「試合を重ねるごとに成長」「うまく適応した」チェルシー相手に奮闘の鎌田大地はまずまずの評価、鋭いミドルも見せる
2024.09.02 16:10 Mon
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【プレミアリーグ第35節プレビュー】優勝争い&残留争い決着…残すは熾烈なトップ5争い
FAカップ準決勝の影響で変則開催となった第34節ではリバプールの5シーズンぶりのリーグ優勝に、18位イプスウィッチ・タウンの1年でのチャンピオンシップ降格が決定。リーグタイトル争いと残留争いに早くも決着がついた。そのため、残り4試合では熾烈を極めるトップ5争いにより多くの注目が集まる。 今節はヨーロッパの準決勝を戦うクラブ、チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いにフォーカスしたい。 そのなかで最注目カードは、5位のチェルシー(勝ち点60)と首位のリバプール(勝ち点82)の上位対決。 チェルシーは前節、エバートン相手に大苦戦もFWジャクソンの13戦ぶりとなる今季10点目を守り切って1-0の勝利。劇的逆転勝利となったフルアム戦に続き勝負強さを発揮しての連勝となった。 続くカンファレンスリーグ(ECL)準決勝1stレグではスウェーデンの強豪ユールゴーデンをホームで迎え撃ち4-1で先勝。前半序盤と終盤にFWサンチョ、FWマドゥエケのゴールで2点を先行し、早いタイミングでメンバーも入れ替えたなか、以降は相手のミスに乗じてジャクソンが2ゴールを奪取。敵地でのリターンレグを前に大きなアドバンテージを手にした。これにより、トップ5フィニッシュへ勝ち点3必須の王者とのホームゲームに全力を注げる環境を整えた。 一方、前節はスパーズ相手に5-1の逆転勝利によって超満員のアンフィールドで2019-20シーズン以来のリーグ制覇を成し遂げたリバプール。他のコンペティションはすべて敗退となり、残り4試合は消化試合となる。得点王とアシスト王を争うFWサラーを除き主力を無理に起用する必要はなく、今後は若手にチャンスを与えつつ来季に向けた戦力の見極めがメインになるはずだ。そのなかでMF遠藤航の今季リーグ初スタメンを期待したいところだ。 2位のアーセナル(勝ち点67)はCL準決勝2ndレグのパリ・サンジェルマン(PSG)戦を控えるなか、10位のボーンマス(勝ち点50)とのホームゲームに臨む。ホーム開催となったPSGとの初戦では開始早々にFWデンベレに決められた先制点を許すと、以降はチャンスも作ったが相手守護神ドンナルンマのビッグセーブを前に0-1で敗戦。厳しい状況で敵地へ乗り込むことになる。6位のノッティンガム・フォレスト(勝ち点60)とのポイント差を考えれば、トップ5フィニッシュへ勝ち点を積み上げる必要はあるが、PSG戦を最優先事項にターンオーバーを敢行することになるはずだ。 MF三笘薫を擁する9位のブライトン&ホーヴ・アルビオン(勝ち点51)は、3位のニューカッスル(勝ち点62)とのホームゲームで連勝を目指す。前節は三笘の今季9点目となる土壇場の同点ゴールで追いつき、MFバレバの鮮烈なミドルシュートによってウェストハムに劇的な3-2の逆転勝利を収めたシーガルズ。この勝利によってわずかながら来季ヨーロッパ出場権への望みを繋いだ。残り4試合での全勝がノルマとなるなか、今節は上位撃破を期す。 なお、今季の公式戦2度の対戦はいずれもFWウェルベックの決勝点によってブライトンが連勝中。そのマグパイズキラーの活躍に加え、リーグ2桁得点が懸かる三笘には3試合連続ゴールを期待したいところだ。 4位のマンチェスター・シティ(勝ち点61)は、リーグ6連勝とこの終盤戦で最も調子がいい13位のウォルバーハンプトンと対戦。リーグ前節はアストン・ビラに劇的勝利を収め、直近のFAカップ準決勝ではフォレストを2-0で退けて復調のシティズンズ。即時の戦列復帰は難しいが、MFロドリとFWハーランドの主力2人の練習復帰という朗報も届いている。今回の一戦では相手の強度の高いプレスや堅固な守備を攻略し、勝ち点3を積み重ねたい。 また、FAカップで明暗分かれたMF鎌田大地を擁する12位のクリスタル・パレス(勝ち点45)と6位フォレストはマンデーナイト開催の一戦で激突。鎌田もフル出場でアストン・ビラ撃破でのFAカップ決勝進出を果たしたパレスに対して、フォレストは準決勝敗退。加えて、ミッドウィーク開催のブレントフォード戦では0-2の敗戦を喫し、CL出場圏外に転落。この一戦ではイーグルスの勢いが勝るか、フォレストのリバウンドメンタリティが勝るか。 プレミアリーグでは低迷も、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグではいずれも先勝に成功した14位のマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点39)と16位のトッテナム(勝ち点37)はいずれもボトムハーフの11位ブレントフォード、17位ウェストハムとのアウェイゲームに臨む。 ユナイテッドはアウェイ開催のアスレティック・ビルバオ戦をMFブルーノ・フェルナンデスの2ゴールの活躍などで3-0の完勝。最高の形でオールド・トラッフォードでの2ndレグを迎える。大幅なターンオーバーも見込まれるが、その試合で戦列復帰したDFデ・リフト、FWアマドらを試運転させつつ勝ち点3も手繰り寄せたい。 一方、スパーズはボデ/グリムトとのホームゲームに3-1で先勝。開始38秒のFWブレナン・ジョンソンのゴールを皮切りに、MFマディソンとFWソランケが得点を重ね、試合終盤の失点こそ余計だったが、小さくないアドバンテージを手にした。ただ、同試合ではそのスコアラーのマディソン、ソランケが軽傷を負って交代し、2ndレグは人工芝という慣れない環境での戦いとなるため、ユナイテッド以上に油断できない状況だ。したがって、今回のハマーズ戦はボデ/グリムト戦優先のメンバー構成で臨むことになる。 その他では7位のアストン・ビラ(勝ち点57)、8位のフルアム(勝ち点51)のトップハーフ対決にも注目だ。 《プレミアリーグ第35節》 ▽5/2(金) 《28:00》 マンチェスター・シティ vs ウォルバーハンプトン ▽5/3(土) 《20:30》 アストン・ビラ vs フルアム 《23:00》 エバートン vs イプスウィッチ レスター・シティ vs サウサンプトン 《25:30》 アーセナル vs ボーンマス ▽5/4(日) 《22:00》 ブレントフォード vs マンチェスター・ユナイテッド ブライトン vs ニューカッスル ウェストハム vs トッテナム 《24:30》 チェルシー vs リバプール ▽5/5(月) 《28:00》 クリスタル・パレス vs ノッティンガム・フォレスト 2025.05.02 19:30 Fri2
「最高のパフォーマンス」「創造性豊かなプレー」FAカップ決勝進出に貢献の鎌田大地、先発起用に驚きも軒並み高評価「自信に満ちていた」
クリスタル・パレスの日本代表MF鎌田大地が高い評価を受けている。 26日、クリスタル・パレスはFAカップ準決勝でアストン・ビラと対戦。鎌田は先発フル出場を果たした。 プレミアリーグで上位を争うアストン・ビラとの一戦。クリスタル・パレスはアーセナルとミッドウィークのリーグ戦で引き分けた中、31分にエベレチ・エゼが先制ゴールを決めると、後半にはイスマイラ・サールが2ゴールを決めて3-0で勝利を収め、9年ぶりのFAカップ決勝進出を果たした。 鎌田は攻守で躍動し、チームの決勝進出に貢献。高い評価を得ていた。 <h3>◆イギリス『The Standard』/ 7点(10点満点)</h3> 「グラスナー監督がウィル・ヒューズやジェフェルソン・レルマではなく、鎌田を中盤に起用したことは大胆な判断だったが、その判断は功を奏した」 「鎌田は最高のパフォーマンスを見せ、アシストを狙う場面もあったが、終盤にサールがヘディングシュートを放つも惜しくも枠を外れた」 <h3>◆イギリス『デイリー・メール』/ 7.5点(10点満点)</h3> 「興味深い先発の抜擢だったが、彼とウォートンが中盤を支配し、監督の信頼に応えて自信に満ちたプレーを見せた」 <h3>◆イギリス『フットボール・ロンドン』/ 8点(10点満点)</h3> 「中盤で多くのこぼれ球やルーズボールを拾い、精力的にディフェンスを固め、ピッチの重要なエリアでパレスの攻勢を支えた」 「パレスの攻撃も支え、残り10分でサールへ見事なクロスを送りなど、創造性豊かなプレーを見せた」 <span class="paragraph-title">【動画】鎌田大地もフル出場、クリスタル・・パレスが決勝進出</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="BROqirt4d74";var video_start = 304;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.27 16:05 Sun3
サウジ戦のパフォーマンスが低調だったのは消化試合だったから?/六川亨の日本サッカー見聞録
3月25日に埼玉スタジアムで開催された日本対サウジアラビア戦は、FW前田大然やMF伊東純也が惜しいシュートを放ったものの最後までサウジアラビアの堅守を崩すことはできず、0-0のドローに終わった。日本は今予選で初めてノーゴールに終わったが、勝点1を積み上げたことで勝点を20に伸ばし、グループCの首位突破を決めた。 ケガで上田綺世、守田英正、三笘薫の主力を欠いたものの、田中碧や中村敬斗が代役を果たす選手層の厚さをみせた。さすがに前田には、上田のようなポストプレーは期待できないものの、前線からの鋭い出足によるプレスやパスカットなどで持ち味を発揮した。 0-0のドローに終わったのは、サウジアラビアが「日本で試合をする場合にオープンな試合はできない」とエルヴェ・ルナール監督が振り返ったように、5-4-1の布陣から、前線の選手もリトリートして体力の消耗を防ぐ超守備的な戦い方を選択したからだった。 そのおかげで、「0-0の今日の結果は満足している」(ルナール監督)と狙い通り勝点1を獲得。2位のオーストラリアとは3勝点差のまま、残り2試合(バーレーンとオーストラリア)にストレートインの2位浮上に望みをつないだ。 試合の正直な感想を言えば、「消化試合のため低調なパフォーマンスも仕方がない」といったところ。すでにW杯出場を決めている。試合が終わればすぐに所属チームに戻り、熾烈な終盤戦が待っている。前述した3人のように「ケガはしたくない」というのが本音だろう。 久保建英は相変わらずクオリティの高いプレーを随所に披露したし、中村も果敢なドリブル突破を仕掛けた。田中は前田に決定的なパスを出しただけでなく、鎌田大地がボールをロストした際は全力でプレスバックしてボールを奪い返すなど攻守に貢献した。 しかし、伊東に決定的なスルーパスを出したものの、鎌田はサウジアラビアの厳しいマークにも遭い、簡単にボールを奪われるシーンが目立った。ボール際の攻防では粘り強さがなく、デュエルの強度も低い。淡泊な印象を受けたのはケガを恐れたからではないかと感じた。 同じことは交代出場の堂安律にも言えて、ボールを持ってもほとんど仕掛けず、味方へのパスに終始した。さすがにボランチと3BKは失点のリスクがあるだけに、いつものようにプレーしていたが、攻撃系の選手は「消化試合」と割り切ってしまえば、無意識のうちに手を抜いていたとしても仕方がないだろう。 かつて2002年の日韓W杯の予選抽選会が釜山のコンベンションホールで開催された。その結果、ドイツはイングランドと同じグループでW杯出場を争うことになった。その際、会場にいたドイツ人記者のマーティン・ヘーゲレ氏に「大変なことになりましたね」と声を掛けたところ、彼は「予選はこれぐらいの緊張感があった方がいい」と事もなげに答えた。 その余裕から「さすがはW杯の常連国」と感心してしまった記憶がある。結果はイングランドが首位で予選を突破して、ドイツはプレーオフ経由で出場権を獲得。そして本大会では決勝でブラジルに敗れたものの、見事ファイナリストに勝ち進んだ。 そうしたヒリヒリするような緊張感は、今回の最終予選ではスタートから日本が圧勝したせいもあり早々に消えた。「負けることはないだろう」と余裕を持って取材ができて、W杯出場を決めた直後のサウジアラビア戦でも緊張感を体験することはまったくできず、ゴールを渇望するサポーターの大声援が試合を盛り上げていた印象が強い。 たぶん6月の2試合も「消化試合」という印象は拭えず、それは10月の11月のキリンチャレンジ杯でも続くことだろう。ヨーロッパ勢の出場は難しく、アフリカや中南米の国々との対戦が予想されるからだ(アルゼンチンやブラジルが相手なら変わってくるかもしれないが)。 それはそれで、「贅沢な悩み」と言えるかもしれない。そしてもう1つ、森保一監督は「2チーム、3チームぶん」の戦力の底上げと成熟度を今後の課題として指摘した。ただし、これも個人的な感想だが、現代表のスタメンと交代選手の起用法はほとんど予想できる。 このため森保ジャパンの“マンネリ感"も感じずにはいられない。かといって、現在のメンバーに、新たに見てみたい選手がいるかといえば、マインツのボランチ佐野海舟くらいで、FW陣には見当たらない。 W杯まであと1年ほど。ストロングヘッダーの出現を今年のJリーグでは期待したいと思っている。 2025.03.28 19:00 Fri4
日本代表スタメン発表! 前田大然や高井幸大が先発、W杯出場決定のバーレーン戦から6名変更【2026W杯アジア最終予選】
25日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第8節のサウジアラビア代表戦に臨む日本代表のスターティングメンバーが発表された。 5日前のバーレーン代表戦で史上最速のW杯出場を決めた日本。上田綺世や守田英正が離脱したなか、別メニュー調整や前日トレーニング回避の長友佑都と三笘薫がメンバー外となった。 ゴールマウスには引き続きGK鈴木彩艶。3バックは板倉滉、伊藤洋輝、高井幸大となった。 ボランチは遠藤航と田中碧。右ウイングバックは菅原由勢、左に中村敬斗が入り、シャドーは久保建英と鎌田大地。1トップは前田大然となった。 サウジアラビア戦はこの後19時35分キックオフ。テレビ朝日系列で地上波生中継、『DAZN』でもライブ配信される。 <h3>◆日本代表スタメン</h3> GK 鈴木彩艶(パルマ) DF 高井幸大(川崎フロンターレ) 板倉滉(ボルシアMG) 伊藤洋輝(バイエルン) MF 遠藤航(リバプール) 田中碧(リーズ・ユナイテッド) 菅原由勢(サウサンプトン) 中村敬斗(スタッド・ランス) 鎌田大地(クリスタル・パレス) 久保建英(レアル・ソシエダ) FW 前田大然(セルティック) <h3>◆ベンチ入りメンバー</h3> GK 大迫敬介(サンフレッチェ広島) 谷晃生(FC町田ゼルビア) DF 関根大輝(スタッド・ランス) 中山雄太(FC町田ゼルビア) 瀬古歩夢(グラスホッパー) MF/FW 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン) 南野拓実(モナコ) 堂安律(フライブルク) 伊東純也(スタッド・ランス) 旗手怜央(セルティック) 古橋亨梧(スタッド・レンヌ) 町野修斗(ホルシュタイン・キール) <h3>◆メンバー外</h3> 三笘薫(ブライトン&ホーブ・アルビオン) 長友佑都(FC東京) 2025.03.25 18:38 Tue5
鎌田大地フル出場のパレスがアストン・ビラに3発快勝で9季ぶりの決勝進出!【FAカップ】
FAカップ準決勝、クリスタル・パレスvsアストン・ビラが26日にウェンブリー・スタジアムで行われ、3-0で快勝したパレスが決勝進出を決めた。なお、パレスのMF鎌田大地はフル出場した。 今大会では下部カテゴリーの3チーム、準々決勝でフルアムと比較的組み合わせに恵まれたなか、順当にベスト4進出を決めたパレス。ファイナル進出を懸けた今回の大一番では今季公式戦で2勝1分けと相性がいいアストン・ビラと対戦した。 2-2のドローに終わった直近のアーセナル戦で好パフォーマンスを見せた鎌田は2セントラルMFの一角でスタメン起用となった。 聖地ウェンブリー独特の空気や決勝を懸けた大一番ということもあり、互いに慎重な入りを見せた。 序盤はセーフティファーストのショートパスやリスク回避の長いボールが目立つ展開となったが、徐々にアストン・ビラがボールを握る形に落ち着いた。 いずれもフィニッシュまで持ち込めないまま前半半ばを過ぎると、29分には背後へのロングボールに対してDFコンサに競り勝ったマテタがボックス内に持ち込んで右足シュートをゴールネットに流し込む。だが、これはオフサイド判定で先制点には至らず。 それでも、このプレーをきっかけにスイッチが入ったパレスは31分、サールがハイプレスでDFパウ・トーレスのパスを引っかけてマイボールにすると、ペナルティアーク付近で待つエゼに横パス。これをイーグルスの背番号10が見事な右足ダイレクトシュートでゴールネットに突き刺した。 ミス絡みの失点で追う展開となったアストン・ビラはすぐさま攻撃のギアを上げる。流れの中では決定機まで持ち込めないものの得意のセットプレーを続けて得ると、コンサのドンピシャのヘディングシュートなどでゴールに迫ったが、GKヘンダーソンを中心に集中した相手の守備を崩し切れなかった。 互いに選手交代なしで臨んだ後半。勢いを持って入ったエメリのチームはマッギン、ディーニュの鋭いミドルシュートが枠を捉えるが、いずれもパレス守護神のビッグセーブに阻まれる。 これに対して立ち上がりの守勢を凌いだパレスは51分、ボックス内でウォートンのパスを受けたエゼがカマラに倒されてPKを獲得。だが、絶好の追加点のチャンスとなったこの場面でキッカーのマテタが右を狙ったシュートは枠を外れてしまい、痛恨の失敗となった。 これで一気にアストン・ビラに流れが傾くかに思われたが、タフなグラスナーのチームはここで踏ん張る。58分、相手陣内中央でウォートンの出足鋭い潰しでショートカウンターに持ち込むと、マテタを経由したボールがペナルティアーク付近のサールに渡る。ここでセネガル代表FWが鋭いグラウンダーの右足ミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。 相手のPK失敗に付け込めずに点差を離されたアストン・ビラは直後に2枚替え。マッギンとディーニュを下げてベイリー、マートセンを同時投入。さらに、70分にはカマラとアセンシオを諦めてラムジー、バークリーをピッチに送り込んで前がかる。78分にはボックス右に持ち込んだベイリーが右足シュートを枠に飛ばすが、これはGKヘンダーソンの守備範囲。 一方、ここまで同じメンバーで戦っていたパレスは79分、マテタを下げてエンケティアを最初の交代カードとして切る。すると、この交代直後の80分にはエンケティアのポストワークを起点にボックス左の鎌田が意表を突く浮き球クロスで決定機を演出。だが、ゴール前のサールが頭で合わせたボールは枠の左に外れた。 その後、逃げ切り態勢に入ったパレスは殊勲のエゼやウォートン、ミッチェルを下げてレルマ、ヒューズ、チルウェルを続けて投入。危なげなく時計を進めると、7分が加えられた後半アディショナルタイムの94分にはエンケティアがプレスバックで奪ったボールを背後へ流すと、これに抜け出したサールが冷静にGKとの一対一を制しトドメの3点目まで奪い、勝負を決めた。 そして、今季の対アストン・ビラ無敗継続で2015-16シーズン以来の決勝進出を果たしたパレスは、5月17日にウェンブリーで行われるファイナルで、ノッティンガム・フォレストvsマンチェスター・シティの勝者と対戦する。 クリスタル・パレス 3-0 アストン・ビラ 【クリスタル・パレス】 エベレチ・エゼ(前31) イスマイラ・サール(後13、後49) 2025.04.27 03:14 Sunクリスタル・パレスの人気記事ランキング
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今季ゴール量産の前田大然にリバプールやアーセナルなどプレミアの複数クラブが関心か? 移籍金は48.3億円程度
今シーズンのセルティックで多大なる活躍を見せている日本代表FW前田大然(27)にプレミアリーグのビッグクラブが関心を持っているという。イギリス『TBR』が伝えた。 2022年1月に横浜F・マリノスからセルティックに加入した前田。今シーズンは公式戦47試合で33ゴールを記録。スコティッシュ・プレミアシップでは16ゴールを記録し、得点ランキングトップに立つとともに、シーズンMVPの最終候補に残っている。 左ウイングを主戦場としていた前田は、1月に日本代表FW古橋亨梧がスタッド・レンヌへと完全移籍したことを受けて中央でのプレーが増えることに。すると一気にゴールを量産し、1つステップを登った形となっている。 前田とセルティックの契約は2027年夏までとなっており、ブレンダン・ロジャーズ監督も今夏の移籍の可能性を示唆していたが、プレミアリーグからの関心が高まっているという。 前田の獲得に関心を持っているのは、アーセナル、リバプール、チェルシー、トッテナム・ホットスパーとのこと。さらに、アストン・ビラやブレントフォード、フルアム、クリスタル・パレス、ウェストハム、リーズ・ユナイテッドなども興味を持っているという。 前田の移籍金は約2500万ポンド(約48億3000万円)と見られており、プレミアリーグのクラブであれば手が出せる金額。前田自身は「ここにいる間は、常にセルティックのために戦い、プレーしたいと思っています。チームのために集中してプレーし続けたいです」と、セルティックのためにプレーすることを口にしていたが、セルティックが最後のクラブになるかという質問には「うーん、よく分かりません。難しい質問ですね」と、残留を明言せず、高みを目指していくことは間違いないと見られている。 2025.05.02 16:45 Fri2
鎌田大地が先発のパレスがリーグ戦4試合連続ドロー…来季CLを目指すフォレストも上位を追走できず【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第35節のクリスタル・パレスvsノッティンガム・フォレストが5日に行われ、1-1の引き分けに終わった。なお、パレスのMF鎌田大地は87分までプレーしている。 リーグ戦5試合勝利のない12位クリスタル・パレス(勝ち点45)が、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を狙う6位ノッティンガム・フォレスト(勝ち点60)をホームに迎えた一戦。パレスの鎌田は2セントラルMFの一角でスタメン起用となった。 立ち上がりから一進一退の展開が続く中、パレスは35分にチャンスを迎える。鎌田のパスからボックス左横まで駆け上がったミッチェルのクロスをファーサイドのムニョスが左足ボレーで合わせたが、シュートはGKセルスのセーブに阻まれた。 対するフォレストは、前半終了間際の44分に決定機。自陣でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、ドリブルで持ち上がったニコラス・ドミンゲスのスルーパスをウッドがワンタッチで繋ぐと、最後はボックス中央左から侵入したエランガがシュートを放ったが、これはGKヘンダーソンがセーブした。 ゴールレスで迎えた後半、先にスコアを動かしたのはパレス。57分、サールの右クロスからゴール前に走りこんだミッチェルがニコラス・ドミンゲスと交錯。主審は一度プレーを流したが、その後のオンフィールドレビューでパレスにPKが与えられると、これをエゼがゴール左に決めた。 先制を許したフォレストは63分にセットプレーからチャンス。ボックス左横でニコ・ウィリアムズが倒されて獲得したFKからエランガが直接ゴールを狙ったが、これはGKヘンダーソンに弾かれた。 さらにフォレストは、これで獲得した右CKのこぼれ球をボックス手前で拾ったニコ・ウィリアムズがワントラップから右足でゴールを狙うと、ボックス内のムリージョにディフレクトしたボールがゴール右に吸い込まれた。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、パレスは83分にセットプレーの流れからチャンス。ボックス左でロブパスを収めたグエイのクロスをエンケティアがフリックし、最後はファーサイドのラクロワが頭で合わせたが、これは枠の上に外れた。 その後も終盤にかけて猛攻を仕掛けるパレスは、87分に鎌田を下げてレルマを投入。すると91分、サールの右クロスのこぼれ球をボックス内で拾ったエゼがシュート。これをゴール前のエンケティアが押し込んだが、オフサイドの判定でゴールは取り消された。 結局、試合はそのまま1-1でタイムアップ。リーグ戦4試合連続ドローのパレスは6試合勝利なしとなっている。 クリスタル・パレス 1-1 ノッティンガム・フォレスト 【クリスタル・パレス】 エベレチ・エゼ(後15) 【フォレスト】 ムリージョ(後19) 2025.05.06 07:35 Tue3
2度のリードを生かせずドローのアーセナル、アルテタ監督は結果とパフォーマンスに不満
アーセナルのミケル・アルテタ監督が23日にホームで行われ、2-2で引き分けたプレミアリーグ第34節クリスタル・パレス戦を振り返った。 来週にチャンピオンズリーグ準決勝1stレグのパリ・サンジェルマン戦を控えるアーセナルは、サカをベンチスタートとして臨んだ中、開始3分にFKからDFヤクブ・キヴィオルがヘディングシュートを決めて先制。 その後、27分にCKのサインプレーから追いつかれたアーセナルは42分にFWレアンドロ・トロサールが勝ち越しゴールを挙げるも、終盤の83分にDFウィリアム・サリバのミスを突かれて引き分けに終わった。 負けなかったことで今日でのリバプールの優勝は阻止した形だが、アルテタ監督は結果とパフォーマンスに不満を持っている。 「結果とパフォーマンスに失望している。試合を支配するための一貫性が足りていない。これはサッカーの一部であり、勝ち点2を失うことになった。難しい局面でもある。今日の試合の多くの場面においてもっと良いプレーができたはずだ。今日の相手はとても組織的で称賛に価するが、我々はもっと良いプレーをしなければならない。とても難しい試合になることがあるが、それがプレミアリーグで求められる基準だ」 アーセナルは来週、チャンピオンズリーグ準決勝1stレグでパリ・サンジェルマンと対戦する。 2025.04.24 09:30 Thu4
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クリスタル・パレスの日本代表MF鎌田大地が高い評価を受けている。 26日、クリスタル・パレスはFAカップ準決勝でアストン・ビラと対戦。鎌田は先発フル出場を果たした。 プレミアリーグで上位を争うアストン・ビラとの一戦。クリスタル・パレスはアーセナルとミッドウィークのリーグ戦で引き分けた中、31分にエベレチ・エゼが先制ゴールを決めると、後半にはイスマイラ・サールが2ゴールを決めて3-0で勝利を収め、9年ぶりのFAカップ決勝進出を果たした。 鎌田は攻守で躍動し、チームの決勝進出に貢献。高い評価を得ていた。 <h3>◆イギリス『The Standard』/ 7点(10点満点)</h3> 「グラスナー監督がウィル・ヒューズやジェフェルソン・レルマではなく、鎌田を中盤に起用したことは大胆な判断だったが、その判断は功を奏した」 「鎌田は最高のパフォーマンスを見せ、アシストを狙う場面もあったが、終盤にサールがヘディングシュートを放つも惜しくも枠を外れた」 <h3>◆イギリス『デイリー・メール』/ 7.5点(10点満点)</h3> 「興味深い先発の抜擢だったが、彼とウォートンが中盤を支配し、監督の信頼に応えて自信に満ちたプレーを見せた」 <h3>◆イギリス『フットボール・ロンドン』/ 8点(10点満点)</h3> 「中盤で多くのこぼれ球やルーズボールを拾い、精力的にディフェンスを固め、ピッチの重要なエリアでパレスの攻勢を支えた」 「パレスの攻撃も支え、残り10分でサールへ見事なクロスを送りなど、創造性豊かなプレーを見せた」 <span class="paragraph-title">【動画】鎌田大地もフル出場、クリスタル・・パレスが決勝進出</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="BROqirt4d74";var video_start = 304;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.27 16:05 Sun5