「質にこだわり続けなければ」4試合連続ノーゴール、東京Vとドローも精度を欠き混迷極める攻撃陣に川崎F・鬼木達監督「一番悔しいところ」

2024.04.20 23:40 Sat
ゴールレスドローを悔やむ鬼木達監督
©超ワールドサッカー
ゴールレスドローを悔やむ鬼木達監督
川崎フロンターレ鬼木達監督が、東京ヴェルディ戦を振り返った。

20日、明治安田J1リーグ第9節で川崎Fはホームに東京Vを迎えた。
現在3試合勝利なし、3試合連続ゴールもない川崎Fと、16年ぶりにJ1に戻るもここまで1勝5分け2敗、土壇場で勝ち点を取りこぼし続けている東京Vの一戦となった。

どちらも勝利がほしい一戦となった中、最初にチャンスを作ったのは東京V。染野唯月のチャンスをGKチョン・ソンリョンが胸でセーブしピンチを凌ぐ。21分には脇坂泰斗がポスト直撃のシュートを放つなどしたが、ミスから大ピンチを招くことも。それでもゴールレスで試合は進んでいく。

後半は川崎Fが早々にカウンターを仕掛けるがマルシーニョはシュートミス。川崎Fはテンポ良く攻め込んでいく形を見せるがゴールが遠い。ペースこそ掴むもゴールが決められず、0-0のゴールレスドロー。4試合連続ノーゴールとなった。
試合後の記者会見に出席した鬼木監督は試合を総括。試合全体のクオリティについて言及した。

「サポーターの期待に応える結果を残せなかったことは非常に悔しいですし、選手もその思いでいると思います」

「ゲームの方はやはり自分たちのミスから多くのピンチを招くこともありましたし、チャンスという意味では最後は質の部分になってくると思います。ゲーム全体を通して質のところにこだわり続けていかないと、ピンチも自分たちから招いてしまいますし、ゴールも取れないという状況になりますので、引き続きやり続けるしかないのかなと思っています」

「あとは選手たちが常に思い切りやれるように送り出していくことが自分の仕事だと思いますので、修正して次に臨みたいと思います」

ファン・サポーターの大声援を受けた中、4試合連続無得点。チャンスを作りながらも生かせず、精度を欠いてしまった。

「攻撃と守備というところで分けて考えてはいけないと思いますので、非常に難しいですが、後ろの安定も必要になってくると思います。ゼロでは一生懸命に抑えていますし、他のゲームでも失点は少なくなっていますが、そこの安定感を持ちながら攻撃することで、より前のところでパワーを持って出ていけると思います」

「少し後ろ髪を引かれながらという部分もあると思いますので、後ろというわけではなく、安定したボールの動かし、前進できることで押し込めると思います。奥に入ればどんどん思い切ってプレーしていると思うので、そこが1つ重要かなと思います。相手が何を狙ってきているかを把握することと、ゲームの中で相手が何を嫌がっていたを理解していくことが必要だったかなと思っています」

この試合では前線に山田新、マルシーニョ、エリソンを並べることに。スピードを生かしたい狙いがあったが、意図のある崩しができる連係はなかったと振り返った。

「メンバー的にもスピードというものを活かしながら、ヴェルディも堅い守備で、アグレッシブなチームですので、そこでしっかりと立ち上がりからやり合ったり、その中で前からくるところの背後とかに行きたかったです。スピーディーな部分もありましたが、まだまだ意図を持った崩しは少なかったです」

「前半の最後のところですけど、例えば(橘田)健人が中盤でターンするとか、そういう相手の狙い、ボランチとしてオープンになったらチャンスになったり。そんなことですけど、それが非常に重要で、よりスピードある選手がオープンに行けたと思います。個プラス小さなグループを作っていければ良かったと思います」

個の力で打開し切れず、崩しの部分でも連係不足が見られた川崎F。攻撃面での進歩については「そこが一番悔しいところですし、例えばクロス1つ取っても入っていく人数とか、そこまで到達しなかったりとか。ちょっとしたところですけど、それはもう言い続けて、トレーニングでもやっているところでもあります。そこはやり続けるしかないと思います」とコメント。改善するために動いてはいるという。

この日は鬼木監督の50最のバースデー。しかし、白星のプレゼントは届かなかった。ただ、「ゲームに対して一切ないです」と語り、「全く関係ないです。勝つことだけを常に考えてやっていますので、自分とは全く関係ない場所だと思います」と、誕生日どうこうというものはないとキッパリ。それでも、やはり勝ち点3とゴールを逃したことは悔しさが残ることとなった。

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「まだまだ、この先、厳しい、厳しい戦いが…」 札幌指揮官が最下位脱出で光差す残留目標へ 「とにかく残りの9試合、毎試合で勝つ」

北海道コンサドーレ札幌が明治安田J1リーグでついに最下位を脱出した。 1日に行われた第29節で14位川崎フロンターレをホームに迎え撃った札幌。川崎Fが攻めの主導権を握る時間が多かった試合だが、苦しい場面でGK菅野孝憲の好守も光らせ、青木亮太の1得点1アシストで2-0と勝利した。 7月中旬から少しずつ結果が伴う戦いぶりを披露しはじめ、これで今季最長の3連勝。直近7試合でわずか1敗の4勝2分けでサガン鳥栖を抜き去り、ついに最下位脱出の19位に浮上した。 だが、試合後に『DAZN』でフラッシュインタビューに応じたミハイロ・ペトロヴィッチ監督は連勝中のチームを率いる指揮官と思えぬ雰囲気を醸し出した。 「3連勝したということで、本来ならハッピーでなければならない。ただ、今の、我々の置かれる状況を考えると、3連勝しても決して手放しで喜べるような状況ではない。我々、札幌にはまだまだ、この先、厳しい、厳しい戦いが待っていると思う」 残留圏まで7ポイント差で残り9試合へ。そこに向けては「ここ最近のゲームと変わらない。とにかく残りの9試合、毎試合で勝つ。我々が目指すところはやはりそれしかない」と話した。 監督が言うとおり、ここからが勝負どころの札幌だが、猛追態勢で光が差し込む。 <span class="paragraph-title">【動画】青木亮太がほしかった先制ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>ホームの意地を見せ均衡を破る一撃!<br>\<br><br>髙尾瑠のアウトサイドパスからフリーの<a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%9D%92%E6%9C%A8%E4%BA%AE%E5%A4%AA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#青木亮太</a> の狙い澄ましたシュートで<br>札幌が欲しかった大きな1点を獲得!<br><br>明治安田J1第29節<br>札幌×川崎F<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E5%B7%9D%E5%B4%8EF?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#札幌川崎F</a> <a href="https://t.co/SIEsqkXT9K">pic.twitter.com/SIEsqkXT9K</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1830133938704007662?ref_src=twsrc%5Etfw">September 1, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】青木亮太がピンポイントクロスで追加点もアシスト</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>ピンポイントクロスからのドンピシャヘッド!<br>\<br><br>青木亮太のクロスボールに <a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E6%AD%A6%E8%94%B5?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#鈴木武蔵</a> の<br>お手本のようなヘディングシュートが決まる!<br><br>明治安田J1第29節<br>札幌×川崎F<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E5%B7%9D%E5%B4%8EF?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#札幌川崎F</a> <a href="https://t.co/YnNcSKLRBv">pic.twitter.com/YnNcSKLRBv</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1830135648092553417?ref_src=twsrc%5Etfw">September 1, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.01 17:40 Sun
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札幌が我慢しきっての2発でついに最下位脱出! 青木亮太1G1Aで川崎F撃破【明治安田J1第29節】

明治安田J1リーグ第29節の1試合が1日に大和ハウス プレミストドームで行われ、ホームの北海道コンサドーレ札幌が2-0で川崎フロンターレを下した。 最下位札幌は前節の先発と変わらず、スパチョークと鈴木武蔵の2トップでスタート。対する14位川崎Fは出場停止明けでA代表初招集の高井幸大が右センターバックで2戦ぶりに先発した。 互いにゴール前を行き来する入りになるが、拮抗した展開に。6分の左CKから家長昭博のヘッドで迫った川崎Fが徐々にボールを握る時間帯を増やすが、札幌も要所を凌ぎ、陣地回復を図る。 川崎Fは前半の半ば以降も家長の意外性あるパスも駆使しながら打開しにかかるシーンが続き、39分に三浦颯太の横パスからボックス中央のマルシーニョがコントロールショットで迫る。 41分にも山田新がバイタルエリア中央で前を向くやいなやミドルを放った川崎Fだが、これも枠に飛ばず。札幌が思うようにいっていない前半だったが、川崎Fもゴールを割れず、ハーフタイムに入る。 後半早々から互いのGKに見せ場が巡る展開になるなか、札幌は54分にも鈴木がボックス中央に差しかかるところでボールを受け、右足フィニッシュ。だが、ここもGKチョン・ソンリョンが立ちはだかる。 川崎Fも負けじと58分に敵陣右サイドで獲得したFKからマルシーニョのヘッドで決定機を作り出すと、札幌は直後にケガ明けの荒野拓馬や、宮澤裕樹、中村桐耶をピッチへ。交代で試合を動かしにかかる。 そのなか、川崎Fは65分に逆サイドからの浮き球パスをボックス右のファンウェルメスケルケン際がワンタッチで叩き、家長が右足ダイレクト。かなりの決定機だったが、GK菅野孝憲の好守に遭う。 さらに、64分から出場の遠野大弥が68分に左サイドからの折り返しで家長の決定機を作り出した川崎Fだが、これもゴールとならず。再三のチャンスをモノにできず、川崎Fに嫌なムードが漂い始める。 すると、71分に中村の展開を敵陣右サイドで受けた高尾瑠が持ち運ぶと、ボックス左でフリーの青木亮太が右足ダイレクトで2戦連発。我慢が続いた札幌だが、ここで先制点をもぎ取る。 川崎Fは79分に小林悠とエリソンの攻撃的カードを切るが、その1分後に右サイドの青木がゴール前にクロスを上げると、鈴木がドンピシャヘッド。札幌が突き放しにも成功してみせる。 85分には河原創と山内日向汰も送り込み、勝負をかけた川崎Fだが、札幌が今季初の3連勝で4戦負けなし。まだ降格圏だが、前日に今節黒星のサガン鳥栖を抜いて、ついに最下位脱出で19位に浮上した。 一方の川崎Fは前節に続く黒星で今季4度目の連敗に。6ポイント差の降格圏18位ジュビロ磐田が1つの未消化試合を残すことで、残留争いに片足を突っ込む結果となっている。 北海道コンサドーレ札幌 2-0 川崎フロンターレ 【札幌】 青木亮太(後26) 鈴木武蔵(後35) <span class="paragraph-title">【動画】髙尾瑠の持ち上がりもアクセントに! 青木亮太が先制弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>ホームの意地を見せ均衡を破る一撃!<br>\<br><br>髙尾瑠のアウトサイドパスからフリーの<a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%9D%92%E6%9C%A8%E4%BA%AE%E5%A4%AA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#青木亮太</a> の狙い澄ましたシュートで<br>札幌が欲しかった大きな1点を獲得!<br><br>明治安田J1第29節<br>札幌×川崎F<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E5%B7%9D%E5%B4%8EF?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#札幌川崎F</a> <a href="https://t.co/SIEsqkXT9K">pic.twitter.com/SIEsqkXT9K</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1830133938704007662?ref_src=twsrc%5Etfw">September 1, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】先制弾の青木亮太がピンポイントクロスで追加点もお膳立て</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>ピンポイントクロスからのドンピシャヘッド!<br>\<br><br>青木亮太のクロスボールに <a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E6%AD%A6%E8%94%B5?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#鈴木武蔵</a> の<br>お手本のようなヘディングシュートが決まる!<br><br>明治安田J1第29節<br>札幌×川崎F<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E5%B7%9D%E5%B4%8EF?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#札幌川崎F</a> <a href="https://t.co/YnNcSKLRBv">pic.twitter.com/YnNcSKLRBv</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1830135648092553417?ref_src=twsrc%5Etfw">September 1, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.01 16:03 Sun
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川崎Fの若きCB高井幸大が20歳バースデー翌日にフル代表デビュー 三笘薫ら先輩から「おめでとう」と祝福の言葉

日本代表が北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で中国代表を相手に白星スタートを切った。 直近の2大会連続で黒星が続く最終予選の初戦だが、12分に遠藤航のゴールで均衡を破ると、その後は圧巻のゴールショー。最終的に7-0の圧勝で締めくくった。 そんなサムライブルーに新たな才能がデビュー。今季の川崎フロンターレでセンターバックとして台頭著しいなか、パリ・オリンピックを経て代表初招集のDF高井幸大だ。 4-0の71分に森保一監督から声がかかり、板倉滉との交代で出場。そのまま3バックの右に入ると、チーム最年少ながら卒なくこなし、無失点での大勝劇に貢献した。 前日に20歳になったばかりの若きセンターバックは試合後、「点差もあったので、普段どおりできたかなと思う」と振り返り、外から見ても落ち着いたプレーぶりだった。 板倉といえば川崎Fアカデミーの先輩だ。そんな先輩との交代で出場時は「目が合っただけ」というが、三笘薫ら今代表で多い川崎Fの先輩からは「おめでとう」の言葉を明かす。 3バックでのプレーは「あまりやったことない」と振り返るが、「少ない時間のなかで理解しようと努めたし、WBのところで点を取れたのは、きょう良かったところ」と自分なりに試合を総括した。 このA代表デビューはキャリアとしても大きな一歩だが、視線は「もっともっと出場したいし、もっと自分のレベルを上げていきたい」と早くも先に。今後の代表でどんな立ち位置を確立していくのか注目だ。 2024.09.06 06:15 Fri
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「20歳になったばかりでもう1キャップ」…板倉滉が川崎F“後輩”CBのサムライブルーデビューに刺激 「まだまだ負けられない」

日本代表が北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で中国代表を相手に白星スタートを切った。 直近の2大会連続で黒星が続く最終予選の初戦だが、12分に遠藤航の先制ヘッドで均衡を破ると、その後は圧巻のゴールショー。最終的に7-0の圧勝で締めくくった。 大勝劇が際立ったが、守りでも無失点。3バックの右で先発したボルシアMGのDF板倉滉は谷口彰悟、町田浩樹とともに最後まで綻びなしの安定したパフォーマンスだった。 試合後、「押し込む展開が続いた」とし、全体として攻守に良い出来だったと振り返る。 「なおかつ周りの選手も、周りを見ながらプレーしてくれた。あとはリスク管理のところ。一発でやられないように意識してプレーした。みんなが周りを見ながらやった結果が7得点に繋がったし、攻守において良かったと思う」 そんな試合では後ろが攻撃的なウイングバックをどうフォローするかも注目どころで、自サイド側では堂安律が担当しつつ、2シャドーの一角に入った久保建英もそのポジションで幾度もプレーした。 2人とも左利きとあって、出し手のパスを出す上で右利き相手と違った意識を持つ必要があるが、「建英と律が2人とも左利きということで、右利きとは違って中への楔のパスが入れやすい」とし、こう続けた。 「今回はそんなに低い位置に立っていることはなかったけど、押し込まれる展開になっても、また律の左足をうまく使えるようになってくると思う」 「ただ、今日は基本的に高い位置でプレーしていたし、そこまで“ウイングバック感”というのはなかったかなと思う」 攻撃のフェーズが続いた試合ということで、カウンターやロングボールで苦しむ場面も少なかったディフェンス陣だが、前線のトランジション意識があったからこそと話す。 「リスク管理のところ、特にボールを奪われた後の切り替えの早さが良かったと思う。それはディフェンス陣だけが良かったじゃなく、前線の戻りの早さが際立っていた。こういう試合を続けていかないといけない」 ちなみに、板倉は71分に川崎フロンターレのDF高井幸大との交代でお役御免。川崎FのOB選手である自身からすれば、後輩のA代表デビューだ。27歳は同じセンターバックである後輩のデビューも問われると、刺激を受けた様子をうかがわせる。 「フロンターレでもそうだし、アンダーの代表でも素晴らしい活躍をしているのは知っていた。この前、20歳になったばかりでもう1キャップを記録したということで、同じポジションだし、まだまだ負けられないなという思い」 「今日も本当に堂々としたデビューだったし、落ち着いたプレーをいつもどおりにできていた。互いに良い競争をしてまた次に向かいたいなと思う」 2024.09.06 06:45 Fri
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シード同士の対戦は遠野大弥の一発で川崎Fに軍配! 唯一のJ2勢・甲府にホームで先勝【YBCルヴァンカップ】

4日、YBCルヴァンカップのプライムラウンド準々決勝第1戦の川崎フロンターレvsヴァンフォーレ甲府がUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われ、ホームの川崎Fが1-0で先勝した。 AFCチャンピオンズリーグ2023-24のノックアウトステージに出場し、今大会はプライムラウンドから参加の川崎F。1日に行われた明治安田J1リーグ第29節では北海道コンサドーレ札幌戦は0-2で敗れたなか、中2日のこの試合では先発8人を変更。脇坂泰斗や橘田健人、佐々木旭は引き続きの先発となった。 対するアウェイの甲府もACLノックアウトステージ出場によりプライムラウンドからの参戦。J2勢では唯一勝ち残っており、リーグ戦は2連勝中。こちらは直近の試合から2人の変更にとどまり、最前線にはアダイウトンが入った。 立ち上がりから川崎Fが押し込むが、最初のチャンスは甲府。ボックス右手前で前を向いた鳥海芳樹が積極的に狙うも、ゴール左上に飛んだボールは加入後初出場のGK山口瑠伊が弾き出した。 ゲームを支配する川崎Fは、ボックス内のエリソンの粘りから瀬川祐輔がシュート。続いて橘田も狙っていく。その後も畳み掛けるホームチーム。脇坂の浮き球のパスから遠野大弥がボレーもGK渋谷飛翔が防ぐ。 こじ開けたのは27分。左クロスからのエリソンのシュートは防がれるも、再び脇坂の落としから遠野がボレー。今度はGK渋谷の手も届かず、川崎Fが先行した。 再び前に出始めた甲府は、38分に決定機。鳥海が前線でボールを収めると、強引に持ち込んだシュートはクロスバーに直撃。続いて右サイドを抜け出した飯田貴敬がファーポストを狙うが、惜しくも左に外れた。 後半に入ると、クリアボールを顔面で受けたエリソンが一時ピッチを去るアクシデント。大事には至らずプレーに復帰すると、57分にはゴール前で厳しい体勢から立て直し、ネットを揺らしたが、直前のハンドが取られ、得点が取り消された。 救われた甲府は先に交代カードを切り、ピーター・ウタカと宮崎純真を投入。すると宮崎が早速推進力を見せ、ウタカも身体の強さを活かしたキープからミドルを打ち込む。 1点リードの川崎Fは、山田新、三浦颯太、家長昭博を送り出し、追加点を目指す。機を見て同点ゴールを目指す甲府も、相手のバックパスを見逃さなかったウタカがGKまでかわしてシュートを打ったが、ゴールライン上でクリアされた。 試合終了直前にも木村卓斗のボレーが枠を捉えた甲府だったが、終始ボールを握った川崎Fが1-0で勝利。第2戦は8日にJIT リサイクルインク スタジアムで行われる。 川崎フロンターレ 1-0 ヴァンフォーレ甲府 【川崎F】 遠野大弥(前27) <span class="paragraph-title">【動画】遠野大弥が叩き込む!先制のボレーが決勝弾に</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"> ゴール動画 <br> JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第1戦<br> 川崎Fvs甲府<br> 1-0<br> 27分<br> 遠野 大弥(川崎F)<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ルヴァンカップ</a> <a href="https://t.co/L43iwtqvsB">pic.twitter.com/L43iwtqvsB</a></p>&mdash; Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1831301331950207080?ref_src=twsrc%5Etfw">September 4, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.04 21:07 Wed

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