被災後初メスタージャで魂の勝利! バレンシアの止まっていた時間動き始める…【ラ・リーガ】

2024.11.24 00:11 Sun
バレンシアが被災後初のメスタージャで勝利
Getty Images
バレンシアが被災後初のメスタージャで勝利
ラ・リーガ第14節、バレンシアvsレアル・ベティスが23日にメスタージャで行われ、ホームのバレンシアが4-2で勝利した。先月末に発生したバレンシア州を中心とする深刻な豪雨洪水被害によって、200人以上の犠牲者とともにインフラにも壊滅的なダメージが発生。その影響で直近2試合が延期となっていたバレンシアは本拠地メスタージャで約1カ月ぶりの公式戦に臨んだ。

7位のベティスを迎え撃った一戦では洪水被害の犠牲者への追悼、被害者への支援を目的に全身黒の特別ユニフォームを着用。そして、試合の収益のすべてが復興支援に寄付されることになった。
試合前に犠牲者への黙とうが捧げられ、厳かな空気のなかでスタートした一戦。立ち上がりから一進一退の攻防が続くと、8分には右CKのサインプレーからゴール前で混戦を作ったバレンシアがタレガの右下隅を狙ったシュートでゴールネットを揺らした。

最高の入りを見せたバレンシアだったが、地力で勝るベティスもすぐさま反撃を開始。アルティミラのスルーパスでゴール前に抜け出したアブデの決定機はGKママルダシュヴィリの好守に阻まれるが、14分には相手陣内左サイド深くで得たFKの場面でルイバルの高速クロスがニアでヘディングでのクリアを試みたウーゴ・ドゥロのオウンゴールを誘発。
ただ、ルイバルはゴール直後にベンチへ向かいバレンシア州旗を掲げて哀悼の意を表し、この振る舞いにはゴールを決められたホームサポーターからも感謝の拍手が送られた。

その後、スタンドで体調を崩した観客への医療処置による短い中断がありながらも、両チームは見応え十分の攻防を繰り広げていく。アウェイチームがやや優位に試合を進めたが、バレンシアも粘りの守備で応対。前半終了間際にはガヤのクロスに反応したディエゴ・ロペスのヘディングシュートでゴールに迫るが、ここは惜しくもクロスバーを叩いた。

1-1のイーブンで折り返した後半、バレンシアが畳みかける攻めで一気に相手を突き放す。まずは50分、ボックス手前でハビ・ゲラのパスがディフレクトして浮き球の形でゴール前にこぼれると、抑えの利いた見事な左足ダイレクトボレーでゴール左隅に突き刺す。続く53分にはハビ・ゲラのダイレクトパスに完璧な動き出しで抜け出すと、最後はボックス内でのGKとの一対一をチップキックで制し、瞬く間にドブレーテを達成した。

なおも攻撃の手を緩めないホームチームは56分、左サイドからのクロスを味方がゴール前で競ったこぼれに反応したディエゴ・ロペスがワントラップから抑えの利いた右足ボレーをゴール右上隅へ叩き込んだ。

ホームチームの勢いと気迫に呑まれて点差を3点に広げられたベティスは失点直後に3枚替えを敢行。すると、途中投入の選手が絡んだ攻撃から66分にチミ・アビラのミドルシュートでゴールネットを揺らし、反撃の狼煙を上げた。

この失点を受け、バラハ監督は75分付近に3枚替えを敢行。前線と中盤を入れ替えながら強度を維持しつつ、カウンターからトドメの5点目も狙っていく。試合終盤は球際の攻防を巡って少し荒れた展開にはなったものの、リードを守り切ったバレンシアが被災後初のホームゲームで魂の勝利を飾った。

バレンシア 4-2 ベティス
【バレンシア】
タレガ(前8)
ウーゴ・ドゥロ(後5、後8)
ディエゴ・ロペス(後11)
【ベティス】
オウンゴール(前14)
チミ・アビラ(後21)

1 2

ウーゴ・ドゥロの関連記事

「メルヘンユニでも弱くはないのよね」そんな風に私が頷いていたのは火曜日、またTVで流し見していたU21ユーロ予選でスペインがハンガリーにロベルト・ナバロ(マジョルカ)のゴールで0-1と勝利。10試合中7試合目にして、早くも2025年の本大会の切符を掴むのを見た時のことでした。いやあ、確かにこの夏のパリ五輪を制したU23 2024.09.11 19:00 Wed
アル・ガラファのFWホセル(34)が、9月を最後にスペイン代表からフェードアウトか。 ホセルは30歳過ぎまでスペインやイングランドの中堅クラブを渡り歩き、エスパニョールでのゴール量産が契機となって、昨季レアル・マドリーへのレンタル移籍を掴み取った。 1年を通じ、ジョーカーとして公式戦17得点。 ラ・リ 2024.09.07 16:20 Sat
バレンシアのルベン・バラハ監督は、我慢の限界か。スペイン『Relevo』が伝えている。 バレンシアは28日、ラ・リーガ第3節でアスレティック・ビルバオに0-1と敗戦。バルセロナとの第1節を皮切りに、開幕3連敗で最下位だ。 バラハ監督は健闘も惜敗のバルセロナ戦後、「投資がない限り、この現実が続く。現状バレンシ 2024.08.29 14:20 Thu
2024-25シーズンのラ・リーガ開幕節、バレンシアvsバルセロナが17日にメスタージャで行われ、アウェイのバルセロナが1-2で逆転勝利した。 ハンジ・フリック新体制で覇権奪還を狙う昨季2位のバルセロナは難所メスタージャで、昨季9位のバレンシアとの開幕戦に臨んだ。フリック監督はこの初陣に0-3で完敗したジョアン・ 2024.08.18 06:41 Sun
ボローニャがバレンシアのスペイン人FWウーゴ・ドゥロ(24)を狙っているようだ。 2023-24シーズンに飛躍を遂げたオランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(23)のマンチェスター・ユナイテッド移籍が目前に迫っているボローニャ。大きな穴となるが、イタリア『スカイ』によると、ボローニャはすでにその後釜探しをスター 2024.07.14 06:00 Sun

バレンシアの関連記事

バレンシアは25日、WBAのカルロス・コルベラン監督(41)を新監督に招へいしたことを発表した。契約期間は2027年6月30日までとなる。 バレンシアの下部組織出身のコルベラン監督は、これまでハダースフィールドやオリンピアコスなどで指揮官を歴任。2022年10月からWBAのを務めており、当時降格圏の22位に沈んで 2024.12.25 10:45 Wed
バレンシアが、新監督にWBAを率いるカルロス・コルベラン監督(41)の招へいに動いているようだ。 22日に年内最後の試合を終えたバレンシアは現在、残留圏の17位レガネスと勝ち点「5」差の19位に位置しており、翌23日には2023年2月からクラブを率いたルベン・バラハ監督(49)の解任を発表した。 スペイン『 2024.12.25 08:20 Wed
バレンシアは23日、ルベン・バラハ監督(49)の解任を発表した。 現役時代はスペイン代表としても活躍し、バレンシアでも黄金期の一員としてプレーしたバラハ監督。引退後指導者となると、2023年2月にバレンシアの監督に就任した。 2022-24シーズンはなんとか残留に導くと、2023-24シーズンは9位でフィニ 2024.12.23 23:55 Mon
ミランのスペイン人DFアレックス・ヒメネス(19)に注目が集まっている。イタリア『カルチョメルカート』が報じた。 レアル・マドリーのカンテラ育ちで、2023年7月にミランへレンタル移籍したヒメネス。2024年8月には買い取りオプションが行使された。 2023-24シーズン中にファーストチームデビューを飾り、 2024.12.17 22:05 Tue
ラ・リーガで最下位に低迷するバレンシアが、ルベン・バラハ監督(49)の解任を検討しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。 悪名高いオーナー、ピーター・リムの下、今シーズンも目立った補強はなくカンテラーノを中心に据えた陣容で苦しい序盤戦を過ごすバレンシア。10月末には同地を襲った深刻な豪雨洪水被害の影響もあ 2024.12.14 20:00 Sat

ラ・リーガの関連記事

リバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(26)がレアル・マドリーへの移籍希望をフロントに進言したようだ。スペイン『マルカ』が報じている。 今季終了後にリバプールとの契約が満了を迎えるアレクサンダー=アーノルド。かねてよりマドリーへの移籍が報じられていたが、DFダニエル・カルバハルが重 2024.12.28 11:00 Sat
バルセロナのスペイン代表MFダニ・オルモとスペイン人FWパウ・ビクトルのシーズン後半戦出場に暗雲が垂れ込めている。『ESPN』が報じている。 厳密な財務規定を定めるラ・リーガにおいて近年はこれまでの杜撰な経営のツケを払い、サラリーキャップによる選手登録問題を抱えるバルセロナ。 2024-25シーズンのラ・リ 2024.12.27 23:25 Fri
セビージャは26日、U-21スペイン代表DFキケ・サラス(22)との契約を2029年6月30日まで延長したことを発表した。 セビージャ出身のキケは、13歳からセビージャのカンテラに在籍。2023年1月にファーストチームに昇格し、そのままテネリフェにレンタル移籍していた。 2023-24シーズンにセビージャへ 2024.12.27 20:15 Fri
バルセロナのウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ(25)の契約延長を巡る状況が変化している。スペイン『アス』が報じた。 2020年10月にファーストチームへ昇格し、バルセロナの守備を支える存在となったアラウホ。今シーズンは開幕前のコパ・アメリカ2024で右ハムストリングを負傷したため長期離脱で出遅れたが、直近3試 2024.12.26 23:13 Thu
長期離脱しているレアル・マドリーのスペイン代表DFダニエル・カルバハルが、自身のケガやキャリアについて語った。 カルバハルは10月5日、ラ・リーガ第9節のビジャレアル戦で右ヒザを負傷。前十字じん帯、外側側副じん帯、膝窩筋腱をいずれも断裂する大ケガとなり、手術を受けた。 復帰までは1年と見込まれ、マドリーは右 2024.12.26 22:10 Thu

記事をさがす

ウーゴ・ドゥロの人気記事ランキング

1

「補強してくれ」バレンシア指揮官が我慢の限界か「お望みなら全て破壊してやる」

バレンシアのルベン・バラハ監督は、我慢の限界か。スペイン『Relevo』が伝えている。 バレンシアは28日、ラ・リーガ第3節でアスレティック・ビルバオに0-1と敗戦。バルセロナとの第1節を皮切りに、開幕3連敗で最下位だ。 バラハ監督は健闘も惜敗のバルセロナ戦後、「投資がない限り、この現実が続く。現状バレンシアの選手たちには、競争のリズムがない。私としてはゲーム展開を変える選択肢がない」と、補強への不満を就任後初めて口に。 現状、バレンシアの新戦力はFWラファ・ミル、2部レバンテから1年レンタルのFWダニ・ゴメス、FWルイス・リオハ、2番手GKストレ・ディミトリエフスキのみ。 あとはレンタルバックかBチームからの昇格で、中盤と最終ラインは補強ゼロとなっている。 「なぜ投資が不足しているのか、ハッキリわからないので安易に私見を述べるわけにはいかない。ともかく、私にバリエーションをくれ。マーケットはまだ開いているんだ」 そして、アスレティック戦を前にしてバレンシアのミゲル・アンヘル・コロナSDが、指揮官が獲得を望んでいたユベントス(当時)のMFエンソ・バレネチェアに関し、「積極的に獲得へ動かなかった」ともとれる旨の発言。 バラハ監督はこれを念頭に置いてか、試合後「お望みなら3日以内で全てを破壊してやるぞ。私の本望ではないがな」と静かに怒り。 2023年2月の就任からしばらくは、悪名高きオーナーであるピーター・リム氏を擁護してきたOB指揮官だが、今夏を境に経営陣全体への不満と怒りを隠さず。 エースのFWウーゴ・ドゥロもアスレティック戦後にミックスゾーンで「誰かに僕たちを助けてほしい…」とつい漏らしたそうで、選手間でもチーム編成に関する不信感が高まっている可能性がありそうだ。 2024.08.29 14:20 Thu
2

バルセロナが苦しみながらもフリック新体制初陣飾る! レヴァンドフスキのドブレーテで難所メスタージャで逆転勝ち【ラ・リーガ】

2024-25シーズンのラ・リーガ開幕節、バレンシアvsバルセロナが17日にメスタージャで行われ、アウェイのバルセロナが1-2で逆転勝利した。 ハンジ・フリック新体制で覇権奪還を狙う昨季2位のバルセロナは難所メスタージャで、昨季9位のバレンシアとの開幕戦に臨んだ。フリック監督はこの初陣に0-3で完敗したジョアン・ガンペール杯のモナコ戦から先発3人を変更。フェラン・トーレス、ラミン・ヤマル、クバルシが起用され、17歳MFマルク・ベルナルが先発でトップチームデビューを飾った。 対するバレンシアは去就注目の守護神ママルダシュヴィリ、ハビ・ゲラ、ペペル、エースのウーゴ・ドゥロら主力をスタメン起用。さらに、セビージャからの新戦力ラファ・ミルは右サイドハーフで新天地デビューとなった。 前半からボールを握る形となったバルセロナだが、ベルナル、カサド、ハフィーニャと急造の中盤のユニットが効果的にボールを前進させられず、外回しの攻撃を強いられるなかでヤマルの個人技に依存する場面が目立つ。19分にはハフィーニャが無回転気味の強烈な左足ミドルシュートでゴールに迫るが、ここはGKママルダシュヴィリの好守に遭う。 以降も攻撃が停滞するアウェイチームはバレンシアのカウンターに手を焼く。ボックス内で幾度か際どいシーンを作られるも、オフサイドや相手の決定力に救われる。だが、前半終了間際の44分には左サイドのディエゴ・ロペスの正確なクロスをゴール前にフリーで入り込んだウーゴ・ドゥロにヘディングシュートを決められた。一度はオフサイド判定もVARのレビューの結果、ホームチームのゴールが支持された。 流れの悪さに加えてビハインドも背負う最悪な展開となったが、地力で勝るアウェイチームは1-1のイーブンでハーフタイムを終える。前半アディショナルタイム6分、左サイド深くでバルデが折り返したクロスをファーのヤマルがダイレクトで折り返す。これをゴール前に飛び込んだレヴァンドフスキが右足ワンタッチで押し込んだ。 この同点ゴールによって良いメンタルで後半に臨んだバルセロナは開始直後にヤマルのシュートでいきなりゴールへ迫ると、この直後に逆転に成功する。ボックス内でハフィーニャがDFモスケラのファウルを誘発してPKを獲得。そして、キッカーのレヴァンドフスキが右上隅の際どいコースに突き刺し、ドブレーテを達成した。 勝ち越し後はバレンシアの反撃を受け止めつつ、ゲームコントロール優先の試合運びを見せるバルセロナ。60分過ぎには筋肉系を痛めたバルデの負傷を受けて3枚替えを敢行。トップチームデビューのジェラール・マルティンを左サイドバックに据え、カードトラブルのリスクがあるクバルシに代えてクリステンセン、フェランに代えて負傷明けのペドリをピッチに送り込んだ。 一方、試合内容を考えれば勝ち点1はほしいホームチームは新戦力のダニ・ゴメスやオトルビ、テホンのカンテラーノをピッチに送り出して攻撃に変化を加えていく。 幾度かチャンスは作ったものの、試合を決める3点目を奪えないバルセロナはプレッシャーと緊張感のなかで後半最終盤の攻防に突入。カサドとレヴァンドフスキのビッグチャンスは決め切れずも、安定したゲームクローズでこのまま1-2で試合を終わらせた。 内容面では課題を残すもレヴァンドフスキのドブレーテの活躍でフリック新体制の初陣を飾ったバルセロナが白星スタートに成功した バレンシア 1-2 バルセロナ 【バレンシア】 ウーゴ・ドゥロ(前44) 【バルセロナ】 ロベルト・レヴァンドフスキ(前51、後4[PK]) 2024.08.18 06:41 Sun
3

被災後初メスタージャで魂の勝利! バレンシアの止まっていた時間動き始める…【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第14節、バレンシアvsレアル・ベティスが23日にメスタージャで行われ、ホームのバレンシアが4-2で勝利した。 先月末に発生したバレンシア州を中心とする深刻な豪雨洪水被害によって、200人以上の犠牲者とともにインフラにも壊滅的なダメージが発生。その影響で直近2試合が延期となっていたバレンシアは本拠地メスタージャで約1カ月ぶりの公式戦に臨んだ。 7位のベティスを迎え撃った一戦では洪水被害の犠牲者への追悼、被害者への支援を目的に全身黒の特別ユニフォームを着用。そして、試合の収益のすべてが復興支援に寄付されることになった。 試合前に犠牲者への黙とうが捧げられ、厳かな空気のなかでスタートした一戦。立ち上がりから一進一退の攻防が続くと、8分には右CKのサインプレーからゴール前で混戦を作ったバレンシアがタレガの右下隅を狙ったシュートでゴールネットを揺らした。 最高の入りを見せたバレンシアだったが、地力で勝るベティスもすぐさま反撃を開始。アルティミラのスルーパスでゴール前に抜け出したアブデの決定機はGKママルダシュヴィリの好守に阻まれるが、14分には相手陣内左サイド深くで得たFKの場面でルイバルの高速クロスがニアでヘディングでのクリアを試みたウーゴ・ドゥロのオウンゴールを誘発。 ただ、ルイバルはゴール直後にベンチへ向かいバレンシア州旗を掲げて哀悼の意を表し、この振る舞いにはゴールを決められたホームサポーターからも感謝の拍手が送られた。 その後、スタンドで体調を崩した観客への医療処置による短い中断がありながらも、両チームは見応え十分の攻防を繰り広げていく。アウェイチームがやや優位に試合を進めたが、バレンシアも粘りの守備で応対。前半終了間際にはガヤのクロスに反応したディエゴ・ロペスのヘディングシュートでゴールに迫るが、ここは惜しくもクロスバーを叩いた。 1-1のイーブンで折り返した後半、バレンシアが畳みかける攻めで一気に相手を突き放す。まずは50分、ボックス手前でハビ・ゲラのパスがディフレクトして浮き球の形でゴール前にこぼれると、抑えの利いた見事な左足ダイレクトボレーでゴール左隅に突き刺す。続く53分にはハビ・ゲラのダイレクトパスに完璧な動き出しで抜け出すと、最後はボックス内でのGKとの一対一をチップキックで制し、瞬く間にドブレーテを達成した。 なおも攻撃の手を緩めないホームチームは56分、左サイドからのクロスを味方がゴール前で競ったこぼれに反応したディエゴ・ロペスがワントラップから抑えの利いた右足ボレーをゴール右上隅へ叩き込んだ。 ホームチームの勢いと気迫に呑まれて点差を3点に広げられたベティスは失点直後に3枚替えを敢行。すると、途中投入の選手が絡んだ攻撃から66分にチミ・アビラのミドルシュートでゴールネットを揺らし、反撃の狼煙を上げた。 この失点を受け、バラハ監督は75分付近に3枚替えを敢行。前線と中盤を入れ替えながら強度を維持しつつ、カウンターからトドメの5点目も狙っていく。試合終盤は球際の攻防を巡って少し荒れた展開にはなったものの、リードを守り切ったバレンシアが被災後初のホームゲームで魂の勝利を飾った。 バレンシア 4-2 ベティス 【バレンシア】 タレガ(前8) ウーゴ・ドゥロ(後5、後8) ディエゴ・ロペス(後11) 【ベティス】 オウンゴール(前14) チミ・アビラ(後21) <span class="paragraph-title">【動画】選手・サポーターがメスタージャで喜び分かち合う</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr">Esta victoria es para vosotros <br><br>UNITS COM SEMPRE <a href="https://t.co/czmu12nj0U">pic.twitter.com/czmu12nj0U</a></p>&mdash; Valencia CF (@valenciacf) <a href="https://twitter.com/valenciacf/status/1860349495994654882?ref_src=twsrc%5Etfw">November 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.24 00:11 Sun

バレンシアの人気記事ランキング

1

名将アンチェロッティにとっても「前例のないこと」 ベリンガムの幻ゴール&退場に異議

レアル・マドリーが2日に敵地で行われたラ・リーガ第27節のバレンシア戦を2-2で引き分けた。 首位を走るレアル・マドリーは27分、30分の連続失点から、ヴィニシウス・ジュニオールの2ゴールで試合を振り出しに。90+9分には左CKの流れから、復帰戦のジュード・ベリンガムがヘッドでネットを揺らしたが、その直前にヘスス・ヒル・マンサーノ主審が試合終了のホイッスルを吹いてカウントされなかった。 レアル・マドリーの選手たちは納得がいかず、すかさず猛抗議に転じたが、そうした声も届かず。しかも、抗議した1人のベリンガムは一発退場とさらに後味の悪い結末に。スペイン『マルカ』によると、長きにわたり、指揮官を務めるカルロ・アンチェロッティ監督も前代未聞の出来事だったようで、不信感を募らせた。 「前例のないことだ。我々はリバウンドの後もボールを保持した。バレンシアがボールを持っていれば終わらせるべきだったがね。それ以上は言うことなしだ。私にとっても、一度も経験したことがないこと。バレンシアのGKがボールを弾いたときに笛を吹いたのであれば、それで構わないが、彼は続けたし、我々はボールを保持した。あれは間違いだったと思う」 一方で、ベリンガムの退場についても「彼は『クソみたいなゴール』だと言ったが、侮辱的なものだったわけじゃない」とフォローし、こうも続けている。 「彼は(『クソみたいなゴール』と)はっきり言った。ゴール後に激しく詰め寄ったが、あのようなことが起これば当然だ。ただ、侮辱ではなかった。彼らが議事録に何を書くか見てみよう」 <span class="paragraph-title">【動画】ベリンガムが90+9分にネットを揺らすも…直前の試合終了ホイッスルでノーカウント</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>まさかの結末...<br>\<br><br>後半AT、ベリンガムが劇的ゴールを挙げたに思われたが<br>その直前にまさかの終了のホイッスル...<br>得点は認められず、マドリーは勝ち点1にとどまる結果に<br><br>ラ・リーガ第27節<br>バレンシア ×レアル・マドリード<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 見逃し配信中 <a href="https://t.co/uB9qCt6Zof">pic.twitter.com/uB9qCt6Zof</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1764105259654463515?ref_src=twsrc%5Etfw">March 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.03 09:40 Sun
2

最下位バレンシア、レジェンドでもあるバラハ監督を解任…今季わずか2勝

バレンシアは23日、ルベン・バラハ監督(49)の解任を発表した。 現役時代はスペイン代表としても活躍し、バレンシアでも黄金期の一員としてプレーしたバラハ監督。引退後指導者となると、2023年2月にバレンシアの監督に就任した。 2022-24シーズンはなんとか残留に導くと、2023-24シーズンは9位でフィニッシュ。更なる上を目指すことが期待されたが、今シーズンはここまで17試合を戦い2勝6分け9敗の勝ち点12で最下位。残留圏の17位レガネスとの勝ち点差は「5」という状況だ。 開幕3連敗スタートとなった今シーズンは、チームが全く浮上できず。現在もリーグ戦5戦未勝利と苦しい状況が続いている。 22日に行われたアラベス戦で年内の戦いは終了し、次は2025年1月3日のレアル・マドリー戦。クラブは解任を決断した。 クラブはバラハ監督に対し「バレンシアの歴史における主要なレジェンドの1人だ。2023年2月に加入してからは、複雑な状況を克服してチームの安定化に貢献し、昨年は実質的にチャンピオンシップ最終日までバレンシアを欧州のポジション争いに近づける競争的価値観の導入に貢献した」と功績を称え「今シーズンの成績の変動により、非常に難しい決断が必要となったが、状況を逆転させてより良い結果を達成することを目指している」と、このタイミングでの決断を説明した。 2024.12.23 23:55 Mon
3

バレンシアが新監督にWBAのコルベラン監督を招へいか

バレンシアが、新監督にWBAを率いるカルロス・コルベラン監督(41)の招へいに動いているようだ。 22日に年内最後の試合を終えたバレンシアは現在、残留圏の17位レガネスと勝ち点「5」差の19位に位置しており、翌23日には2023年2月からクラブを率いたルベン・バラハ監督(49)の解任を発表した。 スペイン『マルカ』によれば、後任を探すバレンシアはイングランドで指揮官を務めるスペイン人のコルベラン監督に接触し、2027年までの契約で個人間合意に達した模様。なお、契約解除金としてバレンシアは280万ユーロ(約4億6000万円)をWBAに支払うとのことだ。 バレンシアの下部組織出身のコルベラン監督は、これまでハダースフィールドやオリンピアコスなどで指揮官を歴任。2022年10月からWBAのを務めており、当時降格圏の22位に沈んでいたチームを立て直し、昇格プレーオフ出場圏内の6位まで押し上げた。 2023-24シーズンは昇格プレーオフ圏内の5位でレギュラーシーズンを終えたが、プレーオフでサウサンプトンに敗戦。今シーズンも自動昇格圏の2位リーズ・ユナイテッドと勝ち点差「10」の7位に位置している。 2024.12.25 08:20 Wed
4

バレンシア、新指揮官にWBAのコルベラン監督を招へい!2年半契約を締結

バレンシアは25日、WBAのカルロス・コルベラン監督(41)を新監督に招へいしたことを発表した。契約期間は2027年6月30日までとなる。 バレンシアの下部組織出身のコルベラン監督は、これまでハダースフィールドやオリンピアコスなどで指揮官を歴任。2022年10月からWBAのを務めており、当時降格圏の22位に沈んでいたチームを立て直し、昇格プレーオフ出場圏内の6位まで押し上げた。 2023-24シーズンも昇格プレーオフ圏内の5位でレギュラーシーズンを終えたが、プレーオフでサウサンプトンに敗戦。今シーズンは自動昇格圏の2位リーズ・ユナイテッドと勝ち点差「10」の7位に位置していた。 22日に年内最後の試合を終えたバレンシアは現在、残留圏の17位レガネスと勝ち点「5」差の19位に位置しており、翌23日には2023年2月からクラブを率いたルベン・バラハ監督(49)の解任を発表していた。 2024.12.25 10:45 Wed
5

「補強してくれ」バレンシア指揮官が我慢の限界か「お望みなら全て破壊してやる」

バレンシアのルベン・バラハ監督は、我慢の限界か。スペイン『Relevo』が伝えている。 バレンシアは28日、ラ・リーガ第3節でアスレティック・ビルバオに0-1と敗戦。バルセロナとの第1節を皮切りに、開幕3連敗で最下位だ。 バラハ監督は健闘も惜敗のバルセロナ戦後、「投資がない限り、この現実が続く。現状バレンシアの選手たちには、競争のリズムがない。私としてはゲーム展開を変える選択肢がない」と、補強への不満を就任後初めて口に。 現状、バレンシアの新戦力はFWラファ・ミル、2部レバンテから1年レンタルのFWダニ・ゴメス、FWルイス・リオハ、2番手GKストレ・ディミトリエフスキのみ。 あとはレンタルバックかBチームからの昇格で、中盤と最終ラインは補強ゼロとなっている。 「なぜ投資が不足しているのか、ハッキリわからないので安易に私見を述べるわけにはいかない。ともかく、私にバリエーションをくれ。マーケットはまだ開いているんだ」 そして、アスレティック戦を前にしてバレンシアのミゲル・アンヘル・コロナSDが、指揮官が獲得を望んでいたユベントス(当時)のMFエンソ・バレネチェアに関し、「積極的に獲得へ動かなかった」ともとれる旨の発言。 バラハ監督はこれを念頭に置いてか、試合後「お望みなら3日以内で全てを破壊してやるぞ。私の本望ではないがな」と静かに怒り。 2023年2月の就任からしばらくは、悪名高きオーナーであるピーター・リム氏を擁護してきたOB指揮官だが、今夏を境に経営陣全体への不満と怒りを隠さず。 エースのFWウーゴ・ドゥロもアスレティック戦後にミックスゾーンで「誰かに僕たちを助けてほしい…」とつい漏らしたそうで、選手間でもチーム編成に関する不信感が高まっている可能性がありそうだ。 2024.08.29 14:20 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly