大不振リバプール、OBはヘンダーソンの先発復帰を要求「彼は中盤の心臓」
2023.02.08 12:34 Wed
かつてリバプールで活躍した元イングランド代表MFのダニー・マーフィー氏が、ユルゲン・クロップ監督の采配を批判した。イギリス『ミラー』が伝えている。
4冠に挑戦した昨シーズンから一転、今季はプレミアリーグ20試合を消化して8勝5分け7敗で10位に沈むなど、大不振に陥るリバプール。昨年11月に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)によるシーズン中断を経ても一向にチーム状態は改善せず、年明けから未だリーグ戦で白星がない。
こうした状況を受け、ユルゲン・クロップ監督は先発の入れ替えを決断。直近数試合は主将のMFジョーダン・ヘンダーソンと不動のアンカーだったMFファビーニョをベンチに下げ、MFナビ・ケイタと若手のMFステファン・バイチェティッチを先発で起用している。
しかし、こうした采配をマーフィー氏は疑問に感じているようだ。イギリス『talkSPORT』に出演した同氏は、ヘンダーソンを先発に戻すべきだと主張。ファビーニョも含め、チームの全盛期を支えた選手を信頼しなければならないと指摘した。
「今もリバプールの先発メンバーを見るたび、驚いているよ。私は練習を見ているわけではないが、彼の練習での姿は関係ない。私にとってヘンダーソンは、今でも毎試合プレーすべき選手だ」
「ファビーニョにしても、彼がタフな時期を迎えているのは知っている。それでも、2年、3年と素晴らしいシーズンを送ってきた選手がいるのであれば、一貫性を保ちつつ悪い時期を乗り越えさせるべきだろう」
4冠に挑戦した昨シーズンから一転、今季はプレミアリーグ20試合を消化して8勝5分け7敗で10位に沈むなど、大不振に陥るリバプール。昨年11月に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)によるシーズン中断を経ても一向にチーム状態は改善せず、年明けから未だリーグ戦で白星がない。
こうした状況を受け、ユルゲン・クロップ監督は先発の入れ替えを決断。直近数試合は主将のMFジョーダン・ヘンダーソンと不動のアンカーだったMFファビーニョをベンチに下げ、MFナビ・ケイタと若手のMFステファン・バイチェティッチを先発で起用している。
「今もリバプールの先発メンバーを見るたび、驚いているよ。私は練習を見ているわけではないが、彼の練習での姿は関係ない。私にとってヘンダーソンは、今でも毎試合プレーすべき選手だ」
「彼は中盤の心臓であり、まだその脚力は残っている。それなのに、なぜかクロップは彼を先発から外し続けているんだ」
「ファビーニョにしても、彼がタフな時期を迎えているのは知っている。それでも、2年、3年と素晴らしいシーズンを送ってきた選手がいるのであれば、一貫性を保ちつつ悪い時期を乗り越えさせるべきだろう」
ダニー・マーフィーの関連記事
リバプールの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
|
ダニー・マーフィーの人気記事ランキング
1
VARでミスをした審判、リバプールvsエバートン、アーセナルvsシティのビッグマッチの担当を外される
VARによる人為的なミスが大きな問題となっているプレミアリーグだが、ミスをしたオペレーターが担当を外されることとなった。イギリス『BBC』が伝えた。 問題が起こったのは11日。プレミアリーグの2試合でVARが重大なミスを起こしてしまった。 アーセナルvsブレントフォードの試合では、ブレントフォードのFWイヴァン・トニーが同点ゴールを決めたが、このシーンでアシストしたMFクリスティアン・ノルゴーアがオフサイドポジションにいながら、ゴールが認められた。 FKの流れからのゴールとなったが、その前のプレーのファウルかどうかをチェックしたリー・メイソン氏は、最後にノルゴーアにパスを出したイーサン・ピノックのヘディングのシーンでオフサイドラインを引き忘れるという大失態。これによりゴールが認められ、優勝を争うアーセナルは勝ち点2を落とす形となった。 また、同日に行われていたクリスタル・パレスvsブライトン&ホーヴ・アルビオンの試合では、ブライトンのペルビス・エストゥピニャンのゴールがオフサイドだったとして取り消しに。しかし、別の選手をオフサイドラインと設定してしまい、正しいオフサイドラインではオンサイドとなるため、ゴールが認められるべきだった事案となった。なお、ブライトンも1-1の引き分けに終わっている。 同日にVARの2つの人為的なミスが起こり、PGMOL(イギリス審判協会)のチーフを務めるハワード・ウェブ氏が両チームへと謝罪していた。 そんな中、ブライトンの試合でVARを担当したジョン・ブルックス氏は13日のリバプールvsエバートンの“マージーサイド・ダービー”、15日のアーセナルvsマンチェスター・シティの首位攻防戦の担当だったが、外されることとになった。 リバプールvsエバートンはアンドレ・マリナー氏、アーセナルvsシティはデイビッド・クート氏が担当することになる。 なお、ウェブ氏は審判員を会議に招集。今回のミスの背後にある問題について話し合い、監督と選手がシステムを信頼し続けるためには、同様のミスを2度と起こすことはできないと伝え、問題点を議論するようだ。 今回の判定については『BBC』で解説を務めるアラン・シアラー氏は「VARにとっての恐ろしい日という以外になんというべきかわからない」とコメント。ダニー・マーフィー氏は「酷すぎる」と酷評した。 また、元主審のキース・ハケット氏は主審がVARに依存しすぎだと主張。「昨日のようなミスを犯すことはできない。VARがなければ、副審はそのような状況で旗を上げ、オフサイドを与えていただろう」とコメントしていた。 テクノロジーで誤審が減るどころか、まさかの人為的ミスが起こるとは思われていないVAR。信頼を揺るがす今回の事案は、大きな影響を与えそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】VARのミスで見逃されたオフサイドからの同点ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="29pS8DskPBE";var video_start = 91;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.02.13 22:45 Mon2
「悪意はないと思う」指揮官は愚行退場のMFを擁護、3試合出場停止に異議申し立てを検討…一方で解説者は揃って苦言「狂気の瞬間」「ただの小心者」
ニューカッスルのイングランド代表FWアンソニー・ゴードンの退場について、エディ・ハウ監督がコメント。異議申し立てするだろうと語った。 2日、FAカップ5回戦でニューカッスルはブライトン&ホーヴ・アルビオンと対戦した。 日本代表MF三笘薫も出場したこの試合は、延長戦にもつれ込むと、ダニー・ウェルベックがゴール。ブライトンが1-2で勝利を収め、準々決勝に駒を進めていた。 ここでの敗退となったニューカッスルだが、83分にアクシデント。ニューカッスルの攻撃の中、ボックス内で競り合ったゴードンがDFヤン・ポール・ファン・ヘッケの頭を押す形で倒していた。 プレー自体はオフサイドだったが、この行為に対して主審は迷わずレッドカード。暴力行為としてみなされると3試合の出場停止となり、16日に予定されているリバプールとのカラバオカップ(EFLカップ)決勝にも出られないこととなる。 試合後、ハウ監督はゴードンの退場について言及。改めて映像を見直し、問題があれば異議申し立てすると明言した。 「もちろんだ。事件を分析し、控訴の根拠があると感じたら、ためらわずにそうする」 「それを見る必要がある。作業を終えてそれを見るまで、私はここに座ってそれについて正直な意見を述べることはできない」 「しかし、私はその選手を知っているので、そこに悪意はないことは分かっている」 明らかに手を使っているが、これがどういった裁定になるかは不明。ただ、今シーズンの公式戦34試合で9ゴール6アシストを記録しているゴードンを欠くことは、大きな痛手となる。 ハウ監督はゴードンについて「彼は一生懸命プレーする。私は彼に一生懸命プレーしてもらいたいと思っているが、現時点でそこに問題があるとは思わない」とコメント。「彼の普段の姿とはかなりかけ離れていると思う。試合中、物事がうまくいかないことで少しフラストレーションを感じているのかもしれないが、アンソニーがプレーしている時にそういった光景を見ることは私にとっては珍しいことだ」と擁護した。 一方で、イギリス『BBC』では元イングランド代表MFダニー・マーフィー氏が「オフサイドの笛は既に鳴っていた。彼は明らかに聞こえていたので、狂気の瞬間だ」とコメント。「笛が鳴り止むと、彼は暴れただけになる」と理解できないとした。 また、元イングランド代表GKポール・ロビンソン氏も「ただの小心者」と厳しい言葉を放ち、「アンソニー・ゴードンはPKをもらえなかったことを悔やんでいた。彼の愚かさだ。あそこに行けないと分かっていて、両手でファン・ヘッケにぶつかっていった。私にはフラストレーションが溜まっているように見えた。彼は力任せにブライトンのDFを押した」と、理解できない行動だとした。 <span class="paragraph-title">【動画】監督は擁護、解説者は苦言…一発退場したゴードンの愚行</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="EDbxretpfAU";var video_start = 134;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.03 19:10 Monリバプールの人気記事ランキング
1
リバプールのレジェンドGKローレンス氏が77歳で死去
▽リバプールのレジェンドGKであるトミー・ローレンス氏が10日、77歳で死去した。 ▽1957年10月に17歳でリバプールとプロ契約を結んだローレンス氏は、トップリーグで2度の優勝、FAカップで1度の優勝に貢献。名将ビル・シャンクリー体制となって低迷期からの脱却を図っていた時代のリバプールを支えた守護神だった。 ▽リバプールでは1971年に退団するまで公式戦390試合に出場した。 2018.01.11 01:00 Thu2
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu3
高価なものなんかいらない! 心優しきマネ「少しでもみんなに還元する」
リバプールに所属するセネガル代表FWサディオ・マネが金銭の使い方についての考えを述べている。スペイン『アス』が『nsemwoha.com』を引用して伝えた。 昨季、チャンピオンズリーグ(CL)を制したリバプール。その攻撃の一角を担っているマネは、2016年夏にサウサンプトンから加入して以降、瞬く間にトッププレイヤーへと駆け上がっていった。 多くのスター選手たちと同じように高額な給与を貰っているマネだが、それを私利私欲のために使わず、貧困に困っている人々の助けになってほしいと、謙虚な姿勢をみせた。 「フェラーリ10台、高価な腕時計20個、自家用ジェット2機…そんなもの必要かい?」 「僕は貧しくて畑で働かなくてはならなかったんだ。裸足でサッカーをし、教育など多くのことができなかった中で必死に生き抜いたよ」 「今はサッカーのおかげで稼いだお金で人々を助けることができるよ。学校やスタジアムを建て、貧困に苦しむ人々に衣服や靴、食料を提供したり、貧しい地域に住む家庭に月々70ユーロ(約8000円)を寄付したりすることができる」 「高級車、高級住宅、旅行、飛行機さえいらない。僕がこれまで受けたものを少しでもみんなに還元することを望んでいるよ」 2019.10.18 17:40 Fri4
今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」
現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon5
