直近2連勝もJ3で11位の岐阜の上野優作監督が辞任…フットボールコーディネーターとして残留、天野賢一HCが暫定指揮

2024.06.27 17:55 Thu
©︎J.LEAGUE
FC岐阜は27日、上野優作監督(50)の辞任を発表した。なお、ヘッドコーチを務める天野賢一氏(49)が暫定的に指揮を執るという。

上野監督は、現役時代はアビスパ福岡、サンフレッチェ広島、京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)、アルビレックス新潟、栃木SCでプレー。引退後は栃木でコーチやヘッドコーチなどを務めた。

その後、浦和レッズのユースコーチや監督、トップチームのヘッドコーチを務めると、2021年からは日本代表のコーチに就任。森保一監督の下でカタール・ワールドカップ(W杯)にも参加していた。
2023シーズンから岐阜の監督に就任すると、J2昇格を目指す今シーズンはここまで18試合を戦い7勝5分け6敗の11位に位置。直近は2連勝を収めていたが、辞任することとなった。

上野監督はクラブを通じてコメントしている。
「シーズン半ばに監督の職を離れることとなり本当に申し訳なく思っております。2試合前からチーム指導における役割を見直し、FC岐阜の戦いに結果がついてくるようになりました。今後、さらなる上昇を見据えると、私がチームから離れることが一番だと考え、クラブに申し入れました」

「ファン・サポーター、行政、パートナー企業、後援会の皆さま、そしてボランティアスタッフをはじめとするFC岐阜に関わるすべての皆さまに、最後まで共に戦うことができなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

「昨シーズンから指揮をとらせていただき、FC岐阜の宮田会長、小松社長をはじめとするすべてのクラブスタッフには感謝しかありません。また、共に戦ってくれた選手、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、強化部にも感謝しています」

「そして、毎日のようにグラウンドに足を運んでくれたファン・サポーターの皆さま、遠くアウェイまで駆けつけて大声援を送って選手を勇気づけてくれたこと、一緒になって勝利の歌を歌い喜びを分かち合えたこと、皆さまの支えがあったからこそここまで戦い続けることができました。最後に、一年半、ご声援、ご支援、本当にありがとうございました」

また、小松 裕志 代表取締役社長も今回の件についてコメントしている。

「日頃よりFC岐阜にご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございます」

「今シーズンは3節から7戦負けなしという好スタートをきったものの、その後9戦勝ちなしと非常に苦しい時期を迎えました。そのような状況の中、一つでも上の順位を目指すべく戦ってまいりましたが、上野優作監督より当初描いた目標から乖離した現状の責任をとる形での辞任の申し入れがあり、クラブとしては、引き続き指揮を執っていただくよう話し合いを重ねて参りましたが、このたび受理することを決定いたしました。1年半にわたり指揮を執っていただき、チームの成長に尽力していただいたことに、心からの感謝と敬意を表します。上野優作氏には、引き続きクラブに残っていただき、フットボールコーディネーターとしてFC岐阜のプレーモデルやメソッドの構築についてサポートいただきます」

「また、暫定的に監督を引き受けていただいた天野賢一ヘッドコーチに感謝するとともに、全力でサポートして参ります」

「これからも、選手・スタッフを含め、チームが一致団結し、FC岐阜を応援してくださる皆様とJ2昇格という目標を達成できるように、全力を尽くして戦って参ります」

「どうか引き続き熱いサポートをいただきますようよろしくお願い申し上げます」

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後半ATに逆転! 岐阜が勝ち点「3」差の一戦を土壇場で制す、長野は8試合勝ちなし【明治安田J3第32節】

11日、明治安田J3リーグ第32節のFC岐阜vsAC長野パルセイロが岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われ、ホームの岐阜が2-1で勝利した。 14位岐阜(勝ち点36)が16位長野(勝ち点33)をホームに迎えた勝ち点「3」差の一戦。岐阜は2試合ぶり、長野は8試合ぶりの白星を目指した。 立ち上がりから押し込んだのは長野。CKからゴールに迫ると、続いて近藤貴司が遠めから積極的に狙う。 その後も優位に進めるのはアウェイチーム。29分には自陣から速攻を仕掛け、左クロスに近藤貴司が合わせたが、オフサイドの判定でゴールは認められない。 一方の岐阜も前半終盤にチャンス。敵陣でボールを奪い返すと、ゴール前に波状攻撃。ボックス内から放った藤岡浩介のシュートはバーを越え、ゴールレスで折り返した。 後半序盤は岐阜が立て続けにセットプレーを得るが、先手を取ったのは長野。55分、右サイドのタッチライン際で受けた黒石貴哉がプレスをかわしながら中央へ持ち運ぶと、最後は左サイドの忽那喬司へ。ダイレクトシュートでゴールをこじ開けた。 しかし、岐阜も8分後に反撃。中央での細かいパスワークから西谷亮がワンタッチでコントロールショットを沈め、試合を振り出しに戻す。 その後は選手を入れ替えながら決勝点を目指した両チーム。後半終盤には山中麗央の突破からシュートのこぼれ球に三田尚希が反応したが、枠の右に外して長野の勝ち越しとはならなかった。 すると後半アディショナルタイム、敵陣に攻め入る岐阜が左から右へサイドチェンジし、遠藤元一がダイレクトでクロス。北龍磨が押し込んで土壇場で逆転に成功した。 岐阜はそのまま試合を締め、昇格プレーオフ圏内に望みを繋ぐ2試合ぶりの勝利。一方、敗れた長野は8試合白星から遠ざかっている。 FC岐阜 2-1 AC長野パルセイロ 【岐阜】 西谷亮(後18) 北龍磨(後45+2) 【長野】 忽那喬司(後10) ◆明治安田J3リーグ第32節 ▽10月11日(金) FC岐阜 2-1 AC長野パルセイロ ▽10月12日(土) 《12:55》 FC今治 vs Y.S.C.C.横浜 《13:00》 ギラヴァンツ北九州 vs ヴァンラーレ八戸 《16:00》 テゲバジャーロ宮崎 vs カターレ富山 《17:00》 FC琉球 vs SC相模原 ▽10月13日(日) 《13:00》 松本山雅FC vs ツエーゲン金沢 ガイナーレ鳥取 vs いわてグルージャ盛岡 《14:00》 大宮アルディージャ vs 福島ユナイテッドFC 奈良クラブ vs FC大阪 アスルクラロ沼津 vs カマタマーレ讃岐 2024.10.11 21:10 Fri
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かつては85億円を設定された元スポルティングの田中順也、ポルトガル移籍が増える現状を語る「何人かの背中を押した」

かつてスポルティング・リスボンでもプレーしたことのあるFC岐阜の元日本代表FW田中順也が、日本人選手のポルトガル移籍が増えていることに言及した。ポルトガル『レコルド』が伝えている。 田中は順天堂大学から2010年2月に柏レイソルへと入団。強烈な左足のキックを武器に活躍。日本代表としても4試合に出場するなど、その実力を示していた。 その田中は2014年7月にスポルティングへと完全移籍。当時ヨーロッパでは全くの無名でもあった田中だが、スポルティングが違約金に6000万ユーロ(約85億円)という破格の金額を設定。このことがヨーロッパでも大きな話題を呼び、「タナカとは何者だ」と話題となった。 田中はスポルティングで公式戦35試合に出場し7ゴール6アシストを記録。加入1年目こそリーグ戦17試合で5ゴール2アシストを記録するも、シーズン終了後に監督が交代。すると構想外となり、2年目は公式戦7試合の出場に終わっていた。 その後は、日本へと復帰。柏の他、ヴィッセル神戸でもプレー。現在は岐阜に所属している。 ポルトガルリーグは日本人選手がほとんどプレーしていなかった中、現在は日本代表MF守田英正やFW田川亨介(共にサンタ・クララ)、MF中島翔哉、GK中村航輔、FW川﨑修平(いずれもポルティモネンセ)、MF藤本寛也(ジル・ヴィセンテ)、FW食野亮太郎(エストリル)、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)が所属。新シーズンからはDF小川諒也(ヴィトーリア・ギマランイス)の参戦が決まっている。 守田もスポルティングへのステップアップが確実視されるほか、日本人選手の獲得の噂が他にもあるポルトガル。田中はこの現状についてコメントした。 「ポルトガルにはクオリティの高い日本人選手がたくさんいる。すでにプレーできている選手もいる。他の選手がすぐに向かうことも願っている」 「僕は一部の選手の背中を押したと感じている。ポルトガルでは幸せだったし、それのおかげで他の選手がポルトガルのリーグをポジティブに捉えることができたと思う」 ポルトガルへの道を切り拓いたと言っても良い田中。日本人選手がポルトガルで順応できる理由についても語った。 「ポルトガルはクオリティとスピードでプレーするレベルの高いリーグだ。日本には、そう言った特徴を備え、考えてプレーするのが速い選手がたくさんいる」 「他の日本人選手にもぜひポルトガルに行ってもらい、良さを知ってもらいたい」 日本人選手に向いているリーグだと語る田中。最後には、かつての仲間やファンたちへのメッセージを残した。 「この場を借りて、スポルティングに関わる仲間たちにメッセージを残したいと思う。僕はクラブを永遠に愛している。とても嬉しかったし、ぜひ頑張ってもらいたい。チャンピオンになることを願っている」 日本人選手の多くはドイツやベルギーでプレーしているが、ポルトガルも人数は増えてきている状況。良い結果を残す選手が増えることを望むばかりだ。 2022.06.17 12:55 Fri

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