五輪王者のメキシコ、マリとの乱打戦は痛み分け《トゥーロン国際大会》

2016.05.23 03:37 Mon
▽22日に行われたトゥーロン国際大会グループA第3節のU-23マリ代表vsU-23メキシコ代表は3-3に終わった。

▽初戦を落として2戦目を迎えることになったマリと2連敗を喫しているロンドン五輪王者メキシコの対決。激しい打ち合いとなった試合は開始早々、マリが一気に突き放す。6分にタンディアがドリブルシュートを決めると、16分にはソレイマネ・ディアラがチップキックシュートでゴールを陥れた。

▽早い時間帯に2点のビハインドを背負ったメキシコだったが、前半半ばから反撃の狼煙を上げる。29分に右サイドからのクロスを受けたコタのゴールで1点を返すと、前半終了間際の40分にも右サイドからのクロスをフィエッロがボレーでネットを揺らし、前半の内に同点に追いつく。後半も勢いの止まらないメキシコは55分、再三好機を生み出していた右サイドからのクロスに反応したアルトゥーロ・ゴンザレスが左足で沈めて3-2と勝ち越しに成功。
▽これで意気消沈したかと思われたマリだったが、63分にボックス右付近からニアンの華麗なFKがニアサイドに決まり、試合を振り出しに戻した。その後、両チームともに決定機を迎えるも、生かせないままタイムアップ。試合は3-3の痛み分けに終わった。

▽また、同日に行われたAグループ第3節のU-20チェコ代表vsU-21ブルガリア代表は0-0に終わった。
▽2連勝と好スタートを切ったチェコと、2節目から登場し初戦を落としたブルガリアの一戦は、序盤に両チーム共に決定機を創出するも、それぞれ決め手を欠く。前半半ばから次第に荒れ模様となる中、ゴールレスで試合を折り返した。

▽迎えた後半、好機を作り出せずに手詰まりの状態となった両チームは、それぞれ交代カードを使うも変化を生み出せない。その後、膠着状態が続いた試合はゴールレスのまま終了した。

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