「本当によくやってくれた」開幕戦惜敗の京都橘、米澤一成監督は1年間の奮闘に胸を張る「諦めなかった、気持ちが切れなかった」

2024.12.29 07:00 Sun
京都橘の米澤一成監督
©超ワールドサッカー
京都橘の米澤一成監督
京都橘高校の米澤一成監督が初戦の惜敗を振り返った。28日、第103回全国高校サッカー選手権大会が開幕。2年連続11回目の出場を掴んだ京都橘は、開幕戦で古豪・帝京高校と対戦した。

序盤に失点する展開も、諦めずチャンスを多数創出。73分には左のショートコーナーから桐原惺琉が決めてついに追いついたが、2分後に再びゴールを許し、1-2で敗れた。
試合後、「選手は本当に今日よくやってくれたと思っています」と米澤監督。チャンスを逃したことは悔やんだものの、選手権出場まで漕ぎ着けたチームの奮闘を称えた。

「決めきれなかったというところは残念なところかなと思っています。今年は全然勝てなかったということがあったなかで、ここまで来られたということは本当に選手がよく諦めず努力した結果じゃないかなと今は思いますし、できればそのチャンスを何本か決められたらという悔しさもあります」
また、京都橘指揮官は追いついてから2失点目を喫した流れも回想。逆転を急いだことや、システム変更がハマらなかった点を追及した。

「落ち着けという声をかけましたが、2点目をどうしても欲しがったのではないかなと。そこを裏返されたのかなと思います」

「あとは後半の途中から3バックにしたところもあって、(相手が)そのサイドを使えた。それはもうシステム上の問題かなと思いますけど、変えきれなかった、乗り切れなかった部分で、そこを速く攻められた結果かなと思います」

さらに、高校サッカーを戦い抜いた選手たちにも言及。折れなかったメンタルが今後の成功に繋がるはずだと期待を寄せている。

「今年の戦績を洗い直したんですけど、リーグ戦も12戦勝てなかったりとか、全然勝ち点を獲れなかった。そのなかで諦めなかった、気持ちが切れなかったというところ。努力を続けたというか、前向きにその結果も含めて次の行動ができたというのが彼らの良さかなと思っています。なので、今日の負けも彼らの良さを活かせば、今日の負けで終わらないのではないかなと思います」

「今までは毎日スパイクを履いて、負けても次の日スパイクを履くという作業をしていましたけど、次は自分の進路に向かって進む。ペンを取ったりとか、自分のやらなければいけないことをやってほしいなと思います」

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15大会ぶり出場の帝京が京都橘を破る! 終盤追いつかれるも途中出場・宮本周征がすぐさまお返しの決勝弾【全国高校サッカー選手権大会】

28日、第103回全国高校サッカー選手権大会の開幕戦が国立競技場で行われた。 開幕戦のカードは15大会ぶり35回目の出場となった帝京(東京B)と2年連続11回目の出場となった京都橘(京都)。戦後最多6度の優勝を誇る古豪と、第91回大会で準優勝のチームがぶつかった。 立ち上がりは京都橘が押し込む展開に。ロングスローやCKからゴールに迫る。 一方の帝京も4分、縦のボールを森田晃が収めると、ボックス左から堀江真広が鋭いシュート。ここは京都橘のGK平誠都がファインセーブで凌ぐ。 しかし、獲得したCKから堀江がインスイングのクロス。ラビーニ未蘭が頭で合わせ、帝京が5分に先制する。 出鼻をくじかれた京都橘だが、ボールを回しながら同点弾を狙う。11分には右サイドから仕掛けた増井那月が自らシュートも、帝京GK大橋藍が弾いた。 集中した守備で反撃を許さない帝京。22分、京都橘は宮地陸翔の浮き球のパスから伊藤湊太がゴール前へ抜け出すも、GK大橋が飛び出して対応した。 すると帝京は1本の縦パスから一気にゴールへ。GK平の好守に阻まれるが、徐々に京都橘陣内へ押し込み始める。 京都橘も押し返し、終盤にかけては互いにチャンスを作るが、2点目はなく前半の40分間と1分のアディショナルタイムを終えた。 早めに追いつきたい京都橘は後半序盤も相手陣内でゲーム展開。ショートコーナーのクロスからネットを揺らす場面もあったが、オフサイドで得点は認められない。 50分、後半も集中した入りを見せた帝京は、敵陣で繋ぎ右サイドへ展開。大舘琉史朗が鋭いグラウンダーのクロスを入れるが、味方には合わなかった。 直後、今度は京都橘に決定機。左サイドから崩し、抜け出した伊藤がシュートへ持ち込むが、帝京GK大橋がストップ。続くシュートも打たせてもらえない。 どうしても帝京の守備を崩しきれない京都橘。67分には伊藤がまたも左サイドから仕掛け、ボックス左で対峙したDFを振り切る。左足を振り抜いたが、シュートは枠の右へ外れる。 時間が経つにつれ、さらに攻勢を強める京都橘。72分、右サイドの吉野歩夢がボックス右へ斜めのボールを送り込むと、増井が巧みなコントロール。1人かわしたが、帝京守備陣の対応も素早く、簡単にシュートは打たせてもらえない。 それでもその1分後、京都橘が待望の同点ゴールをゲット。左のショートコーナーから執行隼真がクロスを上げると、桐原惺琉がヘディング。これが決まって試合は振り出しに戻った。 追いつかれてしまった帝京だったが、75分に再び突き放す。中盤で砂押大翔がボールを奪い返し、前線にロングボール。収めた森田のポストプレーから途中出場の宮本周征が右足で流し込んだ。 さらに後半アディショナルタイム、帝京がカウンターから決定機を迎えるが、宮本がGKとの一対一を決めきれず。救われた京都橘は左サイドのロングスローから執行のボレーに繋がるが、惜しくもクロスバー直撃。終始リードを手にした帝京が開幕戦を制し、2回戦進出を決めた。 帝京 2-1 京都橘 【帝京】 ラビーニ未蘭(前5) 宮本周征(後35) 【京都橘】 桐原惺琉(後33) <span class="paragraph-title">【動画】帝京・ラビーニ未蘭の先制ヘディング弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> GOAL <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B8%9D%E4%BA%AC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#帝京</a> 、先制点!<br><br>【開幕戦】<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B8%9D%E4%BA%AC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#帝京</a> (東京B) 1-0 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E6%A9%98?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#京都橘</a> (京都)<br><br>試合はTVer・SPORTS BULLでLIVE配信中<br>いますぐチェック!<br>TVer<a href="https://t.co/L6BucGqO1n">https://t.co/L6BucGqO1n</a><br>SPORTS BULL<a href="https://t.co/1ONzs1sD7C">https://t.co/1ONzs1sD7C</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#高校サッカー</a> <a href="https://t.co/fuObQcyfqp">pic.twitter.com/fuObQcyfqp</a></p>&mdash; 高校サッカー日テレ公式 (@ntv_hss) <a href="https://twitter.com/ntv_hss/status/1872885510009700431?ref_src=twsrc%5Etfw">December 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.28 16:21 Sat
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「PKもよぎった…」帝京DF田所莉旺、終盤の失点も見事な勝利に感謝「前線の選手に助けられた」

帝京高校の守備を支えたDF田所莉旺が、開幕戦となった京都橘高校戦を振り返った。 帝京は28日、第103回全国高校サッカー選手権大会の開幕戦で京都橘と対戦。戦後最多の6度優勝を誇りながら、15大会ぶりの出場となったなか、劇的に2-1で勝利を収めた。 試合早々にCKからDFラビーニ未蘭のゴールで先制した帝京は、試合の主導権を握りながら後半へ。しかし73分に追いつかれてしまうことに。それでも、75分に宮本周征が落ち着いて流し込み、勝ち越し。2-1で勝利を収めた。 15年ぶりに出場した帝京の一員として国立の舞台に立った田所。「お客さんもたくさん入っていましたし、素晴らしい環境でできる中で、入場するまでは緊張していないと思っていたんですけど、入ってから今までにないぐらい観客がいたので、その面で多少緊張しました」と、1万8000人を超える観客に予想外の緊張があったと明かした。 前半どこか不安定さを見せていたのは緊張があったという田所。「ハーフタイムで帰った時に藤倉監督からも『笑っちゃうぐらい硬くなってるよ』って言われた」と、藤倉寛監督からも指摘されたと明かしたが「そこは自分たちもわかっていましたし、上手くいっていないなと思っていながらも、良いタイミングで先制点が入ったので、自分たちは後半の立ち上がりからは少し楽な気持ちでゲームに入れたと思います」と、リードして前半を終えられたことでリラックスできたとした。 後半は攻め込まれるシーンがありながらも、主導権を与えないまま進めていたが、73分に失点。田所は「実際にPKもよぎりましたし、時間を見た時に嫌なタイミングだなと思いました」と、残り時間が少ない中での失点は堪えたという。 「73分ぐらいだったと思うんですけど、自分は円陣組んだ時に『まだ大丈夫だよ』と言ったんですが、内心後ろの選手としてはここで失点するかという気持ちがありました」 「ただ、追加点の時は、(砂押)大翔が球際で当たってボールを奪った瞬間に自分からも縦パスのコースが見えたので、これは点が入るかもと思って、しっかりと(宮本)周征が決めてくれました。後ろの選手としては前の選手に感謝しています」と、すぐに勝ち越してくれたチームメイトに感謝した。 選手権ではドラマチックな展開になる試合も例年多く、その予想もしていたという田所。「こういった大会はヒーローになるのが、誰か1人か日替わりかというところで、そういったところが出た試合かなと思います。難しい展開になりましたが、前線の選手に助けられました」と、改めて感謝を口にした。 自身のパフォーマンスについては「自分は試合前にあまり相手の情報を入れないタイプで、やった中でうまくクセとか特徴を掴んでやりたいと思っていた中で、ファーストプレーで相手9番の選手(伊藤湊太)に体を一回入れても取りきれなくて、そこから後半も後手に回るシーンがあって、自分としては反省しなければいけないポイントだったと思いますし、DFとしてあそこまで行かれてしまったことは少し反省点です」とコメント。勝利したものの、反省点もあった試合だったと振り返った。 2024.12.29 00:07 Sun
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「すごくハラハラするゲーム」15大会ぶり出場で劇的な開幕戦勝利、帝京の藤倉寛監督が伝統校の強み語る「残り1分でひっくり返してきた大先輩の映像が今でも残っている」

帝京高校の藤倉寛監督が劇的な展開での勝利を振り返った。 28日、第103回全国高校サッカー選手権大会の開幕戦が国立競技場で行われ、帝京高校が京都橘高校相手に2-1で勝利。序盤で先制しながら73分に追いつかれたが、2分後に宮本周征が右足で流し込み、そのまま逃げ切った。 戦後最多6度の優勝を誇る強豪ながら、15大会ぶりの出場となった帝京。藤倉監督は京都橘にも多くのチャンスがあった試合について、「1試合を通して言えば、すごくハラハラするようなゲームだったなという感想です」と述べつつ、伝統あるチームゆえのプレッシャーについて語った。 「いろんな人たちの思いを背負って来ていますので、何年ぶりに出ただとか、伝統ある学校を背負ってきたとか、そういったものを加味してこの1試合だけをコメントするのはすごく難しいなという試合でした」 「選手はあまり伝統校だとか、先輩たちが築き上げたとか、そこをそんなに重く感じるような素振りとか言動はなく、逆に良い緊張感でずっとやってきました。この試合に限らず、それを選手たちが感じながらやっていた場面はあまりなかったように思います」 また、一度は追いつかれた試合展開にも言及。チームの対応や、52分に送り出し、2年生ながら決勝ゴールをもたらした宮本などに触れた。 「思い出せば、おそらく失点した後に声をかけることすらもできないでゲームスタートしたと思います。ただ、今年のチームは1年間を通して、そういった時にキャプテンの砂押(大翔)を中心に、チームがピッチ内で解決した場面を何度も見てきました」 「ゲームの前に『今日はセットプレーとかカウンターとかで失点することは想定して入ろう』とか、『想定しながらいつもやられているから、失点も許容範囲のなかで』とか、『残り5分でリードされるかもしれないから劣勢の準備を』というところは話していたので、そういった部分に選手たちが落ち着いて対応したかなという印象でした」 「宮本に関しては元々FWの選手で、点を取るというミッションを毎回クリアしてくれる選手なので、送り出すメッセージとしてはゴールを取ってほしいとか、そこに関わる部分。本人はザ・ストライカーみたいなタイプ」 「最初ボールを持った時にとんでもないシュートを打っていましたけど、それが彼の良さで。3年生のなかに入って、2年生でもそれができる。この大舞台で『早く俺の出番ないかな』とか、そういう感じの選手なので、そういったところを私たちは期待して送り出しました」 「そこに関して何か指示をしたわけではなく、宮本が入ることによってチームも『そういうことなんだな』とわかりやすい選手。本来FWで並んでいる森田(晃)とメンバー交代するイメージは持っていたのですが、橘さんがタフに戦ってくるこの試合のなかで森田は代えられなかったというのがあって。代わった選手が悪かったわけではないですが、今日はそういう采配になりました」 「森田の良さと宮本の良さはちょっと違って、切磋琢磨しながらこの1年やってきた。正直どっちがスタートで出ても良いくらい。指導者としては嬉しい悩みではあるのですが、各ポジションに誰がスタートで出てもトップパフォーマンスを出せるぐらいの選手がいるなか、毎回スタート選びに悩まされているポジションの2人です」 さらに、宮本の決勝点に繋がったキャプテン砂押のプレーについても語った藤倉監督。中盤でボールを奪い返し、前線の森田へ浮き球のパスを送るダイレクトなプレーだったが、選手たち主導で生み出した形のようだ。 「練習でやってきたというよりは、ゴールへの近道を自分たちで見つけ出せるようになってきた。こっちが形を求めるというか、どこが空いて、どこを突くんだというものをみんなでゲーム中に感じながらやるというのがこのチームの集大成。なので、形というよりは自分たちで感じて。ゴールに繋がるのはやっぱりそこだったなというのが今日の結果だったのだと思います」 「リーグ戦とか予選を通じると、もう少しゆっくり相手を動かす場面が見られたなか、割と速攻や森田の縦の動きの良さとか、このゲームではこっちが活きるなと変化させているような場面があった。彼らから出てくる言葉のなかにもありました」 伝統ある帝京の強みにも言及。サッカーのスタイルを含めて時代は変わっているが、「勝負強さが伝統だということであれば、それは私も感じています」と、OBの戦いぶりを受け継いでいる。 「残り1分でもひっくり返してきた大先輩の映像は今でも残っていて、選手のなかでも『選手権は引き分けもないし、ドラマチックになるよ』と。選手権だし国立だからそうなってしまうという、そんな話はしましたけど、正にそれが宮本のゴールに繋がった」 「リーグ戦を通して、今年はそこでトーンダウンするというのがやっぱりありました。追いつかれて、もしくは逆転されたというのを何回も見てきました。こういう舞台でやらせてもらえて、この1試合ですごく成長したなと思います」 「あれだけ(京都橘の)セットプレーがあって、ロングスローがあって、いつもそれでやられていた。1個で収まったというところで言うと、彼らが成長した1試合でした。歴代のOBの方たちも大会を通してたくましくなったというのを見てきましたので、そういった伝統に乗っかりたいな、乗っかれる形を作らないとなと思います」 <span class="paragraph-title">【動画】伝統の勝負強さを大舞台で発揮! 帝京vs京都橘 ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">\ダイジェスト公開中/ <br>開幕戦で生まれたゴールをチェック<br><br>第103回全国高校サッカー選手権<br>【開幕戦】<br><br>動画はこちら<br>TVer<a href="https://t.co/JP4lvnasG2">https://t.co/JP4lvnasG2</a><br>SPORTS BULL<a href="https://t.co/T7dZgW3jBv">https://t.co/T7dZgW3jBv</a><br><br>地上波日テレ<br>『開会式開幕戦ハイライト』<br>12/28(土) 深夜24時25分 <a href="https://t.co/y0tErV4tVR">pic.twitter.com/y0tErV4tVR</a></p>&mdash; 高校サッカー日テレ公式 (@ntv_hss) <a href="https://twitter.com/ntv_hss/status/1872931458777792945?ref_src=twsrc%5Etfw">December 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.28 21:00 Sat
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「嬉しいですけど悔しい気持ち」途中出場から値千金の決勝弾、帝京FW宮本周征が得点量産へ意欲「6ゴール決めるという目標がある」

帝京高校を勝利に導いたFW宮本周征が試合を振り返った。 28日に開幕した第103回全国高校サッカー選手権大会。15大会ぶりの出場を叶えた帝京が開幕戦で京都橘高校と対戦し、2-1で勝利を収めた。 DFラビーニ未蘭のゴールで序盤からリードするも、73分に追いつかれる苦しい展開に。しかし、試合を決めたのが52分からピッチに立っていた宮本。追いつかれた2分後、縦パスを前線で収めたFW森田晃からボックス内でラストパスを受け、ワンタッチでゴール右隅に流し込んだ。 帝京を2回戦に導いた宮本だが、素直には喜べず。後半アディショナルタイムに外したGKとの一対一を悔いている。 「決勝点を決められましたけど、最後のGKとの一対一だったり。嬉しいですけど悔しい気持ち。そういうところを決めきっていかないと、もっとスーパーな選手にはなれません」 試合を決定づけるゴールを逃した宮本は左ウイングで起用される形に。決勝ゴールをお膳立てしてくれた森田との関係性にも言及し、良き仲間であると同時に、越えるべき壁と捉えているようだ。 「本当は(自分のポジションは)1トップとか2トップなんですが、今年は森田くんだったりFWに良い選手がいます。そこで本当は勝負したいですけど、出場時間を増やすために左とか右とかサイドも、全部やらなければいけないです」 「練習とかでは森田くんと2トップをやることがあったりして、森田くんがパスを出してくれるというのはわかっているので、シュートを打つ準備をして、しっかり決められて良かったです」 「選手権でもスタメンを取る気でいますし、森田くんから取るというのは今シーズンずっと意識していました。だけど、まだちゃんと越えられていないと思うので、選手権で森田くんを越えられるようにしたいです」 さらに、終盤に追いつかれた際の心境も告白。キャプテンのMF砂押大翔の言葉が響いたという。 「自分もマジかとなっていましたが、砂押くんがみんなを集めて『笑え笑え、笑顔でやれ』と言ってくれて、それで正気を取り戻せました。まだ7分もあるし、いけるだろうとしっかり切り替えました」 「劣勢の試合は取りこぼしてしまうことが多かったですが、今年は練習から強度高くやれていて、最後の強度も落とさずにいられます。自分たちが一番良い時というのは、たくさん声を出して、中で盛り上げて、。自分が入った時はもう出来上がっていたので、絶対勝てるだろうと思っていました」 今大会については「明確に6ゴール決めるという目標がある」とも語った宮本。スタメンの座とともに大会得点王を狙う。 「1試合1ゴールもそうですが、藤倉先生(藤倉寛監督)にどこかで出番あるよと言われていたので、スタメンで出た時は2ゴールくらい入れられればと思います」 <span class="paragraph-title">【動画】宮本が追いつかれた直後に勝ち越しゴール! 帝京vs京都橘 ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">\ダイジェスト公開中/ <br>開幕戦で生まれたゴールをチェック<br><br>第103回全国高校サッカー選手権<br>【開幕戦】<br><br>動画はこちら<br>TVer<a href="https://t.co/JP4lvnasG2">https://t.co/JP4lvnasG2</a><br>SPORTS BULL<a href="https://t.co/T7dZgW3jBv">https://t.co/T7dZgW3jBv</a><br><br>地上波日テレ<br>『開会式開幕戦ハイライト』<br>12/28(土) 深夜24時25分 <a href="https://t.co/y0tErV4tVR">pic.twitter.com/y0tErV4tVR</a></p>&mdash; 高校サッカー日テレ公式 (@ntv_hss) <a href="https://twitter.com/ntv_hss/status/1872931458777792945?ref_src=twsrc%5Etfw">December 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.28 23:51 Sat

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