「プレミアをフォローしている」、スパーズ行き噂のルイス・エンリケがイングランド行きに関心

2023.03.30 06:30 Thu
Getty Images
トッテナムの新指揮官候補にも挙がるルイス・エンリケ氏が、プレミアリーグへの関心を明かした。

これまでセルタやローマ、バルセロナを指揮し、直近ではカタール・ワールドカップでスペイン代表を指揮したルイス・エンリケ氏。現在、フリーのスペイン人指揮官に関しては、幾つかの代表チームに加え、アトレティコ・マドリーやトッテナムの次期監督の噂が出ている。

とりわけ、アントニオ・コンテ監督を解任したトッテナムに関しては、バイエルンを解任されたユリアン・ナーゲルスマン氏、元指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノ氏と共に有力な候補の一人に挙がっている。
その引く手あまたの名将は、スペイン『Cadena Ser』でプレミアリーグで指揮を執ることに関心があることを明かした。

「イングランドで仕事をしたいと思っていて、プレミアリーグをフォローしている」
「ただ、個人的にどのチームでも行くという考えではない。重要なことを行うことができるチームだけだ。そうすると数が大幅に減る。多くの候補者がいるからです」

「大きな希望は持っていないよ。そういったクラブには多くの候補者がいるからね」

一方、52歳の指揮官は一部で報じられたブラジル代表からのオファーを否定している。

「現状では私生活が満たしてくれており、私は幸運だよ」

「時間がかかること、オファーが来ないこと、そういうことだ。私は可能性を秘めたチームに行くだろう。それはスペインで働かないという意味ではない」

「監督を探している代表チームが幾つかある。私はブラジルのような代表チームを導くプロフィールを持っているとは思わない」

「ブラジルからは誰も私に連絡をくれなかった。代表チームからオファーがあったが、クラブからはオファーがなかった。したがって、そういった可能性を除外しない。ただ、私が受け入れるには、非常に強力な代表チームでなければならないだろう」

ルイス・エンリケ氏の前述のインタビューが事実であれば、渦中のトッテナムは現状具体的な話し合いを行っていないようだが、今後の候補者の動向次第で今季終了後にもオファー掲示の可能性はありそうだ。

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今季ゴール量産の前田大然にリバプールやアーセナルなどプレミアの複数クラブが関心か? 移籍金は48.3億円程度

今シーズンのセルティックで多大なる活躍を見せている日本代表FW前田大然(27)にプレミアリーグのビッグクラブが関心を持っているという。イギリス『TBR』が伝えた。 2022年1月に横浜F・マリノスからセルティックに加入した前田。今シーズンは公式戦47試合で33ゴールを記録。スコティッシュ・プレミアシップでは16ゴールを記録し、得点ランキングトップに立つとともに、シーズンMVPの最終候補に残っている。 左ウイングを主戦場としていた前田は、1月に日本代表FW古橋亨梧がスタッド・レンヌへと完全移籍したことを受けて中央でのプレーが増えることに。すると一気にゴールを量産し、1つステップを登った形となっている。 前田とセルティックの契約は2027年夏までとなっており、ブレンダン・ロジャーズ監督も今夏の移籍の可能性を示唆していたが、プレミアリーグからの関心が高まっているという。 前田の獲得に関心を持っているのは、アーセナル、リバプール、チェルシー、トッテナム・ホットスパーとのこと。さらに、アストン・ビラやブレントフォード、フルアム、クリスタル・パレス、ウェストハム、リーズ・ユナイテッドなども興味を持っているという。 前田の移籍金は約2500万ポンド(約48億3000万円)と見られており、プレミアリーグのクラブであれば手が出せる金額。前田自身は「ここにいる間は、常にセルティックのために戦い、プレーしたいと思っています。チームのために集中してプレーし続けたいです」と、セルティックのためにプレーすることを口にしていたが、セルティックが最後のクラブになるかという質問には「うーん、よく分かりません。難しい質問ですね」と、残留を明言せず、高みを目指していくことは間違いないと見られている。 2025.05.02 16:45 Fri
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無冠煽り、相手選手の模倣…プレミアリーグでは批判的・嘲笑的なゴールセレブレーションへの処罰が厳格に?

プレミアリーグでは今後、ゴールセレブレーションをする際に注意が必要となるかもしれない。 今シーズン、いくつかのゴールセレブレーションが物議を醸しているプレミアリーグ。得点を記録した選手がチームメイトやファンと祝うのはサッカーの醍醐味の一つであり、試合の盛り上げに大きく貢献しているが、一方で相手を嘲笑するようなセレブレーション対しては批判も少なくない。 例えば、1月26日に行われたプレミアリーグ第23節トッテナムvsレスター・シティでは、レスターのFWジェイミー・ヴァーディが同点弾を決めた際のゴールセレブレーションが話題に。ヴァーディはユニ右袖の「プレミアリーグのエンブレム」を指差した上で、トッテナムファンに向けて指で「0」の形を作り、無冠の続くクラブを煽った。 また、2日に行われたプレミアリーグ第24節アーセナルvsマンチェスター・シティ戦では、アーセナルの若手DFマイルズ・ルイス=スケリーがゴールを決めた際に、シティのFWアーリング・ハーランドがよく見せるあぐらをかいて目をつぶるセレブレーションを披露。これについても物議を醸すこととなった。 この2つのセレブレーションについては、いずれもお咎めなし。しかし、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、今後は警告の対象になる可能性があるようだ。 プレミアリーグの最高責任者であるプレミアリーグの最高責任者トニー・スコールズ氏は、「バランスの問題だ。我々は皆、セレブレーションを見るのが好きだとは思う。中にはとても面白いものもあるが、限度はある。それが嘲笑や批判に及ぶのなら、我々は対処する必要があるだろう」と語っている。 実際、今シーズンもエバートンのFWイリマン・エンディアイエがブライトン&ホーヴ・アルビオン戦でゴールを決め、ブライトンのエンブレムにも描かれるカモメのポーズをとったところ、イエローカードを提示される事態に。今後はより厳しい目が向けられる可能性があり、選手たちはセレブレーション時に慎重となる必要があるだろう。 2025.02.06 15:10 Thu

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