アーセナルが痛恨のホーム初黒星で連勝が「3」で止まる…ハマーズの堅守速攻に大苦戦でルイス=スケリー退場も響く【プレミアリーグ】
2025.02.23 02:23 Sun
アーセナルが痛恨敗戦
プレミアリーグ第26節、アーセナルvsウェストハムが22日にエミレーツ・スタジアムで行われ、アウェイのウェストハムが0-1で勝利した。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。2位のアーセナルは前節、ハヴァーツの長期離脱によって前線に緊急事態が発生したなか、途中出場でセンターフォワード起用となったメリーノの2ゴールの活躍でレスター・シティに2-0の勝利を収めた。これでリーグ3連勝を達成したアルテタのチームは、16位のウェストハムとのロンドン・ダービーで4連勝を狙った。
レスター戦からは先発2人を変更。ルイス=スケリー、スターリングに代えてカラフィオーリ、メリーノを起用し、メリーノが最前線に入った。
[5-3-2]の後ろ重心で臨んだウェストハムに対して、立ち上がりからボールを保持して押し込むアーセナル。立ち上がりは外回しでボールを動かしながら、ウーデゴールやヌワネリらが中央での崩しも狙っていく。
ボックス内とバイタルエリア付近にしっかりと人数をかけて守る相手に攻めあぐねる状況が続くアーセナル。セットプレーを交えながらボックス付近で再三足を振っていくが、カラフィオーリの枠内シュートはGKアレオラの守備範囲。さらに、相手の寄せが気になったか、シュート精度を欠く場面も散見された。
攻めあぐねた上にビハインドまで背負う最悪な流れとなったアーセナルだが、後半も同じメンバーでスタート。攻勢を仕掛けていくなかでトロサールらが際どいシュートも放った。
ただ、攻撃に一工夫がほしいアルテタ監督はライスとカラフィオーリを下げてジンチェンコ、ルイス=スケリーを56分に同時投入。これによって攻撃が活性化されたものの、結果的に交代が裏目に出ることになった。
73分、ハーフウェイライン付近でボールを受けたルイス=スケリーがクドゥスに潰されてボールを失うと、思わず後方から引き倒す形で止めてしまう。当初、主審はイエローカードを掲示したが、オンフィールド・レビューの末にDOGSOと判断されて決定機阻止でのレッドカードに変更された。
10人でビハインドを追う展開となったホームチームはヌワネリに代えてスターリング、サリバに代えてホワイトとより攻撃的なフレッシュな選手を終盤に送り込んでゴールを目指す。後半最終盤には得意のセットプレーやリスクを冒した攻撃から幾度かチャンスも作ったが、ボックス内でのホワイトのシュートが枠を外れるなど、GKラヤも攻撃参加を見せた決死の試みは実らず。
この結果、ハマーズとのダービーで痛恨の敗戦となったアーセナルは今季のホーム初黒星でリーグ連勝が「3」でストップした。
アーセナル 0-1 ウェストハム
【ウェストハム】
ジャロッド・ボーウェン(前44)
レスター戦からは先発2人を変更。ルイス=スケリー、スターリングに代えてカラフィオーリ、メリーノを起用し、メリーノが最前線に入った。
ボックス内とバイタルエリア付近にしっかりと人数をかけて守る相手に攻めあぐねる状況が続くアーセナル。セットプレーを交えながらボックス付近で再三足を振っていくが、カラフィオーリの枠内シュートはGKアレオラの守備範囲。さらに、相手の寄せが気になったか、シュート精度を欠く場面も散見された。
相手陣内でハーフコートを継続するアーセナルに対し、ウェストハムは防戦一方とはならず、幾度かボーウェンやクドゥスを起点にロングカウンターも仕掛けていく。すると、前半終了間際の44分には自陣ボックス付近でのボール奪取からボーウェンとワン=ビサカの2人でロングカウンターを発動。最後は右サイド深くでワン=ビサカが丁寧に折り返したボールを、ゴール前でうまくフリーとなったボーウェンがヘディングで合わせ、プレミアリーグ通算50点目を記録。アウェイチームがしたたかに先手を奪った。
攻めあぐねた上にビハインドまで背負う最悪な流れとなったアーセナルだが、後半も同じメンバーでスタート。攻勢を仕掛けていくなかでトロサールらが際どいシュートも放った。
ただ、攻撃に一工夫がほしいアルテタ監督はライスとカラフィオーリを下げてジンチェンコ、ルイス=スケリーを56分に同時投入。これによって攻撃が活性化されたものの、結果的に交代が裏目に出ることになった。
73分、ハーフウェイライン付近でボールを受けたルイス=スケリーがクドゥスに潰されてボールを失うと、思わず後方から引き倒す形で止めてしまう。当初、主審はイエローカードを掲示したが、オンフィールド・レビューの末にDOGSOと判断されて決定機阻止でのレッドカードに変更された。
10人でビハインドを追う展開となったホームチームはヌワネリに代えてスターリング、サリバに代えてホワイトとより攻撃的なフレッシュな選手を終盤に送り込んでゴールを目指す。後半最終盤には得意のセットプレーやリスクを冒した攻撃から幾度かチャンスも作ったが、ボックス内でのホワイトのシュートが枠を外れるなど、GKラヤも攻撃参加を見せた決死の試みは実らず。
この結果、ハマーズとのダービーで痛恨の敗戦となったアーセナルは今季のホーム初黒星でリーグ連勝が「3」でストップした。
アーセナル 0-1 ウェストハム
【ウェストハム】
ジャロッド・ボーウェン(前44)
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現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon4
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.9 “フェイマス・バックフォー”クラブ史上2度目のダブル/アーセナル[1997-98]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.9</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1997-98シーズン/アーセナル 〜フェイマス・バックフォー〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1997-98arsenal.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:アーセン・ヴェンゲル(48) 獲得タイトル:プレミアリーグ、FAカップ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">クラブ史上2度目のダブル</div> 1997-98シーズンは、アーセン・ヴェンゲル監督が初めてシーズンを通してチームを指揮したシーズンだった。1996-97シーズンの途中にアーセナルの指揮官に就任したヴェンゲル監督は、新たなトレーニングメソッドや選手たちのプライベートに関する制限、外国人選手の積極的な招へいなど、クラブに多くの変化をもたらした。 プレミアリーグでは、開幕から第12節まで負けなしで首位に立った。しかし、11月に行われた4試合のうち3試合で敗れるなど、中盤に失速する。それでも、年明け以降に再び調子を取り戻すと、第33節から5連勝を達成するなどし、首位を奪還。最終的には、マンチェスター・ユナイテッドを1ポイント差で退け、7シーズンぶりにリーグタイトルを戴冠した。 さらに、このシーズンのアーセナルはFAカップでも躍進。準々決勝と準決勝で、それぞれウェストハムとウォルバーハンプトンを下して決勝に進出する。決勝では、ニューカッスルを相手にオーフェルマルスとアネルカのゴールで勝利。1970-71シーズン以来、クラブ史上2度目となるダブルを達成した。そして、英国4協会以外の出身者で初めてプレミアリーグを制した指揮官となったヴェンゲル監督は、年間最優秀監督賞を受賞した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">フェイマス・バックフォー</div> 今でこそ攻撃的なフットボールで知られるアーセナルだが、1990年代以前は非常に守備的なスタイルで、「1-0の退屈なチーム」などと嘲笑されることも多かった。それでも、ヴェンゲル監督の就任以降は、徐々にスペクタクルなチームへと変貌。1997-98シーズンのチームの強みは未だ守備にあったが、攻撃でも見どころ十分だった。 GKには、イングランド代表の守護神でもあるシーマンが君臨。“フェイマス・バックフォー”と呼ばれた名高い最終ラインでは、ディフェンスリーダーのアダムスを中心に、ウィンターバーン、ディクソンという守備的ながらも安定感抜群の両サイドバックが不動のレギュラーを務める。アダムスの相棒には、現在のアーセナルコーチであるボールド、そしてキーオンと、フィジカルコンタクトに優れる両名が名を連ねた。 セントラルMFは、強靭なフィジカルとフットボールセンスを併せ持つヴィエラと、左利きのプレーメーカーであるプティのコンビが磐石。攻撃的にシフトする際には、テクニシャンのプラットも控えていた。そして、右サイドにはバランスの優れる万能型MFパーラー。左サイドのオーフェルマルスは当時、世界有数のウインガーとして名を馳せ、右足で持ち出す縦突破は、分かっていても止められないレベルにあった。 最前線にも魅力的な選手たちが在籍していた。ベルカンプはゴールだけでなくアシストでも貢献した。当時のアーセナルのスターだったイアン・ライトは現代で言うバロテッリのような“愛すべき悪童”的存在。1991年からアーセナルのために多くのゴールを挙げ続けたイングランド人FWも当時34歳とキャリア終盤だったが、驚異的なダッシュ力と豪快なシュートは健在で、多くのゴールを陥れた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWデニス・ベルカンプ(28)</span> 内に秘める闘争心と氷のような冷静さを併せ持つオランダの天才ストライカーは、卓越したボールテクニックと決定力を遺憾なく発揮。公式戦40試合に出場して22ゴールを記録しただけでなく、ゲームメークやアシストでも多大な貢献を果たした。その結果、選手が選ぶPFA年間最優秀選手賞と、記者が投票で選出するFWA年間最優秀選手賞をダブルで受賞する快挙を達成している。 2019.04.07 22:00 Sun5