アトレティコが今季最多4ゴールで曲者セルタ撃破! 次節マドリードダービーに大きな弾み《ラ・リーガ》

2022.09.11 06:01 Sun
Getty Images
ラ・リーガ第5節、アトレティコ・マドリーvsセルタが10日にシビタス・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが4-1で勝利した。

アトレティコは前節、レアル・ソシエダとの強豪対決をがっぷり四つの1-1のドローで終えた。これにより、今季初の連勝を逃した。だが、直近のチャンピオンズリーグ(CL)では昨季の対戦で因縁生まれたポルトを相手に、後半アディショナルタイムの熾烈な攻防をグリ-ズマンのラストプレー弾で制して劇的な2-1の勝利を飾った。

その勢いを生かしたい同勝ち点で並ぶ難敵セルタとのアウェイゲームでは先発6人を変更。負傷でベンチ外の守護神オブラクに代わって、加入後初先発のグルビッチが起用されたほか、コケやマルコス・ジョレンテ、フェリックスがベンチスタートとなり、レマルやコンドグビア、ホセ・アンヘルがスタメンに入った。
開始直後にラーセンの抜け出しからのチップキック、セットプレーのマージョのヘディングシュートと連続でピンチを迎えたアトレティコ。しかし、ここはGKグルビッチの見事なセーブで事なきを得る。

すると、控えGKの活躍に触発された攻撃陣が早い時間帯にゴールをこじ開ける。9分、左サイドのレマルからのサイドチェンジをモリーナ、デ・パウルとダイレクトで繋ぎ、ボックス中央に走り込むコレアにボールが渡る。ここで今季初先発のアルゼンチン代表FWが冷静に右足のシュートを決め切った。
幸先よく先制に成功したホームチームだが、その2分後にはイアゴ・アスパスに右ポスト直撃の強烈なシュートを浴びるなど、試合の主導権を完全に握るまでには至らない。

以降は一進一退の攻防が続き、互いにモラタやアスパスとスペイン人アタッカーがフィニッシュに絡むシーンを作り出したが、最後の局面でややプレー精度を欠き、アトレティコの1点リードで後半へ折り返すことになった。

ハーフタイムで動いたのはアトレティコ。レマルを下げてコケを後半頭からピッチへ送り出した。すると、シメオネのこの交代策が結果的に追加点をもたらす。

50分、左サイド深くでカラスコが折り返したボールをボックス中央のコケが巧みなファーストタッチで収めて丁寧にマイナスへ落とす。これに反応したデ・パウルが右足を振り抜くと、低弾道のシュートがゴール前の密集を抜けてゴール右下隅へ決まった。

これで勝利に大きく近づいた中、60分過ぎにはモラタに代えてお馴染みの途中投入となったグリーズマンがフェリックスと共に同時でピッチへ立つ。この交代直後の66分には自陣で相手のハイプレスをかいくぐり、コンドグビアから左サイドでボールを受けたカラスコが相手陣内をドリブルで独走。ボックス内では巧みな仕掛けでDFマージョをかわしてボックス左から左足のシュートを流し込む、ゴラッソを挙げた。

その後、71分にはセットプレーの流れからボックス右でガブリ・ベイガがニアを狙ったシュートをGKグルビッチが阻止できず、クリーンシートを逃したアトレティコ。それでも、82分にはカウンターから見事な裏街道でボックス内に侵入した途中出場のクーニャがDFウナイ・ヌニェスのオウンゴールを誘発し、再び点差を3点に広げた。

そして、難敵セルタ相手に今季最多4ゴールを挙げたアトレティコが、リーグ2戦ぶりの白星を挙げると共に、CLレバークーゼン戦を挟んで迎える来週末のレアル・マドリーとのダービーに大きな弾みを付けた。

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