バレンシア、ネグレド弾でアルメリアとの打ち合い制す 暫定ながら3位浮上《リーガエスパニョーラ》

2015.01.18 05:02 Sun
17日のリーガエスパニョーラ第19節、バレンシアは本拠地メスタージャでのアルメリア戦を3-2で制した。

エスパニョールを相手にコパ・デル・レイ敗退を喫し、チャンピオンズリーグ出場権を目標とするリーガだけに集中することになったバレンシア。立ち上がりからボールを保持したこの一戦では、11分にバラガンの折り返しからパレホがシュートを沈めて先制する。だがオタメンディが負傷によって不在の最終ラインが綻びを見せ、直後の13分に失点。ペナルティーエリア内左に入り込んだウェリントンのクロスから、ヘメドにネットを揺らされた。

同点とされた後にも勢いを維持するバレンシアは、28分に再度勝ち越し。アンドレス・ゴメスのスルーパスからペナルティーエリア内左に侵入したパコ・アルカセルがシュートを放ち、精度を欠いたボールをロドリゴが押し込んだ。だが、その5分後にアルメリアにCKのチャンスを与えると、またもヘメドの得点を許してスコアは再びタイに。さらに44分にはバラガンが筋肉系の負傷を患い、ヌノ監督は代わりにカンセーロをピッチに立たせている。

後半もボールを保持したバレンシアだったが、アルメリアの堅守を前に決定機を生み出せない状況が続く。これを受けたヌノ監督は60分、ハビ・フエゴとの交代で、アルメリアを古巣とするネグレドを投入して攻勢を強める。すると83分、そのネグレドが値千金の決勝点を記録。背番号7は左サイドを切り崩したガジャの折り返しに反応し、ヘディングシュートを突き刺した。バレンシアは三度得たリードを維持したまま、試合終了を迎えている。

リーガここ6試合を4勝2分けと無敗で終えているバレンシアは、翌日にグラナダ戦を控えるアトレティコ・マドリーと勝ち点38で並び、得失点差で上回って3位に浮上(最終的な順位は当該対決の成績で決定)。セビージャ戦に続く敗戦を喫したアルメリアは、暫定で17位に位置している。

また、アノエタでのソシエダvsラージョは1-0でラージョが勝利。パコ・へメス監督率いるチームは80分、トラスオーラスの右CKからマヌーチョがヘディングシュートを決め、このリードを最後まで守り切った。ここまでに獲得した勝ち点23の内、じつに16ポイントをアウェイで得ているラージョは暫定で9位に位置。アノエタで今季3敗目を喫したソシエダは、勝ち点19で暫定13位につけている。
提供:goal.com

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