U-21日本代表の森保一監督と対談したシャビ・アロンソ氏、クリエイティビティなプレーには「勇気が必要」
2018.01.31 21:35 Wed
▽レアル・ソシエダやリバプール、レアル・マドリー、バイエルンでプレーし、スペイン代表として2010年のロシア・ワールドカップを制したシャビ・アロンソ氏が30日、都内でトークイベントを実施。東京オリンピックに臨むU-21日本代表を率いる森保一監督と対談した。
▽今回の来日は、アディダスフットボールが、ロシア・ワールドカップを控える日本のフットボールにおけるクリエイティビティ強化のため、シャビ・アロンソを招へいした。
▽サンフレッチェ広島の監督としてJ1リーグを3度制し、2017年10月に東京五輪代表監督に就任した森保監督は、現役でプレーしていたときと比べて指導者との違いを聞かれ「自分がプレーするのか、選手にプレーしてもらうのかという違いはありますが、まずは小さい頃からサッカー選手になることが目標であり夢であってやってきました。指導者は人に伝えるのが大変だなというのを感じています」とコメント。1月にはAFC U-23選手権中国 2018で、ベスト8という結果に終わったチームを率いる難しさを語った。
▽シャビ・アロンソ氏は、選手時代と指導者時代の差について「森保監督の話と重なるところはありますが、選手のときは自分の事を考えて、自分のベストを尽くすこと、そのあとにチームのことを考えていました。指導者になると、全員のことを考えなくてはいけません。自分のアイデアをどういう風に上手く理解度を高めて伝えるというチャレンジもあります。監督の方が大変だと思います」とコメント。また、今後のキャリアについては「現役をやめてからあまり時間が経っていなく、指導者になってからも数カ月しか経っていません。あまり偉そうなことは言えませんが、自分が大好きなサッカーに関わっていきたいという気持ちはあります」とコメント。「現役は終わったので、指導者としてです。そのためには、自分のサッカー観をみんなに上手く伝えるかというチャレンジがあります。それが上手く行けば、なんらかの形で監督としてやっていきたいと思います。責任は相当大きいので、プレッシャーもあります」と指導者の道に進む希望があると明かした。
▽また、2006-07シーズンのニューカッスル戦で決めた超ロングシュートについて「あのプレーはクリエイティブなプレーでしたが、どちらかというと勇気が必要なプレーだったと思います」と振り返り、「あのチャレンジは何度も失敗していますが、あの日はたまたま上手くいきました。リスクや失敗するかもしれないという恐れがあってはいけないと思います」と、失敗を恐れない結果が、伝説に残るプレーを生み出すとの見解を示した。
▽また、「パズルを組み立てることに例えますが、良いピースばかりだとパズルが組み立たないことがありまう。ベストな選手だけにこだわらず、なぜこういった組み立てなのかを言葉で言わなくても選手たちが感じられれば成り立つと思います」と語り、奥深い解答で会場に集まっていたファンを唸らせていた。
▽森保監督は続いて「育成の段階でどういった言葉を掛けられていたか」と質問。シャビ・アロンソは「個人差はあると思いますが、自分は注意されることが好きなタイプでした。監督に注意されるほど期待されている、見られていると感じて頑張る気になっていました。人によってはそうではないので、自分がミスした時に監督が見てくれているという喜びがあって、モチベーションにつながっていました」と解答。指導者がしっかりと目を掛けることが大事であると語った。
▽さらに、招待されたファンからも「試合に臨むときに自信がないときにどうメンタルをポジティブに捉えて対応していたのか」という質問が飛ぶと、シャビ・アロンソは「良い質問だ」と驚いた様子を見せ「大事な試合があって自信がないとき、自分との戦いになる。自己説得、これまでやってきた練習や力を信じて、大丈夫だ、上手く出来るという自己説得のメンタルワークがあって、勝たなくてはいけない。そのままピッチに入ってもろくなことは起こらない」と解答。メンタルコントロールが重要になることを語った。
▽また、イスタンブールの奇跡についても質問が飛び、「ビハインド時にどの様なことをピッチで起こしていたのか」と問われると、シャビ・アロンソは「あのシチュエーションも自分との戦いが始まります。あの時、3点必要だった。選手はみんなフラストレーションが溜まっていたし、何人かの選手はこの試合はもうダメだというメンタルで控室に居た。ただ、何人かの選手はまだ行ける、何とかしようという気持ちで居た」と舞台裏を明かした。「なんとかしようという気持ちが奇跡を起こしたし、チャンピオンズリーグのカップを掲げることができた」とコメントした。
▽森保監督は東京五輪に臨む選手に求めるものを聞かれ、「それぞれ個性があると思いますし、チームで決められたことをできる技術や戦術理解は大切ですが、リスクを犯してやる時があるので、そういったときに思い切ってチャレンジしてくれるメンタルを培って欲しい」とコメントした。
▽今回の来日は、アディダスフットボールが、ロシア・ワールドカップを控える日本のフットボールにおけるクリエイティビティ強化のため、シャビ・アロンソを招へいした。
▽サンフレッチェ広島の監督としてJ1リーグを3度制し、2017年10月に東京五輪代表監督に就任した森保監督は、現役でプレーしていたときと比べて指導者との違いを聞かれ「自分がプレーするのか、選手にプレーしてもらうのかという違いはありますが、まずは小さい頃からサッカー選手になることが目標であり夢であってやってきました。指導者は人に伝えるのが大変だなというのを感じています」とコメント。1月にはAFC U-23選手権中国 2018で、ベスト8という結果に終わったチームを率いる難しさを語った。

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▽また、「サッカー観」については「選手の時に考えていたようなサッカー観と、指導者に学ばせてもらったことを指導者として活かしていきたいと思います。サッカー観自体は選手時代とは変わっていません」とコメント。チーム作りの秘訣としては、「まずは、自分の好きなことを仕事にできていることを楽しもうと。厳しいことも、難しいこともいっぱいありますが、楽しむことを忘れずにしています。チーム作りとしては、個の成長もですが、日本人のチームとして組織力でお互いが助けあって、協力しあって、1つのものを創りだすということ、日本人の良さを出してやっていこうと思います」と語り、広島でも見せた組織として機能するチーム作りを語った。
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▽今回招へいされたテーマでもある、「クリエイティブなプレー」について問われたシャビ・アロンソ氏は「クリエイティブというものは、才能の1つだと思います。それを磨くこともできますが、活かすためにはチームプレーや相手の選手がどれだけ自分がやりたいことをやらせてくれるかというのもあります。そういった要素も大事です」とコメント。また、自身が思い描くクリエイティビティのあるプレーは「これというのはないですが、自分の良いポイントというのは得点を取るということではなく、パスの精度、ポジショニングです。周りのプレーを見ながらのビジョンと試合展開をどうやって変えられるかを考えてパスを出していました」と語った。▽また、2006-07シーズンのニューカッスル戦で決めた超ロングシュートについて「あのプレーはクリエイティブなプレーでしたが、どちらかというと勇気が必要なプレーだったと思います」と振り返り、「あのチャレンジは何度も失敗していますが、あの日はたまたま上手くいきました。リスクや失敗するかもしれないという恐れがあってはいけないと思います」と、失敗を恐れない結果が、伝説に残るプレーを生み出すとの見解を示した。
▽チャレンジやクリエイティビティを身につけるために必要なこととしては、「バランス」が大事と語ったシャビ・アロンソ氏。「組織的にやることや精度は大事です。組織的にやることは凄く大事ですが、選手は指示通りプレーすることにプラスアルファ、勇気がなくてはいけないということ、ヤンチャでなくてはいけないと思います。チャンスがあった時には約束事とは違っても、クリエイティビティ、自分を信じてチャレンジしていかないとサッカーは成り立たないと思う。良い子でやっているとあまり良くないと思います」と語り、指示通りに動いているだけでは行けないと明かした。

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▽森保監督もシャビ・アロンソ氏に対して質問。「世界の名だたる監督の指導を受けてきたが、印象に残っていることや自分と合っている監督はいたのか」と聞くとシャビ・アロンソは、「今名前が挙がったジョゼップ・グアルディオラやジョゼ・モウリーニョ、ビセンテ・デル・ボスケやカルロ・アンチェロッティなどに指導を受けたことはラッキーだったと思う」とコメント。また、「監督のやり方それぞれで教えてくれることも変わってくるが、共通点はどの監督も説得力があること。選手たちが信じて納得できて、「監督のためにやろう」とまとめることが上手な監督が多かった」と語り、経験豊富なシャビ・アロンソならではの解答に森保監督も納得の表情を見せていた。▽また、「パズルを組み立てることに例えますが、良いピースばかりだとパズルが組み立たないことがありまう。ベストな選手だけにこだわらず、なぜこういった組み立てなのかを言葉で言わなくても選手たちが感じられれば成り立つと思います」と語り、奥深い解答で会場に集まっていたファンを唸らせていた。
▽森保監督は続いて「育成の段階でどういった言葉を掛けられていたか」と質問。シャビ・アロンソは「個人差はあると思いますが、自分は注意されることが好きなタイプでした。監督に注意されるほど期待されている、見られていると感じて頑張る気になっていました。人によってはそうではないので、自分がミスした時に監督が見てくれているという喜びがあって、モチベーションにつながっていました」と解答。指導者がしっかりと目を掛けることが大事であると語った。
▽さらに、招待されたファンからも「試合に臨むときに自信がないときにどうメンタルをポジティブに捉えて対応していたのか」という質問が飛ぶと、シャビ・アロンソは「良い質問だ」と驚いた様子を見せ「大事な試合があって自信がないとき、自分との戦いになる。自己説得、これまでやってきた練習や力を信じて、大丈夫だ、上手く出来るという自己説得のメンタルワークがあって、勝たなくてはいけない。そのままピッチに入ってもろくなことは起こらない」と解答。メンタルコントロールが重要になることを語った。
▽また、イスタンブールの奇跡についても質問が飛び、「ビハインド時にどの様なことをピッチで起こしていたのか」と問われると、シャビ・アロンソは「あのシチュエーションも自分との戦いが始まります。あの時、3点必要だった。選手はみんなフラストレーションが溜まっていたし、何人かの選手はこの試合はもうダメだというメンタルで控室に居た。ただ、何人かの選手はまだ行ける、何とかしようという気持ちで居た」と舞台裏を明かした。「なんとかしようという気持ちが奇跡を起こしたし、チャンピオンズリーグのカップを掲げることができた」とコメントした。
▽森保監督は東京五輪に臨む選手に求めるものを聞かれ、「それぞれ個性があると思いますし、チームで決められたことをできる技術や戦術理解は大切ですが、リスクを犯してやる時があるので、そういったときに思い切ってチャレンジしてくれるメンタルを培って欲しい」とコメントした。
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伊東純也のメンバー外で思い出したこと/六川亨の日本サッカー見聞録
3月14日、14時からの代表メンバー発表ということで、誰もが気になったのが背番号14の去就だろう。結論から先に言うと、森保一監督は「ひとことで言うと、彼を守るために招集しなかったという判断を、私自身がさせていただいた」と切り出した。 スタッド・ランスでは活躍しているため「彼のパフォーマンスと状況を踏まえたうえで招集は可能だと思っているし、招集したいと思っていた」ものの、日本では性加害疑惑で訴えられているため、「招集した場合に日本で彼を取り巻く環境がどういうものになるかと想像したときに、彼が落ち着いて生活できる、落ち着いてプレーできる環境にはならないことを私自身が想像している。彼が一番大切している家族、大切にしている方々への影響を考えたときに招集しない方がいまはいいのかなと思って判断した」と心情を吐露した。 もしも伊東純也が北朝鮮戦のために来日したら、テレビはもちろん新聞、雑誌などあらゆるメディアが空港や練習会場に押し寄せ、伊東のコメントを取ろうと躍起になるはずだ。しかしサッカーで注目されるならともかく、サッカー以外でのコメントは伊東も出しようがないだろう。ここは森保監督の判断を尊重したい。 今回の森保監督の“配慮”で思い出したのが、98年フランスW杯前の岡田武史監督だった。「ジョホールバルの奇跡」で日本を初のW杯へ導いた岡田監督。当時は多くのメディアが岡田監督の自宅に押しかけ、コメントを取ろうと必死になった。いわゆる「岡ちゃんフィーバー(もはや死語か)」である。 見知らぬ自称“友人”がたくさんできて、メディアでコメントを発していた。 残念ながらフランスW杯は3連敗に終わり、中山雅史が1ゴールを決めるのがやっとだった。そして、この時の「岡ちゃんフィーバー」を見たJFAの幹部会は、次の日本代表監督に日本人ではなく外国人監督を招聘することを決断した。 自国開催のW杯で、過去の例からホストカントリーは最低限グループリーグを突破しなければならない(2010年の南アは初のグループリーグ敗退)。しかし、万が一グループリーグで敗退したら、大会前の盛り上がりから一転、監督はサッカーファン・サポーターだけでなく国民からも厳しい批判を受ける可能性が高い。場合によっては日本で二度と監督はできなくなるかもしれない。 そうした危惧を抱きつつ、外国人監督だったらグループリーグで敗退しても自国へ戻れば監督業を続けられるだろう。そうした思惑もあり、Jリーグで監督経験のあるアーセン・ヴェンゲル氏にオファーを出し、彼が紹介してくれたフィリップ・トルシエ監督と契約した。結果はご存知の通りW杯はグループリーグを突破したし、99年のワールドユース(現U-20W杯)では準優勝という好成績を収めた。 その一方で、2014年のブラジルW杯後に日本代表の監督に就任したハビエル・アギーレ氏は、サラゴサ時代に八百長疑惑があったと報道されたことで、翌年2月に「契約解除」という異例のケースで日本を去った。 まだ裁判で有罪か無罪か確定していないにもかかわらず、JFAとしては「八百長」という言葉に敏感に反応したのだろう。いささか潔癖症かもしれないが、外国人監督なら日本を去ってもヨーロッパや中南米で監督業を続けられるだろうという目論見があったとしても不思議ではない。 伊東の場合は戦力として欠かせないし、日本人のため今後もフォローは必要になるが、疑惑が晴れるまで国内の試合に招集するのは森保監督も躊躇うだろう。しかし、今年の秋からは(2次予選を突破したら)最終予選が始まり、北中米W杯は2年後に迫っている。どこかのタイミングで、誰かが伊東の代表復帰を決断しなければ、日本サッカーにとって大きな損失である。 森保監督にその責を担わせるのではなく、ここは宮本恒靖JFA会長が理事会の総意として伊東の代表復帰を後押しして欲しい。 2024.03.15 08:30 Fri2
森保監督続投で歴代最長監督はというと…/六川亨の日本サッカーの歩み
まだ正式決定ではないが、森保一監督の『2年間の』続投が決まったようだ。正式には来年のJFA(日本サッカー協会)理事会での承認待ちになる。その頃にはコーチ陣などのスタッフの詳細も決定しているだろう。 93年のJリーグ誕生以降、日本代表の監督は基本的にW杯の4年サイクルで交代してきた。例外は94年のアジア大会で韓国に敗れたロベルト・ファルカン氏、97年のアウェー中央アジア2連戦で更迭された加茂周氏、07年に病に倒れたイヴィチャ・オシム氏、15年に契約解除されたハビエル・アギーレ氏、そして18年に解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏の5人しかいない。 そうした過去30年の歴史のなかで、初めて『続投』が決定的となったのが森保監督である。目標としていた「ベスト8」には届かなかったものの、大国ドイツとスペインに逆転勝ちを収めたことが高く評価されたことは言うまでもない。 そこで過去の歴代監督の任期を振り返ると、上には上がいるもので、長沼健氏(元JFA会長)は1962年から69年までの7年間と、さらに72年から76年までの4年間、トータル11年間も日本代表の監督を務めた。「時代が違う」と言ってしまえばそれまでだが、おそらく2度と破られることのない記録と言っていいだろう。 長沼氏が“長期政権"を担うことになったのには理由がある。64年に東京五輪があったからだ。このため62年に33歳の若さで監督に抜擢された。そして東京五輪ではグループリーグでアルゼンチンを倒して決勝トーナメントに進出。準々決勝で銀メダルに輝いたチェコスロバキアに0-4で敗れたが、ベスト8進出で日本に“第1次サッカーブーム"を巻き起こした。 さらに4年後のメキシコ五輪では、アジア勢初となる銅メダル獲得の快挙を達成。その再現を半世紀後の21年東京五輪で森保監督は期待されたが、残念ながらメダルにはあと一歩届かなかった。 長沼氏は69年のメキシコW杯アジア1次予選で、韓国とオーストラリアの後塵を拝したことで監督の座をコーチだった岡野俊一郎氏(元JFA会長)に譲る。しかし岡野氏が71年のミュンヘン五輪予選で韓国とマレーシアに負けたことで、日本サッカーの復権は再び長沼氏に託されることになった。 ところが73年の西ドイツW杯アジア予選はイスラエル(当時はアジアに所属し、中東勢が対戦を拒否したため予選は東アジアに組み込まれた)とマレーシアに敗れ、76年のモントリオール五輪アジア予選も韓国とイスラエルに敗れて監督から退くことになった。 当時の日本サッカーは、「W杯予選は負けても当たり前」であり、五輪予選で敗退するたびに監督は交代していた。Jリーグ開幕以前では、92年のバルセロナ五輪アジア最終予選で敗れた横山謙三総監督、88年ソウル五輪アジア最終予選で中国に逆転負けを喫した石井義信氏(故人)、80年モスクワ五輪アジア予選で韓国とマレーシアに及ばなかった下村幸男氏らである。 しかし96年のアトランタ五輪に28年ぶりに出場して以来、五輪出場は7大会連続して出場。その間には12年ロンドン五輪と21年東京五輪ではメダルまであと一歩に迫った。もう五輪は出場するのは当たり前で、次の24年パリ五輪は「メダル獲得」がノルマになるだろう。 同じようにW杯も98年以降7大会連続して出場中で、さらに2026年のアメリカ・カナダ・メキシコ大会は出場国が48に増えるため、出場権を失うことはまず考えられない。森保監督にとっては「ベスト8」への再チャレンジになるが、その前に横内昭展ヘッドコーチは磐田の監督に、上野優作コーチはFC岐阜の監督に転身するなどスタッフの陣容は一新せざるを得ない。 果たして新たなスタッフの顔ぶれはどうなるのか。そこに外国人コーチが入るのかどうかなどは楽しみなところ。 そして森保監督は、23年こそ秋まで親善試合しかない“静かな"一年になるものの、21年東京五輪は「金メダル」を目標に掲げながらも4位に終わり、カタールW杯も「ベスト8」が目標だったがラウンド16で敗退した。このため、まだ先の話ではあるが、24年のアジアカップでは『優勝』がW杯まで続投するためのノルマにすべきではないだろうか。 2022.12.26 22:00 Mon3
レアルMF中井卓大らU-19日本代表メンバーが発表! 松木玖生や中野伸哉、福井太智らはW杯に臨む日本代表のトレーニングに参加
日本サッカー協会(JFA)は2日、スペイン遠征を行う U-19日本代表のメンバーを発表した。 13日から23日までスペイン遠征を行うU-19日本代表。現地では、U-19スロバキア代表(11/17) 、U-18スペイン代表(11/19)、U-19フランス代表(11/21)と対戦する。 今回のメンバーには、レアル・マドリーのMF中井卓大が招集。また、MF松木玖生(FC東京)やDF中野伸哉(サガン鳥栖)らJ1で多くの出場機会を得た選手の他、1月にバイエルンへと移籍が決まっているMF福井太智(サガン鳥栖U-18)も招集を受けている。 また、大学生はGK木村凌也(日本大学)、DF諏訪間幸成(筑波大学)、MF熊取谷一星(明治大学)の3名が招集されている。 なお、松木、中野、福井の他にも、DF松田隼風(水戸ホーリーホック)、DF田中隼人(柏レイソル)、DF高井幸大(川崎フロンターレU-18)、MF佐野航大(ファジアーノ岡山)、MF甲田英將(名古屋グランパス)、MF北野颯太(セレッソ大阪)、FW熊田直紀(FC東京U-18)は、カタール・ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表のトレーニングパートナーとして合流する。 今回発表されたU-19日本代表メンバーは以下の通り。 ◆U-19日本代表メンバー GK 1.木村凌也(日本大学) 12.若林学歩(大宮アルディージャ) DF 13.諏訪間幸成(筑波大学) 19.西久保駿介(ジェフユナイテッド千葉) 4.菊地脩太(V・ファーレン長崎) 2.中野伸哉(サガン鳥栖)☆ 5.松田隼風(水戸ホーリーホック)☆ 15.屋敷優成(大分トリニータ) 3.田中隼人(柏レイソル)☆ 22.高井幸大(川崎フロンターレU-18)☆ MF 11.熊取谷一星(明治大学) 14.永長鷹虎(川崎フロンターレ) 8.松木玖生(FC東京)☆ 6.山根陸(横浜F・マリノス) 7.佐野航大(ファジアーノ岡山)☆ 21.甲田英將(名古屋グランパス)☆ 17.中井卓大(レアル・マドリー/スペイン)◇ 20.福井太智(サガン鳥栖U-18)☆ 10.北野颯太(セレッソ大阪)☆ 16.保田堅心.(大分トリニータU-18) FW 9.坂本一彩(ガンバ大阪) 18.熊田直紀(FC東京U-18)☆ ☆は11月22日にカタールへと移動し、日本代表のトレーニングパートナーとして活動する。12月4日に帰国 ◇は14日に現地合流、22日に現地解散 2022.11.02 16:47 Wed4
「まさに死闘ってカンジ」歴史に残るバーレーンとの4-3の激闘!2004年大会プレイバックに反響「このゴールで中澤佑二に惚れた」
31日、日本代表はアジアカップ2023のラウンド16でバーレーン代表と対戦する。 過去の対戦成績は日本の8勝2敗となっているが、アジアカップの舞台で最後に対戦したのは2004年の中国大会での準決勝。記憶に残る激闘だった。 MF小野伸二、FW高原直泰ら当時の主力選手が欠場していた当時の日本は、開催国の中国サポーターにブーイングを浴びせられながらも決勝トーナメントに進出すると、準々決勝ではPK戦途中でのサイド変更とGK川口能活の神がかり的なセーブが印象深いヨルダン代表戦に勝利し、準決勝でバーレーンと対戦した。 しかし、バーレーン戦では開始6分に先制ゴールを許すと、40分にはMF遠藤保仁が不可解な判定で一発退場。日本はビハインドの状況で数的不利を負ってしまった。 数的不利の状況でもMF中田浩二とFW玉田圭司のゴールで逆転した日本だったが、その後2失点。2-3と1点ビハインドで試合終盤を迎えた。 それでも日本は最後まで諦めず。DFも攻めあがって同点ゴールを狙うと、90分にDF中澤佑二が値千金の同点ゴール。不屈の精神で同点に追いつくと、延長前半には玉田の独走ゴールが決まり、4-3で激闘を制していた。 なんとか決勝に進出した日本は、決勝で中国代表を撃破。見事に大会連覇を成し遂げていた。 久しぶりの対戦を前に『DAZN』は当時の試合映像をプレイバック。SNS上のファンも「このゴールで中澤佑二に惚れた」、「バーレーン戦といえばこの試合よな」、「痺れたね、玉田」、「まさに「死闘」ってカンジだった!」、「2004の大会は激熱だった」と当時を思い返している。 ベスト8を懸けた一戦は、31日の20時30分にキックオフ。『DAZN』で視聴が可能だ。 <span class="paragraph-title">【動画】当時の記憶が蘇る!2004年大会でのバーレーンとの激闘ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>「バーレーンvs日本」<br>過去対戦をプレイバック<br>\<br><br>アジアカップ2004年大会で起きた<br>奇跡の大逆転劇<br><br><a href="https://twitter.com/hashtag/AFC%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#AFCアジアカップ</a> ラウンド16<br>バーレーン×日本<br>1/31(水)20:30(19:45配信開始)<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 独占配信<br>出演:水沼貴史/小野伸二/佐藤寿人/下田恒幸/桑原学 <a href="https://t.co/x7Sals8iKu">pic.twitter.com/x7Sals8iKu</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1752609401201189348?ref_src=twsrc%5Etfw">January 31, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.01.31 18:45 Wed5
