数を叩き出してくるだろう」
「彼は怪物だ。チェルシーの完璧なシナリオは3人のカンテを中盤に置くこと。そうなれば、アメージングだろうね」
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