ジャクソン&エンソ2戦連発チェルシーがリーグ連勝! 不振ビラは公式戦8試合勝利なし【プレミアリーグ】
2024.12.02 00:51 Mon
プレミアリーグ第13節、チェルシーvsアストン・ビラが1日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが3-0で快勝した。3位のチェルシーは前節、指揮官マレスカの古巣であるレスター・シティ相手に2-1の勝利。リーグ3試合ぶりの白星を挙げた。さらに、ほぼスタメン全員を入れ替えたカンファレンスリーグ(ECL)ではハイデンハイムとの無敗対決に2-0で勝利した。難敵とのホームゲームではリーグ前節から先発3人を変更。バディアシルとマドゥエケ、フェリックスに代えてラヴィア、サンチョ、ペドロ・ネトを起用。カイセドを右サイドバックに配置する変化を見せた。
対して8位のアストン・ビラは前節、クリスタル・パレス相手の2-2のドローで公式戦連敗を「4」でストップ。ただ、チャンピオンズリーグ(CL)のユベントス戦を0-0のドローで終え、公式戦7試合未勝利とエメリ体制で初めて大きな壁にぶつかっている。この一戦ではベンチ外のオナナを除き現状のベストメンバーで臨んだ。
立ち上がりから球際で激しくやり合いつつ、相手の後方からの繋ぎに対して連動したプレスで制限をかけ合う。やや拮抗した入りとなったが、早い時間帯にスコアが動く。
7分、右サイドを起点に押し込んだチェルシーはボックス手前左のルーズボールに反応したククレジャがフィロジーンとの競り合いを制してボックス左に持ち込んで低いクロスを供給。これをゴール前に飛び込んだジャクソンが左足で合わせると、左ポストを叩いてゴールネットを揺らした。
ここからしばらく一進一退の攻防が続くが、アストン・ビラのミスを突いたチェルシーが20分過ぎから続けて決定機を創出。23分、高い位置でのボール奪取からパーマーのミドルシュートでゴールを脅かすと、直後にはGKマルティネスとDFのコミュニケーションミスによってボックス内で得た間接FKからパーマーのシュート、ビルドアップでのマルティネスのミスパスを奪ったジャクソンにビッグチャンスが舞い込むが、仕留め切れない。
それでも、36分には中盤でのイーブンボールを制した流れから中央でのパス交換でボックス手前右のパーマーから中央で横パスを受けたエンソ・フェルナンデスがワントラップから右足アウトを使った低弾道のシュートをゴール右隅に突き刺し、ジャクソンに続いて2試合連続ゴールとした。
これで完全に主導権を握ったチェルシーは3点目こそ奪えなかったものの、ワトキンスの2度の際どいボックス内での仕掛けを冷静に凌いで前半を終えた。
迎えた後半、アストン・ビラは前半で負傷した守護神マルティネスを下げて控えGKオルセンをハーフタイム明けに投入。立ち上がりにはマッギンが左サイドでの裏抜けから決定機を迎えるが、GKサンチェスの好守に遭う。
一方、後半も危なげなくゲームをコントロールするチェルシーだったが、60分にはハムストリングを痛めたフォファナがプレー続行不可能となり、バディアシルのスクランブル投入を余儀なくされた。
後半はアストン・ビラが盛り返したことで、試合は拮抗したものの、要所を締めるチェルシーが決定機まで持ち込ませず。その後、後半半ばを過ぎて互いに交代カードを切っていくなか、ブルーズのエースが試合を動かした。
83分、ボックス手前で得たFKの流れからマドゥエケのパスを足元に受けたパーマーが左への持ち出しからペナルティアーク付近で左足を一閃。ゴール前の密集を抜けた鋭いシュートがゴール左隅へ突き刺さった。
これで勝利を決定づけたホームチームは相手に一矢報いることも許さぬ見事なゲーム運びで3-0の完勝。リーグ連勝を達成した。一方、敗れたアストン・ビラは公式戦8試合未勝利と厳しい戦いが続く。
チェルシー 3-0 アストン・ビラ
【チェルシー】
ニコラス・ジャクソン(前7)
エンソ・フェルナンデス(前36)
コール・パーマー(後38)
対して8位のアストン・ビラは前節、クリスタル・パレス相手の2-2のドローで公式戦連敗を「4」でストップ。ただ、チャンピオンズリーグ(CL)のユベントス戦を0-0のドローで終え、公式戦7試合未勝利とエメリ体制で初めて大きな壁にぶつかっている。この一戦ではベンチ外のオナナを除き現状のベストメンバーで臨んだ。
7分、右サイドを起点に押し込んだチェルシーはボックス手前左のルーズボールに反応したククレジャがフィロジーンとの競り合いを制してボックス左に持ち込んで低いクロスを供給。これをゴール前に飛び込んだジャクソンが左足で合わせると、左ポストを叩いてゴールネットを揺らした。
ジャクソンの2試合連続ゴールでホームチームが幸先よく先制に成功したが、アストン・ビラも防戦一方の展開には持ち込ませず。要所で相手のハイプレスをかいくぐり、疑似カウンターの形で一気に前進。15分には馬力のある仕掛けでゴール前に抜け出したワトキンスに決定機も、GKとの一対一はロベルト・サンチェスの好守に阻まれる。
ここからしばらく一進一退の攻防が続くが、アストン・ビラのミスを突いたチェルシーが20分過ぎから続けて決定機を創出。23分、高い位置でのボール奪取からパーマーのミドルシュートでゴールを脅かすと、直後にはGKマルティネスとDFのコミュニケーションミスによってボックス内で得た間接FKからパーマーのシュート、ビルドアップでのマルティネスのミスパスを奪ったジャクソンにビッグチャンスが舞い込むが、仕留め切れない。
それでも、36分には中盤でのイーブンボールを制した流れから中央でのパス交換でボックス手前右のパーマーから中央で横パスを受けたエンソ・フェルナンデスがワントラップから右足アウトを使った低弾道のシュートをゴール右隅に突き刺し、ジャクソンに続いて2試合連続ゴールとした。
これで完全に主導権を握ったチェルシーは3点目こそ奪えなかったものの、ワトキンスの2度の際どいボックス内での仕掛けを冷静に凌いで前半を終えた。
迎えた後半、アストン・ビラは前半で負傷した守護神マルティネスを下げて控えGKオルセンをハーフタイム明けに投入。立ち上がりにはマッギンが左サイドでの裏抜けから決定機を迎えるが、GKサンチェスの好守に遭う。
一方、後半も危なげなくゲームをコントロールするチェルシーだったが、60分にはハムストリングを痛めたフォファナがプレー続行不可能となり、バディアシルのスクランブル投入を余儀なくされた。
後半はアストン・ビラが盛り返したことで、試合は拮抗したものの、要所を締めるチェルシーが決定機まで持ち込ませず。その後、後半半ばを過ぎて互いに交代カードを切っていくなか、ブルーズのエースが試合を動かした。
83分、ボックス手前で得たFKの流れからマドゥエケのパスを足元に受けたパーマーが左への持ち出しからペナルティアーク付近で左足を一閃。ゴール前の密集を抜けた鋭いシュートがゴール左隅へ突き刺さった。
これで勝利を決定づけたホームチームは相手に一矢報いることも許さぬ見事なゲーム運びで3-0の完勝。リーグ連勝を達成した。一方、敗れたアストン・ビラは公式戦8試合未勝利と厳しい戦いが続く。
チェルシー 3-0 アストン・ビラ
【チェルシー】
ニコラス・ジャクソン(前7)
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チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が、ニューカッスル・ユナイテッド戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 27日、プレミアリーグ第9節でチェルシーはホームにニューカッスルを迎えた。 前節はリバプール相手に敗れたチェルシー。連敗は避けたいところだったなか、18分にニコラス・ジャクソンがゴールを奪い先制に成功する。 しかし、32分にアレクサンダー・イサクのゴールで追いつかれることに。それでも後半早々の47分、コール・パーマーがネットを揺らし、2-1で勝利を収めた。 試合後、マレスカ監督はチームの戦い方を称え、しっかりと勝利を収められたことを喜んだ。 「今日のパフォーマンスには非常に満足している。ボールを持っている時、我々は信じられないくらい素晴らしかった」 「良いコンビネーションがいくつかあり、試合の準備の仕方はまさにそれだった。ボールを持っていない時、彼らは共に戦い、勝利にふさわしいことを証明した。これは重要なことだ」 この試合では、右サイドバックのリース・ジェームズを左サイドバックに配置。マロ・グストを右に置くと、中盤でもコール・パーマーをトップ下ではなく左サイドに配置するなど、選手の配置に変更を加えていた。 「我々は何か違うことをしようとした。リースを左サイドに、コールを今シーズン初めて左サイドに移動させた。その理由は、サイドから攻撃を仕掛けるためだが、もっと大きな理由はマロを右サイドに置いたことだ。結果的にとても上手くいった」 また、チームとしてカウンターではなく、ボールをしっかりと保持し、ポゼッションしてから戦うことを選択した理由についても言及。ニューカッスルに隙を与えないための戦い方だったと明かした。 「問題は、素早い攻撃をすれば、素早い攻撃を相手にも許してしまうということだ。それは我々の考えではないし、我々のサッカーでもない」 「今日は片側にペドロ(・ネト)、もう片側にノニ(・マドゥエケ)、ポケットにはコール(・パーマー)、マロ(・グスト)、そしてニコ(ニコラス・ジャクソン)がいた。彼らはパスを回すのも上手く、ファイナルサードにやってきてゴールを決めることもできる」 「このような試合では、攻撃する前に15回か20回のパスをする必要がある。2回のパスで攻撃したい場合、距離が長いので、相手はボールを回収し、問題を起こしたりもできる」 「だから、私が『落ち着いて、落ち着いて、落ち着いて、パスを出して』と叫んでいたのは、アップダウンする試合にしたら、相手に全てを破壊されてしまうからだった」 <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> <span class="paragraph-title">【動画】変化を加えたチェルシーがニューカッスルを下す!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="22bVlnFMB4c";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> 2024.10.28 10:55 Mon4
「僕がPKのキッカー」PKで揉めたチェルシー、4ゴールのパーマーが振り返る「口論は少し行き過ぎたかも」
チェルシーのイングランド代表MFコール・パーマーが、PKを巡る騒動について言及した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 15日、プレミアリーグ第33節でチェルシーはエバートンをホームに迎えた。 今シーズンもチームは低迷する中、なんとか来シーズンのヨーロッパ行きを目指して残り試合を戦っている状況。一方で、エバートンは勝ち点剥奪の状況もあり、残留争い真っ只中となっている。 試合はそのパーマーが躍動。13分に先制ゴールを奪うと、18分、29分と開始30分でハットトリック達成。前々節のマンチェスター・ユナイテッド戦に続くハットトリックを記録した。 さらに1点を加えて迎えた64分にちょっとしたトラブルが発生。チェルシーがPKを獲得すると、パーマーが蹴ろうとする中で、PKを獲得したノニ・マドゥエケが自身が蹴りたいとアピール。さらに、そこに止めに入ったのか、蹴りたいと申し出たのか、ニコラス・ジャクソンも加わる異様な事態となったが、コナー・ギャラガーが2人を制してパーマーがキッカーに。これをしっかりと決めて、4ゴールを記録。試合は6-0で圧勝となった。 この4ゴールで得点数を20に伸ばし、マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドと並んで得点ランキングトップに立ったパーマー。『スカイ・スポーツ』でPKのシーンについて言及した。 「他の選手たちはそれを蹴りたがったけど、4-0だったから理解はできる」 「でも、僕がPKのキッカーだ。そして、僕は蹴りたかった。だから、最終的には僕が蹴ることとなった」 「僕たちは誰もが責任を負いたいと思っているということを示そうとしているだけだ。口論は少し行き過ぎたかもしれないけど、誰もが助けたいと思っている」 「大したことではない。僕たちは笑いながら冗談を言っていた。監督は僕たちに今話してくれたよ」 マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、醜いシーンを見せてしまったことに対し、「残念だ。我々はこのような振る舞いをしてはいけない。彼らに『このような振る舞いはこれで最後だ』と伝えた」とコメント。「素晴らしいチームになりたいのであれば、我々は変わり、集団として考える必要がある」と語り、若いチームが故のことでありながら、プロとしてみっともない姿だったと糾弾した。 マドゥエケもジャクソンも本気でPKを蹴る気でいたように思えるが、パーマーはしっかりと決めてチームを牽引。ポジティブな要素が少ないシーズンの中での奮起は残り数試合でも期待される。 <span class="paragraph-title">【動画】本当に冗談を言っていたのか? PKキッカーで揉めるチェルシーの一部始終</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="NqhBGC2CZEc";var video_start = 35;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.16 18:05 Tue5
チェルシーFWジャクソンがSNS上で人種差別被害…クラブ&指揮官がサポート
チェルシーのセネガル代表FWニコラス・ジャクソンが人種差別の被害を受けた。 20日に行われ、0-1で敗北したFAカップ準決勝のマンチェスター・シティ戦に先発したジャクソン。センターフォワードとして幾度かチャンスが巡ったが、決め切れず、個人としても悔しい結果に終わった。 イギリス『BBC』によると、SNS上では今季のここまで公式戦13ゴールの22歳FWを巡る批判が人種差別的なものに発展しているようで、事態を重くみたチェルシーは声明を出したという。 「社会にいかなる形の差別も許される余地などなく、我々はこのような類の件を一切寛容するつもりもない。クラブはあらゆる刑事訴追を支持し、シーズンチケット保有者、あるいは会員であるのがわかった個人に対しては入場禁止を含め、可能な限りの強力な措置を講じる」 また、率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督も23日に敵地で行われるプレミアリーグ第29節延期分のアーセナル戦に向けた会見で、信頼揺るがずを強調した。 「彼は我々の主力ストライカーで、フィットする唯一のストライカー。彼はファンタスティックだし、チームのために素晴らしい仕事をしている。走ったり、ゴールを決めたり、アシストをしたりね」 「移籍初年度のシーズンであり、スペインから来た若い選手で、スペインでの経験もそれほど多くないんだ。(ディディエ・)ドログバのようなアイコン的な選手と比べるなら、今の彼は明らかに劣る」 「だが、彼は私のサポートを受けていくことだろう。仮にゴールを決められなくてもだ。彼はクラブとチームメイトのために戦っているし、チャンスを作り出してくれている。良くなるには時間が必要だ」 「来季は確実により良くなるはず。それは間違いないよ」 2024.04.23 14:50 Tueチェルシーの人気記事ランキング
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【プレミアリーグ第13節プレビュー】8pt差で迎える頂上決戦に、フライデーナイトに三笘vs菅原!
先週末に行われた第12節ではリバプール、チェルシー、アーセナルといった上位陣が揃って勝利した一方、トッテナムとのビッグマッチで惨敗したマンチェスター・シティが唯一の取りこぼしとなった。 11月最後の一節となる第13節では首位のリバプールと、2位のマンチェスター・シティが8ポイント差で迎える頂上決戦が開催される。 リバプールは前節、最下位のサウサンプトンに3-2の勝利。MFソボスライの今季リーグ戦初ゴールで早々に先制したが、前半終盤と後半序盤の連続失点によって逆転を許した。だが、そこからFWサラーが連続ゴールを挙げてシーソーゲームを制した。 さらに、直近のチャンピオンズリーグ(CL)では8戦未勝利(1分け7敗)の天敵レアル・マドリーをアンフィールドで迎え撃った大一番に2-0の完勝。MFマク・アリスター、途中出場のFWガクポのゴールに加え、GKケレハーの見事なPKストップの活躍によってCL5連勝を成し遂げた。その試合でいずれも軽傷を負ったDFコナテ、DFブラッドリーの状態は懸念も、DFアレクサンダー=アーノルドに復帰の目途が立っており、絶不調の王者を良い状態で迎え撃つ。 対する4連覇中の王者シティは前節、要塞エティハドで苦手トッテナムに0-4の惨敗。プレミアリーグでは36試合、公式戦では52試合ぶりとなるホームゲームでの敗戦を喫した。続くCLではフェイエノールト相手にFWハーランドの2ゴールに、MFギュンドアンのゴールによって3点を先行したが、DFグヴァルディオルの2試合連続の軽率ミスをきっかけにバタつくと、3点差を追いつかれての痛恨ドローに。公式戦連敗は「5」でストップも負けに等しいホームでの勝ち点逸となった。 多くの修羅場を乗り越えてきたグアルディオラ監督もさすがにショックの色は濃く、難所アンフィールドでの重要な頂上決戦に向けてポジティブな材料を見いだすことができない。とはいえ、この直接対決に敗れれば、得意の後半戦での巻き返しも困難な勝ち点差となるだけに、是が非でも勝ち点を持ち帰りたい。 来週ミッドウィークに次節が行われる関係でフライデーナイトと開催となる、5位のブライトン&ホーヴ・アルビオンと最下位のサウサンプトンの一戦では、MF三笘薫、DF菅原由勢の日本人対決に注目が集まる。 ブライトンは前節、曲者ボーンマス相手に三笘の今季2点目に、FWジョアン・ペドロの1ゴール1アシストの活躍によって2-1の勝利。リーグ連勝を達成した。ここに来て守備が安定し、ジョアン・ペドロの復帰によって攻撃のクオリティが一段階上のレベルに向上。三笘もFWウェルベックやFWリュテールらとの好連携でゴールへ迫る場面も増やしており、今回の一戦で躍動が期待される。 一方、サウサンプトンは前節、絶好調のリバプール相手に割り切って後ろ重心で構えつつも、持ち味の後方からの繋ぎを活かしたロングカウンターを武器に善戦。途中出場となった菅原のPK献上がなければ、勝ち点1を獲得できた可能性もあった。ただ、同試合では今季初先発で存在感を示したFWオヌアチュ、MFララナが負傷しており、今回のシーガルズ戦では厳しい戦いを強いられそうだ。前述のミスで評価を落とした菅原は引き続きベンチスタートが見込まれるが、出場の際には三笘とのマッチアップで存在感を示したい。 3位のチェルシーは8位のアストン・ビラとの強豪対決に臨む。前節は指揮官マレスカの古巣であるレスター・シティ相手にFWジャクソンとMFエンソ・フェルナンデスの今季初ゴールによって2-1の勝利。リーグ3試合ぶりの白星を挙げた。さらに、ほぼスタメン全員を入れ替えたカンファレンスリーグ(ECL)ではハイデンハイムとの無敗対決を、FWエンクンク、FWムドリクのゴールによって2-0で勝利している。 公式戦7試合未勝利とエメリ体制で初めて大きな壁にぶつかっているアストン・ビラ相手のホームゲームでは優位に進められる可能性は高いが、ここ数試合のパフォーマンスは好調時に比べて落ちており、油断を見せれば食われる可能性も十二分にあるだけに気を引き締めて戦いたい。 復調の気配を見せる4位のアーセナルは14位のウェストハムとのロンドン・ダービーで公式戦3連勝を狙う。躍進のノッティンガム・フォレストをホームで迎え撃った前節はFWサカの1ゴール1アシストに、17歳MFヌワネリのリーグ初ゴールによって3-0の完勝。リーグ5戦ぶりの白星を挙げた。さらに、CLでは今季ここまで無敗だったスポルティングCPとのアウェイゲームに5-1で圧勝。サカ、FWマルティネッリ、FWハヴァーツの3トップ揃い踏みに加え、MFウーデゴールがフォレスト戦に続いて絶大な存在感を示した。 前回対戦では6-0の圧勝を収めているハマーズだが、昨季の公式戦では1勝2敗と負け越している相手でもあり、前節はニューカッスルに2-0の勝利を収めている侮れない相手だ。ロースコアになれば、ロンドン・スタジアム特有の圧力を感じる展開を強いられるだけに、直近2試合同様に前半からアグレッシブにゴールを目指してラクな展開に持ち込みたい。 6位のトッテナムは9位のフルアムとのロンドン・ダービーで連勝を狙う。前節はMFマディソンの28歳バースデーを祝う2ゴールなどで王者とのアウェイゲームで望外の大勝を収めたポステコグルーのチーム。ただ、序盤から安定感を欠くチームは直近7試合で勝ちと負けを交互に繰り返す不安定な戦いが目立っており、難敵フルアムとのホームゲームではその反省を活かしたいところ。直近のヨーロッパリーグ(EL)ではローマ相手に後半アディショナルタイムの土壇場失点で2-2のドローに持ち込まれており、課題のセットプレーの守備、決定力の部分の改善がダービー勝利のカギを握る。 アモリム新体制でのリーグ戦初勝利を目指す12位のマンチェスター・ユナイテッドは、15位のエバートンとのホームゲームに臨む。初陣となったイプスウィッチ・タウン戦では開始早々に先制に成功したが、以降は昇格組にほとんどの時間帯で主導権を握られ、守護神オナナの再三のビッグセーブによって1-1のドローに持ち込んだ。直近のELではボデ/グリムト相手にFWホイルンドの2ゴールで3-2と競り勝って初白星を挙げたが、攻守両面で課題は山積みだ。ここにきて負傷者が続々と復帰している点は朗報だが、前任者と大きく異なるスタイルへの移行という部分で豊富な手ごまは逆に戦術の落とし込みという部分で難しさもあるか。 その他ではMF鎌田大地が引き続きサスペンションで不在となる19位のクリスタル・パレスと、10位のニューカッスルの一戦。クーパー監督解任でファン・ニステルローイ新監督招へい迫る、暫定体制のレスターの戦いにも注目したい。 《プレミアリーグ第13節》 ▽11/29(金) 《29:00》 ブライトン vs サウサンプトン ▽11/30(土) 《24:00》 ブレントフォード vs レスター・シティ クリスタル・パレス vs ニューカッスル ノッティンガム・フォレスト vs イプスウィッチ ウォルバーハンプトン vs ボーンマス 《26:30》 ウェストハム vs アーセナル ▽12/1(日) 《22:30》 チェルシー vs アストン・ビラ マンチェスター・ユナイテッド vs エバートン トッテナム vs フルアム 《25:00》 リバプール vs マンチェスター・シティ 2024.11.29 19:30 Fri2
「今夜はいかに重要かを示すものだった」 久々先発で2アシストのサンチョをチェルシー指揮官が絶賛
チェルシーが28日のヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)リーグフェーズ第4節も勝利した。 ここまで3戦全勝のチェルシーはハイデンハイムとのアウェイ戦に臨み、2-0で勝利。前半こそ0-0だったが、後半にクリストファー・エンクンク、ミハイロ・ムドリクのゴールで首位の座をキープした。 イギリス『スカイ・スポーツ』によると、エンツォ・マレスカ監督は「2人ともよくやったし、素晴らしかった。だが、全員のおかげだと思う」と出場選手の働きを評価している。 「そのなかで、ジェイドン・サンチョはとてもよく試合をしたね。アクセル(・ディザジ)とブノワ(・バディアシル)もだ。チェーザレ(・カサデイ)もよくやった。彼らが準備しているのは重要だ」 「フィリップ(・ヨルゲンセン)だってとても良い試合をしたし、クリスト(エンクンク)もしかりだ。12月は9、10試合があるし、彼らにもさらにチャンスがある。準備をしておかないとね」 「あらゆる面で良いチャレンジだったよ。相手はハイプレスで激しくプレーしてきたが、我々は彼らが何をしようと備えておく必要があり、そのメンタリティを持ち続けておかないとだった」 また、先発復帰戦で2アシストの活躍を披露したジェイドン・サンチョにも「私はスタートした当初からジェイドンが非常に重要な存在だと言っている」ときっぱり。称賛の言葉を続ける。 「彼はメンタル面でも、フィジカル面でもフィットしてしていないといけないし、我々を大いに助けてくれるだろう。残念ながら、ここ数試合は彼を使わなかったが、今夜はいかに重要な存在かを示すものだった」 「我々はローブロックに対するファイナルサードで彼のクオリティを必要としている。大いに我々の助けになってくれるはずだ」 2024.11.29 11:25 Fri3
【ECLリーグフェーズ第4節まとめ】エンクンク&ムドリク弾でハイデンハイムとの無敗対決を制したチェルシーが首位を堅守!
28日、2024-25シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のリーグフェーズ第4節の17試合が欧州各地で行われた。 リーグフェーズ3連勝で首位に立つチェルシーは、アウェイでハイデンハイムと対戦し2-0で勝利した。 同じくリーグフェーズ3連勝中の6位ハイデンハイムに対し、バディアシル以外の先発メンバー10人を変更して臨んだチェルシーは25分にピンチ。ボックス左手前でルーズボールを拾ったヴァナーがドリブルでDFディザジとカサデイの間を突破しボックス左まで侵攻。しかし、シュートはGKヨルゲンセンが右手一本で弾き出した。 ゴールレスで前半を終えたチェルシーは、後半立ち上がりに先制する。51分、デューズバリー=ホールのスルーパスをボックス右で受けたサンチョがクロスを供給すると、相手DFにディフレクトしたこぼれ球をエンクンクがゴールに流し込んだ。 待望の先制点を奪ったチェルシーは69分にピンチ。自陣ボックス手前でボールを奪われると、ベックのパスに抜け出したヴァナーがシュート。さらにGKヨルゲンセンが弾いたボールをシエンツァに詰められたが、これもGKヨルゲンセンのファインセーブに救われた。 さらにチェルシーは79分にも、右サイドを持ち上がったシエンツァのアーリークロスからゴール前に抜け出したブレイニヒにダイビングヘッドでネットを揺らされたが、これはオフサイドの判定でゴールは取り消された。 ピンチを凌いだチェルシーは86分、デューズバリー=ホールとのワンツーでボックス右から侵入したサンチョの折り返しをボックス中央に走り込んだムドリクがダイレクトでゴール右上に突き刺し、試合を決定づける2点目を奪った。 直後の87分にブレイニヒにネットを揺らされるも、これもオフサイドの判定に救われたチェルシーはそのまま2-0で勝利。4連勝で首位を堅守している。 日本人所属クラブでは、渡辺剛とシュミット・ダニエルの所属するヘントが、ルガーノと対戦し0-2で敗戦。小田裕太郎の所属するハーツはセルクル・ブルージュと対戦し0-2で敗戦。田中亜土夢の所属するヘルシンキはパナシナイコスと対戦し1-0で勝利。森下龍矢の所属するレギア・ワルシャワはオモニア・ニコシアと対戦し3-0で勝利。小杉啓太の所属するユールゴーデンはザ・ニュー・セインツと対戦し1-0で勝利した。 ◆リーグフェーズ第4節 結果 ▽11/28(木) ハイデンハイム 0-2 チェルシー 【チェルシー】 クリストファー・エンクンク(後6) ミハイロ・ムドリク(後42) アスタナ 1-1 ヴィトーリア・ギマランイス セルクル・ブルージュ 2-0 ハーツ ディナモ・ミンスク 1-2 コペンハーゲン FCノアー 0-0 ヴィキングル・レイキャヴィーク ザンクト・ガレン 2-2 バチュカ・トポラ ボラツ 2-1 LASK モルデ 0-1 アポエル NKツェリェ 3-3 ヤギエロニア パナシナイコス 1-0 ヘルシンキ ザ・ニュー・セインツ 0-1 ユールゴーデン フィオレンティーナ 3-2 パフォス ルガーノ 2-0 ヘント ムラダー 2-1 ベティス オリンピア・リュブリャナ 1-0 ラーンFC オモニア・ニコシア 0-3 レギア・ワルシャワ ラピド・ウィーン 1-1 シャムロック・ローバーズ ▽11/27(水) イスタンブールBBSK 1-1 FCペトロクブ 2024.11.29 07:42 Fri4
浦和の参戦する“新”クラブW杯の組み合わせ抽選会が12月5日にアメリカで実施
国際サッカー連盟(FIFA)は11日、来夏のFIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)2025の組み合わせ抽選が12月5日に行われることを発表した。 来年6月のアメリカ大会から各大陸の32クラブが集う大規模コンペディションとなるクラブW杯。出場チームは続々と決まり、欧州からは過去3季のチャンピオンズリーグ(CL)王者であるマンチェスター・シティ、レアル・マドリー、チェルシーらが参戦する。 現時点で同大会に出場する31クラブが決定しており、最後の一枠には11月30日に行われるコパ・リベルタドーレス決勝戦アトレチコ・ミネイロvsボタフォゴFRの勝者が入ることとなっている。 その後、12月5日の13時(日本時間:27:00)からアメリカのマイアミで組み合わせ抽選会が行われるとのことだ。 なお、日本からは浦和レッズの出場が決まっており、アジアサッカー連盟(AFC)全体だと、浦和、アル・ヒラル(サウジアラビア)、蔚山HD(韓国)、アル・アイン(UAE)で出場4枠を占めている。 2024.11.12 08:30 Tue5