アッレグリ、ディバラのアトレティコ行きの噂を意に介さず 「シメオネが食事を奢ってあげたことを願っている」

▽ユベントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、アトレティコ・マドリー移籍が噂されるアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラに関して何の心配もないようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

▽今月のアルゼンチン代表メンバー入りを逃したディバラは、この中断期間を利用してマドリッドへ。レアル・マドリー加入の噂も取り沙汰される中、アトレティコの指揮を執る同郷のディエゴ・シメオネ監督と現地で会食。その際に来季加入で合意に至ったとの報道がなされていた。

▽31日に古巣ミランとのセリエA第30節を控えるアッレグリ監督は公式会見の場でディバラの去就に関する質問を受けると、ジョークを交えながら移籍の可能性を否定している。
「ディバラのアトレティコ行きの可能性? 個人的にはシメオネが彼に食事代を奢ってあげたことを願っているよ。彼はシーズンの終わりに向けてモチベーションを高めていく必要がある。ただ、私は彼がロシアで輝くスターの1人になると思っている」

▽また、ディバラと同様に来夏の去就に注目が集まるアッレグリ監督だが、「何度も言っているが、私はここで幸せだ。そして、2020年まで残っている契約をここで全うしたいと思っている」と、ユベントス残留の意向を表明している。▽さらに、前人未到のセリエA7連覇に向けて重要となる自身の古巣ミラン戦に向けては、昨夏ミラノへ旅立った教え子のDFレオナルド・ボヌッチと、ミラン時代の教え子で現ミラン指揮官のジェンナーロ・ガットゥーゾ監督についても言及している。

「ボヌッチにとっては特別な夜になるだろう。彼はユベントスファンにとって常に心の中に残る特別な存在だ」

「彼のミラン行きに関しては予期していなかった。そして、今度は敵として我々と対峙する。彼はユベントスに多くを与えてくれた一方、これからは脅威を与える存在だ」

「ガットゥーゾは称賛に値するね。彼の就任時には幾つかの懐疑論があったが、彼は見事にキャラクターを与えて、自身のスタイルを落とし込むと共に結果を手にしている」

「私はミラン時代、彼に引退を薦めると共に自分のコーチングスタッフに入るよう伝えていたんだ。しかし、彼はそのときに申し出を受け入れてくれず、その数カ月後に自らの判断で引退した」