【超WS選定週間ベストイレブン/J1第31節】連覇への王手に導いた川崎Fの遂行者たち

2018.11.05 15:45 Mon
©超ワールドサッカー
▽明治安田生命J1リーグ第31節の9試合が10月31日から11月4日にかけて開催された。超WS編集部が今節の各試合で印象に残った選手の中からベストイレブンを紹介する。

◆寸評(所属/今シーズンの選出回数)
GK権田修一(サガン鳥栖/5回目)
▽早い時間帯に相手との接触で出血するも、これが守護神をより覚醒させた。前半終了間際と82分に右手一本で神セーブ。暫定だが、残留圏内浮上の立役者に。

DF奈良竜樹(川崎フロンターレ/初選出)
▽持ち前の対人の強さでオルンガに仕事をさせず。周囲へのケアも怠らず、MF谷口彰悟と共に完封。
DF宮澤裕樹(北海道コンサドーレ札幌/2回目)
▽本職ではないセンターバックで安定感抜群のプレー。ベテラン石原直樹にもしっかりと対応してみせた。

DFチャン・ヒョンス(FC東京/初選出)
▽MF東慶悟の右CKから頭で巧みに押し込み決勝弾。起こしてしまった騒動に対して、一つ結果で応えた。
MF伊野波雅彦(ヴィッセル神戸/初選出)
▽ベテランが久々の先発起用に応える躍動。献身的な守備で名古屋の攻撃の芽を摘み続けた。

MF今野泰幸(ガンバ大阪/3回目)
▽守備職人としての役割を遂行し、カウンターのきっかけにも。自身が復帰してリーグ7連勝。ツネ様にも「存在が安定感をもたらす」と言わしめた。

MF家長昭博(川崎フロンターレ/6回目)
▽圧巻の攻撃センスで存在感。先制点も技術が詰まった一撃だった。2戦連発。

MF登里享平(川崎フロンターレ/初選出)
▽攻守においてチームを助け、先制点と3点目の起点に。特に3点目の素早い出足からのFW知念慶への縦パスは秀逸だった。

MFルーカス・ポドルスキ(ヴィッセル神戸/3回目)
▽ゴールハンターとしての本領を発揮。ワールドクラスの2発でリージョ体制初白星をもたらした。

MF山田大記(ジュビロ磐田/初選出)
▽精力的に走り回り攻守に貢献。1点目と3点目は自身のCKから。0-2からの逆転劇のきっかけに

FWファン・ウィジョ(ガンバ大阪/5回目)
▽勝ち越し弾で驚異の5戦連続ゴール。ゴールへの姿勢、駆け引き、シュートセンス全てがパーフェクト。

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キャリア再出発の矢先に…豪代表MFフルスティッチの足首に悪質タックル、涙の負傷退場

キャリア回復の目処がようやく立ったばかりだったオーストラリア代表MFアルディン・フルスティッチに、悲劇が襲った。豪『news.com.au』が伝えている。 フルスティッチ、この名前に聞き覚えがある人も多いはず。そう、埼玉スタジアム2002にて行われた2021年秋のカタールW杯最終予選で、GK権田修一がゴールを守る日本代表相手に直接FKを叩き込んだ、オーストラリア代表の背番号「10」だ。 のちの本大会も4試合中3試合でプレーするなど、一時期は豪代表の中心だったフルスティッチ。しかし、2020〜22年に所属のフランクフルトでベンチ生活、昨季加入のエラス・ヴェローナではベンチ外生活。カタールW杯を最後に、その名前は豪代表のメンバーリストから消えていた。 それでも、今年2月にヘラクレス・アルメロへ移籍し、昨年1月以来なんと1年1カ月ぶりにクラブキャリアでの公式戦出場に。調子も悪くなく、これにより、今回晴れてカタールW杯以来1年3カ月ぶりとなる豪代表復帰を果たしたのだ。 そんな、称えるべきカムバックを果たし「おかえり」と言わんばかりに再び背番号「10」を与えられたフルスティッチに悲劇が。 今回の2026北中米W杯アジア2次予選、レバノン代表との2連戦…21日に途中出場していたフルスティッチは、26日のリターンマッチで先発出場。48分に3-0とするゴールをアシストした。 しかしリスタート直後、レバノンMFアリ・トネイヒの悪質タックルが足首を直撃し、結局フルスティッチは涙ぐみながら負傷退場ということに。試合は豪代表が5-0勝利で最終予選進出決定も、チームには悲痛な雰囲気が残っている。 フルスティッチのアシストでゴールを決めたMFクレイグ・グッドウィンは「相手がわざとやったとは決して思わない。けど、あんなので選手が離脱することになるのが無念だ」と語る。 グラハム・アーノルド監督は、主審がトネイヒにイエローカードの提示にとどめたことをどうしても納得できず。「VARがあれば一発アウトだ。酷いタックルだ」と勝利の笑みを見せなかった。 指揮官いわく、幸いにもフルスティッチは「ロッカールームで“よろよろ”とではあるが、自分の足で歩けていた」と言い、これから所属クラブに戻って精密検査を受けるとのこと。 キャリア回復の目処がようやく立ったばかりだったフルスティッチ。いずれまた日本代表の好敵手となる存在だが、今回のケガが深刻なものではないことを願いたい。 2024.03.27 21:30 Wed

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