藤枝が清水に歴史的初勝利! 甲府は水戸に逆転勝利でACL初白星へ弾み、最下位大宮は後半ATにドラマ【明治安田J2第37節】
2023.09.30 20:08 Sat
30日、明治安田生命J2リーグ第37節の4試合が各地で行われた。
◆“歴史的勝利” 藤枝MYFC
15位・藤枝が“静岡の先輩”2位・清水エスパルスと対戦した。公式戦初対戦となった前回対戦(第15節)で0-5の大惨敗を喫していたなか、今回ホームに迎え撃つ清水はJ1自動昇格圏内をキープし、リーグ戦14試合無敗と安定感が光る。
それでも前半を0-0で乗り切り、54分に待望の瞬間が。矢村健がボックス外から強烈な右足ミドルを突き刺した。さらに70分、清水DFのミスを突いた横山暁之がGK権田修一との一対一を迎え、最後は頭上を越すループシュートを流し込んだ。
2-0で勝利した藤枝は清水相手に歴史的な初勝利。一方で、J1復帰を見据える清水にとっては痛恨の敗戦に。ホームで迎える3位・ジュビロ磐田との次節を落とすわけにはいかない。
10月8日に天皇杯準決勝の柏レイソル戦を控える13位・熊本はリーグ戦3連勝で迎えた今節、3連敗中の18位・ベガルタ仙台とアウェイで対戦。立ち上がりから劣勢が続いたなか、少しずつ挽回してきた矢先の34分、仙台の氣田亮真にPKを決められて前半を1点ビハインドで終える。
巻き返しを図った後半はなかなかチャンスを作れず、アディショナルタイム突入前の88分と89分に掴んだCKでは、早くもGK田代琉我を前線に上げて1点を奪いに行く。しかし、氣田のPK弾を守り抜いた仙台に0-1で敗れ、連勝は3でストップした。仙台にとっては5試合ぶりの白星となっている。
◆“ACL初勝利に弾み” ヴァンフォーレ甲府
J2勢としてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦中の9位・甲府。10月4日に行われる第2節のブリーラム・ユナイテッド戦で記念すべきACL初白星を狙うなか、12位・水戸ホーリーホックに勝利し弾みをつけることに成功した。
23分に先制された甲府だったが、41分、長谷川元希が巧みなキックフェイントから右足シュートを放ち、GKの股間を抜いて同点とする。70分にはピーター・ウタカの落としからクリスティアーノが自慢の右足を振り抜き逆転まで持ち込んだ。
2-1で試合をクローズさせた甲府はACL含め公式戦6試合無敗に。4日のブリーラム戦は国立競技場でのホーム開催。最高の舞台でクラブ史に残る白星を掴む準備が整った。
◆“執念の2連勝” 大宮アルディージャ
クラブ史上初のJ3降格が日に日に現実味を帯びる最下位・大宮。前節は開始6分のゴールを守り切って徳島ヴォルティスに勝利したが、継続的に勝ち点を積み上げなければ意味がない。残された試合は今節含め6試合しかないのだ。
残留圏内の20位と勝ち点「9」差のなか、今節はアウェイで8位・大分トリニータと対戦。立ち上がりから劣勢を強いられた前半をなんとか0-0で終えると、後半もゴールは奪えずともJ1昇格プレーオフ圏内入りを目指す大分にゴールを許さない。
迎えた後半アディショナルタイム2分、大宮は左CKをファーで折り返し、最後はゴール前で待ち構えた浦上仁騎がヘディング弾を流し込んだ。その後は大分の猛攻を跳ね返し続けて1-0の勝利に。逆転残留に望みを繋ぐ2連勝となった。
◆明治安田生命J2リーグ第37節
▽9月30日(土)
藤枝MYFC 2-0 清水エスパルス
ベガルタ仙台 1-0 ロアッソ熊本
ヴァンフォーレ甲府 2-1 水戸ホーリーホック
大分トリニータ 0-1 大宮アルディージャ
▽10月1日(日)
《14:00》
FC町田ゼルビア vs いわきFC
栃木SC vs ブラウブリッツ秋田
モンテディオ山形 vs 徳島ヴォルティス
レノファ山口FC vs ツエーゲン金沢
ジュビロ磐田 vs V・ファーレン長崎
ファジアーノ岡山 vs ジェフユナイテッド千葉
《17:00》
ザスパクサツ群馬 vs 東京ヴェルディ
◆“歴史的勝利” 藤枝MYFC
15位・藤枝が“静岡の先輩”2位・清水エスパルスと対戦した。公式戦初対戦となった前回対戦(第15節)で0-5の大惨敗を喫していたなか、今回ホームに迎え撃つ清水はJ1自動昇格圏内をキープし、リーグ戦14試合無敗と安定感が光る。
2-0で勝利した藤枝は清水相手に歴史的な初勝利。一方で、J1復帰を見据える清水にとっては痛恨の敗戦に。ホームで迎える3位・ジュビロ磐田との次節を落とすわけにはいかない。
◆“4連勝ならず” ロアッソ熊本
10月8日に天皇杯準決勝の柏レイソル戦を控える13位・熊本はリーグ戦3連勝で迎えた今節、3連敗中の18位・ベガルタ仙台とアウェイで対戦。立ち上がりから劣勢が続いたなか、少しずつ挽回してきた矢先の34分、仙台の氣田亮真にPKを決められて前半を1点ビハインドで終える。
巻き返しを図った後半はなかなかチャンスを作れず、アディショナルタイム突入前の88分と89分に掴んだCKでは、早くもGK田代琉我を前線に上げて1点を奪いに行く。しかし、氣田のPK弾を守り抜いた仙台に0-1で敗れ、連勝は3でストップした。仙台にとっては5試合ぶりの白星となっている。
◆“ACL初勝利に弾み” ヴァンフォーレ甲府
J2勢としてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦中の9位・甲府。10月4日に行われる第2節のブリーラム・ユナイテッド戦で記念すべきACL初白星を狙うなか、12位・水戸ホーリーホックに勝利し弾みをつけることに成功した。
23分に先制された甲府だったが、41分、長谷川元希が巧みなキックフェイントから右足シュートを放ち、GKの股間を抜いて同点とする。70分にはピーター・ウタカの落としからクリスティアーノが自慢の右足を振り抜き逆転まで持ち込んだ。
2-1で試合をクローズさせた甲府はACL含め公式戦6試合無敗に。4日のブリーラム戦は国立競技場でのホーム開催。最高の舞台でクラブ史に残る白星を掴む準備が整った。
◆“執念の2連勝” 大宮アルディージャ
クラブ史上初のJ3降格が日に日に現実味を帯びる最下位・大宮。前節は開始6分のゴールを守り切って徳島ヴォルティスに勝利したが、継続的に勝ち点を積み上げなければ意味がない。残された試合は今節含め6試合しかないのだ。
残留圏内の20位と勝ち点「9」差のなか、今節はアウェイで8位・大分トリニータと対戦。立ち上がりから劣勢を強いられた前半をなんとか0-0で終えると、後半もゴールは奪えずともJ1昇格プレーオフ圏内入りを目指す大分にゴールを許さない。
迎えた後半アディショナルタイム2分、大宮は左CKをファーで折り返し、最後はゴール前で待ち構えた浦上仁騎がヘディング弾を流し込んだ。その後は大分の猛攻を跳ね返し続けて1-0の勝利に。逆転残留に望みを繋ぐ2連勝となった。
◆明治安田生命J2リーグ第37節
▽9月30日(土)
藤枝MYFC 2-0 清水エスパルス
ベガルタ仙台 1-0 ロアッソ熊本
ヴァンフォーレ甲府 2-1 水戸ホーリーホック
大分トリニータ 0-1 大宮アルディージャ
▽10月1日(日)
《14:00》
FC町田ゼルビア vs いわきFC
栃木SC vs ブラウブリッツ秋田
モンテディオ山形 vs 徳島ヴォルティス
レノファ山口FC vs ツエーゲン金沢
ジュビロ磐田 vs V・ファーレン長崎
ファジアーノ岡山 vs ジェフユナイテッド千葉
《17:00》
ザスパクサツ群馬 vs 東京ヴェルディ
藤枝MYFCの関連記事
29日、明治安田J2リーグ第12節の10試合が各地で行われた。
【熊本vs千葉】敵地で1点が奪えず首位千葉の連勝がストップ…
4連勝で首位を快走するジェフユナイテッド千葉(勝ち点30)は、前節の藤枝MYFC戦で4試合ぶりの白星を飾った11位ロアッソ熊本(勝ち点15)と対戦し、0-0の引き分けに終わった。
2025.04.29 18:50 Tue
J2の関連記事
|
|
藤枝MYFCの人気記事ランキング
1
父は元日本代表、藤枝退団のGK名良橋拓真がJFLの沖縄SVに加入「現役を辞める事も考えていたのですが…」
藤枝MYFCは24日、GK名良橋拓真(25)がJFLの沖縄SVへ移籍することを発表した。 名良橋は元日本代表DF名良橋晃氏の息子として知られる。 名良橋は、川崎フロンターレU-18、阪南大学を経て、2021年に藤枝入り。加入初年度こそ明治安田生命J3リーグで3試合に出場したが、チームが2位でJ2昇格を決めた2022シーズンは出番がなかった。 名良橋は沖縄SVを通じてコメントしている。 「沖縄SVに関わる全ての皆様、はじめまして。藤枝MYFCから加入する事になった名良橋拓真です。藤枝を契約満了になってから、様々な事もあり現役を辞める事も考えていたのですが、そんな状況の自分を沖縄SVに拾って頂きました」 「その時点で僕は沖縄SVの為に全てを捧げて戦うという覚悟を決め、この日差しの強い暖かな沖縄の地を踏み締めた瞬間、その覚悟はより一層強いものとなりました」 「チームの目標であるJ3昇格。沖縄SVは地域リーグから上がってきたばかりですが、どのチームも開幕戦を迎える時は勝点0の横一線からのスタートです。そこから一番最後にJ3昇格という最高の景色を沖縄SVに関わる全ての皆様と共に見るために、そして暑い沖縄の地で戦う僕らを応援して下さる皆様の心を熱くしたい。その思いを胸に自分の持っているものを全て出し切り精一杯頑張ります。 是非とも応援よろしくお願い致します」 2023.02.24 14:27 Fri2
「和風!渋い」地域の子どもたちがデザイン考案!藤枝がクラブ初の夏限定ユニフォームを発表「和柄ぽいのがGOOD」
藤枝MYFCは6日、クラブ初の夏限定ユニフォームを発表した。 明治安田生命J2リーグに昇格して1年目のシーズンを戦っている藤枝。J2でも攻撃的なサッカーを貫き、第19節までを終えて14位に位置している。 藤枝にとって初となる夏限定ユニフォームだが、そのデザイン案は2022年10月に行われた地元の藤枝市立青島中学校への授業訪問の際に、総合学習の一環として行ったコラボ企画にて生まれたという。 青島中学校の現2年生が昨年度「藤枝の魅力を発信する企画案を作成せよ!」というミッションのもとより良い街にするための企画を作成する中で、藤枝はユニフォームやTシャツの考案をテーマとした教室に伺っていたが、その中で子どもたちから素晴らしいシャツ・ユニフォームデザイン案の提案が複数あったようだ。 夏限定ユニフォームのデザインは、その中から厳選した、市の木・鳥・花である「松の木」「うぐいす」「藤の花」入りの、今までのイメージを一新させる和風色が強い仕上がりになっている。 このように地域の子どもたちが考案したデザインをユニフォームに採用する例もクラブ初となり、今後はさらに限定Tシャツの販売や、デザイン案を作った生徒本人がお披露目の場に来場することも計画しているという。 そんなユニフォームのデザインには、ファンも「和風!渋い」、「かっこよすぎるな」、「黒地に金の配色いい」、「和柄ぽいのがGOOD」と反響を寄せている。 この夏限定ユニフォームは、7月22日に行われるJ2第27節ツエーゲン金沢戦からのホームゲーム3試合において選手たちが着用する。 <span class="paragraph-title">【写真】地域の子どもたちがデザインした藤枝の夏限定ユニフォーム</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>クラブ初!!!<br>夏限定ユニフォーム<br>\<br><br>本日19:00より数量限定で<br>レプリカユニフォームの予約を<br>受付いたします<br><br>詳細はこちら<a href="https://t.co/MFTTP4RORw">https://t.co/MFTTP4RORw</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E8%97%A4%E6%9E%9DMYFC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#藤枝MYFC</a> <a href="https://t.co/Lby6zjZTqy">pic.twitter.com/Lby6zjZTqy</a></p>— 藤枝MYFC (@fujiedamyfc_pr) <a href="https://twitter.com/fujiedamyfc_pr/status/1665994778864140288?ref_src=twsrc%5Etfw">June 6, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.06.06 18:15 Tue3
藤枝が在籍6年の岩渕良太と契約満了 「喜びも悔しさも全て僕の財産に」
藤枝MYFCは14日、FW岩渕良太(33)の退団を発表した。 FC東京U-18出身で、元なでしこジャパンの岩渕真奈さんを妹に持つ岩渕はこれまで明治大学、松本山雅FC、レノファ山口FC、FC琉球、SC相模原、グルージャ盛岡(現いわてグルージャ盛岡)でプレー。2018年から藤枝に活躍の場を移した。 藤枝では通算136試合出場を誇り、今季も明治安田生命J2リーグ37試合で5ゴールをマークしたが、今年限りで契約満了に。クラブを通じて、別れの挨拶をした。 「今年で藤枝MYFCを離れることになりました。この6年間、支えてくださったすべての皆様に心からの感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました。スタジアムでお別れできなかったことは少しばかりの心残りです」 「藤枝で結婚し、親になりました。1人の人間としてこの街で大きく成長できたと思っています。サッカー選手としても様々な経験をしました。藤枝での喜びも悔しさも全て僕の財産になりました」 「でもまだ道半ばです。新しいステージに進みたいと思います。また皆様とどこかでお会いできたら嬉しいです。ありがとうございました」 2023.11.14 12:25 Tue4
藤枝が山原康太郎&小関陽星の大卒ルーキー勢と契約更新 「一緒にJ1昇格を成し遂げましょう!」
藤枝MYFCは11日、DF山原康太郎(23)とMF小関陽星(23)の契約更新を発表した。 山原は東京国際大学から今季入団し、J2リーグ17試合で1得点。桐蔭横浜大学から同じく今季加入の小関は5試合に出場した。 両選手はクラブの公式サイトで来季に向けて決意を新たにしている。 ◆山原康太郎 「来シーズンも藤枝MYFCでプレーさせていただくことになりました。今年以上の結果をチームとしても個人としても出せるように頑張ります! いつも温かい応援をしてくださるファン・サポーターの皆様、一緒にJ1昇格を成し遂げましょう!」 ◆小関陽星 「来シーズンも藤枝MYFCでプレーさせていただくことになりました。全てはピッチの上で表現します。J1に行きましょう!!」 2023.12.11 12:40 Mon5
