「ピッチの中で一番存在感あるぐらいの選手にならないといけない」磐田から覚悟を持って移籍の東京V・鈴木海音の決意
2025.01.10 21:30 Fri
東京V加入の鈴木海音
J2降格となったジュビロ磐田から強い覚悟を持って東京ヴェルディへ加入したDF鈴木海音が、新シーズンへの決意を語った。
浜松出身で磐田の下部組織で育った鈴木は、2021年にトップチームへ昇格。その後、栃木SCへの武者修行を経て2023年から復帰すると、同シーズンにディフェンスラインの準主力としてJ1昇格に貢献した。
昨シーズンはパリ・オリンピック出場とともに自身初のJ1の舞台に挑戦したなか、明治安田J1リーグ24試合に出場した。しかし、個人・チームともに厳しい戦いを強いられたなか、磐田は1年でのJ2降格に。
そんななか、鈴木は生まれ育ったクラブへの愛情、降格させた責任を強く感じながら、悩み抜いた末、同じ昇格組で昨季6位と躍進を示した東京Vへの完全移籍を決断した。
移籍時のリリースでもアカデミー時代から在籍した磐田への想いに触れてきた22歳は、新天地での新たな挑戦の日々がスタートしたなか、改めてその強い覚悟を語った。
「すごく悔しい気持ちもありましたし、正直すごく悩みましたが、自分が今必要なことは個人のレベルをもっと上げることだと感じましたし、一度慣れ親しんだ地を離れて、自分自身大きく成長するためには、一度何もないところで、自分のことが知られていない場所でゼロから活躍し、そこから海外に挑戦していきたいという思いがありました。その覚悟を毎日の練習もそうですし、ピッチで示せたらいいなと考えています」
磐田時代は常にチーム内で年少のグループに属していたが、昨季に続いて平均年齢24歳前後のJ1最年少スカッドでは中堅と言っていい立場に変わった。
世代別代表でともにプレーしたFW染野唯月、FW木村勇大に、同じ浜松出身で明治大学から新加入となるFW熊取谷一星は小学校時代から知る旧知の仲で、「移籍したわりには顔なじみがたくさんいる」とホッとした部分もあるという。だが、いくつかの選択肢があったなかで東京Vを新天地に選んだ背景には、より責任感とリーダーシップを発揮していく必要性を感じた部分があった。
「これだけ同い年だったり、年齢が近い選手がこんなにいるというのは自分自身初めての経験で、今まではずっと自分が一番年下の選手で、後輩というのもあまりいなかったです。ここでは後輩もたくさんいますし、そういう選手に負けていられないですし、年齢に関係なく全員がリーダーだと思っていますし、自分自身もその一人だと考えています」
「これまではジュビロで活躍して海外に挑戦したいという考えが強くありましたし、ジュビロ磐田でリーダーの一人となって、そこから海外、A代表を目指すというのが自分の理想でしたが、自分自身の力不足でそれを叶えることができなかった」
「だからこそ本当に強い覚悟を持ってここに来ました。リーダーというだけでなく、ピッチの中で一番存在感あるぐらいの選手にならないといけないと思いますし、後ろから声を張り上げて体を張る。それに守れる選手というのは当たり前のことで、攻撃の起点にもなれるような選手になりたいなと思います」
「力不足」と自身が認めたように、昨季の磐田ではパリ五輪から復帰後の終盤戦はポジション争いで苦戦を強いられており、よりハイレベルとなる東京Vでのポジション争いは一筋縄ではいかない。
3バックの全ポジションでプレー可能な上、ハイラインでのアグレッシブな守備のアプローチやロングボールは使いながらも、後方からの組み立ても重視する攻撃スタイルは、鈴木のストロングポイントをより活かしやすい。
「自分の特長も出せる」とプレースタイルの合致を移籍の理由として認めたが、同時に海外移籍、A代表でのプレーを目指す上で自覚する課題改善のために、一切の妥協を許さない城福浩監督の下、自身と同じく海外挑戦を視野に向上心の高い若手選手が集まるクラブでのプレーが成長を加速させる触媒になるとの考えも抱いている。
「空中戦やクロス対応、シンプルな競り合いの部分は強度的に物足りない部分があるので、そこがこのクラブで一番成長したい部分」
「今までの意識ではやっぱりJ1でなかなか思うような結果を残せなかったので、その意識では全然ダメだと感じています。判断のスピードだったり、寄せるところも1段も2段も上げていく必要があります。まずはここで結果を残すために、そういった部分を意識してやっていきたい」
「開幕戦のピッチに立つために自分自身どこでもできる準備をするつもりですし、やるだけではなく自分自身の特長を最大限に出して、チームの勝利に貢献できるようなプレーを見せたい。若いチームですごく上を目指している選手が多いので、そういった部分を自分を含め全員で引き上げていきたいです」
浜松出身で磐田の下部組織で育った鈴木は、2021年にトップチームへ昇格。その後、栃木SCへの武者修行を経て2023年から復帰すると、同シーズンにディフェンスラインの準主力としてJ1昇格に貢献した。
昨シーズンはパリ・オリンピック出場とともに自身初のJ1の舞台に挑戦したなか、明治安田J1リーグ24試合に出場した。しかし、個人・チームともに厳しい戦いを強いられたなか、磐田は1年でのJ2降格に。
移籍時のリリースでもアカデミー時代から在籍した磐田への想いに触れてきた22歳は、新天地での新たな挑戦の日々がスタートしたなか、改めてその強い覚悟を語った。
「栃木のときは期限付き移籍でしたけど、今回は初めて完全移籍という部分で、今までずっとジュビロ磐田というクラブでプレーさせてもらって、すごく応援されているというふうに感じていましたし、その期待になかなか応えることができず。去年はオリンピック出場といった目標は達成できましたけど、出場しただけでそこまで結果は残せなかった。ジュビロもJ2降格ということで、チームとして本当に不甲斐ない結果になってしまい、個人としても全然満足がいくパフォーマンスも結果も見せられなかったです」
「すごく悔しい気持ちもありましたし、正直すごく悩みましたが、自分が今必要なことは個人のレベルをもっと上げることだと感じましたし、一度慣れ親しんだ地を離れて、自分自身大きく成長するためには、一度何もないところで、自分のことが知られていない場所でゼロから活躍し、そこから海外に挑戦していきたいという思いがありました。その覚悟を毎日の練習もそうですし、ピッチで示せたらいいなと考えています」
磐田時代は常にチーム内で年少のグループに属していたが、昨季に続いて平均年齢24歳前後のJ1最年少スカッドでは中堅と言っていい立場に変わった。
世代別代表でともにプレーしたFW染野唯月、FW木村勇大に、同じ浜松出身で明治大学から新加入となるFW熊取谷一星は小学校時代から知る旧知の仲で、「移籍したわりには顔なじみがたくさんいる」とホッとした部分もあるという。だが、いくつかの選択肢があったなかで東京Vを新天地に選んだ背景には、より責任感とリーダーシップを発揮していく必要性を感じた部分があった。
「これだけ同い年だったり、年齢が近い選手がこんなにいるというのは自分自身初めての経験で、今まではずっと自分が一番年下の選手で、後輩というのもあまりいなかったです。ここでは後輩もたくさんいますし、そういう選手に負けていられないですし、年齢に関係なく全員がリーダーだと思っていますし、自分自身もその一人だと考えています」
「これまではジュビロで活躍して海外に挑戦したいという考えが強くありましたし、ジュビロ磐田でリーダーの一人となって、そこから海外、A代表を目指すというのが自分の理想でしたが、自分自身の力不足でそれを叶えることができなかった」
「だからこそ本当に強い覚悟を持ってここに来ました。リーダーというだけでなく、ピッチの中で一番存在感あるぐらいの選手にならないといけないと思いますし、後ろから声を張り上げて体を張る。それに守れる選手というのは当たり前のことで、攻撃の起点にもなれるような選手になりたいなと思います」
「力不足」と自身が認めたように、昨季の磐田ではパリ五輪から復帰後の終盤戦はポジション争いで苦戦を強いられており、よりハイレベルとなる東京Vでのポジション争いは一筋縄ではいかない。
3バックの全ポジションでプレー可能な上、ハイラインでのアグレッシブな守備のアプローチやロングボールは使いながらも、後方からの組み立ても重視する攻撃スタイルは、鈴木のストロングポイントをより活かしやすい。
「自分の特長も出せる」とプレースタイルの合致を移籍の理由として認めたが、同時に海外移籍、A代表でのプレーを目指す上で自覚する課題改善のために、一切の妥協を許さない城福浩監督の下、自身と同じく海外挑戦を視野に向上心の高い若手選手が集まるクラブでのプレーが成長を加速させる触媒になるとの考えも抱いている。
「空中戦やクロス対応、シンプルな競り合いの部分は強度的に物足りない部分があるので、そこがこのクラブで一番成長したい部分」
「今までの意識ではやっぱりJ1でなかなか思うような結果を残せなかったので、その意識では全然ダメだと感じています。判断のスピードだったり、寄せるところも1段も2段も上げていく必要があります。まずはここで結果を残すために、そういった部分を意識してやっていきたい」
「開幕戦のピッチに立つために自分自身どこでもできる準備をするつもりですし、やるだけではなく自分自身の特長を最大限に出して、チームの勝利に貢献できるようなプレーを見せたい。若いチームですごく上を目指している選手が多いので、そういった部分を自分を含め全員で引き上げていきたいです」
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Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円
Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue2
J1昇格の明暗を分けたシーン、主審のジャッジは妥当と審判委員会が見解…あくまでもVARの介入は「明白な間違い」と「見逃された重大な事象」
日本サッカー協会(JFA)は8日、第10回レフェリーブリーフィングを開催した。 2023シーズンも、Jリーグは全ての日程が終了。残すは、9日に行われる天皇杯の決勝のみとなった中、2023シーズンのレフェリングの総括を行った。 ブリーフィングには、扇谷健司 JFA審判委員会 委員長、東城穣 JFA審判マネジャー Jリーグ担当統括、佐藤隆治 JFA審判マネジャー VAR担当の3名が出席。様々なデータや事象を共有した。 その中で、事象についての質問が飛び、注目された1つは2023J1昇格プレーオフ決勝の東京ヴェルディvs清水エスパルスの最後のシーン。清水の高橋祐治が東京Vの染野唯月にスライディングタックルをして東京VにPKが与えられ、これが決まり1-1の同点に。東京Vが16年ぶりのJ1昇格を掴んでいた。 このシーンは多くの議論を生み、SNS上ではPKが妥当という見方と、ファウルではないという見方が混在。ただ、通常VARが導入されていないJ2の試合で、この試合はVARも導入されていた中でのジャッジとなった。 特に話題となったのは、このシーンにVARが介入しなかったという点。ただ、あくまでもVARが介入するのは、「得点」、「PKの有無」、「退場」、「警告の人間違い」に限られている。 このシーンはPKの有無ではあるが、そもそもVARは上記のシーンにおいて「はっきりとした、明白な間違い」、「見逃された重大な事象」とされており、すぐにPKのジャッジを下した池内明彦主審のジャッジは「明白な間違い」でも、「見逃された重大な事象」でもないと判断されたということだ。 佐藤氏は「染野選手が体を入れているという意見があるが、スローで見ればそう見える」と語り、「不自然な動きかと言われるとどちらとも言えない」と見解。また「攻撃側のボールでありアドバンテージがあった」と、あのボールは染野が持ち出したボールであり、イーブンなボールやルーズボールではなかったとして、「接触があったことも事実」と高橋のスライディングがボールに行っているとは言え、足にも接触していることは明白。「PKではないないというジャッジだったとしても、VARは介入はしなかったと思う」と、どちらとも取れるシーンだったため、池内主審のジャッジを尊重する結果となったと説明した。 なお、VARは介入せずとも、全てのゴールやPKのシーンのチェックは行っていることは忘れてはいけない。ジャッジが間違っていると見受けられた場合にのみ介入するが、VARが見逃したというわけではなく、主審のジャッジを妥当だと考えたに過ぎないということだ。 染野が攻撃側のボールをキープしに行くことは自然であり、高橋にぶつかりに行ってファウルをもらいに行っているとは言い切れないシーン。池内主審がしっかりと素早くジャッジできたということになる。 <span class="paragraph-title">【動画】後半ATに痛恨のPKとなった高橋祐治のプレー、主審のジャッジは正当</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="sNd2tmUnkXk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.12.08 22:45 Fri3
2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名
Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue4
東京V、バスケス・バイロンの異例の移籍経緯を説明…
J2リーグの上位2チームの間で実現したシーズン途中の異例の移籍を受け、東京ヴェルディが経緯を明かした。 FC町田ゼルビアは6日、東京ヴェルディからチリ人MFバスケス・バイロン(23)を完全移籍で獲得したことを発表。 現在、両クラブは勝ち点10差が付いているものの、町田が首位、東京Vが2位と自動昇格、優勝争いを繰り広げている。さらに、同じ東京を本拠地とするローカルライバルの間柄ということもあり、シーズン途中のライバルチームへの移籍は衝撃をもって伝えられた。 6日の移籍決定後に新天地での加入会見に臨んだバスケス・バイロンは、移籍リリース時のコメント同様に「批判されるのもわかった上での決断」と、大きな覚悟をもっての移籍だったとコメント。それでも、恩師である黒田剛監督の元でのプレーを熱望し、町田行きを決断した。 一方、ライバルに主力を引き抜かれる形となった東京Vは移籍発表翌日となった7日、江尻篤彦強化部長がクラブハウスで報道陣の囲み取材に応じ、交渉の詳細に関する言及は避けながらも移籍の経緯を説明。 クラブとしては契約延長交渉を含め、全力で慰留に努めながらも、最終的には選手自身の強い意向によって移籍を認めざるを得なかったとしている。 「我々にとって欠かせない選手でした。1カ月プラスアルファ前から彼との契約の更新というのは当然進めていました。そういった中で最終的に今回のような形となりました」 「今まで巻き直し(延長交渉)は年度末にやっていたと思いますが、この時期に巻き直しをちゃんとやって、残さなければいけないというのは、今までのヴェルディではなかったことだと思います。去年お金を作ったぶん、早い段階でそういったことをやっていくことは自分の仕事だと思っていました」 「そういった中、(自分たちが)早く動けば、(他クラブから)早く動きがくるというのはしょうがないことです」 「当然、ある程度のお金を彼が置いていってくれました。そのへんは抜かりなく自分も仕事をしているつもりです」 「(延長オファーを拒否され、他クラブからのオファーが来て違約金を払われての移籍という形か)そういう流れでした」 「彼も彼で悩み抜いた結果だと思いますし、僕らも個人的に彼と話を重ねて、最終的に彼が決めた決断でした。ただ、クラブは指をくわえて見ているような状況ではなく、クラブとしてやれることを全力でやった結果、こうなってしまったことは致し方ないというところです」 また、9日に新国立競技場で行われる『東京クラシック』を間近に控える中での移籍発表に関しては、様々な要素が絡み合った上での偶然だったという。 「1カ月前のそういったところから始めていて、町田さんのいろんな狙いがあるとは思いますが、それを含めてのJ1昇格への戦いだと捉えています。J1昇格にはクラブ力が問われる。現場だけでなくクラブの力が当然問われます。そういう戦いのステージに、万年中位のチームが上がったということは、それだけの戦いをしている。現状の上位のチームと戦うということはピッチだけではない。そこをチーム全体で認識してやっていける機会なのかなと思います。そういう舞台で戦っていることを私も監督含めた現場、クラブ側もわかってJ1昇格に向けて戦っていかないと良い形にはなりません」 「こういったタイミングになったことに関しては、彼と真剣に我々が向き合って話し合った結果がこのときになってしまったというだけで、意図してやっているわけではないです」 主力の穴埋めに関しては名古屋グランパスから育成型期限付き移籍で獲得したMF甲田英將らを含めた現有戦力の台頭を促しつつも、クラブとして新戦力補強に動くことを認めている。 「それは当然です。今年は(J1昇格の)チャンスがあると思っています。そこに向けて全力投球していきたいと思っています。(伸びしろ十分の若手選手が)補強しなくても自分たちがいるというような形が一番です。ただ、それを指をくわえて待つわけではなく、強化部としてそこに適する選手を取っていくという考えではいます」 「ただ、間違ってもバカげた補強というか、端的に言えば多くのお金が必要となる補強をするつもりは明確にありません。あくまでクラブに合った形でないと、それ以後のことに関して上がっても上がれなくても大変になりますし、そこは10年、20年とヴェルディがやっていく上で重要なことだと考えています」 また、現場を預かる城福浩監督も同日に行われた記者会見、その後の囲み取材で今回の移籍に言及。「サッカーの世界ではよくあること」、「弱肉強食の世界」と前置きしながらも、百戦錬磨の指揮官にとっても今回の移籍は前例がないものだと感じている。 「“強奪”という言い方が適切かはわかりませんが、我々の目からそのように映ることはサッカーの世界ではよくあることです」 「ただし、サッカー先進国やサッカー先進国に近づこうとしている国のリーグでシーズン途中に、このような順位でこういった移籍が実現した例がはたしてほかにあるのであれば、聞かせてほしいというふうに思っています。シーズン中にこういう2位から1位に主力が行くというのが、こういうことが成立するのか。自分が知り得る限りでは聞いたことがないです」 さらに、クラブ同様に1カ月以上の期間を通じて何度となく対話を重ねて慰留を図ったという。その中で「これ以上は話せない」と慎重に言葉を選びつつも、起用の可否を含めて難しいチーム状況の中で指揮官として繊細な対応を行っていたことを明かした。 「彼とは話しすぎるぐらい話しました。もちろん条件というのはサッカー選手にとって重要なものです。20年も30年もサッカー選手を続けていくのは難しい。あとは個人でバックボーンが異なります。その部分は無視できないです」 「ひとつは彼がそういう選択肢を得た事実があったこと。そこで条件がはね上がったとするのであれば、それは彼が勝ち取ったものです。そこを否定することはありません」 「あとは手段を選ばずにJ1昇格を考えたとき、今回のような向こうの手段が意表というものではありません。僕らはそういった部分も含めて昇格を争っています。ただ。ピッチの上で90分、戦術や選手交代がどうのという部分だけで戦っているわけではない」 「何がなんでも昇格しようとしているチームが何チームもあります。これほどインパクトがある補強がこれからあるかはわかりませんが、そのチームの戦力をもぎ取れば二乗倍の補強になるという思考があってしかるべきというほど、みんなが是が非でも昇格したい。そういう世界だと思います」 「この1カ月はこの騒動にチームが巻き込まれないようにすることにかなり努力しました。おそらく選手は僕らが言わなくても、どんな混沌とした状況かというのは、この1カ月感じながらやっていました」 「僕らは起用するしないの判断も含めて考えていました。それはなぜかと言えば、行くか残るのかわからなかったからです。行くか残るかわからない状況でどういう準備をしてという部分は、少なくともチームに影響がないという部分で自分が努力する。今はその努力をしなくていいという部分でスッキリしていますし、個人的には間違いなくプラスです」 「(残留の可能性に賭けていた部分は?)僕らが賭けていたというか、(選手本人が)ファイナルアンサーしたら僕らはどうしようもないです。それにものすごい差があろうがなかろうかというところです」 「誰よりも1人いなくなったことで、チームが沈んだと言われたくないのは我々当事者です。それをプラスにできると確信しています」 2023.07.07 17:10 Fri5
