久保建英が仏有名誌で夢や目標を語る! 「フットボールは僕の情熱」

2020.07.31 10:25 Fri
Getty Images
日本代表MF久保建英がバロンドールを主催するフランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』のインタビューに応じた。久保は昨夏の移籍市場でFC東京からレアル・マドリーに移籍。プレシーズンをレアル・マドリーで過ごした後、トップレベルでの安定した出場機会を求めてマジョルカにレンタル移籍した。

◆バルサ下部組織時代の久保建英の超絶プレー!

チームは降格してしまったが、久保個人は徐々に信頼を勝ち取り、レギュラーに定着。公式戦36試合に出場して4得点4アシストの数字を収め、ラ・リーガ挑戦初年度の幕を下ろした。
わずか1シーズンだけだったが、マジョルカでのキャリアは久保自身にとって、印象深いものになったようだ。

「クラブのおかげで、選手としてだけでなく、人としても成長できました。良いときも悪いときも共有した友人がいて、あの島の人たちからの愛情を常に感じてもいました。色々な意味で忘れがたいシーズンでした」
来季の去就を巡り、レアル・マドリーからのさらなる武者修行が予想されるなか、夢に「ベストプレーヤーの1人になる」ことを掲げ、目標として「レアル・マドリーでのプレー」を明かした。

「僕の夢は常にベストプレーヤーの1人になること。そうなるための努力を惜しみません。目標はレアル・マドリーでプレーすること。何が起こるかわからなくても、そのためにベストを尽くして頑張ります。それと、世界最高のリーグでプレーできているのが本当に嬉しいです」

また、自身のプレーにおける武器にも言及。「ライン間や密集地帯でボールを受けて、一対一に持ち込み、決定機を作る作業が好きです」と語ると、こう続けている。

「ドリブルスキルはこれまでフットボールをしてきて、学んだことの全てです。でも、まだまだ改善の余地があります。幼い頃は朝8時から日が沈むまでフットボールに没頭していました」

「疲れ知らずでした。フットボールは僕の情熱で、子供の頃から人生の大部分を占めています。自分を向上させる唯一の目的として、プレーします。好きだからです」

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21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン

IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu
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飛んできたのは“豚の頭”、19年前のエル・クラシコを覚えているか?

ピッチに投げ入れられた最も衝撃的なものはなんだろうか。 21日に行われたリーグ・アン第14節のリヨンvsマルセイユでは、スタンドから中身が入った状態のペットボトルが投げ入れられた。これがMFディミトリ・パイエの左耳付近を直撃し、パイエは頭を押さえながら倒れ込んでしまう。試合は一時中断を経て、中止にまで追いやられる事態となっていた。 19年前のエル・クラシコ、2002年11月23日に行われたカンプ・ノウでのバルセロナvsレアル・マドリーの一戦では、豚の頭がピッチに投げ入れられたのを覚えているだろうか。 元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴは2000年夏にバルセロナからレアル・マドリーへという禁断の移籍を決行。バルセロナのファンからは猛烈な反感を買っていた。前述のクラシコで、マドリーの一員としてカンプ・ノウに足を踏み入れたフィーゴに対してはブーイングの嵐。ライターやコインなども投げ入れられた。 その中でも異色だったのが豚の頭だ。CKでボールをセットした際に、あるバルセロナのファンがフィーゴに向かってそれを投擲。当たりはしなかったものの、様々な意味で衝撃を与えたことは間違いなかった。 当時のクラシコは一時中断こそしたものの、試合は継続。ゴールレスに終わっている。何事もなかったために、笑い話として語れるものの、ケガにつながっていれば大きな問題に発展していたことは間違いないだろう。 <span class="paragraph-title">【写真】ピッチに投げ入れられた豚の頭</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">On this day in 2002, Barcelona fans threw a pig&#39;s head at Luis Figo before he took his corner at the Camp Nou <br><br>Figo left Barca for Real Madrid two years earlier. <a href="https://t.co/j3ZgOQ85dW">pic.twitter.com/j3ZgOQ85dW</a></p>&mdash; B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1463119883055599616?ref_src=twsrc%5Etfw">November 23, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.11.24 22:10 Wed

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