乾&柴崎共にベンチ入りも出場機会なしで日本人対決ならず…競り勝ったヘタフェが3連勝達成!《リーガエスパニョーラ》
2018.04.21 22:12 Sat
▽リーガエスパニョーラ第34節、エイバルvsヘタフェが21日にエスタディオ・ムニシパル・デ・イプルーアで行われ、アウェイのヘタフェが1-0で勝利した。なお、エイバルのMF乾貴士とヘタフェのMF柴崎岳は、共にベンチ入りも出場機会はなかった。
▽11位エイバル(勝ち点43)と8位ヘタフェ(勝ち点45)による中位対決にして、乾と柴崎の史上初となる日本人対決が期待された一戦。前節、4試合無得点中のエスパニョールとの不調対決を1-0で制したエイバルは待望の7試合ぶりの勝利を手にした。連勝を目指す今節は先発4人を変更。キケ・ガルシアが最前線に入った一方、前節体調不良の影響で遠征メンバー外となり、連続試合出場が24試合でストップした乾はベンチスタートとなった。
▽一方、柴崎が2試合連続出場機会なしに終わったヘタフェは前々節でエスパニョール、前節は4位バレンシア相手に競り勝って2連勝。3連勝を目指す今節に向けては先発3人を変更。前節2ゴールも負傷のレミと出場停止のモリーナの不在でアマトとアンヘルが2トップに入り、マティアス・オリベイラが左サイドハーフで今季初先発を飾った。柴崎は引き続きベンチスタートとなった。
▽堅守速攻を志向する両チームの一戦は立ち上がりから堅い試合展開に。互いに中盤での潰し合いが目立ち、なかなか決定機を作れない。
▽それでも、勢いで勝るアウェイのヘタフェがワンチャンスを生かして先制に成功する。23分、右サイドのファイルが精度の高いクロスを入れると、ファーサイドに走り込んでいたマティアス・オリベイラが頭でファーポストに流し込み、今季初出場で初ゴールと見事に指揮官の起用に応えた。
▽結局、ヘタフェの1点リードで折り返した試合は後半も拮抗した展開に。ビハインドを追うエイバルはハーフタイム明けにキケ・ガルシアを下げてシャルレスを投入。一方、ヘタフェは立ち上がりの50分にアクシデント。裏へのボールに反応したアンヘルがGKドミトロビッチと交錯した際に相手の肘を顔面にもらってしまう。この接触で脳震とうを起こしたアンヘルの状況にすぐに気が付いたドミトロビッチがキーパーグローブを外して気道確保を行う場面もあったが、アンヘルは無事にプレーに復帰した。
▽その後も前半同様のクローズな試合展開が続く中、両チームのベンチは選手交代で流れを変えにかかる。エイバルはホルダン、アレホと75分までに交代枠を使い切るも乾に出番は訪れず。対して逃げ切りを図るヘタフェはバッリ、モリネーロ、アントゥネスと守備的な選手を続けて投入し、乾同様に柴崎にも出場機会は訪れなかった。
▽そして、前半以上にゴールチャンスの少ない一戦はこのままタイムアップ。史上初の日本人対決はまたしてもならずも、競り勝ったヘタフェが3連勝でEL出場権獲得に望みをつないだ。
▽11位エイバル(勝ち点43)と8位ヘタフェ(勝ち点45)による中位対決にして、乾と柴崎の史上初となる日本人対決が期待された一戦。前節、4試合無得点中のエスパニョールとの不調対決を1-0で制したエイバルは待望の7試合ぶりの勝利を手にした。連勝を目指す今節は先発4人を変更。キケ・ガルシアが最前線に入った一方、前節体調不良の影響で遠征メンバー外となり、連続試合出場が24試合でストップした乾はベンチスタートとなった。
▽一方、柴崎が2試合連続出場機会なしに終わったヘタフェは前々節でエスパニョール、前節は4位バレンシア相手に競り勝って2連勝。3連勝を目指す今節に向けては先発3人を変更。前節2ゴールも負傷のレミと出場停止のモリーナの不在でアマトとアンヘルが2トップに入り、マティアス・オリベイラが左サイドハーフで今季初先発を飾った。柴崎は引き続きベンチスタートとなった。
▽それでも、勢いで勝るアウェイのヘタフェがワンチャンスを生かして先制に成功する。23分、右サイドのファイルが精度の高いクロスを入れると、ファーサイドに走り込んでいたマティアス・オリベイラが頭でファーポストに流し込み、今季初出場で初ゴールと見事に指揮官の起用に応えた。
▽一方、先制点を許したエイバルも35分に決定機。ボックス手前右でパスを受けたペドロ・レオンが強烈な左足のシュートを枠に飛ばすが、これはGKグアイタのビッグセーブに阻まれた。
▽結局、ヘタフェの1点リードで折り返した試合は後半も拮抗した展開に。ビハインドを追うエイバルはハーフタイム明けにキケ・ガルシアを下げてシャルレスを投入。一方、ヘタフェは立ち上がりの50分にアクシデント。裏へのボールに反応したアンヘルがGKドミトロビッチと交錯した際に相手の肘を顔面にもらってしまう。この接触で脳震とうを起こしたアンヘルの状況にすぐに気が付いたドミトロビッチがキーパーグローブを外して気道確保を行う場面もあったが、アンヘルは無事にプレーに復帰した。
▽その後も前半同様のクローズな試合展開が続く中、両チームのベンチは選手交代で流れを変えにかかる。エイバルはホルダン、アレホと75分までに交代枠を使い切るも乾に出番は訪れず。対して逃げ切りを図るヘタフェはバッリ、モリネーロ、アントゥネスと守備的な選手を続けて投入し、乾同様に柴崎にも出場機会は訪れなかった。
▽そして、前半以上にゴールチャンスの少ない一戦はこのままタイムアップ。史上初の日本人対決はまたしてもならずも、競り勝ったヘタフェが3連勝でEL出場権獲得に望みをつないだ。
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