【J1ピックアッププレビュー】5連勝目指す長崎が首位・広島に挑む“ピース”ダービー《長崎vs広島》

2018.04.28 10:45 Sat
©超ワールドサッカー
▽28日、明治安田生命J1リーグ第11節が開催される。トランスコスモススタジアムでは、V・ファーレン長崎vsサンフレッチェ広島が行われる。
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◆関係深い両者
▽長崎と広島。日本人ならば、両県の共通項はお分かりだろう。共に第2次世界大戦で原子爆弾投下の被害を受けた場所。平和の象徴としても知られる場所だ。▽さらには長崎の指揮官である高木琢也監督は広島のレジェンドでもある。“アジアの大砲"として知られた高木監督は、現役時代に広島でプレーした。古巣との対戦に燃えないはずはない。
◆勢いを本物に〜V・ファーレン長崎〜
▽クラブ史上初のJ1昇格、予想された通り開幕から厳しい戦いが続いた。しかし、第7節の清水エスパルス戦で初勝利を挙げると、そこから一気に4連勝。勢いに乗った。

▽昨シーズン終盤を彷彿とさせる勢いを感じる長崎だが、決して運だけで4連勝したわけではない。堅く組織化された守備、少ないチャンスをゴールに繋げる勝負強さは健在。勢いを本物にしつつある。
▽首位を走る広島に挑む今節は真価を問われる試合になるだろう。チームとして戦うことができるのか、ハードワークできるのか。5連勝を目指して挑む。

◆上手くリスタートできるか〜サンフレッチェ広島〜
▽8勝1分け、失点2と圧倒的な成績で首位を独走していた広島だが、2位のFC東京を相手にした前節は完敗。不安の残る今季リーグ戦初黒星となった。

▽ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)が好調を維持していたとはいうものの、1試合3失点の守備陣としては反省材料が残った。また、長谷川健太監督率いるFC東京の戦い方にも苦慮したはずだ。

▽今節の相手である長崎もしっかりと守備を構築してカウンターを仕掛けるスタイル。また、セットプレーも得意としている。前節の反省を生かし、連敗を避けて新たな波を作りたい。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆V・ファーレン長崎[3-4-1-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:徳重健太
DF:徳永悠平、高杉亮太、田上大地
MF:飯尾竜太朗、中原彰吾、黒木聖仁、翁長聖
MF:澤田崇
FW:ファンマ、中村慶太
監督:高木琢也

▽再び連勝街道に入りたいFC東京は、前節の清水エスパルス戦と同じメンバーをピッチに送り出すと予想。結果を残しているFWディエゴ・オリヴェイラ、FW永井謙佑の2トップをはじめ、好調を維持する選手たちを継続して起用するだろう。

◆サンフレッチェ広島[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:林卓人
DF:和田拓也、野上結貴、水本裕貴、佐々木翔
MF:柴崎晃誠、青山敏弘、稻垣祥、柏好文
FW:パトリック、渡大生
監督:城福浩

▽無敗で首位をひた走る広島は若干のメンバー変更か。前節は途中出場となったMF吉野恭平、MF川辺駿、FWティーラシンが先発と予想。FW渡大生、MF稻垣祥、MF柴崎晃誠に代わっての出場となるだろう。好調FWパトリックは引き続き先発。ターンオーバーを最小限にし、首位独走を目指す。

【注目選手】
◆MF中原彰吾(V・ファーレン長崎)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽長崎の注目選手は、北海道コンサドーレ札幌から期限付き移籍中の中原彰吾だ。中盤の底で攻守にわたって躍動。黒木聖仁との関係も良く、長崎の屋台骨の1人だ。セットプレーでも正確なキックを見せゴールに繋げている。長崎の連勝を支える若武者に期待だ。

◆MF稲垣祥(サンフレッチェ広島)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽広島の注目選手は、稲垣祥だ。ダブルボランチの一角として青山敏弘と共にチームに安定感をもたらせている。また、前節は途中出場ながら、すぐさまゴール。ヴァンフォーレ甲府時代に見せていた攻撃での違いも出せている。苦しんだ1年目から、飛躍の2年目へ。流れを引き戻すには稲垣の活躍が必要だ。

◆“ピース"ダービー
▽勢いに“乗っている"長崎と勢いを“止められた"広島の一戦。状況は異なるが、両者にとって大事な一戦になることは間違いない。

▽5連勝を目指す長崎は、厳しい連戦でありながら、やはりハードワークが求められる。結果が出ているだけに、選手たちの精神的には身体は重くないかもしれないが、疲労は蓄積しているはず。そのメンタルを保つためにも、勝ち続けたい所だ。上手くターンオーバーさせられるか、指揮官の手腕にも期待だ。

▽連敗を避けたい広島も同様だ。チームプレー、ハードワークと城福浩監督が掲げるサッカーにとっては、この連戦は厳しいものとなる。一度止まってしまった流れを引き戻すことができるか。似たタイプの相手が続くだけに、連敗となれば大きなダメージにもなりかねない。個の能力で上回るアドバンテージを活かしたい。

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1人退場もドロー持ち込みの岡山が首位堅持! 2位・清水が首位浮上のチャンス活かせず、熊本FW神代慶人はJ2最年少得点記録更新【明治安田J2第7節】

30日、明治安田J2リーグ第7節の10試合が各地で行われた。 ここまで5勝1分けで首位を走るファジアーノ岡山は、中位につける大分トリニータと敵地で対戦。前半、岡山はセットプレーからいくつかチャンス作るが、ネットを揺らすには至らず、0-0でハーフタイムを迎える。 後半に入ると51分にアクシデント。大分の渡邉新太がカウンターから決定機を迎えると、岡山の柳貴博が後ろから倒す形で決定機を阻止。残りの40分以上を10人で戦うこととなった岡山だが、なんとかゴールを守り抜きゴールレスドローで終え、開幕からの無敗を継続している。 勝ち点差「1」で岡山を追う清水エスパルスは、モンテディオ山形とのアウェイゲーム。先手を取ったのは34分の山形。ボックス手前でボールを持った氣田亮真が、キックフェイントから右足でゴール右隅に決めて先制点を奪う。 ホームチーム1点リードのまま終盤を迎えると、88分には高橋潤哉が頭で押し込んで追加点。山形が2-0で勝利し、敗れた清水は首位浮上のチャンスを活かせなかった。 その他、勝ち点「11」同士の上位対決となった横浜FCvsベガルタ仙台は、中山仁斗、相良竜之介のゴールで仙台が逆転勝利。同勝ち点のV・ファーレン長崎は90分に追いつかれてドロー決着となった。唯一未勝利だったザスパ群馬は、徳島ヴォルティスとの下位対決を制し、今シーズン初白星を手にしている。 なお、1-0でジェフユナイテッド千葉に勝利したロアッソ熊本は、PKから決勝点をあげた神代慶人がJ2リーグ最年少得点記録を更新。2020年にレノファ山口FCの河野孝汰が樹立した16歳11カ月17日を、16歳5カ月5日に塗り替えている。 ◆明治安田J2リーグ第7節 ▽3/30(土) ヴァンフォーレ甲府 0-2 レノファ山口FC 横浜FC 1-2 ベガルタ仙台 水戸ホーリーホック 0-0 鹿児島ユナイテッドFC モンテディオ山形 2-0 清水エスパルス ブラウブリッツ秋田 1-0 いわきFC 大分トリニータ 0-0 ファジアーノ岡山 徳島ヴォルティス 0-1 ザスパ群馬 ロアッソ熊本 1-0 ジェフユナイテッド千葉 愛媛FC 3-0 藤枝MYFC 栃木SC 1-1 V・ファーレン長崎 <span class="paragraph-title">【動画】16歳ながら堂々と沈めた神代慶人のPK</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">【3/30千葉戦】<br>本日のホームゲームは1-0勝利‼️<br>後半41分の <a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%A5%9E%E4%BB%A3%E6%85%B6%E4%BA%BA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#神代慶人</a> 選手のPKでのゴールは、J2リーグ戦最年少得点記録(16歳5ヶ月5日)を更新しました⚽️<a href="https://t.co/10H8Xs9wT9">https://t.co/10H8Xs9wT9</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%BD%E7%86%8A%E6%9C%AC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ロアッソ熊本</a> <a href="https://t.co/EE2vHZ9CL4">pic.twitter.com/EE2vHZ9CL4</a></p>&mdash; ロアッソ熊本(official) (@roassoofficial) <a href="https://twitter.com/roassoofficial/status/1774025344380805564?ref_src=twsrc%5Etfw">March 30, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.30 20:31 Sat

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