「彼と一緒にプレーするのが大好き」代表チーム支えるベテランDFをミングスが絶賛
2021.06.16 17:38 Wed
アストン・ビラのイングランド代表DFタイロン・ミングスが、代表のチームメイトであるDFキーラン・トリッピアーを称えた。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。
今シーズン、トリッピアーはアトレティコ・マドリーで主力として公式戦35試合に出場。チームのラ・リーガ優勝に多大な貢献を果たすと、代表での激しいポジション争いも勝ち抜きユーロのメンバーに選出されている。
トリッピアーは、13日に行われたユーロ2020グループD第1節のクロアチア代表戦で先発出場。ただし、ポジションは本職の右サイドバックではなく、左サイドバックでの起用だった。慣れないポジションにもかかわらず、安定したパフォーマンスでチームの1-0のスコアでの勝利に貢献したトリッピアーは、ファンやメディアからの評価を高めている。
クロアチア戦で共にスタメンを飾ったミングスも、トリッピアーのパフォーマンスを絶賛。常にプレーで周りをサポートしてくれるベテランサイドバックの存在は、自身にとっても大きな助けになっていると語った。
「(クロアチア戦のトリッピアーは)素晴らしかったよ。彼は本当に、過小評価されているとまで言うつもりはないけど、派手な選手とは言えないよね」
「彼は僕を助けてくれたし、他の選手たちことも助けていたね。僕は彼と一緒にプレーするのが大好きなんだ」
今シーズン、トリッピアーはアトレティコ・マドリーで主力として公式戦35試合に出場。チームのラ・リーガ優勝に多大な貢献を果たすと、代表での激しいポジション争いも勝ち抜きユーロのメンバーに選出されている。
トリッピアーは、13日に行われたユーロ2020グループD第1節のクロアチア代表戦で先発出場。ただし、ポジションは本職の右サイドバックではなく、左サイドバックでの起用だった。慣れないポジションにもかかわらず、安定したパフォーマンスでチームの1-0のスコアでの勝利に貢献したトリッピアーは、ファンやメディアからの評価を高めている。
「(クロアチア戦のトリッピアーは)素晴らしかったよ。彼は本当に、過小評価されているとまで言うつもりはないけど、派手な選手とは言えないよね」
「それでも一緒にプレーして、ポジション的に近くにいると、彼が本当に素晴らしい選手だと分かる。本当に良いディフェンダーだ。彼は多くの経験を積んでいて、今シーズンもクラブで大成功を収めた」
「彼は僕を助けてくれたし、他の選手たちことも助けていたね。僕は彼と一緒にプレーするのが大好きなんだ」
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守備陣強化を模索するビラ、ビジャレアルでエメリ監督と共闘したDFフォイスに関心か
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しばしば最高のフリーキッカーの1人に数えられる元イングランド代表MFのデイビッド・ベッカム。数多く決めてきた直接FKの中でも最も特別なものとされるのが、2001年10月6日にオールド・トラッフォードで行われた日韓ワールドカップ(W杯) 欧州予選の最終節ギリシャ戦でのものだ。 ベッカムはこの3年前、フランスW杯のラウンド16でアルゼンチン代表と対戦した際、相手MFディエゴ・シメオネ(現アトレティコ・マドリー監督)にファウルを受けると、その報復で蹴りつけてしまい一発退場。数的不利のイングランドはPK戦まで持ち込んだものの敗れ、ベッカムは“戦犯”として扱われた。 国民からの批判を浴びながらも代表に招集され続けたベッカムを擁するイングランドは、欧州予選の最終節を前にドイツ代表とグループ首位を争っていた。2位チームはプレーオフに進むため勝利を目指したギリシャ戦だが、90分を終えて1-2とビハインドの展開になってしまう。 そして迎えた後半アディショナルタイムの93分、イングランドがゴール真正面の位置でFKを獲得すると、ベッカムが美しいフォームからキックを繰り出す。大きく曲がるシュートに相手GKは飛ぶことすらできず、勝ち点1を奪ったイングランドは首位を守りW杯出場を決めた。 イギリス『サン』によると、ベッカムは、このFKによりイングランドサポーターから真に受け入れられたと語っている。 「それはイングランドサポーターが、私が数年前に起こしたことを許してくれた瞬間だった」 「個人的には、起こしたことへの贖いだった。それまで、見送られる時には常に雲がかかっていた」 「ギリシャ戦でのゴールは、イングランドのサポーターを真に感じた瞬間だった。数年間私を嫌っていたファンが突然『OK、今から先に進むことができる』とね」 「私にとって特別な瞬間だった」 ベッカムの言葉通り、たった一振りで自身の立場を大きく変えたFKだった。 <span class="paragraph-title">【動画】ベッカムのキャリアを大きく変えた伝説のフリーキック</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Historic. <a href="https://twitter.com/hashtag/OnThisDay?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#OnThisDay</a> 2️⃣0️⃣ years ago, David Beckham sent the <a href="https://twitter.com/hashtag/ThreeLions?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ThreeLions</a> to the 2002 <a href="https://twitter.com/FIFAWorldCup?ref_src=twsrc%5Etfw">@FIFAWorldCup</a>! <a href="https://t.co/R69z3x3R1C">pic.twitter.com/R69z3x3R1C</a></p>— England (@England) <a href="https://twitter.com/England/status/1445637397215993858?ref_src=twsrc%5Etfw">October 6, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.10.06 21:40 Wed4
イングランド代表のユニフォームが変? ファンが気づいた異変はベテランキットマンのまさかのミス…「間違ってしまった」
ヨーロッパでもついに始まった2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選。そんな中、イングランド代表のユニフォームが話題となっている。 トーマス・トゥヘル監督が新たに就任したイングランド。予選では、ホームにアルバニア代表を迎え、2-0で勝利を収めた。 トゥヘル監督にとっての初陣であり、W杯予選の初戦でしっかりと勝利したイングランド。そんな中、ユニフォームの変化が話題を呼んでいた。 イングランドのキットを使用しているイングランド。ユーロ2024から継続して使われているユニフォームは、前面の中央に選手の背番号が示されていた。 しかし、アルバニア戦では、右胸のナイキのロゴの下に背番号がついており、この変化にファンが注目。何かを示しているのではないかと憶測が広がった。 SNS上でも話題となったこの事象だが、イングランド代表のベテランキットマンである、パット・フロスト氏が理由を説明。ただのミスだと認めた。 あるファンがX(旧ツイッター)上でフロスト氏に問いかけると、返信で「1枚目のユニフォームのプリントをした時に間違った位置にしてしまった。だから、全部同じ場所で印刷する必要があった」とコメント。「月曜日にいつもの場所に戻した。気づいてくれてありがとう」と、ラトビア代表戦では元の位置に戻るとした。 なんとも激レアなユニフォームとなった今回の一件。フロスト氏は、2003年からイングランドサッカー協会(FA)で働いており、男子、女子のユースチームからスタートし、現在はA代表のキットマンにまで昇進。ベテランでも凡ミスを起こしてしまうことはあるようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】イングランド代表のユニフォームが間違いに…キットマンが釈明</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Printed the 1st shirt and put them in wrong place so then had to do them in all in same place,back to the usual spot on Monday…..but well done for noticing</p>— Pat Frost (@KitmanPat) <a href="https://twitter.com/KitmanPat/status/1903376177122701315?ref_src=twsrc%5Etfw">March 22, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.23 15:05 Sun5
