フル出場の乾が2G演出のエイバルが今季最多5ゴールで8戦ぶりの白星!《リーガエスパニョーラ》
2017.11.21 06:56 Tue
▽リーガエスパニョーラ第12節、エイバルvsベティスが20日に行われ、ホームのエイバルが5-0で快勝した。エイバルのMF乾貴士はフル出場し、2ゴールを演出した。
▽前節、レアル・ソシエダとのバスク自治州ダービーに敗れ、リーグ7戦勝利がない17位のエイバル(勝ち点8)がホームに8位のベティス(勝ち点17)を迎えた一戦。好調な相手に対して8試合ぶりの勝利を目指すエイバルは、[4-4-2]の左サイドで乾を4試合連続で先発で起用した。
▽試合は開始早々にホームのエイバルが動かす。7分、相手陣内の左サイドでパスを受けた乾が右足でインスウィングのクロスをゴール前に入れると、これがセルジ・エンリクと競ったDFアマトの足に当たりゴール左隅に吸い込まれた。
▽乾の見事なクロスから相手のオウンゴールを誘発し、幸先良く先制に成功したエイバル。その後はボールポゼッションで勝る相手に持たれる展開が続くが、持ち味のハードワークを生かした守備でフィニッシュに持ち込ませない。
▽すると30分、左CKの場面でショートコーナーから乾からのパスを受け直したフンカが左足の鋭いクロスを供給。これをエスカランテが頭で合わせ、貴重な追加点を奪った。その後は前がかりになったベティスに対して、乾ら中盤の選手も献身的なプレスバックで守備に参加するなど、チーム一丸となった守備で相手の反撃を凌いだ。
▽今季初めて3点を奪ったエイバルは、60分に左サイドからカットインした乾がミドルシュートで今季初ゴールに迫ると、66分にもアレホが積極的なシュートで追加点を狙う。
▽一方、3点ビハインドに加え、数的不利まで背負うベティスは58分にグアルダード、62分にはホアキンを下げて若きエースFWサナブリアを投入し、ゴールを目指す。だが、後半序盤の決定機をセルヒオ・レオンが続けて枠外に外してしまうなど、なかなかチャンスをモノにできない。
▽ここまで思い通りの試合運びを見せるエイバルは71分にも追加点を奪う。右サイドを持ち上がったカパが1列前で背後を狙うアレホに縦パスを入れると、これを受けたアレホがボックス右からグラウンダーで折り返す。ニアに飛び込んだセルジ・エンリクのまたぎスルーで相手を引き付け、最後は中央のシャルレスが冷静にワンタッチで流し込んだ。
▽その後も攻撃の手を全く緩めないエイバルは80分、ボックス右に抜け出したカパの折り返しを今度はセルジ・エンリクが右足のダイレクトシュートでゴール左隅に蹴り込み、ダメ押しの5点目を奪取。その後、10人の相手の反撃を無失点で凌ぎ切ったエイバルが5-0で完勝。今季ここまでの11戦で6ゴールしか奪えなかった不調の攻撃陣が大爆発し、8戦ぶりの今季3勝目を手にした。
▽前節、レアル・ソシエダとのバスク自治州ダービーに敗れ、リーグ7戦勝利がない17位のエイバル(勝ち点8)がホームに8位のベティス(勝ち点17)を迎えた一戦。好調な相手に対して8試合ぶりの勝利を目指すエイバルは、[4-4-2]の左サイドで乾を4試合連続で先発で起用した。
▽試合は開始早々にホームのエイバルが動かす。7分、相手陣内の左サイドでパスを受けた乾が右足でインスウィングのクロスをゴール前に入れると、これがセルジ・エンリクと競ったDFアマトの足に当たりゴール左隅に吸い込まれた。
▽すると30分、左CKの場面でショートコーナーから乾からのパスを受け直したフンカが左足の鋭いクロスを供給。これをエスカランテが頭で合わせ、貴重な追加点を奪った。その後は前がかりになったベティスに対して、乾ら中盤の選手も献身的なプレスバックで守備に参加するなど、チーム一丸となった守備で相手の反撃を凌いだ。
▽エイバルの2点リードで迎えた後半も先にスコアを動かしたのはホームチームだった。56分、バイタルエリアでボールを受けた乾が絶妙なワンタッチのロビングパスをゴール前に入れると、これに抜け出したシャルレスがDFマンディと交錯。すると、主審はDFマンディの決定機阻止とみなし、PKと共にレッドカードを掲示した。これをシャルレス自ら冷静に決めた。
▽今季初めて3点を奪ったエイバルは、60分に左サイドからカットインした乾がミドルシュートで今季初ゴールに迫ると、66分にもアレホが積極的なシュートで追加点を狙う。
▽一方、3点ビハインドに加え、数的不利まで背負うベティスは58分にグアルダード、62分にはホアキンを下げて若きエースFWサナブリアを投入し、ゴールを目指す。だが、後半序盤の決定機をセルヒオ・レオンが続けて枠外に外してしまうなど、なかなかチャンスをモノにできない。
▽ここまで思い通りの試合運びを見せるエイバルは71分にも追加点を奪う。右サイドを持ち上がったカパが1列前で背後を狙うアレホに縦パスを入れると、これを受けたアレホがボックス右からグラウンダーで折り返す。ニアに飛び込んだセルジ・エンリクのまたぎスルーで相手を引き付け、最後は中央のシャルレスが冷静にワンタッチで流し込んだ。
▽その後も攻撃の手を全く緩めないエイバルは80分、ボックス右に抜け出したカパの折り返しを今度はセルジ・エンリクが右足のダイレクトシュートでゴール左隅に蹴り込み、ダメ押しの5点目を奪取。その後、10人の相手の反撃を無失点で凌ぎ切ったエイバルが5-0で完勝。今季ここまでの11戦で6ゴールしか奪えなかった不調の攻撃陣が大爆発し、8戦ぶりの今季3勝目を手にした。
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