粘着気質のコップは要注意? ケインへの侮辱発言で出禁のリバプールサポが周囲のサポへ警鐘

▽先日に相手選手への侮辱的な発言で今季終了までのアンフィールド入場禁止処分を科されたリバプールのシーズンチケットホルダーの男性が、周囲のサポーターに向けて警鐘を鳴らしている。イギリス『ミラー』が伝えている。▽今回の記事の主役となったのが、親子3代に渡って熱狂的なコップ(リバプールファン)のトム・クロス氏(26)だ。▽クロス氏は、先日に自身の公式『ツイッター』を通じて、自身の身に起きたハプニングを紹介すると共に、同じリバプールを愛するサポーターへの警鐘を鳴らした。
▽クロス氏は試合終盤に与えられた2つのPKが物議を醸したプレミアリーグ第26節のトッテナム戦をアンフィールドで観戦。試合終了間際にトッテナムFWハリー・ケインが同点となるPKを決めた際には、同選手に向けて「恐るべきc***」という侮辱的な言葉を叫んだ。

▽その後、中継映像か周囲の警備員やサポーターからの通報なのか、クロス氏の侮辱発言がクラブの運営側に伝わると、同氏と父親はそれから2週間後にアンフィールドで行われたウェストハム戦で、父親と共に自身の割り当てられた席に到着した際、2人のスチュワードと4人の警官によって拘束されたという。▽そして、クロス氏とその父親はその後の調査の結果、前述の侮辱発言が下で今季アンフィールドで行われる残り試合すべての入場を禁止されることになった。

▽20年以上に渡るシーズンチケットホルダーとして厳しい処分を科されたクロス氏は、今後自身と同じ境遇の人が出ないよう、自身の『ツイッター』を通じて、対戦相手の選手に対していかなる侮辱的な発言も発するべきではないと警鐘を鳴らしている。

「僕はアンフィールドの20年来のシーズンチケットホルダーだ。子供の頃から祖父と父親と共にずっと通っていた。それは僕にとって人生の一部であり、父と子の絆なんだ」

「僕はこの20年で初めて相手選手に汚い言葉を叫んだ。ハリー・ケインに対して『恐るべきc***』とね」

「僕は自分の間違いを理解し、今回直面した処分を受け入れる。ただ、今回の出来事はすべての情熱的なリバプールファンへの警鐘でもあると思っている」

「一時の感情で間違ったことを口にすれば、それは罰として自分に返ってくる」

「僕はそのことをいま痛感している」

▽先日にはトッテナムMFデレ・アリのセックステープ流出に関してリバプールファンがねつ造に関わったとの報道が出るなど、行き過ぎたサポーターによる問題行動が伝えられている。やはり、対戦相手へのリスペクトの精神を含めひとつの出来事に固執過ぎる粘着気質のサポーターは、今回のクロス氏の警鐘を受け入れ、まずは愛するクラブのサポートに集中すべきだろう。