ピッチに侵入し相手GKに殴りかかった男に40年間の入場禁止処分

2023.03.21 12:30 Tue
Getty Images
ピッチに侵入し、GKに殴りかかった男への処分をクラブも発表した。事件が発生したのは、2月23日。ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント・プレーオフ2ndレグのPSVvsセビージャの試合だった。

セビージャは1stレグで3-0と快勝し、PSVは3点差以上をつけて逆転突破を目指した2ndレグ。その試合中、PSVのファンが愚行。ピッチに侵入すると、セビージャのセルビア代表GKマルコ・ドミトロビッチに向かって走っていき、パンチを繰り出していた。
侵入者のパンチはドミトロビッチにヒットしないと、その隙を突いたドミトロビッチが反撃。男を取り押さえるという勇敢な行動に出て、その後にチームメイトやスチュワードが駆けつけて男は連れ出されていた。

この男は20歳で、酒に酔い、過去にも出入り禁止になっていたとのこと。3カ月の懲役刑(うち1カ月は条件付き)に加え、2年間はフィリップス・スタジアムへ近づけない措置を与えていた。
そんな中、PSVはその男に対する処分を発表。今後40年間、本拠地であるフィリップス・スタジアムに入場できないこととなった。

近年目立つピッチへの侵入。大人もだが、子供も多く、大きな事故が起こる前になんとかしてもらいたいものだ。

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