大綱なき中国サッカーは「ペップでも救えない」…国内で活動の外国籍指導者らが厳しい見解
2024.09.10 20:50 Tue
中国で活動するドイツ人スポーツコンサルタント、また中国でサッカー普及に携わったアメリカ人指導者が、中国サッカー界を「進歩していない」とした。台湾『自由時報』が伝える。5日に行われた日本戦の0-7惨敗が国内外で注目され、同時に議論も呼んでいる中国代表。
中国のスポーツ産業に関する著書があり、中国国内に活動拠点も置くドイツ人スポーツコンサルタント、マーク・ドライヤー氏は、自身のSNSなどを通じて「0-7惨敗は中国サッカー界にとって史上最低の出来事」と位置付ける。
また、日本で青少年へのサッカー普及に尽力した有名なアメリカ人サッカー指導者、トム・バイヤー氏は、十数年前に中華人民共和国教育部(教育省)の招聘に応じ、中国国内のサッカー普及にも寄与した経験を持つ。
今なお精力的にアジア各国を回る“トムさん”も、中国サッカーに厳しい見解を寄せる。
バイヤー氏は中国代表について、“たとえジョゼップ・グアルディオラが指揮を執っても進歩しない”と簡潔に表現し、中国サッカー協会のかつての莫大な投資が成果を生まなかったと説明。
中国は2012年に習近平体制が発足後、「2050年までに中国をサッカー強国に」という旨の国家プロジェクトをスタートし、数億ドルを投じて世界的な選手や指導者を招聘した。
そして、広州恒大(現:広州FC/中国2部)がアジアで猛威を振るった時期も確かにあった。
しかしながらコロナパンデミックに陥り、またサッカー関係者の汚職摘発が相次いだこともあり、計画は事実上、途中で頓挫。バイヤー氏は「いま中国のサッカーがどうなっているのかよくわかりません。中国サッカー協会での同僚は投獄されました」と語っている。
一方、代表チームの強化策として、2019年から11人が中国に帰化も、これについては中国共産党の機関紙『環球時報』までもが「短絡的な勝利の追求。サッカー普及への扉を閉ざしている」と批判している状況。言葉を選ばなければ、中国サッカー界はブレすぎである。
ドライヤー氏が「帰化選手を置くことで、サッカーを巡る根深い問題からファンの気を紛らわそうとしている」と核心を突けば、バイヤー氏に至っては「習近平氏が『中国にW杯優勝を』と発言したことが最大の失敗」とも。
構造的な問題を抱えている様子の中国サッカー界。バイヤー氏は「まずはU-17W杯の出場を現実的な目標とするべきです。より多くのリソースと注目を、若い選手に向けることができます」と助言を送っている。
中国のスポーツ産業に関する著書があり、中国国内に活動拠点も置くドイツ人スポーツコンサルタント、マーク・ドライヤー氏は、自身のSNSなどを通じて「0-7惨敗は中国サッカー界にとって史上最低の出来事」と位置付ける。
今なお精力的にアジア各国を回る“トムさん”も、中国サッカーに厳しい見解を寄せる。
「これまで見てきた中国チームの中で、最悪のパフォーマンスだったと言えます。理由は単純に、選手たちのスキルが十分ではありません」
バイヤー氏は中国代表について、“たとえジョゼップ・グアルディオラが指揮を執っても進歩しない”と簡潔に表現し、中国サッカー協会のかつての莫大な投資が成果を生まなかったと説明。
中国は2012年に習近平体制が発足後、「2050年までに中国をサッカー強国に」という旨の国家プロジェクトをスタートし、数億ドルを投じて世界的な選手や指導者を招聘した。
そして、広州恒大(現:広州FC/中国2部)がアジアで猛威を振るった時期も確かにあった。
しかしながらコロナパンデミックに陥り、またサッカー関係者の汚職摘発が相次いだこともあり、計画は事実上、途中で頓挫。バイヤー氏は「いま中国のサッカーがどうなっているのかよくわかりません。中国サッカー協会での同僚は投獄されました」と語っている。
一方、代表チームの強化策として、2019年から11人が中国に帰化も、これについては中国共産党の機関紙『環球時報』までもが「短絡的な勝利の追求。サッカー普及への扉を閉ざしている」と批判している状況。言葉を選ばなければ、中国サッカー界はブレすぎである。
ドライヤー氏が「帰化選手を置くことで、サッカーを巡る根深い問題からファンの気を紛らわそうとしている」と核心を突けば、バイヤー氏に至っては「習近平氏が『中国にW杯優勝を』と発言したことが最大の失敗」とも。
構造的な問題を抱えている様子の中国サッカー界。バイヤー氏は「まずはU-17W杯の出場を現実的な目標とするべきです。より多くのリソースと注目を、若い選手に向けることができます」と助言を送っている。
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大型ボランチの代名詞 アフリカ最強MF、ヤヤ・トゥーレ【ピックアップ・プレイヤー】
サッカーでは、GK、DF、MF、FWとそれぞれ役割の全く異なるポジションで、それぞれにスター選手がいる。今回の企画『Pick Up Player』では、現役を問わず各クラブを代表する選手たちをプレー動画付きで紹介していく。 今回は元コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレ(37)だ。 <div id="cws_ad">◆アフリカ最強MFヤヤ・トゥーレのシティでの好プレー集<br /><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJFQTFmVlF6ZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> アーセナルなどで活躍した兄のコロ・トゥーレとともに、コートジボワールのASECミモザでキャリアをスタートさせたヤヤ・トゥーレ。2000年に17歳でトップチームデビューを果たすと、2001年にベルギーのベベレンへと移籍し、欧州でのキャリアをスタートさせた。 ベベレン時代には兄のコロが在籍していたアーセナル加入が近づいたこともあったが、労働許可証の問題から移籍は実現せず、ウクライナのメタルルフ・ドネツクへと移籍した。 その後、ギリシャのオリンピアコスとフランスのモナコを経て、2007年にバルセロナへと移籍すると、主に中盤の底で起用。191cmの長身と長い手足に加え、バルセロナの選手らしい高い足元の技術を持ち、チャンスをみると自ら持ち上がることもできるヤヤ・トゥーレは、ジョゼップ・グアルディオラ監督との確執もありながらも、2008-2009シーズンの3冠獲得にも貢献した。 2010年夏に兄のコロが在籍するマンチェスター・シティへと移籍。背番号「42」を着用すると、ロベルト・マンチーニ監督のもとトップ下でも起用されるようになり、得点能力が開花した。公式戦二桁得点を記録し、チームも史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。 それからはシティの攻撃の中心に君臨。ゴール前への飛び出しやミドルシュートなど流れの中からのゴールに加え、直接FKやPKなどのセットプレーからもゴールを重ねた。中でも、2013-14シーズンは公式戦49試合に出場して24ゴール12アシストを記録。プレミアリーグでもリーグ3位の20ゴールを奪い、MFとして異例の数字を残した。 2016-17シーズンにグアルディオラ監督がシティの監督に就任すると、一度は出場機会を失うものの、和解後は再びチームの中心となり、2018年夏に退団するまで公式戦316試合79ゴール50アシストを記録している。 その後は古巣のオリンピアコスと中国の青島黄海でプレーしたが、2019年末に青島黄海を退団して以降、今は無所属となっている。 2020.08.31 06:00 Mon4
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サウジアラビア代表のMFモハメド・カンノが自身の行為を謝罪した。 10日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループCの第2節でサウジアラビアはアウェイで中国と対戦した。 初戦でインドネシア代表と引き分けたサウジアラビアは、日本代表に大敗した中国のホームに乗り込んだ。大連梭魚湾サッカー場には大量の中国人サポーターが集まり、完全アウェイという難しい環境の中、14分にオウンゴールで先制点を許してしまう。 すると19分、モハメド・カンノがジャン・シェンロンの胸を蹴り付ける報復行為でオンフィールド・レビューの結果一発退場に。ビハインドと数的不利な状況に陥ってしまったが、CKからハッサン・カディシュが2ゴールを奪い逆転勝利。最終予選の初白星を飾った。 勝利を収めたとはいえ、自身の軽率なプレーによりチームを追い込んでしまったモハメド・カンノは、自身のインスタグラムを試合後に更新。謝罪文を掲載した。 「親愛なる国民、ファンの皆さん。W杯出場権を争う予選で重要な3ポイントを獲得できたこと、おめでとうございます」 「監督、運営スタッフ、テクニカルスタッフ、そして責任感のある僕の同僚たちに深くお詫び申し上げます」 「僕は繰り返し謝罪しますが、特にサウジアラビアの観客の皆さんに語りかけ、皆さんが満足するものを提供することを約束します」 自身の愚行を謝罪したカンノ。10月には日本代表とのホームゲームが控えているが、出場停止で欠場することとなり、さらなる処分もあるかもしれない。 <span class="paragraph-title">【動画】倒された後、相手の胸を下から蹴り上げる信じられない愚行…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="1quphaGg5yA";var video_start = 73;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.11 23:47 Wed4
「上田の代役ではない」1年ぶり招集の古橋亨梧に森保一監督が招集理由と期待を口に「選ぶべき選手」「ゴール前での良さを」
日本代表の森保一監督が、11月の2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向けた日本代表メンバーを発表。約1年ぶりの招集となったFW古橋亨梧(セルティック)について言及した。 7日、11月のインドネシア代表戦、中国代表戦とアウェイでの連戦に向けたメンバー27名を発表。10月から大きな変更はなかった中、FW上田綺世(フェイエノールト)が負傷離脱し、FWとして古橋が招集を受けた。 2023年10月以来の招集となった古橋。約1年ぶりに日本代表のメンバーに選ばれた中、セルティックではエースとして活躍。2023-24シーズンは公式戦50試合で19ゴール5アシストを記録。今シーズンも15試合で6ゴール3アシストを記録している。 森保監督は古橋について、上田の代役ではないと明言。セルティックでのパフォーマンスを見て決めたとし、期待することについても語った。 「代表への招集はなかなかここ最近はできていませんが、彼のプレーは常に行ける限りスタッフがセルティックの試合を現地で観て、毎試合映像を通して確認はしてきている中で、私が言うまでもなく、彼がここまでセルティックでヨーロッパで結果を残している。チームを勝たせる存在感あるプレーをしているということで、今回選ばせて頂きました」 「ケガの上田の代わりということも考えられるかもしれないですが、全く代わりということではなく、普段から候補選手を見ている中で、今回選ぶべき選手だということで選ばせていただいています」 「彼の特徴としては、ゴール前でピンポイントで合わせてゴールを奪い切る、仕留めることができるという選手だと思っています。まずはそこの、彼のゴール前での良さを出してもらえればと思いますし、チームとしても彼の良さを活かせるように、これまでやってきた戦い方と合わせて、双方にとって幅を広げられるように活動していければと思います」 「亨梧もゴール前でゴールに向かう仕事だけではなく、セルティックでは中盤、前線の起点となって、もう1回ゴール前に侵入していくということを求められてプレーしていることも確認できています。我々にとっても一番の良さである得点を取ってもらえる環境作りをしたいですが、チームとして起点になる部分、前線からの守備はセルティックでやっていることを代表でも活かしてもらいたいと思いますし、活かせるようにチームとしても良い準備をしたいと思います」 活躍に期待がかかる古橋。FW小川航基(NECナイメヘン)、FW前田大然(セルティック)、FW大橋祐紀(ブラックバーン)とのポジション争いもある。 ここまでも最終予選でエースとして活躍してきた上田。不在の中での戦い方について、それぞれの特長を活かしていくとしながらも、チームとしての戦い方を変えるつもりはないと語った。 「チームとしての戦い方はFWのタイプで言うと、上田綺世、小川航基、大橋祐紀、古橋亨梧、前田大然もできるかもしれないですが、ターゲットタイプと背後に抜け出すタイプ、クロスに合わせるタイプがいる」 「一番得意なことは変わってくるかもしれませんが、チームとしての戦い方は変わらないと思っています。それは、ボールを奪った瞬間から相手のゴールに向かって攻める、動き出す、配球すると言うことは変わらないので、そこに関しては、誰が出ても変わらないかなと思います」 「小川航基と綺世は同じようで実は違いますがポストプレータイプ。もし亨梧が試合に出れば、クロスから点で合わせることがあったりというのが特長だと思いますが、チームとしての優先順位は相手の背後を取る、ゴールに向かってプレーできなければ起点になるプレーをするということは全ての選手に求めていきたいと思うので、チームとしての戦い方は変わると思っていません」 「逆に違う特徴の選手は中盤にもいると思いますので、ベースとしてチームとしての戦い方やコンセプトを持ちながらも、特長を活かしていけるようなオプションをチームとして持ちたいですし、戦い方も幅を持っていきたいと思います」 2024.11.07 16:20 Thu5