【ラ・リーガ注目プレビュー】アトレティコとバルサが対峙! セリエA勢撃破でCL8強進出の勢い生かすのは…
2024.03.17 15:00 Sun
アトレティコとバルサが対峙
ラ・リーガ第29節、アトレティコ・マドリーvsバルセロナが、日本時間17日29:00にシビタス・メトロポリターノでキックオフされる。トップ4死守を目指すコルチョネロスと、2位浮上と共にわずかに残される逆転での連覇へ勝ち続けるしかないブラウグラナによる、重要な上位対決だ。第28節終了時点で4位のアトレティコ(勝ち点55)は前節、敵地で格下カディス相手に0-2の惨敗。攻守両面で精彩を欠く脆弱なパフォーマンスによって降格圏の相手に24試合ぶりとなる今季3勝目を献上する体たらくとなった。だが、より重要度が高かったチャンピオンズリーグ(CL)では0-1で1stレグを終えていた中、ホームで戦った2ndレグで公式戦13連勝中と圧巻のフォームを継続していたセリエA首位快走のインテルをPK戦の末に撃破。逆転でのベスト8進出を成し遂げた。
先制を許す厳しい展開ながらも負傷明けのグリーズマンの同点ゴール、途中投入のデパイの後半終盤のゴールで逆転して延長戦、PK戦に持ち込むと、守護神オブラクの2つの決定的なPKストップによってネッラズーリを撃破。指揮官シメオネも試合直後に思わず涙を浮かべるエモーショナルな勝ち上がりとなった。今回の大一番へ現状のリーグ戦での調子、コンディションでのディスアドバンテージを考えれば、インテル戦同様の厳しい戦いが予想されるが、今季の公式戦21試合で19勝1分け1敗の要塞メトロポリターノで再びの歓喜を味わいたい。
一方、3位のバルセロナ(勝ち点61)は前節、マジョルカとのホームゲームをラミン・ヤマルのスーペルゴラッソによってウノセロ勝利。ギュンドアンのPK失敗など最後の仕上げで苦戦したが、見事に勝ち切った。さらに、敵地での1stレグを1-1のドローで終えていたCLのナポリ戦ではフェルミン・ロペスの先制点を皮切りに、カンセロ、レヴァンドフスキが決めたゴールによって3-1の勝利。難敵撃破で4季ぶりの8強進出を決めた。
アトレティコはメトロポリターノでの今季リーグ戦で13勝1分けの無敗を継続しており、難攻不落の要塞攻略は至難の業と言えるが、直近でそのコルチョネロスに土を付けたのは、他でもないチャビのチーム。2023年1月に行われた前回対戦でウノセロ勝利を収めている。さらに、同監督の下ではフェリックスのゴールで同じくウノセロ勝利を収めた昨年12月のホームでの前回対戦を含め4戦全勝中だ。そのため、日程面のアドバンテージ含め精神的な余裕を持って戦うことができるはずだ。
【3-5-2】
▽予想スタメン

GK:オブラク
DF:ヴィツェル、ガブリエウ、ヘイニウド
MF:ジョレンテ、デ・パウル、コケ、バリオス、リーノ
FW:モラタ、グリーズマン
負傷者:DFエルモソ、ヒメネス、MFレマル
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはヒメネス、レマルに加え、直近で負傷したエルモソが欠場となる。
スタメンはインテル戦をベースにサビッチとエルモソに代わってガブリエウ、ヘイニウド、モリーナに代わってバリオスを起用し、ジョレンテを右ウイングバックに配置するとみる。その他では主力のコンディション次第でデパイ、サウール、アスピリクエタ辺りにスタメンの可能性がありそうだ。
◆バルセロナ◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

GK:テア・シュテーゲン
DF:クンデ、アラウホ、クバルシ、カンセロ
MF:フェルミン・ロペス、クリステンセン、ギュンドアン
FW:ラミン・ヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ
負傷者:DFバルデ、MFペドリ、フレンキー・デ・ヨング、ガビ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては中盤の主力3選手が不在となるが、負傷明けのマルコス・アロンソ、フェラン・トーレスの2選手が久々にメンバー入りする見込みだ。
スタメンはナポリ戦のメンバー継続が濃厚だが、イニゴ・マルティネスや前回対戦で決勝戦を挙げ、メトロポリターノ初帰還となるフェリックス起用の可能性も考えられる。
★注目選手
◆アトレティコ:FWメンフィス・デパイ

古巣相手にインテル戦同様の輝き放てるか。CLの激闘から中3日でのビッグマッチはアトレティコにとって総力戦となるが、その中で攻撃面のキーマンは30歳のオランダ代表FWだ。今季はモラタとグリーズマンの鉄板コンビの好調もあって前線の3番手を担うが、ここまで公式戦26試合9ゴール2アシストと短い出場時間の中できっちり結果を残している。
とりわけ、直近のインテル戦では前述の重要な後半終盤のゴールだけでなくアンヘル・コレアと共に切れ味抜群の仕掛けやアタッキングサードでの質の高いプレーで堅守インテルに脅威を与え続け、PK戦では1番手として流れを引き寄せる強烈な一撃を決めていた。
自身2度目の古巣対戦では先発、途中出場のいずれの起用法も想定されるが、再びインテル戦のようなパフォーマンスを披露できれば、バルセロナの守備陣に脅威を与える存在となれるはずだ。リヨン時代を含め3度の対戦では未勝利且つ目に見える結果を残せていないが、今回の一戦で強烈な恩返しをかましたい。
◆バルセロナ:DFパウ・クバルシ

17歳の超新星がラ・リーガ初のビッグマッチに挑む。今年1月に行われたコパ・デル・レイでのファーストチームデビュー以降、瞬く間に世界屈指の名門のディフェンスラインで定位置を確保した184cmの新進気鋭のセンターバック。指揮官チャビが「ラミン(・ヤマル)と同じように、一時代を築くことになるだろう」と称賛するクレバーなDFは、傑出した足元の技術、戦術眼、パスセンスを武器に、ジェラール・ピケを彷彿とさせる司令塔型のセンターバックとして早くも破格の才能を示す。
CLデビューとなったナポリ戦でいきなりのMOTMに輝くと、今回のインターナショナルマッチウィークではラ・ロハに初招集。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
とはいえ、ファーストチームでの経験はまだ12試合で、ビジャレアル戦、グラナダ戦ではまだまだ改善の余地が多くある守備面でほろ苦い経験もしており、過度な期待は禁物だ。
それでも、ビルドアップの精度や攻撃時の判断はすでにラ・リーガでもトップレベルにあることは間違いなく、守備面を含めて重要な試金石となる今回のビッグマッチでのパフォーマンスに大きな注目が集まる。数日後にはラ・ロハで共にプレーするモラタ、世界屈指の万能アタッカーであるグリーズマンら強力な相手アタッカー陣に対して、どこまで戦えるか…。
先制を許す厳しい展開ながらも負傷明けのグリーズマンの同点ゴール、途中投入のデパイの後半終盤のゴールで逆転して延長戦、PK戦に持ち込むと、守護神オブラクの2つの決定的なPKストップによってネッラズーリを撃破。指揮官シメオネも試合直後に思わず涙を浮かべるエモーショナルな勝ち上がりとなった。今回の大一番へ現状のリーグ戦での調子、コンディションでのディスアドバンテージを考えれば、インテル戦同様の厳しい戦いが予想されるが、今季の公式戦21試合で19勝1分け1敗の要塞メトロポリターノで再びの歓喜を味わいたい。
アトレティコはメトロポリターノでの今季リーグ戦で13勝1分けの無敗を継続しており、難攻不落の要塞攻略は至難の業と言えるが、直近でそのコルチョネロスに土を付けたのは、他でもないチャビのチーム。2023年1月に行われた前回対戦でウノセロ勝利を収めている。さらに、同監督の下ではフェリックスのゴールで同じくウノセロ勝利を収めた昨年12月のホームでの前回対戦を含め4戦全勝中だ。そのため、日程面のアドバンテージ含め精神的な余裕を持って戦うことができるはずだ。
◆アトレティコ◆
【3-5-2】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:オブラク
DF:ヴィツェル、ガブリエウ、ヘイニウド
MF:ジョレンテ、デ・パウル、コケ、バリオス、リーノ
FW:モラタ、グリーズマン
負傷者:DFエルモソ、ヒメネス、MFレマル
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはヒメネス、レマルに加え、直近で負傷したエルモソが欠場となる。
スタメンはインテル戦をベースにサビッチとエルモソに代わってガブリエウ、ヘイニウド、モリーナに代わってバリオスを起用し、ジョレンテを右ウイングバックに配置するとみる。その他では主力のコンディション次第でデパイ、サウール、アスピリクエタ辺りにスタメンの可能性がありそうだ。
◆バルセロナ◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:テア・シュテーゲン
DF:クンデ、アラウホ、クバルシ、カンセロ
MF:フェルミン・ロペス、クリステンセン、ギュンドアン
FW:ラミン・ヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ
負傷者:DFバルデ、MFペドリ、フレンキー・デ・ヨング、ガビ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては中盤の主力3選手が不在となるが、負傷明けのマルコス・アロンソ、フェラン・トーレスの2選手が久々にメンバー入りする見込みだ。
スタメンはナポリ戦のメンバー継続が濃厚だが、イニゴ・マルティネスや前回対戦で決勝戦を挙げ、メトロポリターノ初帰還となるフェリックス起用の可能性も考えられる。
★注目選手
◆アトレティコ:FWメンフィス・デパイ

Getty Images
古巣相手にインテル戦同様の輝き放てるか。CLの激闘から中3日でのビッグマッチはアトレティコにとって総力戦となるが、その中で攻撃面のキーマンは30歳のオランダ代表FWだ。今季はモラタとグリーズマンの鉄板コンビの好調もあって前線の3番手を担うが、ここまで公式戦26試合9ゴール2アシストと短い出場時間の中できっちり結果を残している。
とりわけ、直近のインテル戦では前述の重要な後半終盤のゴールだけでなくアンヘル・コレアと共に切れ味抜群の仕掛けやアタッキングサードでの質の高いプレーで堅守インテルに脅威を与え続け、PK戦では1番手として流れを引き寄せる強烈な一撃を決めていた。
自身2度目の古巣対戦では先発、途中出場のいずれの起用法も想定されるが、再びインテル戦のようなパフォーマンスを披露できれば、バルセロナの守備陣に脅威を与える存在となれるはずだ。リヨン時代を含め3度の対戦では未勝利且つ目に見える結果を残せていないが、今回の一戦で強烈な恩返しをかましたい。
◆バルセロナ:DFパウ・クバルシ

Getty Images
17歳の超新星がラ・リーガ初のビッグマッチに挑む。今年1月に行われたコパ・デル・レイでのファーストチームデビュー以降、瞬く間に世界屈指の名門のディフェンスラインで定位置を確保した184cmの新進気鋭のセンターバック。指揮官チャビが「ラミン(・ヤマル)と同じように、一時代を築くことになるだろう」と称賛するクレバーなDFは、傑出した足元の技術、戦術眼、パスセンスを武器に、ジェラール・ピケを彷彿とさせる司令塔型のセンターバックとして早くも破格の才能を示す。
CLデビューとなったナポリ戦でいきなりのMOTMに輝くと、今回のインターナショナルマッチウィークではラ・ロハに初招集。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
とはいえ、ファーストチームでの経験はまだ12試合で、ビジャレアル戦、グラナダ戦ではまだまだ改善の余地が多くある守備面でほろ苦い経験もしており、過度な期待は禁物だ。
それでも、ビルドアップの精度や攻撃時の判断はすでにラ・リーガでもトップレベルにあることは間違いなく、守備面を含めて重要な試金石となる今回のビッグマッチでのパフォーマンスに大きな注目が集まる。数日後にはラ・ロハで共にプレーするモラタ、世界屈指の万能アタッカーであるグリーズマンら強力な相手アタッカー陣に対して、どこまで戦えるか…。
アトレティコ・マドリーの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
アトレティコ・マドリーの人気記事ランキング
1
【2024-25 ラ・リーガ前半戦ベストイレブン】3つ巴の争いも3位のバルサから最多4選手を選出
2024-25シーズンのラ・リーガは第19節を消化。そこで本稿では前半戦のベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定した。 ◆ラ・リーガ前半戦ベストイレブン GK:レミロ DF:ミンゲサ、ビビアン、リュディガー、ミゲル・グティエレス MF:ヤマル、バルベルデ、ペドリ、ハフィーニャ FW:レヴァンドフスキ、グリーズマン GK アレックス・レミロ(29歳/レアル・ソシエダ) 出場試合数:19(先発:19)/失点数:13 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感際立つラ・レアル最後の砦。サモラ賞レースでは12失点のオブラクが首位に立っているが、アトレティコとソシエダの守備力を考慮してレミロを選出。比較的メンバーが入れ替わるディフェンスラインで新加入アゲルドとともに攻守に安定したパフォーマンスを披露。ここまでチーム総得点が17点と常にロースコアの戦いを強いられるなか、高い集中力を維持し、12度のクリーンシートを達成。試合の流れを変えるパラドンの数々も印象的だ。 DF オスカル・ミンゲサ(25歳/セルタ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バルサ育ちがガリシアの地で完全覚醒。バルセロナDFクンデやソシエダDFアランブル、ラージョDFラティウ、エスパニョールDFエル・ヒラリと今季前半戦は右ラテラルの活躍が光ったが、セルタで攻守に躍動したミンゲサを選出。バルセロナ時代にはディフェンスラインの便利屋という印象にとどまったが、今季のセルタでは左右のサイドバックとウイングバックを主戦場に2ゴール5アシストを記録。ビルドアップへの貢献度を含め、攻撃面において完全に殻を破った。すでに国内外の強豪クラブが関心を示しており、その去就にも注目が集まる。 DF ダニ・ビビアン(25歳/アスレティック・ビルバオ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季も抜群の安定感誇るディフェンスリーダー。昨季に完全に一本立ちした25歳は、屈強なフィジカルを武器に対人守備で無類の強さ。加えて、昨季の経験によって攻守両面で判断の質、ポジショニング、プレーの安定感が増しており、味方へのコーチングを含めてますますリーダーらしい存在感を放った。マドリー戦ではムバッペを完璧に封じ込んだのも印象的だった。 DF アントニオ・リュディガー(31歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:0 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エル・ブランコの屋台骨支える。ディフェンスラインのマルチロールだったナチョの退団に加え、今季もミリトン、カルバハルが長期離脱となったマドリーのディフェンスラインでフル稼働。チュアメニやルーカス・バスケスとビッグマッチにおいて脆さを見せる相棒たちを見事にカバー。ムバッペの加入でより攻撃偏重なチームにおいて1試合平均1失点でとどまっている最大の要因は地対空で無類の強さをみせ、要所での気の利いたカバーリングを見せるドイツ代表の存在が非常に大きい。 DF ミゲル・グティエレス(23歳/ジローナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チーム苦戦の中で個人としては充実の前半戦。今季もミチェル監督仕込みの攻撃的なポジショナルプレーにおいて偽SB以上にフレキシブルな役割を担い、ピボーテやインテリオールとしてもプレー。昨季に比べて前線の質がやや低下し、1ゴール4アシストの数字にとどまったが、高精度のクロスやキーパスでその数字以上のチャンスを演出し続けている。 MF ラミン・ヤマル(17歳/バルセロナ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 17歳の怪物がトップ・オブ・トップの領域に。今季の前半戦では過密日程の疲労や細かいケガがありながらも、5ゴール10アシストを記録。レヴァンドフスキ、ハフィーニャとの最強ユニットでリーグダントツの51ゴールを挙げた攻撃陣を牽引。クンデの絶妙な後方からの支援を受けつつ、攻撃面では異次元の輝きを放っており、複数人にマークされながらも局面を打開。ときおり若さゆえのセルフィッシュな姿を見せる場面もあるが、視野や判断、オフ・ザ・ボールの向上によってコンプリートアタッカーに成長している。 MF フェデリコ・バルベルデ(26歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動続けるエル・ブランコの新8番。クロースの背番号を継承し、気持ち新たに臨んだシーズンでより責任感を増したウルグアイ代表はピボーテにインテリオール、ときに右のラテラルでも起用され、チームのために献身。ベリンガムとともに前がかりなチームを守備で支えつつ、5ゴール2アシストを記録。“バルベルデ砲”と称される強烈なミドルシュートは、チームの窮地や勝負所で決まる場面が多く、勝負強さを含めてマドリーの前半戦ベストプレーヤーと言える活躍だった。 MF ペドリ(22歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 多くのケガを乗り越えて天才が完全復活。近年はピッチに出れば活躍を見せるものの、度重なるケガで稼働率の問題を抱えてきたが、今季は前半戦全試合に出場。試行錯誤のコンディション調整がようやく実を結び、離脱期間に集中して取り組んだウエイトトレーニングは主に守備面で力強さをもたらし、チーム事情で主戦場はインテリオールやトップ下からピボーテに変化。そのぶんボールに絡む機会が増えてゲームメイカー、リンクマンとして質の高い仕事を見せつつ、前半戦だけで4ゴールを記録。キャリアハイの6ゴール更新は確実か。 MF ハフィーニャ(28歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:11 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生バルサの象徴の一人に。昨季終了時点では換金対象の一人と目されたが、フリック監督の信頼を得て開幕から絶対的な主力に加え、テア・シュテーゲンら不在のなかで多くの試合でゲームキャプテンも務めた。左ウイングを主戦場に11ゴール8アシストとゴール関与数では前半戦リーグトップに輝くなど、圧巻の輝きを放った。さらに、元々定評がある運動量を武器に、守備面でもハイプレスに献身的なプレスバックとチームのために身を粉にして働く姿は、多くのクレから称賛を浴びている。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(36歳/バルセロナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 恩師との再タッグで完全復活。加入2年目となった昨季は19ゴールを挙げるも、シーズンを通して安定感を欠いたが、今季はバイエルン時代に指導を受けたドイツ人指揮官の下で完全復活。ヤマル、ハフィーニャの両翼に加えて、配球力に優れるセンターバックコンビなどチーム全体でビルドアップ、チャンスメークの質が上がったなかで、よりボックス付近での仕事に集中できる環境が整えられて本領を発揮。ここまで16ゴールと2位以下に5点以上の差を付けてピチーチレースを独走。ケガさえなければ、1年目の23ゴールを更新し、自身初のピチーチ獲得は濃厚だ。 FW アントワーヌ・グリーズマン(33歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。11ゴール3アシストを記録した昨季に比べて7ゴール4アシストと数字は劣るものの、前線と中盤で多くの役割をこなすなど、その数字以上のインパクトを残した。フランス代表引退によってコンディションも維持できており、セルロートやアルバレスとの連携も深まりつつある後半戦ではさらなる躍動で、アトレティコを優勝へ導けるか。 2025.01.18 18:31 Sat2
シメオネ妻、ビキニ姿の写真投稿で炎上騒動に…
アトレティコ・マドリーを率いるディエゴ・シメオネ監督の妻でモデルのカルラ・ペレイラさんがSNS上で炎上騒動に巻き込まれていたことがわかった。スペイン『マルカ』が伝えている。 アルゼンチン出身のモデルであるカルラさんは、2014年頃から17歳年上のシメオネ監督と交際。これまでフランセスカちゃん、バレンティーナちゃんと2人の娘を授かっている。 そのカルラさんは現在、地中海にあるメノルカ島でバカンスを満喫しており、先週には自身の公式『インスタグラム(carla.pereyra15)』にバルコニーでポージングする自身のビキニ姿の写真を投稿。 そのキャプションには『takingcareofme(身体のお手入れ)』というハッシュタグと共に、「週末の雰囲気…今日はビーチに出かけていたから、たくさんのココナッツオイルを使って肌と髪のケアをしているわ」というコメントが付いていた。 カルラさんとしては、次女バレンティーナちゃんを出産してからわずか半年とは思えない自身のプロポーションをアピールすると共に、モデルとして身体のケアをしっかりと行っていることを伝えたかったのかもしれない。 しかし、カルラさんのスリム過ぎるスタイルに関して、「全く健康的ではない」ではないなど、一部ユーザーから不快感を露わにする以下のようなコメントが殺到した。 「確かにあなたは美しいが、そのような痩せすぎたスタイルは間違っている」 「あなたのスタイルは全く健康的ではない」 「あなたはそのような間違ったスタイルを維持するために節制を行うという考えを改めた方が良い」 この炎上騒動を受けてカルラさんは現在、コメントを非表示に設定する措置を行っている。 近年、ヨーロッパではファッションモデルを中心に摂食障害などが問題視されており、カルラさんのスリム過ぎるスタイルが今回の思わぬ批判を招いたようだ。 ◆確かに痩せすぎている感も… https://www.instagram.com/p/B0Y8XfgC-qS/ 2019.07.29 14:30 Mon3
2019年の21歳以下の最優秀選手“ゴールデンボーイ”はアトレティコMFジョアン・フェリックスが受賞!
イタリア『トゥットスポルト』が26日、2019年のゴールデンボーイ賞を発表。アトレティコ・マドリーのポルトガル代表MFジョアン・フェリックスが受賞した。 『トゥットスポルト』主催のゴールデンボーイ賞選出は、2003年からスタート。欧州でプレーする最も活躍した21歳以下の選手の中から、欧州各国の主要紙記者による投票で受賞者が決まる。 同賞のノミネート者は、今年6月に公表の100名から毎月20名ずつが落選していく方式で絞られ、10月時点で遂に20名に絞られていた。 ジョアン・フェリックスは、昨シーズンのチャンピオンズリーグで大きく注目を集めると、今夏にベンフィカからクラブ史上最高額の移籍金でアトレティコ・マドリーに加入していた。 また、2位にはドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョ、3位にはレバークーゼンのドイツ代表MFカイ・ハフェルツが入っている。 ◆ゴールデンボーイ2019 最終結果 1.ジョアン・フェリックス(アトレティコ・マドリー/ポルトガル)/332票 2.ジェイドン・サンチョ(ドルトムント/イングランド)/175票 3.カイ・ハフェルツ(レバークーゼン/ドイツ)/75票 4.アーリング・ハーランド(ザルツブルク/ノルウェー)/74票 5.マタイス・デ・リフト(ユベントス/オランダ)/71票 6.アンス・ファティ(バルセロナ/スペイン)/49票 7.フィリップ・フォーデン(マンチェスター・シティ/イングランド)/46票 8.ジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン/イタリア)/37票 9.ニコロ・ザニオーロ(ローマ/イタリア)/36票 10.ドニエル・マレン(PSV/オランダ)/35票 11.メイソン・マウント(チェルシー/イングランド)/29票 12.ロドリゴ(レアル・マドリー/スペイン)/20票 13.ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー/ブラジル)/13票 14.モイゼ・ケアン(エバートン/イタリア)/13票 15.アンドリー・ルニン(バジャドリー/ウクライナ)/11票 16.デヤン・ヨベリッチ(フランクフルト/セルビア)/9票 17.マテオ・グエンドウジ(アーセナル/フランス)/9票 18.アルフォンソ・デイビス(バイエルン/カナダ)/1票 イ・ガンイン(バレンシア/韓国)/0票 フェラン・トーレス(バレンシア/スペイン)/0票 ◆ゴールデンボーイ受賞者リスト(当時の所属) 2003年:ラファエル・ファン・デル・ファールト(アヤックス) 2004年:ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド) 2005年:リオネル・メッシ(バルセロナ) 2006年:セスク・ファブレガス(アーセナル) 2007年:セルヒオ・アグエロ(アトレティコ・マドリー) 2008年:アンデルソン(マンチェスター・ユナイテッド) 2009年:アレシャンドレ・パト(ミラン) 2010年:マリオ・バロテッリ(マンチェスター・シティ) 2011年:マリオ・ゲッツェ(ドルトムント) 2012年:イスコ(マラガ) 2013年:ポール・ポグバ(ユベントス) 2014年:ラヒーム・スターリング(リバプール) 2015年:アントニー・マルシャル(マンチェスター・ユナイテッド) 2016年:レナト・サンチェス(バイエルン) 2017年:キリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン) 2018年:マタイス・デ・リフト(アヤックス) 2019年:ジョアン・フェリックス(アトレティコ・マドリー) 2019.11.27 20:55 Wed4
アトレティコやラツィオが関心? パリ五輪世代のアルゼンチン人右サイドバックに関心強まる…15億円程度で獲得可能とも
U-23アルゼンチン代表DFアグスティン・ヒアイ(20)が、ヨーロッパから多くの関心を寄せられているようだ。スペイン『アス』が伝えた。 ヒアイは、母国のサン・ロレンソの下部組織出身。2022年7月にファーストチームに昇格した。 すでにリーガ・プロフェシオナル(アルゼンチン1部)で34試合に出場し1ゴールを記録するなどし、右サイドバックを主戦場に、サイドハーフ、ウイングと右サイドでのプレーが可能だ。 世代別のアルゼンチン代表を経験しており、2023年にはU-23アルゼンチン代表として来日。U-23日本代表と対戦していた。 そのヒアイに対して、アトレティコ・マドリーが関心を寄せているとのこと。昨夏の移籍市場でも獲得を目指したが、移籍は成立しなかった。 アトレティコは現在も関心を寄せている一方で、ミランやウディネーゼ、ラツィオなどイタリア勢が獲得に関心を寄せている状況。その中でもラツィオが最も強い関心を持っているという。 インテル・マイアミへの移籍も取り沙汰されていたが、サン・ロレンソ側が遺留し、残留が決定していた状況。移籍金は2000万ドル(約30億3000万円)程度と見られていたが、サン・ロレンソ側は800〜1000万ドル(約12億1000万円〜15億1500万円)でも交渉に応じるつもりがあるという。 アルゼンチンはパリ・オリンピックの出場権を獲得しており、チームに定着しているヒアイは五輪出場の可能性が高い状況。そこでの活躍があればより値は上がりそうだが、今夏の移籍市場でどう動くのか注目だ。 2024.03.30 21:30 Sat5