森保一監督、首位突破を懸けた第3戦でスタメン大幅変更を示唆「明日の試合はこれまでの2戦からは選手を多く代えて臨もうと思っている」《AFCアジアカップ2019》

2019.01.16 23:50 Wed
Getty Images
17日に行われるアジアカップ2019のグループステージ第3戦のウズベキスタン代表戦を前日に控えた日本代表の森保一監督と、MF青山敏弘が公式記者会見に出席した。

森保一監督は、これまでの2戦からを多くの選手を入れ代えてウズベキスタン戦に臨むと明言。また、ブレーメンのFW大迫勇也とガンバ大阪のGK東口順昭の起用については「まずしっかりケガを治してもらって、チームに合流してもらえればと思っている」とコメントした。
◆森保一監督(日本代表)
「明日のウズベキスタン戦はグループリーグ1位突破を懸けた戦いになる。我々は勝って1位でグループリーグを突破することを目指して、今日のトレーニングもやっていければと思っている」

──明日はグループ首位通過が懸かっているがプレッシャーはあるか、それとも自身が自信があるか
「プレッシャーか自信かということですが、我々はグループリーグを1位で突破して次のステージに向かうこと、そして最終的な目標である優勝に向かっていくことをチームとして考えて、この大会に臨んでいる。なので、勝ちたいというプレッシャーもあり、勝てるという自信も選手にはどちらも持って明日の試合に臨んでほしいと思っている」

──勝利して首位通過すれば決勝トーナメント1回戦でオーストラリアと対戦することを避けられるがどう考えているか
「1位突破がオーストラリアを避ける目的ではない。ラウンド16に上がってくるチームはどのチームも強い。我々は高い目標、大きな目標を持っているが、目の前の一戦に勝利することに最善を尽くす、試合でベストを尽くすということをこれまで同様にやっていきたい。オーストラリアは(グループリーグの)初戦で敗戦したが、やはり力のあるチームだと思っている」
──ここまでの2試合で交代枠を残したのは監督としての判断か、それともベンチにいる選手の問題か
「すべてにおいて私の判断だと思っている。力が足りなくて交代枠を使わないという選手はここに招集していない。試合に勝つためのそのときの最善の選択ということで決断してきた」

──オマーン戦後、すべての選手を使いたいと話していたが…
「“できれば”すべての選手を使いたいと話したと思うが、すべての選手を使いたいという思いで明日の試合には臨みたい。グループリーグ突破は決まっているが、勝つために戦うと思っている。これまで試合に出た選手だけでなく、サブの選手、試合に出場する機会のなかった選手もいい準備をしてくれた。明日は日本の総合力を見せられる試合だと思うし、総力戦でこの大会を戦っていく意味でも、できるだけ多くの選手にプレーしてもらいたいと思っている」

「選手もスタッフも高い目標を持ってアジアカップに臨んでいる。全員が自分の立ち位置でチームのために戦っている。それは日々のトレーニングから試合に向けてやっていこう、試合の中でもやっていこうと話している。それぞれがフォアザチームの精神を持って、特徴は個々で違うが、個々が持っているものを最大限チームに生かせるようにしようというのは、今日の練習の前にも伝えて戦いに臨みたい」

──これからチームのパフォーマンスをどう上げていくか
「アジアカップに臨むにあたって国内組、海外組とコンディションのバラつきがあったところを国内キャンプで、そしてUAEに来てからも調整してきた。1戦目、2戦目と選手個々のコンディションも上がってきたと思うし、チームとして戦うコンセプトのもと、意思統一の意味でも一戦一戦良くなってきていると思う」

「まだまだ攻守すべてにおいてクオリティーを上げていこう、高い理想を持ってやっていこうというのは選手にも求めているが、この2戦を通して積み上げてきたものと、さらにやっていかないといけないことを今日の練習から整理して、明日の試合でいい戦いができるようにしたい」

──優勝するためにどのチームがライバルになるか
「我々は優勝を目指して大会に臨んでいるということで、選手も認識してくれていると思うし、チームとしてそういう共通認識のもと大会に臨んでいる。しかしながら、チームとしてはロシアW杯から選手が入れ替わった部分もあり、成長しながら7試合戦っていこうということで選手にも話しているし、チームとしてもその考えを持っている。一戦一戦成長しながら結果を出すということで、我々はチャレンジャーとしてこの大会に臨み、高い目標に向かっていくことを、まずは考えないといけない。優勝争いの本命国と言われるのは光栄ですが、我々はチャレンジャーとしてやっていかないといけない。前回大会(の結果)も含め、今のチームづくりの中で成長していかないといけないことを考えて明日の試合にも臨みたい」

──別メニュー調整の続いている大迫と東口の回復状況は
「2人に関してはメディカルからこの大会中には復帰できると聞いている。それが早ければ私としてもチームとしてもうれしい話だし、2人にも早くケガを治して復帰したいという焦る気持ちもあると思うが、まずしっかりケガを治してもらって、チームに合流してもらえればと思っている。(復帰が)いつというのは、ケガの様子、回復を見て、早ければうれしいということで考えていきたい」

──明日の試合で何がポイントになるか、また日本はどこをさらに調整しなければならないか
「明日の試合はこれまでの2戦からは選手を多く代えて臨もうと思っている。チームのコンセプトとしては練習をやって、ミーティングでも各試合の振り返りをやって合わせているが、実際にピッチに立った選手同士が感覚的にお互いにフィーリングが合うかどうかが大切なので、今日の練習でもそこを合わせていきたい。明日の試合もスタートから100%うまくいくという考えより、試合中で対戦相手との状況も考えながらすり合わせていくことにトライしてもらえればと思っている。そこはチームの戦い方としてもポイントだし、明日の試合に勝利するためにも必要だと思う」
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日本代表の背番号11/六川亨の日本サッカー見聞録

アジアカップはカタール代表の初優勝で終わり、5度目の戴冠を期待された日本代表は残念ながら準優勝に終わった。準決勝のイラン代表戦では今大会でベストのパフォーマンスから3-0の快勝を収めただけに、後手に回った決勝戦での前半の戦いぶりが悔やまれる。 そのカタール戦、ハーフタイムに控えの選手がピッチでボールを蹴っていたが、乾貴士と遠藤航の姿がなかった。0-2とリードされていただけに、「後半から乾と遠藤の2枚替えか。遠藤がボランチに戻れば守備を立て直すことができるが、体調は大丈夫なのか?」と期待したものの、森保一監督は動かなかった。 最初の交代カードは後半16分、原口元気に代えて武藤嘉紀を起用した。すると19分と21分に武藤が立て続けにヘッドでゴールを狙ったものの、シュートはクロスバーを越え、同点のチャンスを逃してしまった。決めていれば2011年カタール大会決勝の李忠成のようなヒーローになれただけに、武藤にとっては悔いの残るシュートだっただろう。 ただ、最初の交代カードで武藤を抜擢したが、彼の武器であるスピードはスペースがあってこと生きるタイプだ。カタールは自陣のゴール前を固めてカウンター狙いだったため、ゴールをこじ開けるにはクロスに対しガムシャラに飛び込む北川航也の方が効果的ではなかったかと疑問が残る。 それまで5試合に起用し、サブ組のFWでは最長の出場時間だっただけに、なぜ最後までベンチに温存したのか。北川が森保監督の期待に応えることができなかったと言われればそれまでだし、結果論にすぎないという反論もあることは百も承知だ。 そして改めて思うのは、北川は運がないということ。それは北川だけに限らず、今回彼が背負った日本代表の「背番号11」はなぜか結果に恵まれないということだ。 北川の前に「背番号11」を背負っていた選手が誰かと聞かれても、即答できるファンは数少ないのではないだろうか。ロシアW杯での「背番号11」は宇佐美貴史だったが、ほとんど活躍できなかった。 その前は豊田陽平であり、その前はというと柿谷曜一朗、原口元気、ハーフナー・マイク、前田遼一、玉田圭司、播戸竜二、佐藤寿人、巻誠一郎、鈴木隆行、黒部光昭、松井大輔、鈴木隆行、中山雅史、三浦淳寛、呂比須ワグナー、小野伸二、三浦知良らが「背番号11」を背負ってきた。 彼らの中で記憶に残るゴールを決めた選手となると、2002年日韓W杯の初戦ベルギー代表戦(2-2)で同点ゴールを決め、W杯で初めて勝点1をもたらした鈴木くらいではないだろうか。あとは“キング・カズ”の存在感が圧倒的だった。 もともと「背番号11」は左ウイングに与えられるナンバーだったものの、ポジションが流動化した現代サッカーでは9番と10番と同様に攻撃的な選手、ストライカーに与えられる番号でもある。にもかかわらず、日本代表の歴代「11番」は、カズ以降ストライカーとしての輝きを放てていない。 果たして3月に再招集される森保ジャパンにおいて、誰が「背番号11」を受け継ぐのか。そしてゴールという結果を出すことができるのか。23人のメンバーとともに注目したいと思っている。<hr>【六川亨】1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた、博識ジャーナリストである。 2019.02.05 16:45 Tue
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