「心配するなライアン」とエール…ポチェッティーノが頭蓋骨骨折で現役引退のメイソンとの出会いを回想
2018.02.14 21:30 Wed
▽トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、26歳にして現役引退を余儀なくされた元教え子のライアン・メイソンについて語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じた。
「私は、彼を見つけた最初の日をとてもよく覚えている。ジムで座っており、頭を下げ、そして悲しそうだった」
「私はヘスス・ペレス(アシスタントコーチ)に、『彼は誰だ?』と尋ねたんだ。そしてヘススは言った。『ライアン・メイソンだ。5シーズン常にローンされていた。ケガが多かったので、プレーしていない』とね」
「我々がシアトル・サウンダーズと対戦した最初の試合、彼は全てを理解した。数回の戦術的なトレーニングしかしていなかったが、彼は素早く、全てを理解した。動き方やタイミング、そしてコンセプトをだ。おそらく、他の選手は1シーズン全てかかったと思う。そして私は、『我々にはとても素晴らしい選手が居る』と話したんだ」
「常に彼はそうであり、私にとって特別な選手だ。なぜなら、我々がトッテナムに来てから、全てのプロセスにおいて、少しの変化を表現していたからだ」
「彼はとても成功した選手であったと確信しているし、フットボールで成功した人間でもある。そして、彼がやろうとしている事全てがそうだろう。とても悲しいニュースだ。ただ、彼にとっての大きな未来が開けていることでもある。彼は26歳だ。しかし、素晴らしい人物であり、素晴らしいフットボール脳がある」
「もちろん、彼を助けるためのドアは開いている。私自身も、コーチングスタッフもクラブもだ。我々は彼と、彼の家族のことを愛している。ここ数日、彼はトレーニンググラウンドに居た。コーチングスタッフやアカデミーのジョン・マクダーモット監督とも多くの話をしていた」
「心配するなライアン。君はピッチの外でもフットボールで成功できる人物だ。それは疑いの無いことだよ」
▽トッテナムの下部組織出身のメイソンは2008年にトップチームデビュー。以降はヨービル・タウン、ドンカスター・ローヴァーズ、ミルウォール、ロリアン、スウィンドン・タウンと様々なクラブへの武者修行を経験。その後、2014-15シーズンにポチェッティーノ監督が指揮官に就任すると、トップチームで中盤のレギュラーに定着。イングランド代表キャップも刻んでいた。
▽高い戦術眼とサッカーへの理解度を評価するポチェッティーノ監督。古巣であるトッテナムでメイソンが、ピッチサイドに立つ日もそう遠くないかもしれない。
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▽メイソンは13日、頭蓋骨骨折からの復帰を目指してリハビリを続けていたものの、ドクターストップがかかり現役を引退することを発表していた。▽ポチェッティーノ監督は、自身がトッテナムの監督に就任した際に、メイソンに出会ったことを回想。選手として、1人の人間として高く評価していることを明かし、クラブとしてメイソンを受け入れる扉が開いていると語った。「私はヘスス・ペレス(アシスタントコーチ)に、『彼は誰だ?』と尋ねたんだ。そしてヘススは言った。『ライアン・メイソンだ。5シーズン常にローンされていた。ケガが多かったので、プレーしていない』とね」
「当初は、メイソンにとってトレーニングセッションに対応することは難しかっただろう。ただ、その後アメリカに渡り、空港で彼と会い、30分の間、我々は共有した。そして、その後にヘススに言ったんだ。『私はライアンを愛している』とね。彼が上手くプレーできるかどうかに関係なく、私は人としてメイソンを愛していた」
「我々がシアトル・サウンダーズと対戦した最初の試合、彼は全てを理解した。数回の戦術的なトレーニングしかしていなかったが、彼は素早く、全てを理解した。動き方やタイミング、そしてコンセプトをだ。おそらく、他の選手は1シーズン全てかかったと思う。そして私は、『我々にはとても素晴らしい選手が居る』と話したんだ」
「常に彼はそうであり、私にとって特別な選手だ。なぜなら、我々がトッテナムに来てから、全てのプロセスにおいて、少しの変化を表現していたからだ」
「彼はとても成功した選手であったと確信しているし、フットボールで成功した人間でもある。そして、彼がやろうとしている事全てがそうだろう。とても悲しいニュースだ。ただ、彼にとっての大きな未来が開けていることでもある。彼は26歳だ。しかし、素晴らしい人物であり、素晴らしいフットボール脳がある」
「もちろん、彼を助けるためのドアは開いている。私自身も、コーチングスタッフもクラブもだ。我々は彼と、彼の家族のことを愛している。ここ数日、彼はトレーニンググラウンドに居た。コーチングスタッフやアカデミーのジョン・マクダーモット監督とも多くの話をしていた」
「心配するなライアン。君はピッチの外でもフットボールで成功できる人物だ。それは疑いの無いことだよ」
▽トッテナムの下部組織出身のメイソンは2008年にトップチームデビュー。以降はヨービル・タウン、ドンカスター・ローヴァーズ、ミルウォール、ロリアン、スウィンドン・タウンと様々なクラブへの武者修行を経験。その後、2014-15シーズンにポチェッティーノ監督が指揮官に就任すると、トップチームで中盤のレギュラーに定着。イングランド代表キャップも刻んでいた。
▽高い戦術眼とサッカーへの理解度を評価するポチェッティーノ監督。古巣であるトッテナムでメイソンが、ピッチサイドに立つ日もそう遠くないかもしれない。
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「ここに居ることが奇跡」頭蓋骨骨折から奇跡の復帰を遂げたヒメネスが回想、同様の事故に遭ったレジェンドの支えも明かす
頭蓋骨骨折から復帰したウォルバーハンプトンのメキシコ代表FWラウール・ヒメネスが、当時を振り返った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 メキシコ代表のエースとしてプレーし、ウォルバーハンプトンでもストライカーとして活躍していたヒメネス。しかし、2020年11月に悲劇が襲う。 アーセナルとの一戦に出場していたヒメネスだったが、空中戦の競り合いでアーセナルの元ブラジル代表DFダビド・ルイスと激突。頭部同士の衝突となったなか、ヒメネスは頭蓋骨を骨折する重傷。外傷性脳損傷とも診断され、当初は引退も囁かれたが、2021年2月にトレーニングに復帰。今シーズンの開幕戦であるレスター・シティ戦にも先発フル出場を果たしていた。 奇跡的な復帰を遂げたヒメネスはメディアに向けて当時のことを振り返った。 「最初の瞬間から、外科医とドクターは僕に何が起きたのか、そしてリスクを教えてくれた」 「ところどころ聞きたいものではなかったけど、それが彼らの仕事だ。彼らは僕がここに居ることが奇跡だと言っていた」 「骨が折れ、脳内に少し出血があった。そのため、手術を迅速に行う必要があり、ドクターの仕事は本当に素晴らしかった」 「最初から彼らは僕を親身にサポートしてくれた。頭蓋骨骨折は、僕たち全員が治癒すると予想していたよりも長くかかった。僕がここに居るのは本当に奇跡なんだ」 2月にトレーニングに戻ったヒメネスは、2020-21シーズンはその後の出場はなし。プレシーズンが始まった7月に完全にトレーニングに合流し、親善試合でゴールも記録した。 そのヒメネスだが、試合のために特別に作られたヘッドギアを着用している。このヘッドギアはキャリアを終えるまでつけ続けることになるもの。 「足首のケガやヒザのケガのようなものだといつも思っていた。回復した後、好きなことをやり直すつもりだよ」 「自分のキャリアを終えたり、選手を辞めたりすることを考えたことはなかった。その可能性はあったけど、僕はいつだって戻ってくると確信していたんだ」 プレミアリーグではヒメネスと同様に頭蓋骨を骨折した選手がいる。最も記憶にあるものはチェルシーの元チェコ代表GKペトル・チェフだろうか。2006年にボールを滑りながらキャッチに行ったところ、相手のヒザが側頭部に入り、頭蓋骨を陥没骨折。緊急の手術を行い見事に復帰。その後はトレードマークともなったが、ヘッドギアを引退まで着用し続けた。 昨シーズンはジョゼ・モウリーニョ監督の解任後にトッテナムで暫定監督を務めていたライアン・メイソンも頭蓋骨を骨折している。2017年1月、ハル・シティ在籍時にチェルシー戦で頭蓋骨を骨折。その後復帰はしたものの、プレーすることなく2018年2月に引退している。 また、最近では2018年8月にマイケル・キーンが頭蓋骨を骨折している。激しいプレーを提供してくれる一方で、危険とは隣り合わせだ。 ヒメネスはチェフと連絡を取り合っていると明かし、同じケガを負った者同士、わかり合うことが多いという。 「僕はペトルと連絡を取り合っている。彼は僕が必要な時にメッセージを送ってくれる」 「かつてチームがロンドンに行った時、彼はドクターと一緒にホテルに来て、ヘルメットの1つを持ってきたんだ。僕たちが同じようなことができるかを確認しにきてくれた。彼らは僕を知らなくても助けてくれる」 ヘッドギアに関しても改良を加えているヒメネス。しかし、やはり着けないでプレーしたいという考えはあるようだ。 「もし僕が使えるかを選べたら、使わないね。普通にプレーをする」 「でも、ドクターは僕にとってより危険になる可能性を防ぐため、保護のためだと僕に言った」 「ヘッドギアなしでプレーするのは良い気分だけど、僕はドクターらの許可がなければならないことを知っている。彼らは僕が使用することが最善であると言う」 ウォルバーハンプトンは、22日に行われるプレミアリーグ第2節をホームのモリニュー・スタジアムで戦う。スタンドにファンが戻って始まっているリーグ。久々に声援を聞いてプレーすることが可能だ。 さらに、相手はトッテナム。昨シーズンまでチームを率いた、ヌーノ・エスピリト・サント監督が率い、退任後初めて戻ってくるとあり、大きな盛り上がりを見せることだろう。 ヒメネスはプレーを楽しみたいとし、ファンの前で良いパフォーマンスを見せたいと意気込んだ。 「僕は本当に気分が良いよ。9カ月近くいなかったから、改めて選手になったような気がする」 「今、僕はチームと一緒にトレーニングをし、プレシーズン全体を過ごしてきた。復帰して、シーズンを再開するのはふさわしい瞬間だった」 「ファンが僕の名前を呼ぶ瞬間を待ちわびている。ケガをする前は、僕は良いプレーをしていた。チームは本当に良いプレーをして、ピッチ上で良いパフォーマンスだった」 「僕たちは家族のような者だよ。チームに相応しい場所に戻ることが目標だ」 <span class="paragraph-title">【動画】一時は本当に危険だったヒメネス激突の試合(0:30~)</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="kEYqLpByx5w";</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2021.08.18 21:45 Wed2
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「見るからに壊滅的」就任4試合で監督解任、トッテナム会長が改めてニューカッスル戦惨敗に言及「全くもって受け入れ難いもの」
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