後半の2点で逃げ切ったAZが首位をキープ! ビジャレアル&ウェストハムはラウンド16進出を決める《ECL》

2022.10.28 06:44 Fri
Getty Images
ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)グループステージ第5節が27日に欧州各地で行われた。

昨季と比較してやや地味な顔ぶれとなった今グループステージで唯一の日本人選手となる菅原由勢の所属するAZは、アウェイでファドゥーツ(リヒテンシュタイン)と対戦し2-1で勝利した。菅原はフル出場している。

前節のアポロン(キプロス)戦で今大会初黒星を喫したAZは、ゴールレスで迎えた後半立ち上がりに先制する。50分、右サイドでボールを受けた菅原が中央に折り返すと、オドゴール、ラインデルスと繋ぐと、最後はドリブルでボックス内まで持ち上がったケルケスがネットを揺らした。
先制したAZは、75分にもファン・ブレデロのゴールでリードを広げると、直後の77分に失点するも1点差を守り抜き、2-1で勝利。グループ4勝目を飾ったAZが首位通過を決めた。

また、24日にエメリ監督の電撃退任が発表されたビジャレアルは、ホームでハポエル・ベエルシェバ(イスラエル)と対戦し2-2で引き分けた。すでに4連勝でグループステージ突破の決めているビジャレアルは、ゴールレスで迎えた後半開始早々にPKを献上すると、これをヘメドに決められた。
先制を許したビジャレアルだが、57分にチュクウェゼのゴールで試合を振り出しに戻すと、70分にもダンジュマがゴールネットを揺らし、逆転に成功。

このままビジャレアルが逃げ切るかと思われたが、79分にイェヘスケルにゴールを許し、2-2で試合は終了した。

その他、イングランドの名門ウェストハムはホームでシルケボー(デンマーク)と対戦し1-0で勝利。イタリアの名門はフィオレンティーナはホームでバシャクシェヒル(トルコ)と対戦し2-1で勝利している。

◆グループA
フィオレンティーナ(イタリア) 2-1 バシャクシェヒル(トルコ)
ハート(スコットランド) 2-1 FK RFS(ラトビア)

◆グループB
アンデルレヒト(ベルギー) 2-2 FCSB(ルーマニア)
ウェストハム(イングランド) 1-0 シルケボー(デンマーク)

◆グループC
ビジャレアル(スペイン) 2-2 ハポエル・ベエルシェバ(イスラエル)
オーストリア・ウィーン(オーストリア) 1-1 レフ・ポズナン(ポーランド)

◆グループD
スロヴァコ(チェコ) vs ケルン(ドイツ)※濃霧により延期
ニース(フランス) 2-1 パルチザン(セルビア)

◆グループE
ファドゥーツ(リヒテンシュタイン) 1-2 AZ(オランダ)
ドニプロ-1(ウクライナ) 1-0 アポロン(キプロス)

◆グループF
モルデ(ノルウェー) 2-3 ユールゴーデン(スウェーデン)
シャムロック・ローバーズ(アイルランド) 1-1 ヘント(ベルギー)

◆グループG
バルカニ(コソボ) 0-1 スラビア・プラハ(チェコ)
スィヴァススポル(トルコ) 3-0 クルージュ(ルーマニア)

◆グループH
バーゼル(スイス) 2-2 ジャルギリス(リトアニア)
スロバン・ブラチスラヴァ(スロバキア) 2-1 ピュニク(アルメニア)

AZの関連記事

AZは15日、CDグアダラハラのU-23メキシコ代表DFマテオ・チャベス(21)が今夏に加入することを発表した。契約期間は2030年6月30日までとなる。 グアダラハラの下部組織で育ったチャベスは、2022年夏にリザーブチームのタパティオに昇格を果たすと、2024年1月にトップチームデビュー。左サイドを主戦場にこ 2025.05.16 09:50 Fri
オランダのKNVBベーカー決勝のAZアルクマールvsゴー・アヘッド・イーグルスが21日に行われ、1-1で120分の戦いが終了。その後、PK戦を2-4で制したイーグルスが初優勝を果たした。 今大会は今シーズンのエールディビジで首位から3位までを独占するアヤックス、PSV、フェイエノールトの3強が揃って敗退する波乱が 2025.04.22 06:30 Tue
ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・2ndレグが13日に行われた。 リーグフェーズを1位~8位で終えたストレートイン8チームと、プレーオフを制した8チームがホーム&アウェイ形式で準々決勝進出を争うラウンド16。 今ラウンド屈指の好カードとなったアスレティック・ビルバオvsローマは、ホームのアスレティック 2025.03.14 07:56 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・2ndレグ、トッテナム・ホットスパーvsAZが13日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、ホームのスパーズが3-1で勝利。この結果、2戦合計3-2としたスパーズの準々決勝進出が決まった。なお、AZのDF毎熊晟矢は80分までプレーした。 敵地で行われた1stレグを枠内 2025.03.14 07:01 Fri

UEFAカンファレンスリーグの関連記事

ユールゴーデンのDF小杉啓太が日本代表への思いを語った。スウェーデン『Fotbollskanalen』が伝えた。 湘南ベルマーレの下部組織から2024年3月にユールゴーデンに加入した小杉。挑戦から1年が経過した中で、公式戦38試合で5ゴール2アシストを記録している。 アルスヴェンスカン(スウェーデン1部)で 2025.05.09 21:20 Fri
フィオレンティーナのラッファエレ・パッラディーノ監督が、レアル・ベティス戦を振り返った。 8日、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)の準決勝2ndレグでフィオレンティーナはベティスと対戦。1stレグを2-1で敗れていたフィオレンティーナは、アントニーのゴールで失点し苦しい状況に。それでもロビン・ゴセンスの2ゴー 2025.05.09 16:55 Fri
チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が8日に行われ、1-0で勝利したUEFAカンファレンスリーグ(ECL)の準決勝2ndレグのユールゴーデン戦を振り返った。 アウェイでの1stレグで4-1と快勝したチェルシーは、この試合も立ち上がりから主導権を握ると38分にジョージの縦パスに反応したデューズバリー=ホールがボックス 2025.05.09 13:35 Fri
レアル・ベティスのブラジル代表FWアントニーがUEFAカンファレンスリーグ(ECL)決勝進出を喜んだ。スペイン『マルカ』が伝えた。 8日、ECL準決勝2ndレグが行われ、ベティスはフィオレンティーナとアウェイで対戦した。 1stレグはホームで2-1と勝利していたベティス。試合は30分にアントニーが直接FKを 2025.05.09 10:45 Fri
UEFAカンファレンスリーグ(ECL)準決勝2ndレグのフィオレンティーナvsレアル・ベティスが8日にスタディオ・アルテミオ・フランキで行われ、2-1でフィオレンティーナが勝利。2戦合計でタイスコアのため行われた延長戦を0-1で制したベティスが、2戦合計スコア4-3で決勝進出を決めた。 1週間前にアウェイでの1s 2025.05.09 06:45 Fri

AZの人気記事ランキング

1

ボーンマスが若手の有望株、ハンガリー代表DFケルケズを獲得…AZで菅原由勢とサイドバックでコンビ

ボーンマスは20日、AZのハンガリー代表DFミロス・ケルケズ(19)を完全移籍で獲得したことを発表した。 オーストリアのラピド・ウィーンの下部組織で育ったケルケズは、ジェールETO FCから2021年2月にミランのU-19に加入した。 退任したパオロ・マルディーニTD(テクニカル・ディレクター)が獲得を望み、ミラン入りを果たしたが、ファーストチームでの出場はなく、2022年1月にAZへと完全移籍した。 AZでは1年半在籍し、公式戦57試合に出場し5ゴール8アシストを記録した。左サイドバックの主軸としてプレーし、日本代表DF菅原由勢と両サイドでコンビを組んでいた。 期待の若手として注目を集めており、ハンガリー代表としても8試合に出場していた。 2023.07.20 20:45 Thu
2

ヴォルフスブルク、AZからオランダ代表FWベグホルストを獲得!「僕のステップアップとって正しい決断」

▽ヴォルフスブルクは26日、AZからオランダ代表FWワウト・ベグホルスト(25)を完全移籍で獲得した。契約期間は2022年6月30日までとなる。 ▽2012年に当時エールステ・ディヴィジ(オランダ2部)に所属していたエメンでプロデビューを飾ったベグホルストは、ヘラクレス・アルメロでのプレーを経て、2016年の夏にAZへ加入。 ▽AZでは加入初年度からレギュラーとしてリーグ戦29試合に出場し、13ゴール4アシストをマークすると、シーズン途中に主将に就任した今季もリーグ戦31試合で18ゴール6アシストを記録した。 ▽また、2018年3月に行われたイングランド代表との国際親善試合でオランダ代表デビューすると、ここまで3試合に出場している。 ▽ベグホルストは、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。 「AZでの時間はとても素晴らしいものでした。だけど、僕は次のステップへ踏み出した位と思ったんだ。いまは新たな挑戦が楽しみだよ」 「ブンデスリーガへの挑戦は、僕のステップアップとって正しい決断だと確信している。新たなチームメイトと新たな環境を学ぶことを今から楽しみにしているよ」 2018.06.27 00:40 Wed
3

AZが元オランダ代表DFマルティンス・インディをストークから完全移籍で獲得

AZは5日、ストーク・シティから元オランダ代表DFブルーノ・マルティンス・インディ(29)を完全移籍で獲得したことを発表した。 契約期間は2025年6月30日までの4年間となる。 フェイエノールトの下部組織出身のマルティンス・インディは、2012年1月にファーストチームへ昇格。2014年7月にポルトへと完全移籍すると、ストーク・シティへのレンタル移籍を経て、2017年7月に完全移籍。2020-21シーズンはAZへとレンタル移籍で加入していた。 AZでは2020-21シーズンのエールディビジで27試合に出場し1ゴール1アシスト。ヨーロッパリーグでも5ゴール1アシストを記録していた。 マルティンス・インディは完全移籍について「AZは僕にあったクラブだと思う。プレースタイルやプロジェクトの進め方にとても魅力を感じている」とコメントした。 また「AZではオランダのトップでプレーでき、その上でヨーロッパの大会にも出られる。クラブのプロジェクトを信じているし、自分にはまだ与えられるものがあると思っている。昨シーズンはそれ以上を味わったよ」と語り、AZでのキャリアを楽しんでいるようだ。 2021.07.06 12:05 Tue
4

フィテッセ退団のバズールがAZに加入! 国内屈指のCBとしての評価確立

AZは2日、フィテッセを退団したオランダ代表DFリシェドリー・バズール(25)をフリートランスファーで獲得したことを発表した。契約期間は2025年6月30日までの3年となる。 昨シーズン限りでのフィテッセ退団が確実となっていたバズールに対しては、レバークーゼン、シュツットガルト、ボルシアMGのブンデスリーガ3クラブからの関心が伝えられていた。 とりわけ、ドイツメディアの報道ではボルシアMG行きが有力視されていたが、その新天地は昨季のエールディビジを5位でフィニッシュしたAZとなった。 PSVとアヤックスの下部組織で育ったバズールは、2014年にアヤックスのトップチームに昇格。その後、ヴォルフスブルクに完全移籍した後は思うように出場機会を得られず、ポルト、ユトレヒトへのレンタル移籍を経験。そして、2019年にはフィテッセに完全移籍していた。 キャリア初期は卓越したフィジカルに加え、ドリブルやパスセンスにも優れる万能型MFとして、元フランス代表MFパトリック・ヴィエラ、元オランダ代表MFフランク・ライカールトと比較されていたが、フィテッセ加入後はトーマス・レッチュ監督の助言によってセンターバックにコンバート。 すると、このコンバートが完璧に嵌ってエールディビジ屈指のセンターバックとしての評価を確立している。 2022.08.02 21:53 Tue
5

菅原由勢所属のAZ、幹部がミラン移籍噂のラインデルスに言及「オファーは拒否した」

ミランが獲得を検討しているAZのオランダ人MFタイアニ・ラインデルス(24)に関し、AZ側からリアクションがあった。 日本代表DF菅原由勢が所属するAZで攻守の要を務めるラインデルス。2022-23シーズンはエールディビジ全34試合を含む公式戦全54試合にスタメン出場と文字通りフル稼働し、7ゴール12アシストを記録した。 ミラン移籍はかねてより噂されているものの、AZのテクニカル・ディレクター(TD)を務めるマックス・ホイバーツ氏はオランダ『Noordhokkands Dagblad』のインタビューに応じ、2027年6月まで契約を残す主軸を易々とは手放したくないと語った。 「ミランが名乗り出ていることは確かだが、現段階で交渉はしていない。オファーを拒否した。ミランには我々がもう1年ラインデルスと一緒に戦う決意であると伝えてある。これはラインデルスの同意も得ている」 一方で「新たなオファーがあれば交渉に臨む。今のところは何もないがね」と、今後もオファーそのものには耳を傾けると明言している。 このコメントを受け、イタリア『カルチョメルカート』は「ラインデルスの売却は金額次第」と主張。ホイベルツTDが言及したミランからのファーストオファーは1600万ユーロ(約25億円)+ボーナス300万ユーロ(約4億7000万円)で、AZの要求は2500万ユーロ(約39億1000万円)であるとのことだ。 年俸総額170万ユーロ(約2億7000万円)の5年契約でミランと個人間合意済みとみられているラインデルスだが、移籍は実現するだろうか。 2023.07.10 20:25 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly