終盤のガメイロ3発でアトレティコがS・ヒホンに勝利《リーガエスパニョーラ》

2017.02.18 22:57 Sat
Getty Images
アトレティコ・マドリーは18日、リーガエスパニョーラ第23節でスポルティング・ヒホンとのアウェイ戦に臨み、4-1で勝利した。
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▽前節、セルタとの激闘を終盤の連続得点によって劇的な逆転勝利で飾って2連勝とした4位アトレティコ(勝ち点42)は、3日後にチャンピオンズリーグ(CL)のレバークーゼン戦を控える中、現状のベストメンバーを送り込んだ。▽前節8試合ぶりに勝利を収めた降格圏の18位に沈むヒホンに対し、フラットな[4-4-2]を採用したアトレティコはグリーズマンとトーレスの2トップに、右にコレア、左にカラスコを配置。中盤センターにはコケとガビが入った。
▽そのアトレティコがヒホンにポゼッションを譲る展開とする中、11分に決定機。グリーズマンがボックス手前中央から際どいミドルシュートを浴びせた。これはわずかに枠の右に外れたが、ここから徐々にギアを上げていくと、21分にはショートカウンターに転じてコレアが決定的なミドルシュートを放った。

▽前半半ば以降、再びヒホンにポゼッションを許していたアトレティコは36分にピンチ。サビッチがラシナ・トラオレにボールを奪われ、ボックス内からシュートを打たれかけたが、リュカが戻ってピンチを凌いだ。続く38分にもトラオレに左クロスを合わせられ、左ポストを直撃した。ハーフタイムにかけても劣勢が続いた中、ゴールレスで前半を終了した。
▽迎えた後半、アトレティコは開始13秒にゴールをこじ開ける。ガビのロングフィードをトーレスが頭で逸らし、これを受けたカラスコがシュート。1度はGKに防がれるもルーズボールを押し込んだ。しかし49分、ヒホンにすかさず同点とされる。左クロスを受けたセルヒオ・アルバレスに胸トラップからゴール左へ蹴り込まれた。

▽続く54分にもセルヒオ・アルバレスのシュートでゴールに迫られた流れの悪いアトレティコは2枚代えを敢行。トーレスとコレアに代えてガメイロとサウールを投入した。それでも状況を好転できないアトレティコは、68分に早くも交代枠を使い切り、カラスコに代えてトーマスを投入。[4-3-3]の布陣とすると、直後にサウールのヘディングシュートでゴールに迫れば、75分にはグリーズマンがネットを揺らすも、わずかにオフサイドでノーゴールに。

▽それでも80分、アトレティコが苦しみながらも勝ち越しゴールを奪いきる。グリーズマンの左足アウトでの絶妙なスルーパスに抜け出したガメイロがゴールネットを揺らした。直後にもメレのミスパスをカットした流れからショートカウンターに転じると、ガメイロがそのままシュートを決め、一気に突き放した。

▽さらに85分、グリーズマンのフィードに抜け出したガメイロがボックス右からシュートを流し込んでハットトリック達成。ガメイロの3発が終盤に生まれたアトレティコがレバークーゼン戦に弾みを付ける勝利を飾っている。

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