チアゴ・アルカンタラがやはりリバプール退団へ…負傷多く今季は出場1試合5分間のみ
2024.04.05 13:20 Fri
元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ(32)がやはり今シーズンでリバプールを去るようだ。近年存在感が薄いチアゴ。バルセロナ、バイエルンを経て2020年夏に加入した稀代のプレーメーカーだが、ケガがちでフル稼働が難しく、昨季は公式戦28試合出場どまり。今季は2月のアーセナル戦で5分間出場しただけとなっている。
股関節負傷から帰ってきた矢先の筋肉系トラブルなわけだが、イギリス『ミラー』いわく、このアーセナル戦はチアゴにとってリバプールラストゲーム。5月に23-24シーズンが終わるころ、チアゴはまだリハビリを続けている見通しで、契約は6月までとなっている。
契約延長話は聞こえてこず、噂されるのは弟ラフィーニャ(アル・アラビ)もプレーする中東への移籍。スペイン『Relevo』によると、リバプールは治療のためにスペインへの帰国を許可しているといい、これはチアゴが新天地探しに困らないための配慮とも言えるという。
今季でアンフィールドを去るユルゲン・クロップ監督も2月、チアゴがシーズン中に復帰できるかどうか問われ、「正直わからない。少なくとも短絡的な件ではないし、いま私が彼を起用しないのは、起用できないから」とコメントしている。
股関節負傷から帰ってきた矢先の筋肉系トラブルなわけだが、イギリス『ミラー』いわく、このアーセナル戦はチアゴにとってリバプールラストゲーム。5月に23-24シーズンが終わるころ、チアゴはまだリハビリを続けている見通しで、契約は6月までとなっている。
今季でアンフィールドを去るユルゲン・クロップ監督も2月、チアゴがシーズン中に復帰できるかどうか問われ、「正直わからない。少なくとも短絡的な件ではないし、いま私が彼を起用しないのは、起用できないから」とコメントしている。
世界中にファンを持つチアゴだが、リバプール退団が迫り、ひいては欧州での選手キャリアも幕引きとなるかもしれない。
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チアゴ・アルカンタラがやはりリバプール退団へ…負傷多く今季は出場1試合5分間のみ
元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ(32)がやはり今シーズンでリバプールを去るようだ。 近年存在感が薄いチアゴ。バルセロナ、バイエルンを経て2020年夏に加入した稀代のプレーメーカーだが、ケガがちでフル稼働が難しく、昨季は公式戦28試合出場どまり。今季は2月のアーセナル戦で5分間出場しただけとなっている。 股関節負傷から帰ってきた矢先の筋肉系トラブルなわけだが、イギリス『ミラー』いわく、このアーセナル戦はチアゴにとってリバプールラストゲーム。5月に23-24シーズンが終わるころ、チアゴはまだリハビリを続けている見通しで、契約は6月までとなっている。 契約延長話は聞こえてこず、噂されるのは弟ラフィーニャ(アル・アラビ)もプレーする中東への移籍。スペイン『Relevo』によると、リバプールは治療のためにスペインへの帰国を許可しているといい、これはチアゴが新天地探しに困らないための配慮とも言えるという。 今季でアンフィールドを去るユルゲン・クロップ監督も2月、チアゴがシーズン中に復帰できるかどうか問われ、「正直わからない。少なくとも短絡的な件ではないし、いま私が彼を起用しないのは、起用できないから」とコメントしている。 世界中にファンを持つチアゴだが、リバプール退団が迫り、ひいては欧州での選手キャリアも幕引きとなるかもしれない。 <span class="paragraph-title">【動画】2月の戦列復帰時は軽快なプレーを披露していたチアゴ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="qme" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/Thiago6?ref_src=twsrc%5Etfw">@Thiago6</a> <a href="https://t.co/1v6GIkBeZd">pic.twitter.com/1v6GIkBeZd</a></p>— Liverpool FC (@LFC) <a href="https://twitter.com/LFC/status/1753440774388081107?ref_src=twsrc%5Etfw">February 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.05 13:20 Fri2
【プレミアリーグ シーズンプレビュー】5連覇狙うシティと2季連続2位アーセナルの2強軸に激戦必死のタイトルレース
2024-25シーズンのプレミアリーグが8月16日(金)に開幕を迎える。2023-24シーズンは2シーズン連続でアーセナルとの一騎打ちとなったタイトルレースを制したマンチェスター・シティが前人未踏の4連覇を達成。新シーズンは5連覇を狙うシティを軸に、継続路線を歩むガナーズ、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッド。新体制のリバプールとチェルシー、アストン・ビラとニューカッスル辺りが熾烈な優勝争いを繰り広げることになる。(選手のIN&OUTは2024年8月16日時点) ◆継続路線で5連覇へ~マンチェスター・シティ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240814_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 最終節までもつれ込んだアーセナルとの熾烈な一騎打ちを制して前人未踏の4連覇を達成した王者シティが、今季もタイトルレースを牽引する大本命だ。リーグ開幕1週間前に行われたコミュニティ・シールドではユーロ、コパ・アメリカに主力が参戦した影響で多くの主力を各陣容も、土壇場で同点に追いついてPK戦に持ち込んだ結果、FAカップ決勝で苦杯を舐めたマンチェスター・ユナイテッドとのダービーを制し、新シーズンに弾みを付ける初タイトル獲得に成功した。 今夏の移籍市場ではFWアルバレスのアトレティコ・マドリー流出は痛恨も、サウジアラビア行きが取り沙汰された守護神エデルソン、司令塔デ・ブライネの残留が確定。さらに、昨季ジローナの躍進を支えた“サビーニョ”の愛称で知られる左利きのドリブラーであるFWサヴィオを獲得。しばしの離脱となる生え抜きFWボブと共に個での打開が期待できるオプションを手に入れた。生え抜きのMFマカティー、MFオライリーらの台頭で中盤の厚みは増したが、MFロドリ、FWハーランドのバックアップ問題は依然として不安材料であり、残りの移籍期間での補強か、戦術家グアルディオラのコンバートや異なる戦い方が必要となる。 とはいえ、加入2年目組のDFグヴァルディオル、FWドクらのフィット、凄み増すMFフォーデンのさらなる活躍が見込める新シーズンに向けて大きな死角はなく、その傑出した勝負強さを含めて優勝候補大本命だ。 ◆補強難航も対抗馬最有力~アーセナル~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240814_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> その王者に着実に迫りつつある、2季連続2位チームが今季も対抗馬の最有力だ。昨季はその王者と競合したMFライス、MFハヴァーツ、GKラヤとセンターラインを中心にピンポイント補強を敢行。伸びしろ十分な若手と、勝負師として進化を続けるアルテタ監督の下でチームとしての総合力を増した。 今夏の移籍市場ではDF冨安健洋の慢性的な負傷、長期離脱明けのDFティンバーの状態も考慮に入れつつ、鉄板センターバックコンビのバックアップ役も担えるDFカラフィオーリを獲得。ボローニャとイタリア代表で存在感を放った左利きDFは左サイドバックの主力や3バックのオプション導入の際には重要な戦力となりそうだ。一方で、余剰人員の整理がいまひとつ進まず、中盤とセンターフォワードの補強は難航中。中盤では指揮官の古巣レアル・ソシエダのMFメリーノ獲得に目途が立ちつつあるが、センターフォワードは獲得候補の名前は挙がるものの、具体的な交渉には発展せず。引き続きFWガブリエウ・ジェズス、FWトロサールといった選手に頼ることになるかもしれない。 安定した守備、ボール保持、切り替えにセットプレーの精度とチームとしての骨格はしっかりとしており、替えが利かないFWサカ、DFサリバ、ライスら主力に長期離脱などの問題が生じなければ、悲願のリーグタイトル獲得は十分可能だ。 ◆指揮官続投もスカッドにテコ入れ~マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240814_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 頭一つ抜けた2強を追う第2集団では継続路線、新体制発足と異なるアプローチで各クラブがその差を埋めようとしている。トップ4圏外のマンチェスター・ユナイテッドとトッテナムはメンバーの入れ替えを図りながらも継続路線を選択している。 プレミアリーグではワーストとなる8位で昨季を終えるも、FAカップ優勝にヨーロッパリーグ(EL)出場権確保でテン・ハグ体制続投が決定したユナイテッド。昨季はクラブ売却問題で新戦力補強で後手を踏んだが、サー・ジム・ラトクリフ主導の新たな上層部の下で今夏は積極補強を敢行。ディフェンスラインに指揮官のアヤックス時代の教え子であるDFデ・リフトとDFマズラウィ、レアル・マドリー、パリ・サンジェルマンとの競合を制して逸材DFヨロを獲得。懸念の前線には同じく人気銘柄だったFWザークツィーを獲得した。 MFアムラバト退団に加え、MFカゼミロの去就が不透明なホールディングMFにもう1枚加えたいところだが、伸びしろ豊かなMFメイヌー、FWガルナチョ、FWアマドらの存在を含め、間違いなく昨季以上のスカッドを作り上げてきた。近年課題となる負傷者の問題を解決できれば、トップ4返り咲きは十分に可能だ。 一方、昨季前半戦は主役を担うも、度重なる離脱者、選手層の問題で失速した5位のトッテナムはポステコグルー体制2年目で捲土重来を期す。今夏の移籍市場では指揮官のスタイルに合わないMFホイビュア、DFエメルソン・ロイヤルと2人の準主力を放出。大エースのFWケイン退団以降は不在が続いたセンターフォワードに昨季ボーンマスで19ゴールを挙げたFWソランケを獲得し、サウジアラビア行きを固辞したFWリシャルリソンと共に2人のストライカーを揃えた。また、MFベリヴァルの正式加入に多才なMFアーチー・グレイ、今冬加入のFWヤン・ミンヒョクと18歳の逸材3人を獲得し、将来への投資も行った。 ただ、今季はELとの二足の草鞋を履くなか、センターバック、サイドバックのバックアップ、主力クラスのセントラルMF、ウイングとオーストラリア人指揮官がリクエストする補強は実現しておらず、選手層の問題は大きな懸念材料だ。とはいえ、タフな交渉人として知られるレヴィ会長、前アストン・ビラのランゲTDが市場閉幕までに陣容を整えてくるはずだ。 ◆新体制で捲土重来期す~リバプール、チェルシー~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240814_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前述の2チームとは異なり、新指揮官を招へいしたのは、リバプールとチェルシーの2チームだ。 長期政権を築いたクロップ前監督の退任に伴い、大きな変革のシーズンに臨む新生レッズ。前任者に比べポゼッション志向が強いフェイエノールトのスロット新監督を招へいしたチームでは、体制変更によるチーム刷新も想定されたが、MFチアゴ・アルカンタラの現役引退に第3GKアドリアン、DFマティプのベテラン2人の退団を除き退団選手はなく、新戦力補強に至っては開幕を迎える次点でゼロと異例の状況だ。去就が不透明なGKのポゼッションにバレンシア守護神ママルダシュヴィリを迎え入れる噂はあるが、ソシエダMFスビメンディに拒否されたアンカー、セントラルMF補強は振り出しに。新指揮官の下で序列低下が伝えられるMF遠藤航の去就含め、今月末までにまだまだ大きな動きが想定される。 ただ、プレシーズンではユナイテッド、アーセナルにセビージャ、レアル・ベティスのアンダルシア勢相手にいずれも勝利を収めるなど、チームとしての仕上がりは上々。昨季は多くの負傷者に悩まされたが、ここまでは目立った離脱者もなく前体制の遺産を活かしながらスタートダッシュを飾れれば、オランダ人指揮官の下でのマイナーチェンジと新戦力補強によって、より安定した戦いが期待できそうだ。 これに対してチェルシーは就任1年目だったポチェッティーノ前監督の下で後半戦に限れば、2強に次ぐ安定した戦績を残したが、かねてより首脳陣との確執が伝えられたなかでシーズン終了後に退任。紆余曲折の末に後任にはレスター・シティを1年でプレミアリーグに復帰させ、グアルディオラ監督の元副官でもあるマレスカ監督を招へい。 さらに、移籍市場では開幕までに若手を中心にすでに9選手を補強。指揮官のレスターの教え子であるMFデューズバリー=ホール、リーグ屈指の快速アタッカーであるFWペドロ・ネト、新守護神候補ヨルゲンセン、フルアムからフリー加入のDFアダラバイヨは即戦力としての期待がかかる。また、前線ではMFギャラガー売却とのセットでFWフェリックスの復帰、FWオシムヘンらのストライカー獲得にも動く。一方で、PSRの問題を抱えており、FIFAの規制でレンタルの人数にも制限があるなか、ホームグロウン選手を中心に余剰人員の整理が必要な状況だ。 リバプールとは異なり、プレシーズンでは守備面の問題が顕著となっており、新指揮官が志向する独特なポゼッションスタイルへの移行にも少なくない時間を要するなか、序盤戦は難しい戦いを強いられる可能性が高く、堪え性がないベーリーオーナーがどこまで我慢できるかが今季の浮沈のカギとなるか。 ◆ビッグ6崩し以上の躍進へ~アストン・ビラ、ニューカッスル~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240814_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今やビッグ6に比肩する強さ、資金力を有するアストン・ビラ、ニューカッスルの2クラブはチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得をノルマに、優勝争いへも色気を見せる。 智将ウナイ・エメリ監督がフルシーズンを指揮した昨季は望外の4位フィニッシュを成し遂げたアストン・ビラは、さらなる躍進に向けて今季も積極補強を敢行。MFドウグラス・ルイス、FWディアビが流出した一方、MFアマドゥ・オナナ、MFバークリー、DFマートセン、MFバレネチェア、FWイリング・ジュニアといった選手を補強。FWデュランの去就が不透明ななか、エースFWワトキンスのバックアップを獲得できれば、CLとの二足の草鞋を履く戦いにおいても高い競争力を保てるはずだ。 一方、後半戦の巻き返しで最終的に7位まで盛り返したニューカッスル。現時点ではDFロイド・ケリーのフリー加入やDFルイス・ホールの買い取りと新戦力補強は地味ながらも、MFブルーノ・ギマランイス、FWイサク、FWゴードンといった主力を死守。賭博違反で10カ月の出場停止を科されたMFトナーリが今月末に復帰予定で、昨季大いに悩まされた負傷者の問題もクリアできており、戦力面では前述のクラブに全く引けを取らない。 ◆熾烈残留争いと共にサプライズ期待~その他クラブ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240814_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> タイトルレースやヨーロッパの出場は前述のクラブを中心に争われることになるが、それ以外にも日本人選手所属クラブや昇格組と注目すべきチームは多い。 MF三笘薫を擁するブライトンは、デ・ゼルビ前監督の退任に伴い31歳のドイツ人指揮官ヒュルツェラー新監督を招へい。重鎮グロスやMFララナがチームを去ったが、FWミンテやMFグルダ、MFヴァイファーら若手逸材を獲得。昨季終盤戦をケガで棒に振った三笘の完全復活と共に巻き返しのシーズンが期待されるところ。 MF鎌田大地が新加入となったクリスタル・パレスは、日本代表がフランクフルトで指導を受けたグラスナー監督の下で昨季終盤戦は上位陣を撃破するなど、注目のチームのひとつとなった。今夏の移籍市場ではMFオリーズのバイエルン移籍に、DFグエイにニューカッスル行きが取り沙汰されるが、逸材MFウォートンやパリ五輪でフランスの銀メダルに貢献したFWマテタら好タレントが多く大黒柱のMFエゼを残せれば、上位進出も期待できる。 DF菅原由勢が新加入となったサウサンプトンは昇格プレーオフを制して1年でプレミアリーグに復帰。エールディビジ屈指の右サイドバックに、ララナの帰還、FWブレレトン・ディアスらを補強したが、現状では残留争いに巻き込まれる可能性が高い。 そのほかではモイーズ退任でロペテギ新監督を招へいし、DFトディボ、MFギド・ロドリゲス、DFワン=ビサカ、FWフュルクルクら積極補強を敢行した新生ウェストハム、スティーブ・クーパーを新指揮官に招へいした昨季チャンピオンシップ王者のレスター、2季連続の昇格で22年ぶりのプレミアリーグ参戦となるイプスウィッチ・タウンらが注目チームとなる。 2024.08.16 19:00 Fri3
「まさに神が宿った」「言葉がない」19年ぶり優勝目指すアーセナル、守護神・ラムズデールのスーパーセーブが称賛の嵐「最後のセーブはとんでもない」
アーセナルのイングランド代表GKアーロン・ラムズデールの神セーブ連発が大きな話題を呼んでいる。 9日、アーセナルはプレミアリーグ第30節でリバプールと対戦。苦手とする敵地・アンフィールドでの試合となった。 優勝のためには負けていられない中、ガブリエウ・マルティネリ、ガブリエウ・ジェズスのゴールで2点を先行。良い形で前半を終えるかと思われたが、終了直前に華麗な崩しからモハメド・サラーに1点を返されてしまう。 後半に入るとリバプールがギアを上げ、強度を高めてアーセナル陣内に押し込み続ける構図に。カウンターでゴールに迫るアーセナルだったが、精度を欠いてしまうと、87分にトレント・アレクサンダー=アーノルドが華麗な突破を見せ、最後はロベルト・フィルミノにゴールを許し、2-2の引き分けに終わった。 悔しい勝ち点1に終わったアーセナルだったが、勝ち点2を落としたというよりも勝ち点1を拾えたと言える展開。ラムズデールの神セーブ連発に助けられた。 この試合のラムズデールは、集中力を欠くことなく好セーブを連発。前半にはサラーとの一対一を寄せてシュートを外させたり、何度もシュートをセーブ。後半にも独走したダルウィン・ヌニェスとの一対一のセーブ、後半アディショナルタイムにはセットプレーの流れからのイブラヒマ・コナテの押し込みをギリギリでセーブするなど守り続けた。 特に驚きなのは試合の最終盤。右サイドから崩すリバプールは、ジョーダン・ヘンダーソンのパスを受けたチアゴ・アルカンタラがトリッキーなパス。アレクサンダー=アーノルドがこれを前につけると、ボックス内でサラーが左足のシュートで狙う。 これはガブリエウ・マガリャンイスがブロックに入るが、ディフレクション。見事ゴール左隅にボールが飛び、土壇場の逆転ゴールと多くの人が信じた中、ラムズデールが横っ飛びで右手を伸ばし、枠に飛んでいたシュートを掻き出した。 これにはスタンドのリバプールファンも頭を抱えるリアクション。ファンは「ラムズデールはMOTMだ」、「言葉がない」、「最後のセーブはとんでもない」、「今日は3度も救ってくれた」、「まさに神が宿った」、「最高のドローゲームだ」とラムズデールのセーブや試合内容に称賛の声が集まっている。 <span class="paragraph-title">【動画】神様が降臨!敗戦のピンチ救うラムズデールの神セーブはリバプールファンも脱帽</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="utGwTGT63y4";var video_start = 113;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.04.10 12:15 Mon4
野戦病院状態のリバプール、オプションは限られても南野先発は困難…?首位レスター戦予想スタメン
主力選手たちが次々と離脱し、野戦病院状態のリバプール。代表ウィーク明けの22日に行われるリーグ首位のレスター・シティ戦ではどのような布陣で臨むのか、予想してみた。 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/lfc_possible_eleven.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;"><hr></div> 守備の要であるDFヴィルヒル・ファン・ダイクに続き、相方DFジョー・ゴメスをも長期離脱で失ってしまったリバプール。DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの離脱に加え、代表戦後、DFアンドリュー・ロバートソンもハムストリングに問題を抱えるなど、最終ラインが崩壊している。 DFジョエル・マティプの復帰が唯一の救いではあるものの、最終ラインのオプションは限られているだろう。CBには、チャンピオンズリーグ(CL)でチャンスを与えられた19歳のDFリース・ウィリアムズや昨夏オランダから獲得した18歳のDFセップ・ファン・デン・ベルフら、若きタレントも揃うが、ウィリアムズが腰に違和感があるという報道もあり、マティプ自身もケガ明けであることを考えれば、経験値で他の2人を上回るDFナサニエル・フィリップスとコンビを組むと考えるのが順当だ。 右SBには、昨シーズンから可能性を感じさせるプレーを見せる、DFネコ・ウィリアムズが入ることが濃厚だ。左SBでは、負傷の“疑いあり”とされるロバートソンが、リスクを負っても先発する可能性は捨てきれないが、負傷者続出の現状を考えれば、リスクを冒さず、今夏ギリシャから獲得したDFコンスタンティノス・ツィミカスにチャンスが与えられる可能性が高い。待望の左SBのバックアップ要因としてリバプールに加入したツィミカスは、ケガで出遅れたものの、CLのアタランタ戦では途中交代で出場を果たしている。 MFファビーニョや新戦力のMFチアゴ・アルカンタラの負傷に加え、主将であるMFジョーダン・ヘンダーソンも故障者リスト入りしてしまった中盤だが、頼れるベテランMFジェームズ・ミルナーや、代表戦で調子の良さを見せたMFジョルジニオ・ワイナルドゥムやMFナビ・ケイタがプレー可能だ。 また、成長著しい生え抜きのMFカーティス・ジョーンズもオプションの1つと数えられるなど、ある程度の層の厚さを確保できている。 新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性反応により、レスター戦の欠場が決定しているFWモハメド・サラーを除いては、負傷者を出していない前線では、サラーの代わりに、絶好調の新戦力FWジオゴ・ジョタが右ウイングで出場することが濃厚だ。 気になるFW南野拓実だが、今回の代表戦では、パナマとの親善試合で決勝点となるPKを決めたものの、敗れたメキシコ戦では、途中出場もインパクトを残せずと、現在も調子の波に乗り切れていない。 ここまでプレミアリーグでの先発はまだなく、リーグ戦0ゴール0アシストと、ジョタに比べてややインパクトを残すことに苦しんでいる南野が、ジョタを抑えてサラーの代わりにウイングのポジションで出場するとは考えにくいだろう。 また、試合中に流動的にポジションを変えることはあっても、ここまで出場した試合では、 [4-3-3]の前線3枚の中央、FWロベルト・フィルミノのポジションでの出場が基本の形だ。 南野は貴重な戦力と見なされていることに疑いはないが、あくまでも“フィルミノの代役”となる中央のポジションでの役割を期待されていると言えるため、フィルミノが負傷していない現在、スタメンに食い込むのは困難だと予想される。 シェフィールド・ユナイテッド戦やマンチェスター・シティ戦では、[4-2-3-1]の布陣を披露したリバプール。この新布陣でレスター戦に臨んだ場合、CFまたはトップ下に南野が入る可能性は0ではないが、前述の2試合では、サラーがワントップのポジションに入り、トップ下にはフィルミノ、そして右ウイングにジョタが入るという布陣を採用していた。 しかし、ワントップでも仕事ができるサラーの欠場が決定している今、基本の形である[4-3-3]の布陣を崩してまでも、サラーの代わりに、タイプの違うフィルミノをワントップに押し上げて、南野をトップ下で、もしくはその逆で、南野がサラーの代わりにワントップに入る可能性は低いだろう。ジョタはワントップに入ることもできるが、その場合、代わりに右のウインガーとして南野が出場するのは難しい。 南野が出場できる可能性が最も高いのは、ユルゲン・クロップ監督が、リーグ戦でほぼフル稼働しているフィルミノを休ませた場合となるが、フィルミノに休養を取らせるとしても、リーグ首位を走るレスターとの負けられない試合ではなく、25日に控えたCLグループステージ、アタランタ戦と考えるのが自然だ。 昨シーズンに30年ぶりのリーグ優勝を果たしたリバプール。リーグ王者として初めて臨む今季は、難しいシーズンとなりそうだ。そして、南野がチームの主力に定着するには、もう少し時間と結果を要するはずだ。 2020.11.22 18:30 Sun5
2020年のUEFAベストイレブン決定 C・ロナウドが史上最多15度目のノミネート
欧州サッカー連盟(UEFA)は20日、2020年のUEFAチーム・オブ・ザ・イヤーを発表した。 同賞は2001年よりスタート。UEFAが選出した受賞候補50名の中からユーザー投票により、2020年を彩った最高の11名が決まる。 600万近くの票が集まった今回は、チャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げたバイエルンからGKマヌエル・ノイアーやDFヨシュア・キミッヒ、DFアルフォンソ・デイビス、MFチアゴ・アルカンタラ、fwロベルト・レヴァンドフスキの最多5名がノミネートした。 一方で、CLで初の決勝進出となったパリ・サンジェルマン(PSG)からはFWネイマールのみの選出。チームが結果を残しても、ユーザーからの票を得られないという残念な結果となっている。 なお、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドも選出され、史上最多15度目の受賞となる。 ◆2020年のUEFAチーム・オブ・ザ・イヤー GK マヌエル・ノイアー(バイエルン/4回目) DF ヨシュア・キミッヒ(バイエルン/初選出) セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー/9回目) ヴィルヒル・ファン・ダイク(リバプール/3回目) アルフォンソ・デイビス(バイエルン/初選出) MF ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ/3回目) チアゴ・アルカンタラ(バイエルン→リバプール/初選出) FW クリスティアーノ・ロナウド(ユベントス/15回目) リオネル・メッシ(バルセロナ/12回目) ネイマール (パリ・サンジェルマン/2回目) ロベルト・レヴァンドフスキ (バイエルン/2回目) 2021.01.23 16:46 Satリバプールの人気記事ランキング
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「日本食を食べまくりたい」なでしこMF長野風花がトークイベント、女子中高生らにアドバイスする中、小学生時代の自分へ「英語とフィジカルトレーニングをしっかりやって」
21日、なでしこジャパンでもプレーするリバプールのMF長野風花がKAMO 渋谷店で「FUKA TALK! COPA ICON II EDITION」を開催。女子中高生のプレーヤーなどのファンを迎えて、スパイクのことやアドバイスを送った。 なでしこジャパンの「10番」をつける長野は、FA女子スーパーリーグのリバプールでも主軸としてプレーする長野。アディダスから新たに発売された「COPA ICON II(コパ アイコン 2)」を着用する。 中盤でのゲームメーカーとしてプレーする長野。スパイク選びのポイントについては「中盤の選手は360度動く選手ですし、タッチも重要になってくるので、フィット感は大事にしています」とコメント。「COPA ICON II」は足とスパイクの一体感をより高めたものとなっており、長野の好みにあっている一足に。また「明るい色、白や黄色が好きで、暗い色を履くとちょっとテンションが下がるのが小さい頃からあるので、小さい頃から明るい色を好んで履いていました」と、スパイクのカラーにもこだわりがあるようで、今回の「COPA ICON II」はホワイトなっており、そちらも好みにあっているものとなっている。 今回の「COPA ICON II」は女子中高生にも多い22cmからサイズ展開。長野自身も足は小さいとのことで、「ピッタリ履くのが好きで。私も22.5センチと足が小さいので、履きたくても履けない子もいたと思うので、良いことだと思います」と、サイズのレンジが広がったことは良かったとした。 海外でプレーする中で、ピッチ状態にも差を感じているという長野は「日本の芝ってとてもきれいで整っているんですけど、イングランドは特に雨が多く、沼みたいな感じで。リヴァプールでの最初のトレーニンググラウンドは本当に沼で、私だけつるんつるん滑っていました」と苦労話も。また、硬い素材のスパイクなどは苦手だとし「素材が硬くて、靴擦れしたりはしました。私は本当にCOPAに助けられてプレーしています」と、愛用している「COPA」シリーズはピッタリなスパイクだとアピールした。 会場には小学生から高校生までの女子プレーヤーが集まっていた中、アドバイスも。おすすめのトレーニングについては「とにかく毎日ボールに触るのはそうですし、もっとやっておけばよかったと思うのは、もう少しフィジカルトレーニングをやっておけばよかったとは世界に出て感じます」と語り、「身長も大きくないですし、こんなすごい選手を相手にしています。そもそも日本の女子選手は体の線が細かったりするので、ジムのトレーニングやスピードで勝てないのであれば、機敏さのトレーニングは大事なので、中高生から始めることは大事だと思います」と、アジリティや動きのキレを鍛えることは良いことだとした。 ウィンターブレイクで帰国した長野。「日本のごはんは一番だと思うので、日本食を食べまくり、しっかりトレーニングしながらリフレッシュができればと思います」と語り、一番好きな日本食は「焼肉です(笑)」と明かしていた。 2025年に向けては「2024年は悔しい瞬間もたくさん味わった年なので、2025年は一日一日積み重ね、成長して、結果をたくさん残せるシーズンにしたいと思います」と意気込みを語った。 トークセッションの後は、会場からの質問にも答えた長野。10歳のお子さんを持つお父さんから、小学生時代にやっておきたかったことを聞かれると「英語をしっかりやっておきなさいと言うのと、フィジカルの強化は世界で戦う上で必ず必要になるので、英語とフィジカルトレーニングをしっかりやってと今なら言います」と語った。 また、苦手なことに対しての向き合い方については「自分がどうなりたいかがしっかり決まっていれば、おのずと日々トライしながら成長しないと目標に届かないと自分が一番わかっているからブレずに。苦手なことって成果が出づらかったりするけど、私は自分の目標、夢があるので、その強い気持ちだけで、日々向き合っています」と語り、多くのアドバイスを送っていた。 イベントでは、長野が自身の日本代表ユニフォームにサインを入れるクリスマスプレゼントを送った他、参加者へのサインのプレゼントや写真撮影など、ファンとの触れ合いを楽しんでいた。 <span class="paragraph-title">【写真】トークショーに登場した長野風花</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fuka20241221_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fuka20241221_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fuka20241221_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fuka20241221_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fuka20241221_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fuka20241221_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fuka20241221_tw7.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:超ワールドサッカー 2024.12.21 23:45 Sat2
可変センターバック起用に応えた遠藤航をスロット監督が賛辞「誰かに称賛を贈らなければならないとしたら…」
リバプールのアルネ・スロット監督が日本代表MF遠藤航を称賛している。 リバプールは18日に行われたEFLカップ準々決勝でサウサンプトンと対戦。終盤にサウサンプトンの攻勢を許すも2-1で逃げ切り、準決勝に進出した。この試合でセンターバックとして先発した遠藤は攻撃時、ボランチに上がる可変システムで柔軟に対応。32分には追加点に繋がるプレアシストで攻撃面でも存在感を示した。 試合後の会見で自ら遠藤の名を出したスロット監督は「誰かに称賛を贈らなければならないとしたらそれは遠藤航になるだろう。なぜなら本職とは異なるポジションで起用されたにも関わらず、あれほど良いプレーをしたからだ。それ自体、彼がいかに優れた選手であるかを示している。何より彼がどのようなメンタリティと個性を持ち合わせているのかを示しているのかもしれない」とここまで出場機会が限られながらも好パフォーマンスで応えた遠藤を称賛していた。 2024.12.19 09:15 Thu3
久々先発の遠藤航が高評価!可変CBに応える働き示しリバプール地元紙も「重要な役割を果たした」
EFLカップ(カラバオカップ)で久々の先発出場を果たしたリバプールの日本代表MF遠藤航について、地元紙は高評価を下している。 今シーズン、アルネ・スロット監督が新たに就任した影響もあって出番に恵まれていない遠藤。言わば“クローザー”とも言える役割を担うようになっており、ここまでプレミアリーグで6試合、チャンピオンズリーグ(CL)で2試合に出場するも先発はない状況が続いていた。 そんな中、18日に行われたEFLカップ準々決勝のサウサンプトン戦、遠藤は10月に行われた4回戦以来の先発。多くの主力が休養となったこの試合、センターバックの位置づけながら攻撃時はボランチに上がる役割を任されていた。 また、この試合キャプテンを務めたトレント・アレクサンダー=アーノルドが前半まででピッチを退くと、遠藤は後半キャプテンマークを巻くことに。試合はダルウィン・ヌニェスとハーヴェイ・エリオットのゴールもあり、2-1で勝利した。 試合後、地元紙であるリバプール・エコーは奮闘した遠藤に対して、10点満点中「7」をつける高評価。特に2点目に絡んだ動きを称えている。 「確実に一定のピッチをカバーしていた。最初はセンターバックの位置にいたが、リバプールがボールを保持している際は中盤にポジションを挙げていた。彼はさらに前線と絡むことを熱望し、(コーディ・)ガクポと連携してレッズが2点目を決めるのに重要な役割を果たした」 「守備面では、(キャメロン・)アーチャーがゴールに近づくのを阻止するのに非常に役立った。ただし、(ポール・)オヌアチュを抑えるのは難しかった。キャプテンとして夜を終えた」 <span class="paragraph-title">【動画】遠藤航がCB起用で存在感示す!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/4inUsclQtoo?si=jhgJqIs9AebmKv1L" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 2024.12.19 10:15 Thu4
サラー2G2Aのリバプールがスパーズとの9ゴール生まれたド派手打ち合い制し3戦ぶり勝利!【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第17節、トッテナムvsリバプールが22日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのリバプールが3-6で勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航はベンチ入りも出場機会はなかった。 10位のトッテナム(勝ち点23)は前節、サウサンプトン相手に5-0の完勝。公式戦6試合ぶりの勝利で長いトンネルを抜けた。続くEFLカップ(カラバオカップ)でもマンチェスター・ユナイテッドとの壮絶な打ち合いを4-3で制し、公式戦連勝とともにベスト4進出を決めた。引き続き多くの離脱者を抱える状況で迎えた中2日の首位チームとの一戦ではユナイテッド戦と全く同じスタメンを採用した。 一方、首位のリバプール(勝ち点36)は、ニューカッスル戦に続き前節のフルアム戦を2-2のドローで終えるなど、ここにきてやや失速。それでも、大幅なターンオーバーを敢行した直近のEFLカップではサウサンプトンに2-1の勝利。若手の積極起用に遠藤航を可変式のセンターバックで起用するオプションが見事に機能し、白星を取り戻した。今回のアウェイゲームではそのカップ戦で温存したサラーやマク・アリスター、ファン・ダイクら主力を復帰させ、ベストメンバーを起用。1トップにルイス・ディアス、2列目に右からサラー、ソボスライ、ガクポを配置した。 試合は開始直後にトッテナムのビルドアップのミスを突いたリバプールに決定機。GKフォースターのミスパスをボックス右でカットしたサラーが左足を振るが、これは枠の右に外れる。 しかし、このプレーをきっかけに完全に主導権を握ったアウェイチームは長短交えたパスで相手を揺さぶりつつ、前がかりな守備で自由を与えず。その流れでサラーがクロスバー直撃のシュートなどゴールを色濃く匂わせると、圧巻のコンビプレーから先制点を奪い切った。 23分、右サイドへのスムーズな展開からフリーのアレクサンダー=アーノルドにボールが渡ると、GKとディフェンスラインの間のスペースへピンポイントクロスを供給。これに抜群のタイミングで飛び込んだディアスがダイビングヘッドで合わせた。 均衡が破れた後はしばらく一進一退の展開が続いたが、活動量とクオリティで勝るリバプールが押し切る。36分、左サイドからのロバートソンのクロスをゴール前で競ったソボスライのヘディングシュートが浮き球の形でこぼれると、勢いを持って飛び込んだマク・アリスターがGKフォースターの寸前で頭で押し込んだ。 厳しい連続失点となったトッテナムだが、41分にはクルゼフスキがアグレッシブな守備でマク・アリスターを潰してショートカウンターを発動。GKアリソンがポジションを取れずにいるなか、マディソンが右足ミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。 一瞬の隙を突かれて1点差に詰め寄られたものの、流れは渡さないリバプール。前半終了間際には高速カウンターに転じると、サラーの絶妙なスルーパスにボックス右で反応したソボスライがGKの股間を抜くシュートを流し込み、再び突き放して前半を終えた。なお、このアシストで今季リーグ戦10アシスト目となったレッズのエースはプレミア史上初となる年越し前の10ゴール(13ゴール)10アシスト達成者となった。 アウェイチームに勢い、ホームチームにダメージが与えられたこの3点目によって後半はワンサイドゲームとなった。 後半も主導権を握ったリバプールは54分、自陣中央でのボール奪取から相手を完璧に引っくり返すと、ボックス左に抜け出したガクポの折り返しで生まれたゴール前の混戦を制したサラーが冷静に無人のゴールへ蹴り込み、得点ランキング単独トップの14点目を記録した。 さらに、トッテナムが2枚替えを敢行した直後の61分には再び高速カウンターからボックス左に抜け出したソボスライからの丁寧な折り返しを、再びサラーが左足ワンタッチで合わせ、トドメの5点目とした。 これで勝利を確信したスロット監督はマク・アリスター、ガクポを下げてジョタ、カーティス・ジョーンズを同時投入。引き続きカウンターでチャンスを窺いつつ、やや相手に持たせて省エネモードの戦いにシフトする。 一方、敗色濃厚もホームサポーターの前で気概を示したいトッテナムは相手の強力な攻撃に食らいつきつつ、クルゼフスキ、ソランケを中心に疲労困憊のなかでも果敢にゴールを目指す。 すると、72分には左サイドで起点となったクルゼフスキが中央のソランケに預けてゴール前に飛び込むと、浮き球のリターンパスがDFファン・ダイクにディフレクトして落ちてきたところを見事な左足ボレーでゴールネットへ突き刺した。 このゴールを受けて、ホームサポーターからの聖者の行進の大合唱で奮い立ったスパーズは83分、ベリヴァルの左クロスをファーで競り勝ったブレナン・ジョンソンが頭で折り返すと、ゴール前のソランケがDFファン・ダイクごと巻き込むような反転ボレーを流し込み、一気に2点を返した。 これでスタジアムのボルテージが一気に上がったが、前がかりな相手の隙をしたたかに突いたリバプールが突き放す。85分、ボックス手前右でボールを持ったサラーがボックス右のディアスにラストパスを通すと、コロンビア代表FWがグラウンダーの対角シュートを左隅へ突き刺した。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、サラーの2ゴール2アシストの圧巻の活躍も光った首位リバプールがド派手な打ち合いを制してリーグ3戦ぶりの勝利。今節引き分けた2位チェルシーとの勝ち点差を4ポイントに広げた。 トッテナム 3-6 リバプール 【トッテナム】 ジェームズ・マディソン(前41) デヤン・クルゼフスキ(後27) ドミニク・ソランケ(後38) 【リバプール】 ルイス・ディアス(前23、後40) アレクシス・マク・アリスター(前36) ドミニク・ソボスライ(前46) モハメド・サラー(後9、後16) <span class="paragraph-title">【動画】サラーが絶妙アシストに鮮やかカウンターから今季15点目!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">サラーからソボスライ<br>前半でリヴァプール3点目<br>サラーはこれで13G10A<br>クリスマス前に<br>二桁ゴール二桁アシストは<br>プレミア史上初<br><br>プレミアリーグ 第17節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%A0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#トッテナム</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#リヴァプール</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/yxMruiQIb9">pic.twitter.com/yxMruiQIb9</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1870886056377425988?ref_src=twsrc%5Etfw">December 22, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">この試合2G1A<br>エースが止まらない<br>サラーはゴールランクトップの<br>15ゴール目<br><br>プレミアリーグ 第17節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%A0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#トッテナム</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#リヴァプール</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/00Hq5JEl6E">pic.twitter.com/00Hq5JEl6E</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1870892834146209853?ref_src=twsrc%5Etfw">December 22, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.23 03:34 Mon5