上野優作 Yusaku UENO

ポジション 監督
国籍 日本
生年月日 1973年11月01日(50歳)
利き足
身長
体重
ニュース クラブ 監督データ
ニュース一覧

上野優作体制2年目、ベテラン引退もJ2昇格狙う岐阜が選手背番号発表!

FC岐阜は9日、2024シーズンの選手背番号を発表した。 森保一監督の下で日本代表としてコーチを務めていた上野優作氏が初めて指揮を執ることとなった岐阜。2023シーズンは、明治安田生命J3リーグで8位フィニッシュ。昇格争いに絡んだものの、及ばなかった。 2024年も上野監督が指揮を執る中、MF柏木陽介、FW田中順也、GK松本拓也が現役引退。また、MF宇賀神友弥が古巣の浦和レッズに復帰した他、選手の入れ替わりも激しくなった。 新戦力では、GKに藤枝MYFCから上田智輝、ギラヴァンツ北九州から後藤大輝を獲得。守備陣では、いわてグルージャ盛岡から甲斐健太郎、石田崚真、テゲバジャーロ宮崎から小川真輝、ガイナーレ鳥取から文仁柱を補強。中盤には期限付きで西谷亮(←東京ヴェルディ)、新垣貴之(←モンテディオ山形)、前線にはサガン鳥栖から期限付きで河波櫻士、ロアッソ熊本から完全で粟飯原尚平が加入した。 背番号は上田が「31」、後藤が「50」、甲斐が「4」、石田が「5」、小川が「18」、文仁柱が「22」、西谷が「16」、新垣が「38」、河波が「7」、粟飯原が「24」に決まった。 また、FW田口裕也は「48」から「17」に変更している。 ◆2024シーズン選手背番号 GK 1.茂木秀 20.林祥太郎 31.上田智輝←藤枝MYFC/完全 50.後藤大輝←ギラヴァンツ北九州/完全 DF 4.甲斐健太郎←いわてグルージャ盛岡/完全 5.石田崚真←いわてグルージャ盛岡/完全 18.小川真輝←テゲバジャーロ宮崎/完全 22.文仁柱←ガイナーレ鳥取/完全 23.萩野滉大 25.和田侑樹 26.羽田一平 39.遠藤元一 MF 6.北龍磨 8.荒木大吾←京都サンガF.C./完全 ※10日に加入決定 10.庄司悦大 14.生地慶充 16.西谷亮←東京ヴェルディ/育成型期限付き 19.松本歩夢 30.與那覇航和←仙台大学/新加入 38.新垣貴之←モンテディオ山形/期限付き 40.川上竜 FW 7.河波櫻士←サガン鳥栖/期限付き 9.山内寛史 11.藤岡浩介 15.上野輝人 17.田口裕也※背番号変更「48」 24.粟飯原尚平←ロアッソ熊本/完全 27.横山智也 2024.01.10 22:40 Wed

岐阜がカタールW杯を経験した上野優作監督と契約更新「来季はJ2昇格を」

FC岐阜は30日、上野優作監督(50)との契約更新を発表した。 上野監督は現役時代はアビスパ福岡、サンフレッチェ広島、京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)、アルビレックス新潟、栃木SCでプレー。引退後は栃木でコーチやヘッドコーチなどを務めた。 その後、浦和レッズのユースコーチや監督、トップチームのヘッドコーチを務めると、2021年からは日本代表のコーチに就任。森保一監督の下でカタール・ワールドカップ(W杯)にも参加していた。 今シーズンから岐阜の監督に就任し、監督としてのキャリアをスタート。今シーズンは最終節を残した段階で、勝ち点54の8位に位置している。 上野監督はクラブを通じてコメントしている。 「日頃より、FC岐阜への多大なるご支援・ご声援を頂きましてありがとうございます。来シーズンも引き続き指揮をとらせていただく事になりました」 「まずはホームで迎える今シーズンの最終戦、勝利目指して全力で戦います。来シーズンは、今年の戦いをベースに、勝負強さを身につけ、目標のJ2昇格を達成できるよう、選手、スタッフ、クラブ一丸となって戦います。熱い応援よろしくお願いいたします」 2023.11.30 18:40 Thu

6月のJ1優秀監督に息吹き返すG大阪からダニエル・ポヤトス監督が輝く! 「全員の仕事の成果」

Jリーグは18日、6月度の月間優秀監督賞を発表した。 J1リーグからは復調に導くガンバ大阪指揮官のダニエル・ポヤトス。5月28日の第15節で5連敗を止める勝利を掴むと、6月もその勢いをもって3戦全勝での切り抜けに成功した。 順位こそまだ13位だが、今や7戦無敗(6勝1分け)で一時の最下位低迷から抜け出して、トップハーフを見渡せるところまできたスペイン人指揮官は初受賞を受け、喜びを語った。 「このたびは、6月度の月間優秀監督賞に選出いただきありがとうございます。このような賞の受賞を本当に誇りに思います。まず、チームスタッフに感謝したいですし、これは全員の仕事の成果なので、スタッフのみんなにもこの賞を捧げたいです。そして、難しい時期でもチームと私を信じて最大限のサポートをしてくださったクラブにも感謝したいです。最後に、全てのファン・サポーターのみなさんへ。みなさん無しでは、難しい流れを変えることはできませんでした。チームの目標を達成するために、残りのシーズンも全力で戦います」 Jリーグ選考委員会からは反町康治氏が「辛抱強くやってきたことが成果となって現れてきている」と評すると、槙野智章氏も「3連勝は大きな意味がある」とコメント。北條聡氏は「人選と戦術に微調整を施し、3連勝へ導いた決断と手腕は特筆に値するもの」と賛辞を送った。 また、J2リーグとJ3リーグではそれぞれ6月の戦いを3勝1分けで終えたジュビロ磐田の横内昭展監督とFC岐阜の上野優作監督。両監督もダニエル・ポヤトス監督と同じく初受賞となる。 2023.07.18 17:10 Tue

今季のJFLは実力拮抗…首位から13位まで勝ち点差「8」、天皇杯でG大阪撃破の高知が7戦ぶり白星【JFL第13節】

24~25日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第13節の7試合が各地で行われた。 天皇杯2回戦でガンバ大阪を撃破した13位・高知ユナイテッドSC。しかし、JFLでは直近6試合未勝利で、この間のゴール数はわずか「4」と得点力不足に悩まされている。それでも、ホームに10位・ヴェルスパ大分を迎え撃った今節は快勝を収めた。 63分にエースのFW田口光樹が先制点を奪うと、続く72分にはDF小林大智が右CKに頭で合わせて追加点。元ヴァンラーレ八戸の小林は今シーズン2ゴール目となった。3試合ぶりの複数得点で2-0とした高知が7試合ぶりの白星を挙げている。 昨シーズン最下位ながらも今シーズンは一時首位に立つなど躍進を遂げる2位・レイラック滋賀。しかし、直近3試合は白星がなく、ホームで5位・ヴィアティン三重と対戦した今節も0-0のドロー決着。勝ち点「1」の積み上げにとどまった。 4位・ソニー仙台FCはホームで6位・FCティアモ枚方に圧勝。FC岐阜の上野優作監督を父に持つFW上野瑶介が38分に先制点を挙げると、MF信太英駿の2ゴールで3-0として迎えた64分には上野の2点目でダメ押し。さらに1点を追加し、最終スコアは5-0となった。 8位・Honda FCはアウェイで首位・クリアソン新宿を撃破。13分に2021シーズンの得点王・FW岡﨑優希の一撃で先制すると、36分にはFW児玉怜音がPKを沈めて2点リードに。試合終盤にも3点目を決めて3-0とし、首位相手の快勝となった。 第13節を終え、7勝1分け5敗で勝ち点「22」の新宿が首位をキープ。しかし、4勝2分け6敗の「14」で13位とするミネベアミツミFCとの差は「8」しかない状況だ。 また、都並敏史監督率いる15チーム中14位のブリオベッカ浦安も今節は勝ち点1を積み上げ、2勝4分け6敗で「10」に。開幕9試合未勝利と苦しんだ昇格組・浦安だが、ここ3試合で2勝1分けとJFL仕様のチームを急速に構築しつつある。 奈良クラブ、FC大阪が抜けた今シーズンのJFLは、実力差のほとんどない拮抗した戦いが続いている状況だ。なお、43歳の高原直泰選手兼任監督率いる最下位・沖縄SVは今節、ホームで東京武蔵野ユナイテッドFCに0-3の完敗となっている。 ◆第13節 6月24日(土) レイラック滋賀 0-0 ヴィアティン三重 ブリオベッカ浦安 1-1 FCマルヤス岡崎 6月25日(日) ラインメール青森 4-1 鈴鹿ポイントゲッターズ 高知ユナイテッドSC 2-0 ヴェルスパ大分 ソニー仙台FC 5-0 FCティアモ枚方 クリアソン新宿 0-3 Honda FC 沖縄SV 0-3 東京武蔵野ユナイテッドFC 2023.06.25 17:14 Sun

ソニー仙台が43歳高原スタメンの沖縄撃破し首位浮上! 浦安はアカデミー出身の19歳上中がデビューも…【JFL第7節】

日本フットボールリーグ(JFL)第7節の7試合が29日から30日にかけて各地で行われた。 前節を終えて首位に立つレイラック滋賀の試合がない今節、滋賀に次ぐ2位のヴェルスパ大分はホームでヴィアティン三重と対戦。首位浮上を期して臨んだ一戦だったが、9分、32分とFW田村翔太にゴールを許して試合を折り返すと、53分、57分にも立て続けに2失点を喫し、0-4の大敗に。ここまで6試合でわずか4失点だった守備が崩壊する形となった。 ソニー仙台FCは43歳の高原直泰選手兼任監督がスタメン出場した沖縄SVとアウェイで対戦。26分、FC岐阜の上野優作監督を父に持つFW上野瑶介が先制点を決めると、最後までこの1点を守り抜き、1-0で勝利した。 この結果、試合数のバラつきこそあるものの、ソニー仙台が滋賀を抜いて首位に浮上。なお、今シーズンJFL初参入の沖縄を率いる高原はここまでの全6試合に出場も無得点となっており、チームも1勝5敗の14位と苦しい戦いを強いられている。 開幕6試合未勝利で最下位に沈むブリオベッカ浦安は元浦安指揮官の柴田峡監督率いるラインメール青森とアウェイで対戦。スコアレスで迎えた試合終盤の85分にアカデミー出身の19歳MF上中柊司が途中出場でリーグ戦デビューを飾ったなか、浦安は上中の投入直後にFKから失点し、その後の猛攻もむなしく0-1で敗戦となった。 第7節を終え、首位は勝ち点「14」のソニー仙台。1試合消化が少ない2位の滋賀を1ポイント差で上回る。また、V大分が3位に後退し、青森が7位から4位に浮上している。最下位(15位)は浦安のままとなっている。 ◆JFL第7節 ▽4月29日(土) Honda FC 1-1 FCティアモ枚方 クリアソン新宿 1-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">2 FCマルヤス岡崎</span> ▽4月30日(日) <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">ラインメール青森 1</span>-0 ブリオベッカ浦安 ヴェルスパ大分 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">4 ヴィアティン三重</span> <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">鈴鹿ポイントゲッターズ 2</span>-0 東京武蔵野ユナイテッドFC 高知ユナイテッドSC 0-0 ミネベアミツミFC 沖縄SV 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">1 ソニー仙台FC</span> ※今節試合なし レイラック滋賀 <span class="paragraph-title">【動画】JFL浦安を応援するサラリーマン姿のイケメンコールリーダー! その正体は...</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">浦安を退団、引退して以来ですが応援に!<br>選手の皆んなが頑張ってる姿を見て、全力でコールリーダーやらさせていただきました!クリアソン新宿さんの応援数には及ばないけど、最後まで応援してます!!<br>頑張れ!みんな!!<br>ジュニアの皆んなもありがとう!<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%99%E3%83%83%E3%82%AB%E6%B5%A6%E5%AE%89?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ブリオベッカ浦安</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%BD%E3%83%B3%E6%96%B0%E5%AE%BF?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#クリアソン新宿</a> <a href="https://t.co/oVjef9jXST">pic.twitter.com/oVjef9jXST</a></p>&mdash; 篠田朋宏 (@shinotomo777) <a href="https://twitter.com/shinotomo777/status/1645015943817596928?ref_src=twsrc%5Etfw">April 9, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.04.30 15:40 Sun

悲願のJリーグ参入目指す高知は黒星発進、ソニー仙台はW杯日本代表コーチを父に持つ上野が同点弾も…【JFL第2節】

日本フットボールリーグ(JFL)第2節の7試合が18日から19日にかけて各地で行われた。 高知県勢初のJリーグ参入を目指す高知ユナイテッドSCは第1節に試合がなく、今節が今季初戦に。ホームにラインメール青森を迎え撃った。 オーストラリア代表歴を持つ元湘南ベルマーレのGKタンドゥ・ベラフィがスタメンに名を連ねたなか、開始2分にいきなり失点。J通算100得点以上を誇るFW船山貴之のシュートのこぼれ球をFW木戸皓貴に押し込まれた。 1点ビハインドで迎えた後半、高知は何度か惜しいチャンスを作るも肝心のネットは揺らせず、0-1のままタイムアップ。4年目のJFLは黒星発進となった。 かつてアルビレックス新潟やジェフユナイテッド千葉などを指揮した鈴木淳監督が率いるソニー仙台FCは、開幕2連勝を目指し、ホームでヴェルスパ大分と対戦した。 開始7分に先制を許すも、カタール・ワールドカップ(W杯)で日本代表コーチを務めた上野優作氏(現・FC岐阜監督)を父に持つFW上野瑶介が52分に同点ゴールを決め、64分には伊藤綾太のゴールで逆転。このまま逃げ切りたかったが、90+3分にブラウブリッツ秋田からV大分へ期限付き移籍しているFW半田航也に同点ゴールを許し、2-2のドロー決着となった。 6年ぶりにJFLを戦うブリオベッカ浦安は第1節で東京武蔵野ユナイテッドFCと2-2のドロー。ホーム初戦となる今節は鈴鹿ポイントゲッターズと対戦した。 浦安は23分、186cmの大型FW村上弘有が相手GKとの一対一を冷静に沈めて先制点をゲット。しかし、後半開始早々の49分に同点とされると、53分にはPKを決められ、一転して追いかける展開に。都並敏史監督は次々と攻撃的な選手を投入したが、試合終盤の90分に追加点を献上。1-3で敗れ、6年ぶりのJFL勝利は次節以降にお預けとなった。 クリアソン新宿は第1節で青森と0-0のドロー。高原直泰選手兼任監督率いる沖縄SVとのアウェイゲームとなった今節は、36分に元長野パルセイロのFW佐野翼が先制点を決める。対する沖縄は、背番号10を背負う高原が65分からピッチに立ったが、新宿は1点リードのまま迎えた80分にMF池谷友喜が追加点。90+1分に1点を返されたが、2-1で逃げ切り、今季初白星を挙げている。 ◆JFL第2節 ▽3月18日(土) FCマルヤス岡崎 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">3 ヴィアティン三重</span> ▽3月19日(日) ミネベアミツミFC 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">1 東京武蔵野ユナイテッドFC</span> 高知ユナイテッドSC 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">1 ラインメール青森</span> ソニー仙台FC 2-2 ヴェルスパ大分 ブリオベッカ浦安 1-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">3 鈴鹿ポイントゲッターズ</span> 沖縄SV 1-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">2 クリアソン新宿</span> レイラック滋賀 2-2 Honda FC ※今節試合なし FCティアモ枚方 2023.03.19 17:50 Sun

日本代表のコーチに名波浩、前田遼一が就任で合意…共に日本代表でも実績

日本サッカー協会(JFA)は17日、日本代表のコーチに名波浩氏(50)、前田遼一氏(41)が就任することで合意したことを発表した。 カタール・ワールドカップ(W杯)では、“新しい景色”としてベスト8を目指して戦ったものの、結果はベスト16。ただ、グループステージではドイツ代表、スペイン代表に逆転勝利を収めるなど、世界を驚かせた。 その結果を受け、森保一監督は日本代表史上初となるW杯後も指揮を執ることが決定。2026年のW杯を目指して行くこととなった。 ただ、横内昭展コーチがジュビロ磐田、上野優作コーチがFC岐阜の監督に就任。コーチ陣の再編が必要となっていた。 名波氏は現役時代にジュビロ磐田やセレッソ大阪、東京ヴェルディでプレー。セリエAのヴェネツィアでもプレー経験があり、日本代表では背番号10を背負い、1998年のフランスW杯にも出場していた。 J1通算314試合34得点、セリエAで24試合1得点を記録。日本代表としても67試合で9得点を記録していた。 引退後は、磐田と松本山雅FCで監督も務めていた。 前田氏は現役時代に磐田、FC東京、岐阜でプレー。日本代表としても活躍した。J1通算429試合154得点を記録し、2度得点王も受賞。日本代表でも33試合10得点を記録した。 なお、引退後は磐田のU-18コーチ、そして2022年はU-18で監督を務めていた。 2023.01.17 14:20 Tue

森保監督続投で歴代最長監督はというと…/六川亨の日本サッカーの歩み

まだ正式決定ではないが、森保一監督の『2年間の』続投が決まったようだ。正式には来年のJFA(日本サッカー協会)理事会での承認待ちになる。その頃にはコーチ陣などのスタッフの詳細も決定しているだろう。 93年のJリーグ誕生以降、日本代表の監督は基本的にW杯の4年サイクルで交代してきた。例外は94年のアジア大会で韓国に敗れたロベルト・ファルカン氏、97年のアウェー中央アジア2連戦で更迭された加茂周氏、07年に病に倒れたイヴィチャ・オシム氏、15年に契約解除されたハビエル・アギーレ氏、そして18年に解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏の5人しかいない。 そうした過去30年の歴史のなかで、初めて『続投』が決定的となったのが森保監督である。目標としていた「ベスト8」には届かなかったものの、大国ドイツとスペインに逆転勝ちを収めたことが高く評価されたことは言うまでもない。 そこで過去の歴代監督の任期を振り返ると、上には上がいるもので、長沼健氏(元JFA会長)は1962年から69年までの7年間と、さらに72年から76年までの4年間、トータル11年間も日本代表の監督を務めた。「時代が違う」と言ってしまえばそれまでだが、おそらく2度と破られることのない記録と言っていいだろう。 長沼氏が“長期政権"を担うことになったのには理由がある。64年に東京五輪があったからだ。このため62年に33歳の若さで監督に抜擢された。そして東京五輪ではグループリーグでアルゼンチンを倒して決勝トーナメントに進出。準々決勝で銀メダルに輝いたチェコスロバキアに0-4で敗れたが、ベスト8進出で日本に“第1次サッカーブーム"を巻き起こした。 さらに4年後のメキシコ五輪では、アジア勢初となる銅メダル獲得の快挙を達成。その再現を半世紀後の21年東京五輪で森保監督は期待されたが、残念ながらメダルにはあと一歩届かなかった。 長沼氏は69年のメキシコW杯アジア1次予選で、韓国とオーストラリアの後塵を拝したことで監督の座をコーチだった岡野俊一郎氏(元JFA会長)に譲る。しかし岡野氏が71年のミュンヘン五輪予選で韓国とマレーシアに負けたことで、日本サッカーの復権は再び長沼氏に託されることになった。 ところが73年の西ドイツW杯アジア予選はイスラエル(当時はアジアに所属し、中東勢が対戦を拒否したため予選は東アジアに組み込まれた)とマレーシアに敗れ、76年のモントリオール五輪アジア予選も韓国とイスラエルに敗れて監督から退くことになった。 当時の日本サッカーは、「W杯予選は負けても当たり前」であり、五輪予選で敗退するたびに監督は交代していた。Jリーグ開幕以前では、92年のバルセロナ五輪アジア最終予選で敗れた横山謙三総監督、88年ソウル五輪アジア最終予選で中国に逆転負けを喫した石井義信氏(故人)、80年モスクワ五輪アジア予選で韓国とマレーシアに及ばなかった下村幸男氏らである。 しかし96年のアトランタ五輪に28年ぶりに出場して以来、五輪出場は7大会連続して出場。その間には12年ロンドン五輪と21年東京五輪ではメダルまであと一歩に迫った。もう五輪は出場するのは当たり前で、次の24年パリ五輪は「メダル獲得」がノルマになるだろう。 同じようにW杯も98年以降7大会連続して出場中で、さらに2026年のアメリカ・カナダ・メキシコ大会は出場国が48に増えるため、出場権を失うことはまず考えられない。森保監督にとっては「ベスト8」への再チャレンジになるが、その前に横内昭展ヘッドコーチは磐田の監督に、上野優作コーチはFC岐阜の監督に転身するなどスタッフの陣容は一新せざるを得ない。 果たして新たなスタッフの顔ぶれはどうなるのか。そこに外国人コーチが入るのかどうかなどは楽しみなところ。 そして森保監督は、23年こそ秋まで親善試合しかない“静かな"一年になるものの、21年東京五輪は「金メダル」を目標に掲げながらも4位に終わり、カタールW杯も「ベスト8」が目標だったがラウンド16で敗退した。このため、まだ先の話ではあるが、24年のアジアカップでは『優勝』がW杯まで続投するためのノルマにすべきではないだろうか。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2022.12.26 22:00 Mon

W杯で日本代表コーチを務めた上野優作氏がJ3岐阜で監督初挑戦「新たな歴史を作る覚悟」

FC岐阜は15日、新監督に上野優作氏(49)が就任することを発表した。 岐阜は今シーズン、三浦俊也監督が率いてスタート。しかし、成績不振から5月で三浦監督との契約を解除し、ヘッドコーチの横山雄次氏が監督に就任。それでもチームは立て直せず、12位でシーズンを終了していた。 横山監督もシーズン終了と共に退任が決定。後任人事が注目されていた。 上野氏はアビスパ福岡、サンフレッチェ広島、京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)、アルビレックス新潟、栃木SCでプレー。引退後は栃木でコーチを歴任した後、浦和レッズのコーチやユースの監督、ヘッドコーチを務め、2021年から日本代表のコーチに就任していた。 カタール・ワールドカップ(W杯)でも日本代表のスタッフとしてベスト16進出に貢献した上野氏。自身初のトップチームでの監督に意気込みを語った。 「FC岐阜に関わる全ての皆さん、はじめまして。2023シーズンより、FC岐阜の監督として指揮を執らせていただく上野優作です。監督初挑戦となる私にチャンスを与えてくださった小松社長をはじめクラブ関係者の方々に感謝しています。同時に身の引き締まる思いが日々強まっています」 「これまでのクラブの歩みを受け継ぎつつ、新たな歴史を作る覚悟を持って臨みます。ホームの長良川競技場で、『躍動感のあるフットボールを展開し、アグレッシブにゴールを目指すチーム』を作っていきたいと思います」 「目標であるJ2復帰に向かって、選手、スタッフ一丸となって戦っていきます。共に闘いましょう!」 また代表取締役社長の小松裕志氏もコメントを寄せている。 「いつもFC岐阜へご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございます。来シーズンの新監督として上野優作氏をお迎えすることとなりました」 「上野氏は栃木SC、浦和レッズでトップチームからアカデミー、また皆様のご記憶にも新しいFIFAワールドカップカタール2022において、日本代表のコーチとしてベスト16の成績を収めたチームを支えるなどの幅広い指導実績がございます」 「上野新監督には豊富な指導力とリーダーシップにより、攻守においてアグレッシブで、応援してくださるすべての皆様の心を動かすようなサッカーを期待しています」 「クラブとしても来シーズンは目の前の試合の勝敗に一喜一憂することなく、FC岐阜のサッカースタイルを確立していくためにしっかりチームをサポートしていきます」 「これからもクラブとひとつになって共に闘っていただきたく、引き続き熱いサポートをよろしくお願い申し上げます」 2022.12.15 14:22 Thu

「否が応でもPKの残酷さが分かります」森保一監督の古巣・広島が感謝のメッセージ「大きな声援と拍手で労をねぎらいたい」

サンフレッチェ広島は6日、カタール・ワールドカップ(W杯)のベスト16で敗退となった日本代表への感謝のメッセージを送った。 5日、日本はラウンド16でクロアチア代表と対戦。ベスト8を目標にし、あと一歩に迫った中、前半に前田大然のゴールで先制。しかし、後半に追いつかれると、そのまま延長戦に突入。延長戦でも決着つかず、PK戦へともつれ込んだ。 PK戦では、日本は3人が失敗してしまい敗退。4度目の挑戦もベスト8に進出することはできなかった。 広島はかつてチームを率いた森保一監督をはじめ、コーチ陣もチームで指導していたこともあり、「森保ジャパンへの感謝」として、代表取締役社長の仙田信吾氏の名義で声明を発表した。 「森保ジャパンのクロアチア戦は、残念ながらPK戦で敗れました。10月16日の「天皇杯決勝」を戦った私たちには、否が応でもPKの残酷さが分かります。しかし、森保監督率いる日本代表は、べスト8に限りなく肉薄し、その差は今大会の日本を象徴する「1ミリ」にまで近づいていました」 「森保一監督の下で、代表チームをサポートした横内昭展コーチ、松本良一フィジカルコーチ、下田崇GKコーチ、上野優作コーチ、中下征樹テクニカルスタッフも、サンフレッチェ出身者です。そして、ドイツ戦で決勝ゴールを決めた浅野拓磨選手がいました。紫の戦士に心からのエールと感謝を申し上げたいです」 「世界を驚かせた日本代表の活躍に目を輝かせた子供たちは、サッカーの躍動感に改めて驚嘆しました。サンフレッチェのサッカースクールへの問合せが目に見えて増えています。元Jリーガーのコーチも指導する、私たちのスクールが注目していただけ嬉しいです」 「サンフレッチェは男女のトップチームだけではありません。小中高のアカデミーの充実が下支えして、ここからプロ選手が生まれ、男子トップチームの1/3はユース出身という育成型クラブなのです」 「私たちが一層強くなっていくためには、幼い頃からのサッカー体験の幅広い裾野が重要で、森保ジャパンの活躍は、育成のサンフレッチェを大きく前進させてくださることにもなりそうです」 「来期はエディオンスタジアムの最終年です。森保監督をお迎えして、大きな声援と拍手で労をねぎらいたいですね」 2022.12.06 17:15 Tue
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移籍履歴
移籍日 移籍元 移籍先 種類
2009年1月1日 栃木 引退 -
2007年7月1日 広島 栃木 完全移籍
2006年1月1日 新潟 広島 完全移籍
2003年1月1日 京都 新潟 完全移籍
2001年1月1日 広島 京都 完全移籍
1999年1月1日 福岡 広島 完全移籍
1996年1月1日 福岡 完全移籍
監督履歴
就任日 退任日 チーム 種類
2023年2月1日 岐阜 監督
2021年2月1日 2023年1月31日 日本 コーチ
2019年5月29日 2021年1月31日 浦和 コーチ
2018年4月22日 2019年5月28日 浦和 監督
2018年4月3日 2018年4月21日 浦和 コーチ
2015年10月6日 2018年4月2日 浦和ユース コーチ
2015年2月1日 2015年9月3日 栃木 コーチ
2013年2月1日 2015年1月31日 栃木SC U18 監督
2013年2月1日 2014年1月31日 栃木 監督
2010年2月1日 2013年1月31日 栃木 コーチ
今季の成績
明治安田J3リーグ 11 5 4 2 0 0
YBCルヴァンカップ 2024 1 0 0 1 0 0
合計 12 5 4 3 0 0
出場試合
明治安田J3リーグ
第1節 2024-02-24 vs 福島ユナイテッドFC
4 - 1
第2節 2024-03-02 vs 大宮アルディージャ
1 - 0
第3節 2024-03-10 vs カマタマーレ讃岐
4 - 3
第4節 2024-03-16 vs FC大阪
0 - 0
第5節 2024-03-20 vs FC今治
0 - 2
第6節 2024-03-24 vs いわてグルージャ盛岡
3 - 1
第7節 2024-03-31 vs 松本山雅FC
1 - 2
第8節 2024-04-06 vs SC相模原
1 - 1
第9節 2024-04-10 vs カターレ富山
1 - 1
第10節 2024-04-14 vs テゲバジャーロ宮崎
1 - 2
第11節 2024-04-28 vs ツエーゲン金沢
0 - 0
YBCルヴァンカップ 2024
1回戦 2024-03-13 vs 大宮アルディージャ
1 - 2