パレホ直接FK弾もヘタフェに苦戦のバレンシア、辛くも引き分けて連勝は3でストップ《リーガエスパニョーラ》

▽バレンシアは24日、リーガエスパニョーラ第35節でヘタフェとのアウェイ戦に臨み、2-2で引き分けた。

▽アジェスタラン体制となって復調し3連勝の8位バレンシア(勝ち点43)が、前節ソシエダ戦で14試合ぶりの勝利を飾った降格圏に位置する19位ヘタフェ(勝ち点31)のホームに乗り込んだ一戦。

▽立ち上がりからバレンシアがボールを保持する中、最初にチャンスを迎えたのはヘタフェ。8分、ペドロ・レオンのクロスにメドランがヘッドで合わせるも、わずかに枠の左へ外れた。引き続きポゼッションしたバレンシアだったが、自陣に引いて守備に徹するヘタフェを崩しきることができない状況が続く。
▽そんな中32分、ボックス手前右からペドロ・レオンの放ったミドルシュートがバーを叩くピンチを迎えると、37分にもシケイラのボールロストからショートカウンターを受け、アルバロ・バスケスに決定的なシュートを打たれてしまう。ここはGKジエゴ・アウベスがセーブし、0-0で前半を終えた。

▽後半頭からE・ペレスとバラガンに代えてサンティ・ミナとカンセロを投入したバレンシアは、48分に先制する。ボックス手前左からパレホの放った直接FKがゴール左に決まった。▽しかし、ここからヘタフェの反撃を受けてしまう。56分にはボックス左への侵入を許したモイ・ゴメスにシュートされるが、GKジエゴ・アウベスがセーブ。続く57分にはボックス右でフリーとなったペドロ・レオンに左サイドからのクロスを合わせられたものの、枠の上に外れて救われる。

▽だが59分、ついに同点とされる。セットプレーの流れからモイ・ゴメスの放ったボレーシュートはGKジエゴ・アウベスがセーブしたものの、ルーズボールをメドランに押し込まれた。さらに61分にもボックス右への侵入を許したメドランに枠内シュートを打たれたバレンシアは、68分に逆転される。アブデヌールの軽率な対応を突いたS・スチェポビッチの独走を許し、GKとの一対一を制された。

▽失点を受けてネグレドを投入したバレンシアは、ヘタフェの前に攻めあぐねる状況が続いたが、84分に追いつく。相手のミスパスをカットしたネグレドがボックス右へ侵入。ラストパスを受けたアルカセルが冷静にネットを揺らした。さらに90分にはアンドレ・ゴメスの左足ミドルで勝ち越しゴールに迫ったが、GKグアイタにセーブされる。

▽そして、試合終了間際にFKからヨダのボレーシュートを許したものの、ゴール至近距離からのシュートをGKジエゴ・アウベスがセーブしてタイムアップ。辛くも引き分けたバレンシアだが、リーガでの連勝が3でストップしている。