クロアチアとの直接対決を制したメキシコが6大会連続で決勝T進出《ブラジル・ワールドカップ》
2014.06.24 07:03 Tue
▽ブラジル・ワールドカップのグループA最終節、クロアチア代表vsメキシコ代表が23日にレシフェのアレーナ・ペルナンブーコで行われ、1-3でメキシコが勝利を収めた。この結果、メキシコが決勝トーナメント進出を決め、クロアチアがグループステージ敗退となった。
▽今回の直接対決を制してグループ突破を目指すクロアチアは、カメルーン戦からスタメンを1人変更。サミールに代わってヴルサリコが入り、プラニッチがラキティッチとモドリッチと共に中盤で起用された。一方のメキシコは、これまでの2戦と同じ11人を起用。ベストメンバーで決勝トーナメント進出を目指した。
▽グループ突破を懸けた一戦は、立ち上がりから球際の激しい展開となる。その中でクロアチアが、厳しいタックルでマイボールにし、試合のペースを掴んでいく。14分にはCKの流れからボックス左のオリッチが折り返したボールにマンジュキッチが飛び込むが、手前で相手DFにクリアされてしまう。
▽一方、引き分け以上で勝ち抜けとなるメキシコは、自陣で守備を整えてカウンターからゴールに迫る。15分には中央でのパス交換からボックス手前のH・エレーラが左足でシュート。強烈なシュートがゴールに向かったが、惜しくもクロスバーに跳ね返された。続く19分にはH・エレーラのスルーパスからペラルタがボックス右に抜け出したが、シュートミスでチャンスを逸する。
▽大きな展開で相手の守備を揺さぶるクロアチアは27分、ボックス手前のこぼれ球を拾ったプラニッチが左足でシュートを放つが、これはクロスバーの上。さらに29分にはボックス手前でマンジュキッチの落としを受けたペリシッチがシュートに持ち込むも、枠を捉えることができなかった。結局、前半を通して白熱した攻防が繰り広げられたが、ゴールレスで前半を終えた。
▽迎えた後半、同時刻の試合でブラジルがリードしているため、このままでは敗退となるクロアチアが前に出ていく。それでも、メキシコの守備を攻略できずにいると、ニコ・コバチ監督は57分にヴルサリコを下げてコバチッチを投入。プラニッチを左サイドバックに下げてコバチッチをトップ下に置いた。
▽対するメキシコのエレーラ監督は、ドス・サントスを下げてエルナンデスを投入。すると、この交代を機にメキシコが攻勢をかける。まず63分、右サイドで仕掛けたアギラルのクロスをボックス左で受けたグアルダードが胸トラップからシュート。これが対応したスルナの手にブロックされたが、主審はPKの判定を下さない。さらに、このプレーで得た左CKをH・エレーラが入れると鋭いボールがゴールに直接向かったが、ゴールライン手前でチョルルカにクリアされた。
▽それでも、メキシコが試合の均衡を破る。72分、H・エレーラの左CKをマルケスが打点の高いヘディングで合わせてゴール右に突き刺した。先制したメキシコは、前かがるクロアチアから追加点を挙げる。75分、カウンターからエルナンデス、ペラルタとつなぎ、最後はボックス左でボールを受けたグアルダードがゴールに蹴り込んだ。さらにメキシコは82分、グアルダードの右CKからニアサイドのマルケスがすらしたボールをファーサイドのエルナンデスが押し込んでクロアチアの息の根を止めた。
▽3点差となり意気消沈のクロアチアは、87分にラキティッチのアシストでペリシッチがゴールを挙げて1点を返す。しかし、終了間際に途中出場のレビッチが相手に対してスパイクの裏を見せて一発退場となり、試合はそのまま終了。グループ突破を懸けた直接対決を制したメキシコが、6大会連続で決勝トーナメント進出を決めた。なお、メキシコはブラジルと勝ち点で並んだものの、得失点差で下回ったため2位通過。30日にベスト16でオランダ代表と対戦することとなった。
▽今回の直接対決を制してグループ突破を目指すクロアチアは、カメルーン戦からスタメンを1人変更。サミールに代わってヴルサリコが入り、プラニッチがラキティッチとモドリッチと共に中盤で起用された。一方のメキシコは、これまでの2戦と同じ11人を起用。ベストメンバーで決勝トーナメント進出を目指した。
▽グループ突破を懸けた一戦は、立ち上がりから球際の激しい展開となる。その中でクロアチアが、厳しいタックルでマイボールにし、試合のペースを掴んでいく。14分にはCKの流れからボックス左のオリッチが折り返したボールにマンジュキッチが飛び込むが、手前で相手DFにクリアされてしまう。
▽一方、引き分け以上で勝ち抜けとなるメキシコは、自陣で守備を整えてカウンターからゴールに迫る。15分には中央でのパス交換からボックス手前のH・エレーラが左足でシュート。強烈なシュートがゴールに向かったが、惜しくもクロスバーに跳ね返された。続く19分にはH・エレーラのスルーパスからペラルタがボックス右に抜け出したが、シュートミスでチャンスを逸する。
▽大きな展開で相手の守備を揺さぶるクロアチアは27分、ボックス手前のこぼれ球を拾ったプラニッチが左足でシュートを放つが、これはクロスバーの上。さらに29分にはボックス手前でマンジュキッチの落としを受けたペリシッチがシュートに持ち込むも、枠を捉えることができなかった。結局、前半を通して白熱した攻防が繰り広げられたが、ゴールレスで前半を終えた。
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▽それでも、メキシコが試合の均衡を破る。72分、H・エレーラの左CKをマルケスが打点の高いヘディングで合わせてゴール右に突き刺した。先制したメキシコは、前かがるクロアチアから追加点を挙げる。75分、カウンターからエルナンデス、ペラルタとつなぎ、最後はボックス左でボールを受けたグアルダードがゴールに蹴り込んだ。さらにメキシコは82分、グアルダードの右CKからニアサイドのマルケスがすらしたボールをファーサイドのエルナンデスが押し込んでクロアチアの息の根を止めた。
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