「十分ではなかった」ECLの準決勝で敗退したアストン・ビラ、エメリ監督は来季以降へ意気込み「今後数年間に役立つことを願っている」

2024.05.10 16:20 Fri
ECL敗退となったエメリ監督
Getty Images
ECL敗退となったエメリ監督
アストン・ビラウナイ・エメリ監督が、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の準決勝敗退を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

9日、ECL準決勝でアストン・ビラはアウェイでオリンピアコスと対戦した。
1stレグは4-2でオリンピアコスが勝利。アストン・ビラは最低でも2点差をつけて勝利しなければいけなかったが、10分にアユブ・エル・カービにゴールを許し失点。その後チャンスを生かせないでいると、78分にもエル・カービにゴールを許し、2-0で敗戦。2戦合計で6-2と敗れ、準決勝で敗退トンった。

1981-82シーズンにチャンピオンズカップ(現:チャンピオンズリーグ)で優勝。それ以来のヨーロッパのタイトルを目前で逃すこととなった中、エメリ監督はアウェイまで来たサポーターに感謝。チームはチャンスを生かせずに敗れたが、再びヨーロッパの舞台に戻るための経験として必要だとした。

「我々のサポーターにおめでとうと言いたい。彼らは我々と一緒に楽しんでいた。残念な結果に終わったが、彼らが我々と一緒にここに来て、結果を取り戻そうとしてくれたことに感謝したいと思う」
「1stレグでは2ゴールのアドバンテージを失ったが、今日はここで難しい戦いとなった。前半は重要な瞬間だった。我々はゲームをコントロールして、得点のチャンスがあったが、得点することができなかった」

「彼らは1つのトランジションで得点したが、我々はそれで失点した。全体として、勝つことは非常に難しい。我々はこの大会とヨーロッパで経験を積み、準決勝でプレーし、今後数年間、我々がいるプロセスに向けて情報と経験を得る必要があると思う」

また、今シーズンはプレミアリーグで現在4位。来シーズンのヨーロッパリーグ出場は確定しており、チャンピオンズリーグ(CL)にも出場する可能性はある。13日には3位のリバプールとの試合を控えており、しっかりと準備したいとした。

「我々はプレミアリーグで素晴らしい目標に向かって戦っている。まず、我々は来年ヨーロッパリーグに出場するが、今年は成長している。第二に、我々にはチャンピオンズリーグに出場するチャンスがある」

「とても難しいことであり、我々にはサポーターが必要だ。月曜日のリバプールとの試合に集中し、メンタルを早急に変える必要がある」

改めて、エメリ監督は自分たちの戦いについて言及。この経験をしっかりと積み上げていきたいとした。

「決勝に進むには十分ではなかったが、決勝に進むのは非常に難しい。今年ヨーロッパで経験したことが今後数年間に役立つことを願っている」

「彼らは、我々がここでやりたいと思っているプロセスで我々を助けてくれ、常に改善し、より良くなろうと努めてくれる」

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アストン・ビラにファン猛反発…リバプールやシティよりはるかに高額なCLチケット「40年間待ち侘びて搾取される」

アストン・ビラがチャンピオンズリーグ(CL)ホームゲームのチケットを高く設定しすぎだとして、ファンから猛反発を喰らっている。欧州の各メディアが伝える。 ウナイ・エメリ体制で急速に強くなったビラは今季、前身のチャンピオンズカップ以来となる41年ぶりのCL参戦。40代未満のビラサポーターとって人生初となる贔屓クラブのCLだ。 しかし、各クラブが上限なしに設定できるホームゲーム観戦チケットを巡り、ビラは財政破綻したバーミンガム市に本拠地を置くクラブでありながら高額すぎると不満が続出。 その価格は座席によって3段階で分けられ、101ユーロ(約1万6000円)、112ユーロ(約1万7700円)、115ユーロ(約1万8000円)。 シーズンチケット所有者は割引を受け、それぞれ83ユーロ(約1万3100円)、94ユーロ(約1万4800円)、97ユーロ(約1万5300円)だという。 ビラのプレミアリーグにおけるチケット最低価格が65ユーロ(約1万280円)であることを考慮しても、高めに設定されたCLチケット。 また、リバプールは36〜72ユーロ、マンチェスター・シティは44〜74ユーロと、ビラのCLチケットより格段に安いものとなっている。 ビラのサポーターグループAVSTは「非常に残念です。驚異的な価格に愕然としています。CL出場を40年間待ち続けたファンは罰を受け、搾取されるようです。この世のものではない価格が再考されることを願う」との声明に及んだ。 2024.09.06 17:00 Fri
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イングランド代表から3名が離脱…パーマー、ワトキンス、フォーデンがUNL不参加

イングランドサッカー協会(FA)は3日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25に臨むイングランド代表から3選手が離脱したことを発表した。 離脱するのはMFコール・パーマー(チェルシー)、FWオリー・ワトキンス(アストン・ビラ)、MFフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)の3名となる。 イングランド代表の選手たちは3日に集合したが、検査の結果、パーマーとワトキンスに関しては、負傷の回復状況が思わしくなく、リハビリのためにクラブへと戻った。 また、フォーデンは体調不良のため合流せず、そのまま不参加となった。 イングランドは7日にアウェイでアイルランド代表と、10日にホームでフィンランド代表と対戦する。 なお、今回の3人に代わるメンバーの追加招集は予定されていないとのことだ。 2024.09.04 11:20 Wed
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昨季2戦2敗…エメリ・ビラ撃破を誓うアーセナル、アルテタ監督は2選手を入れ替えか

アーセナルが、“鬼門”アストン・ビラとのプレミアリーグ第2節に向かう。『フットボール・ロンドン』が伝えた。 「打倒マンチェスター・シティ」へ、3度目の正直を誓うアルテタ・ガナーズ。 昨季も王座まで本当にあと一歩、というところだったが、もしビラ戦で勝ち点を「1」でも積み上げていれば、今季の2024-25シーズンを王者として迎えていたかもしれない。 昨季のアーセナルは、複雑な感情しか残さぬ元指揮官、ウナイ・エメリが率いるビラに対して2戦2敗。アウェイで0-1と零封負けし、ホームでも0-2と完封される悔しい結果となった。 詰まるところ、昨季のアーセナルにとって、2連敗もノーゴールもビラ戦だけ。 24日に今季最初のビラ戦として敵地ビラ・パークへ向かうが、今回ばかりは出来・戦果が「今後の士気」に直結する…というのが現地イングランドの見立てとなっている。 ミケル・アルテタ監督は第1節・ウォルバーハンプトン戦(2◯0)の出来を考慮してか、いくつかのテコ入れを行う見通し。 左サイドバックの先発はDFオレクサンドル・ジンチェンコからDFユリエン・ティンバー、左ワイドはFWガブリエウ・マルティネッリからFWレアンドロ・トロサールに変更と推察される。 アーセナルは第3節からブライトン(H)、代表ウィークを挟んでトッテナム(A)、宿敵シティ(A)と大一番続き。是が非でもビラに勝ちたい。 <span class="paragraph-title">【動画】アーセナルからベストイレブン5人! PFAアワード2024の舞台裏</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Arsenal at the PFA Awards 2024 <br><br>Go behind the scenes as Raya, Gabriel, Saliba, Rice and Odegaard are named in the Team of the Year </p>&mdash; Arsenal (@Arsenal) <a href="https://twitter.com/Arsenal/status/1826289851387269336?ref_src=twsrc%5Etfw">August 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.08.22 17:40 Thu
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アストン・ビラのベルギー代表MFデンドンケルがアンデルレヒトに買取OP付きレンタル移籍、自身が育った古巣に5年ぶり復帰

アンデルレヒトは8月31日、アストン・ビラのベルギー代表MFレアンデル・デンドンケル(29)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。 背番号は「32」に決定。買い取りオプションもついており、5年ぶりの古巣帰還となった。 デンドンケルはアンデルレヒトの下部組織育ち。2014年7月にファーストチームに昇格した。 アンデルレヒトでは、公式戦171試合で11ゴール4アシストを記録。ジュピラー・プロ・リーグではプレーオフを含めて125試合9ゴール2アシストを記録していた。 2018年8月にウォルバーハンプトンへとレンタル移籍すると、そのまま完全移籍。2022年9月にアストン・ビラに完全移籍で加入した。2024年1月からはナポリへ短期レンタルも経験している。 アストン・ビラでは36試合1ゴール。ボランチやセンターバックなど複数のポジションでプレーできるデンドンケルは、ベルギー代表としても32試合1ゴールを記録し、2018年、2022年のワールドカップや2021年のユーロを経験していた。 デンドンケルはクラブを通じてコメントしている。 「アンデルレヒトに戻ってくるのはとても特別な気分だ。14歳から23歳までここでプレーしていたので、ここは僕にとって本当に故郷だ」 「また、この一歩を踏み出して、今シーズンのクラブの目標達成に貢献できるのは、僕にとって良い瞬間だとも思っている。ピッチに戻るのが待ちきれないし、またファンに会えるのを楽しみにしている」 2024.09.01 10:20 Sun
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バレンシアがバレネチェアを獲得…今夏ユーベからアストン・ビラに完全移籍

バレンシアは30日、アストン・ビラからアルゼンチン人MFエンソ・バレネチェア(23)を1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。 母国のニューウェルズ・オールドボーイズの下部組織出身のバレネチェアは、2019年に加入したスイスのシオンでヨーロッパでのキャリアをスタート。その後、2020年1月にユベントスNext Gen(U-23チーム)に加入。セリエCに所属するクラブで主力を担うと、2022年11月に行われたパリ・サンジェルマン戦でユベントスでのファーストチームデビューを飾った。 ダイナミックなセントラルMFは昨シーズンにレンタル先のフロジノーネでセリエA36試合に出場し、今シーズンはユベントスのファーストチームでの活躍も期待されたが、ブラジル代表MFドウグラス・ルイスの獲得オペレーションに際してU-21イングランド代表MFサミュエル・イリング・ジュニア(20)と共にアストン・ビラへ完全移籍していた。 そして、今シーズンはバレンシアの地で研鑽を積むことになった。 2024.08.30 23:31 Fri

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