またしても120分のマドリード・ダービーでリベンジ成功! シメオネ「今日の延長戦では我々が上回った」

2024.01.19 10:42 Fri
今回は勝利を手にしたシメオネ監督
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今回は勝利を手にしたシメオネ監督
アトレティコ・マドリーディエゴ・シメオネ監督がマドリード・ダービーの勝利を振り返った。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。
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10日に行われたスーペル・コパ・デ・エスパーニャ準決勝では延長戦の末、レアル・マドリーに3-5で涙のアトレティコ。続く18日に行われたコパ・デル・レイのラウンド16で再びマドリーと相まみえた。90分では互いに譲らずの展開になり、アトレティコは2度のリードを守り切れずで延長戦に。総力戦になったが、FWアントワーヌ・グリーズマンの独力による鮮やか弾で勝ち越すと、FWロドリゴ・リケルメのダメ押し弾でトドメを刺した。
4-2でベスト8進出を決め、今シーズン3度目のマドリード・ダービーを勝利を飾ったシメオネ監督はまずサポーターの後押しに感謝した。

「我々はホテルから出て、素晴らしいものを見た。まるで今日やってきたかのように、コパのラウンド16の試合で興奮している仲間たちを見たんだ。彼らを夢中にさせないわけにはいかない」
「我々は試合をうまく進めたし、延長戦では我々の方が優れていた。ファンにとってラウンド16以上の意味を持つ重要な試合をものにした」

スーペル・コパでは延長戦の末、敗れていたため、今回は真逆の結果に。シメオネ監督は延長戦の出来を改めて誇った。

「サッカーにはリベンジも当然の結果もないが、新しい試合や新しい戦い方がある。彼らと戦った今シーズンの3試合は、どれも似たようなものだった」

「我々は一方的にプレーしようとした。彼ら(マドリー)はおそらく世界最高のチームで、カウンターアタックやセットプレーから得点することができる。運ではなく、彼らは非常に優れている」

「でも我々もよく戦った。2戦目はもう少しで勝てるところだったし、今日の延長戦では我々が上回っていた」

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名門フラメンゴを今月から率いるはフィリペ・ルイス39歳…トップ初指揮で初陣から2連勝も3試合目は黒星

つい数年前まで欧州の最前線で活躍した元ブラジル代表DFフィリペ・ルイス(39)。彼は今月から、名門フラメンゴを指揮している。 アトレティコ・マドリーのレジェンドにして、一時期はチェルシーにも所属。サイドバックとして確かな技術を持ちながらも、ハードな守備を厭わず、多くのファンを魅了したF・ルイス。 昨年末にフラメンゴで現役を引退すると、そのまま育成年代でコーチングキャリアへ。 当初はU-17チームだったが、夏にU-20を任され、10月に入るとトップチームがチッチ監督を解任…39歳F・ルイスが後任を託された。 3日の初陣は、国内カップ戦準決勝でいきなり強豪コリンチャンスと。F・ルイス新監督は「さっそくブラジル最大のクラシックマッチかよ(笑) このプレッシャーを光栄に感じないわけがないね」と語り、1-0勝利で1stレグ先勝。 続けて6日は初のリーグ戦。敵地でバイーアを2-0と撃破し、就任から公式戦2連勝とした。ブラジル『グローボ』いわく、この2試合は現地でとても高く評価されたそうだ。 しかし17日、リーグ戦第30節でフルミネンセに0-2と敗戦。初黒星にF・ルイス監督は「(準決勝)2ndレグの直前にこういった負け方は痛い。しかしサッカーは毎週、自己を回復し、自信を取り戻す猶予を与えてくれる。選手には頭を空っぽにしてもらいたい」とコメントした。 名手フィリペ・ルイス39歳の、名将への歩みが始まった。 2024.10.18 18:10 Fri
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鬱病告白のモラタ、「スペインを離れる必要があった」

ミランのスペイン代表FWアルバロ・モラタが鬱病とパニック障害を患っていたことを告白した。スペイン『エレーラ・エン・コペ』のインタビューで答えた。 今夏、アトレティコ・マドリーからミランに移籍したモラタ。アトレティコからの愛を感じられず、契約解除金を支払っての移籍となったが、鬱病が移籍を決断した一端でもあったようだ。 『エレーラ・エン・コペ』のインタビューでモラタは「鬱病やパニック障害など本当に辛い状況にある時、どんな仕事をしているか、人生でどんな状況にあるかは関係なく、心の中で毎日戦わなければならないもう一人の自分がいる。結局、僕にとって最善だったのはスペインを離れることだった。耐えられなくなっていたんだ」とコメント。 プライベートではアリス・カンペロさんとの7年間の結婚生活に終止符を打っていたモラタ。ミランへの移籍が今後の人生が好転するキッカケになることを祈るばかりだ。 2024.10.10 07:30 Thu

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