【セリエA第16節プレビュー】公式戦14試合ぶり黒星のインテルはラツィオとの上位対決

2024.12.14 07:30 Sat
Getty Images
前節はGK鈴木彩艶のパルマがインテルに挑み、3失点完敗に終わった。迎える第16節、公式戦14試合ぶりに黒星を喫した3位インテル(勝ち点31/1試合未消化)が、前節ナポリを撃破した5位ラツィオ(勝ち点31)との上位対決に臨む。

インテルは前節パルマ戦、主力を投入して快勝とした。しかし火曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではレバークーゼンの前に終盤に被弾して惜敗。公式戦14試合ぶりの黒星を喫した中、バウンスバックとなるか。

一方、前節ナポリ戦をFWイサクセンの一撃でウノゼロ勝利としたラツィオ。ナポリとの連戦を連勝した勢いをインテルにぶつけられるか。
FWルックマンの終盤弾でミランに競り勝って怒涛の9連勝とし、首位に浮上したアタランタ(勝ち点34)は15位カリアリ(勝ち点14)と対戦。火曜に行われたCLではレアル・マドリーの前に屈したものの、堂々の打ち合いを演じた。セリエAでの連勝を大台の10に伸ばせるか。

ベストメンバーで臨んだもののラツィオに屈した2位ナポリ(勝ち点32)は9位ウディネーゼ(勝ち点20)と対戦。公式戦ここ6試合1ゴール以下と得点力が乏しくなっているナポリだが、主砲ルカクにゴールは生まれるか。
CLでマンチェスター・シティを撃破した6位ユベントス(勝ち点27)は最下位ヴェネツィア(勝ち点9)と対戦。ユベントスは前節、モッタ監督の古巣であるボローニャ戦を2点のビハインドを追いついてドローに持ち込んだ。セリエAでは3戦連続ドローと足踏みが続いている中、シティ戦勝利の勢いを持ち込めるか。

アタランタに競り負けた7位ミラン(勝ち点22/1試合未消化)は14位ジェノア(勝ち点15)と対戦。5試合ぶりの敗戦を喫したミランだったが、水曜に行われたCLではツルヴェナ・ズヴェズダ相手に終盤のFWエイブラハム弾で競り勝った。新たにMFロフタス=チークとFWモラタが負傷したが、代役のエイブラハムはツルヴェナ戦に続き勝利に導けるか。

インテルに完敗した13位パルマ(勝ち点15)は18位ヴェローナ(勝ち点12)と対戦。インテル戦では3失点したものの彩艶としてはどれも防ぎようがなかった。残留を争う可能性があるヴェローナとのシックスポインターを彩艶の活躍でモノにしたい。そして前節レッチェ戦でラニエリ監督就任後初勝利を飾った11位ローマ(勝ち点16)は17位コモ(勝ち点12)と対戦する。

◆セリエA第16節
▽12/13(金)
エンポリ 0-1 トリノ

▽12/14(土)
《23:00》
カリアリvsアタランタ
《26:00》
ウディネーゼvsナポリ
《28:45》
ユベントスvsヴェネツィア

▽12/15(日)
《20:30》
レッチェvsモンツァ
《23:00》
ボローニャvsフィオレンティーナ
パルマvsヴェローナ
《26:00》
コモvsローマ
《28:45》
ミランvsジェノア

▽12/16(月)
《28:45》
ラツィオvsインテル

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【CLリーグフェーズ第6節プレビュー①】崖っぷちマドリー、絶好調アタランタと再戦

チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節が10日と11日に行われる。ここでは第6節1日目の10日に開催されるカードの展望を紹介していく。 ◆リーグフェーズ第6節① ▽12/10(火) 《26:45》 ジローナ vs リバプール ディナモ・ザグレブ vs セルティック 《29:00》 アタランタ vs レアル・マドリー レバークーゼン vs インテル クラブ・ブルージュ vs スポルティングCP ザルツブルク vs パリ・サンジェルマン シャフタール・ドネツク vs バイエルン ライプツィヒ vs アストン・ビラ ブレスト vs PSV ◆UEFAスーパーカップの再戦 第6節1日目の最注目試合。前節リバプールに敗れ、ラウンド16プレーオフに進出できるぎりぎりの24位に後退したレアル・マドリー(勝ち点6)は、今季のUEFAスーパーカップで対戦した昨季ヨーロッパリーグ王者の5位アタランタ(勝ち点11)とアウェイで対戦する。 マドリーは前節リバプール戦、FWムバッペのPK失敗もあった中、お得意様としていたリバプールに0-2で力負け。ラ・リーガでも同じくお得意様としていたアスレティック・ビルバオに敗れるなど、FWヴィニシウス不在が響いた格好だった。ただ、直近のジローナ戦ではチーム不調の槍玉に挙げられることの多いムバッペのゴールに加え、頼れるMFベリンガムのリーグ戦5試合連発弾などで快勝。良いムードでアタランタ戦に臨めることになった。ここを落とすようだといよいよプレーオフ進出すら厳しくなる様相の昨季CL王者だが、乗り切ることはできるか。 対するアタランタは前節ヤング・ボーイズ戦を6発圧勝として5位に浮上。セリエAでも絶好調で怒涛の9連勝を飾っている。対戦相手もミランやローマ、ナポリと強敵をなぎ倒しての結果で、手が付けられないチーム状態となっている。セリエAで12ゴールを挙げて得点ランクトップを走るFWレテギ、8ゴールを挙げているFWルックマンの強烈2トップがマドリーを更なる窮地に追い込み、UEFAスーパーカップのリベンジを果たせるか。 ◆無失点インテル、ヴィルツ擁するレバークーゼンと激突 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20241208_5_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 続く注目試合は6位レバークーゼン(勝ち点10)vs2位インテル(勝ち点13)の上位対決。レバークーゼンは前節ザルツブルク戦を5発圧勝としてリバプール戦完敗を払拭、3勝目を挙げた。その後のブンデスリーガでは格下をしっかりと下し、DFBポカールではバイエルンを敗退に追いやった。公式戦5連勝と上向きのチーム状態の中、攻守に隙のないインテル相手にも自慢の攻撃力が炸裂するかに注目だ。 対するインテルは前節ライプツィヒ戦をウノゼロ勝利。これで5試合連続無失点と鉄壁を誇っている。公式戦13戦負けなしでセリエAでも安定した戦いを続ける中、直近のパルマ戦ではGK鈴木彩艶から3ゴールを奪って快勝とした。FWラウタロの調子がいまいち上がってこない点は気がかりだが、それを補って余りある相棒FWテュラムの貢献が光る中、強力攻撃陣擁するレバークーゼンをも封殺することはできるか。 ◆5連勝のリバプールはジローナと対戦 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20241208_5_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前節、宿敵レアル・マドリーを退けて5連勝とした首位リバプール(勝ち点15)はラウンド16プレーオフ進出条件の24位以上が確定。そのリバプールは30位ジローナ(勝ち点3)と対戦。直近のエバートンとのマージーサイド・ダービーが悪天候により延期となってフレッシュな状態の中、プレーオフ進出を目指すジローナとのアウェイ戦で6連勝とし、8位以上を確定させてラウンド16一番乗りとなるか。ここまで出番が限られているMF遠藤航の出場にも期待だ。 ◆プレーオフ進出へ負けられない日本人所属クラブ対決 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20241208_5_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ここまで健闘している20位セルティック(勝ち点8)と23位ディナモ・ザグレブ(勝ち点7)による日本人所属クラブ対決も注目だ。残念ながら足首のじん帯を損傷したとの報道があるザグレブDF荻原拓也は欠場見込みだが、セルティックを牽引する3選手の活躍に期待が高まる。前節クラブ・ブルージュ戦ではFW前田大然が同点弾を挙げて勝ち点1をもたらした。早くも今季のCLで3ゴール目を挙げた前田の活躍はもちろん、FW古橋亨梧、MF旗手怜央の活躍にも引き続き期待したい。 ◆アモリム退団スポルティング、立て直せるか MF守田英正の10位スポルティング(勝ち点10)は22位クラブ・ブルージュ(勝ち点7)と対戦。スポルティングは前節アーセナル戦を5失点大敗に終わった。これでアモリム監督退団後は公式戦3連敗と偉大な指揮官を失った影響を大きく受けているが、踏み止まれるか。 ◆明暗分かれたバイエルンとPSGの動向は そして前節パリ・サンジェルマンを撃破して13位に浮上したバイエルン(勝ち点9)は26位シャフタール(勝ち点4)と対戦。ポカール敗退で早くもタイトルを一つ失ったバイエルンだが、ブンデスリーガでは無敗を維持して首位を快走中。FWケインが引き続き欠場見込みで守護神ノイアーが年内絶望となってしまったが、トップ8入りへ必勝が求められる一戦だ。 一方、バイエルンに敗れて敗退が迫る25位PSG(勝ち点4)は、MF川村拓夢の32位ザルツブルク(勝ち点3)と対戦。プレーオフに進出できる24位以内を目指す中、ザルツブルク戦を制して次節のマンチェスター・シティ戦に向かえるか。 その他、トップ8入りを目指せる好位置に付ける9位アストン・ビラ(勝ち点10)は34位ライプツィヒ(勝ち点0)と、11位ブレスト(勝ち点10)は18位PSV(勝ち点8)と対戦する。 ◆リーグフェーズ第6節 日程 ▽12/11(水) 《26:45》 アトレティコ・マドリー vs スロバン・ブラチスラヴァ リール vs シュトゥルム・グラーツ 《29:00》 ミラン vs ツルヴェナ・ズヴェズダ アーセナル vs モナコ ドルトムント vs バルセロナ フェイエノールト vs スパルタ・プラハ ユベントス vs マンチェスター・シティ ベンフィカ vs ボローニャ シュツットガルト vs ヤング・ボーイズ 2024-25シーズンからレギュレーションが変更となり、32チーム制から36チーム制に変更され、グループステージが廃止。代わってリーグフェーズが行われ、ホームとアウェイで4試合ずつ、8チームとの対戦を行う。36チームは全チームが同じ順位表で争い、上位8チームがラウンド16に進出。9位から24位までがプレーオフを戦い、勝者がラウンド16に進むこととなる。 2024.12.10 18:00 Tue
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終盤のムキエレ弾で堅守インテルをこじ開けたレバークーゼンが暫定2位浮上【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節、レバークーゼンvsインテルが10日に行われ、1-0でレバークーゼンが勝利した。 前節ザルツブルク戦を5発圧勝とした6位レバークーゼン(勝ち点10)は、DFBポカールではバイエルンを撃破。ブンデスリーガでも格下にしっかりと勝ち切り公式戦5連勝とした中、3日前のザンクト・パウリ戦のスタメンから3選手を変更。最前線には引き続きテラが構えた。 一方、前節ライプツィヒ戦をウノゼロ勝利としてCL5試合連続無失点とし、公式戦13戦負けなしの2位インテル(勝ち点13)は、4日前のパルマ戦のスタメンから5選手を変更。ラウタロやバレッラ、ディマルコら主力に代えてタレミやフラッテージ、カルロス・アウグストらバックアッパーを数人起用した。 開始3分、テラのボレーがバーに直撃したレバークーゼンがボールを持つ入りとなった中、徐々にインテルもポゼッションして応戦。 互角の攻防で推移する中、26分にもレバークーゼンに好機。クロスのルーズボールに反応したパラシオスのボレーがわずかに枠を外れた。 さらに35分、ヴィルツのコントロールシュートでオンターゲットを記録したレバークーゼンだったが、ハーフタイムにかけても互いに譲らずゴールレスで前半を終えた。 迎えた後半もレバークーゼンが押し込む流れで立ち上がると53分、ヴィルツのスルーパスでボックス右に侵入したフリンポンが際どいシュートを浴びせた。 その後、66分にラウタロやバレッラを投入したインテルに対し、レバークーゼンが敵陣でのプレーを続けるも決定打は生まれない。 それでも終盤の90分、レバークーゼンがゴールをこじ開ける。CKの流れから混戦となったルーズボールをムキエレが蹴り込んだ。 堅守インテルに今季のCL初失点を喫しさせたレバークーゼンが公式戦6連勝とし、暫定2位に浮上している。 レバークーゼン 1-0 インテル 【レバークーゼン】 ノルディ・ムキエレ(後45) 2024.12.11 07:01 Wed
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インテル撃破のレバークーゼン、シャビ・アロンソ監督は「完璧な試合をした」とご満悦

レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督が10日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節、インテル戦を振り返った。 ここまでCL5試合を終えて無失点と強固な守備を誇るインテルをホームに迎えた一戦。レバークーゼンは終盤の90分にフランス代表DFノルディ・ムキエレの決勝弾で勝利した。 公式戦6連勝と昨季の勝負強さが戻ってきたレバークーゼンだが、シャビ・アロンソ監督はインテル戦を終えて満足気に話した。 「我々は非常に成熟した、完璧な試合をしたと思う。インテルのような複数のプレーメーカーを擁するチームと対戦する際、試合をコントロールするのは難しくなる。メンタル面も大事になってくる。かなりの神経戦だったが、我々はうまく試合をコントロールし、多くの好機を生み出せた。インテルをとてもリスペクトしているが、勝利が欲しかった。成熟した態度と決意を持って試合に臨むことができた。勝利は妥当な結果だったと思う。選手たちには最後まで攻撃し続けることを植え付けているんだ」 インテルとの上位対決を制したレバークーゼンは4勝1分け1敗とし、暫定2位に浮上している。 2024.12.11 09:30 Wed
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インテル&ブライトン、ボルシアMGの逸材MFに関心か?

ボルシアMGのU-21ドイツ代表MFロッコ・ライツ(22)に国外の強豪2クラブが関心を示しているようだ。ドイツ『スカイ』が報じている。 ボルシアMGの下部組織出身のライツはセントラルMFを主戦場に、中盤から前の複数ポジションをカバーするマルチロール。2020年10月に行われたブンデスリーガのマインツ戦で18歳と148日でのファーストチームデビューを飾ると、シント=トロイデンへの2度の武者修行を経験した後、昨シーズンから主力に定着した。 176㎝と上背はないものの、アスリート能力に優れており、卓越した戦術眼とパスセンス、足元の技術を併せ持った万能型。ブンデスリーガの公式サイトでは元ドイツ代表MFミヒャエル・バラックとも比較されていた。 報道によると、そのライツにはインテルとブライトンの2クラブが関心を示しており、同選手には2026年に有効となる2000万ユーロ(約32億3000万円)の契約解除条項があるという。 ただ、クラブは2028年まで契約を残す22歳MFを今後のプロジェクトの中心に据えたい考えを持っており、早い段階での売却は考えていない模様だ。 2024.12.14 17:50 Sat
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今季CL初失点でレバークーゼンに惜敗のインテル、S・インザーギ監督は「もう少し大胆になれたかも」と反省

インテルのシモーネ・インザーギ監督が10日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節、レバークーゼン戦を振り返った。 今季のCL5試合で無失点、公式戦13戦負けなしで迎えたレバークーゼンとの上位対決。敵地での一戦を慎重に進めながらゴールレスドローに持ち込みかけていたインテルだったが終盤の90分に被弾し、今季のCL初失点を喫するとともに公式戦14試合ぶりの黒星を喫した。 S・インザーギ監督はこの一戦を振り返り「明らかに我々にとって最高の試合ではなかった。質の高い相手と対戦し、開始3分にバー直撃のボレーシュートを許した。その後は試合をコントロールできていたが、もう少し大胆になれたかもしれない。守備面でさほど危険な場面はなかったが、我々が十分なプレーをしなかったことも認めなければならない。今夜はいつものパフォーマンスを見せられなかった」と反省した。 レバークーゼンに勝ち点で並ばれ、暫定4位に後退したインテル。ストレートでのラウンド16進出のために8位以上をキープしたいところだが、S・インザーギ監督は残り2試合に向けて手綱を締めた。 「これはCL。一瞬でもミスをすれば罰せられる。失点場面ではもっと集中する必要があった。レバークーゼンがトップチームであることを証明したが、我々の選手たちも今日のパフォーマンスがベストではなかったとわかっている。負けたのは残念だが、これまでの4カ月に我々が成し遂げてきたことが失われるわけではないよ」 2024.12.11 10:00 Wed

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