ポルティモネンセ中村航輔はPKストップも、藤本寛也の技あり弾等でジル・ヴィセンテがベスト8へ《アリアンツ・カップ》

2022.12.15 19:00 Thu
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未来の日本代表候補が活躍を見せている。ポルトガル国内のカップ戦であるアリアンツ・カップのグループステージグループE、ポルティモネンセvsジル・ヴィセンテが行われ、0-3でジル・ヴィセンテが勝利を収めた。
ポルティモネンセの中村航輔はフル出場、川﨑修平はメンバー外。ジル・ヴィセンテの藤本寛也は66分までプレーして1得点、新井瑞希はメンバー外となっている。

ジル・ヴィセンテは序盤から幾度も危機を迎えたが、ポストやGKの好セーブもあって無失点でしのぐと、前半終了間際に藤本のシュートがボックス内で相手DFのハンドを誘発。千載一遇のチャンスを得た。

だが、ここで立ちはだかったのがGK中村。フラン・ナバーロのキックを完璧に読み切り、左隅へのシュートを見事に防ぐと、セカンドボールへもいち早く反応し、相手のファウルもあってポルティモネンセは失点を免れた。
チャンスを逸したジル・ヴィセンテだったが、直後にCKからルーカス・クーニャがヘディングでネットを揺らすと、63分には藤本が決める。

ペナルティアーク左でマイナスのパスを受けた藤本は、味方へ預けてボックス内へ侵入。リターンを収めたムリロからボールを引き取るように持ち出し、最後は左足でGK中村の頭上を越す技ありの一発を沈めた。

終盤にはフラン・ナバーロが追加点を挙げ、ジル・ヴィセンテは3-0と快勝。グループステージ突破を決めた。

ノックアウト方式となる21日の準々決勝では、グループAの首位チームと対戦。順当にいけば、ポルトが抜けると目されている。

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POで連敗…中村航輔&福井太智のポルティモネンセが2016-17シーズン以来の2部降格

プリメイラ・リーガの残留プレーオフ2ndレグが行われ、ポルティモネンセとAVSフトゥボルが対戦した。 プリメイラ・リーガでは8勝8分け18敗の勝ち点「32」で16位となり、プレーオフに回ったポルティモネンセ。対するAVSフトゥボルはセグンダ・リーガ(ポルトガル2部)で3位となり、昇格プレーオフに臨んだ。 5月26日に行われた1stレグではポルティモネンセがホームで1-2と敗れており、残留には勝利が必要な状況。GK中村航輔はベンチスタート。バイエルンからレンタル移籍中のU-20日本代表MF福井太智は中盤で先発出場を果たした。 試合は0-0で推移する中、51分にAVSフトゥボルが先制すると、ポルティモネンセは反撃できず、89分にも失点。2戦合計4-1となると、後半アディショナルタイムに1点を返すのが精一杯。2-1で敗れ、2戦合計4-2で2部降格が決定した。 なお、ポルティモネンセは2016-17シーズン以来の2部降格に。中村は、今シーズンのプリメイラ・リーガで20試合に出場。PO1stレグもフル出場したが、2ndレグは出番なしに。契約は2026年夏まで残っている。 また、福井は1月にバイエルンからレンタル移籍で加入。プリメイラ・リーガで11試合に出場し1ゴール1アシスト。プレーオフは2試合ともフル出場を果たしていた。 これにより、プリメイラ・リーガからは、ポルティモネンセ、ヴィゼラ、シャベスの下位3チームが降格。セグンダ・リーガからは、優勝したサンタ・クララ、2位のナシオナルに加え、AVSフトゥボルが昇格する。 2024.06.03 13:05 Mon

相馬勇紀がGK中村航輔からゴール! 左ワイドから一対一を仕掛けて今シーズン3点目

カーザ・ピアの日本代表MF相馬勇紀が、日本人対決でシーズン3ゴール目を記録した。 14日、プリメイラ・リーガ第29節でカーザ・ピアはアウェイでポルティモネンセと対戦した。 相馬は2シャドーの一角で先発出場。ポルティモネンセは、GK中村航輔、MF福井太智が揃って先発出場。日本人対決が実現した。 試合は前半からポルティモネンセがペースを握り、2点を先行。カーザ・ピアは苦しい展開となる中、34分に相馬が躍動した。 左のワイドにポジションを取った相馬は、パスを受けると一対一を仕掛けてボックス内に侵入。右足を振り抜くと、ブロックに入った相手DFに当たってディフレクトし、ネットを揺らした。 GK中村もシュートには反応していたが、逆を突かれてセーブできず。相馬にとっては今シーズン3点目となった。 なお、試合はその後カーザ・ピアが追いつき2-2のドローとなっている。 <span class="paragraph-title">【動画】相馬勇紀がカットインからゴール!GK中村航輔もセーブできず</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="GOVbL-uZHVg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.15 11:50 Mon

バイエルンの福井太智がポルティモネンセへ武者修行! 2026年までの契約延長も発表

バイエルンは1月31日、U-20日本代表MF福井太智(19)が今シーズン終了までポルトガルのポルティモネンセにレンタル移籍することを発表した。また、2026年6月30日まで契約を延長したことも併せて伝えられている。 福井はサガン鳥栖のアカデミー出身で、2021年3月のルヴァンカップに2種登録選手としてクラブ最年少記録となる16歳7カ月で出場し、トップチームデビュー。2022年3月には17歳でプロ契約を締結した。 その後、2022年9月にバイエルン移籍が発表され、2023年1月付けでレギオナルリーガ(ドイツ4部)に所属するセカンドチームに加入。昨年9月に行われたDFBポカール1回戦のプロイセン・ミュンスター戦ではトップチームデビュー。今シーズンここまではレギオナルリーガで15試合1ゴール、DFBポカールで1試合に出場した。 バイエルンのユース育成ディレクター、ヨッヘン・ザウアー氏は、今回の契約延長とポルティモネンセへの武者修行について以下のように説明している。 「タイチは昨年冬にアマチュアに加わり、それ以来非常に成長した。9月にはプロデビューも果たした。ポルティモネンセは、日本人選手をヨーロッパのサッカーに溶け込ませる能力で知られるクラブだ。したがって、我々はタイチがプロリーグで次のステップに進むために非常に良い条件を見つけることができると確信している」 なお、現在ポルティモネンセにはGK中村航輔、FW川﨑修平の2選手が在籍している。 2024.02.01 06:00 Thu

「セービング力はずば抜けてる」「本当に躍動感がある」中村航輔が超人的なビッグセーブで勝利に貢献「存在感がすごい」

ポルティモネンセのGK中村航輔が好セーブを見せた。 28日、プリメイラ・リーガ第19節でボアヴィスタとアウェイで対戦したポルティモネンセ。右肩のケガから復活した中村は3試合連続の先発出場となった。 試合は、前半からゴールを重ねたポルティモネンセが1-4で快勝。中村は68分に相手のCKから1失点を喫したものの、随所で超人的な反応とセーブを披露した。 まずは31分、味方のバックパスを奪われ中村はいきなり相手と1対1のピンチを迎えるも、上手く距離を詰めてゴールを許さず。そのこぼれ球でも1対1の状況となるが、持ち前の超人的な反応と味方のゴールカバーもあり防いだ。 さらに、後半に入った48分には、相手の強烈な左足ミドルを横っ飛びでセーブ。常人離れしたジャンプ力を見せた。 CKからの失点は致し方なし。Jリーグ時代からさらに凄みを増した中村のセーブには、ファンも「本当に躍動感がある」、「凄い」、「セービング力はJリーグの時からずば抜けて凄かったイメージ」、「ショットストップは現役ナンバーワン」、「存在感がすごい」と称賛の言葉を寄せている。 2023年9月に日本代表として臨んだトルコ代表戦で負った右肩のケガの影響でしばらく出場機会がなく、アジアカップ2023の日本代表メンバーには選ばれなかった中村だが、再びクラブで守護神の座を掴もうとしている。 <span class="paragraph-title">【動画】中村航輔が超人的なビッグセーブ!(1:27~、2:48~)</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="6liVp6RPbpw";var video_start = 87;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.01.29 19:25 Mon

「自信を持ってプレーできる」代表2試合目が待たれるGK鈴木彩艶、ベルギーで掴んだ自信を披露なるか「明日のゲームは今後に繋がる」

日本代表のGK鈴木彩艶(シント=トロイデン)がメディア取材に応対。チュニジア戦に向けた思いを語った。 16日、日本代表はノエビアスタジアム神戸でキリンチャレンジカップ2023のチュニジア代表戦を前にトレーニングを行った。 冒頭15分が公開された中、三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)の不参加を受けて追加招集を受けた奥抜侃志(ニュルンベルク)も全体トレーニング合流。体調不良でトレーニングに参加できていなかった中、試合にはなんとか間に合うこととなった。 トレーニング前の記者会見では、森保一監督がチュニジア戦の選手起用について「彩艶にスタートから出てもらおうかなと思っている」とコメント。代表2試合目の出場が濃厚となった。 鈴木は出番が回ってくる可能性のあるチュニジア戦について「確実に僕自身は成長していると思いますし、ゲームに継続してチームで出ている中での代表のゲームなので、自信を持ってプレーできる反面、E-1の時よりも相手のレベルが高いと思いますし、前回日本が戦って敗れている相手なので、そこはしっかりと自分自身のプレーを発揮できればと思います」と、意気込みを語った。 浦和レッズ時代は日本代表としてもプレーしたGK西川周作の前に出番がほとんどなく、カップ戦でのプレーがメインだったが、今夏シント=トロイデンへと移籍すると、日本代表GKシュミット・ダニエルの去就の関係もありポジションを奪い、プレーを続けている。 代表デビューを果たしたEAFF E-1サッカー選手権の自分との比較については「E-1の時は自チームで試合に出られていなかったですが、試合勘は今の方がレベルアップしていると思います」とコメント。「ゲームの中でも落ち着き、安定感を出す部分は成長できていると思います。安定感を出してプレーするところ、長所を出してやれるかというところですね」と、試合経験を積んだことでパフォーマンスに自信を持てているようだ。 東京オリンピックも出場選手枠が増えたことでメンバー入りした鈴木。出番はなかったが森保監督の下で経験を積むと、その後はU-22日本代表をメインに活動していたため、久々のA代表入りとなった。 それでも連係面については、東京五輪世代の選手も多く問題ないとのこと。「コミュニケーションがしっかり取れるというところではやりやすいですし、パッと集まって代表でプレーできていて自分が入っても問題なくプレーできると思います」と問題ないと語った。 カナダ代表戦ではポジションを争うGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)がPKを与えながらも自分でセーブしたが、「正直、あそこで自分がPKを与えてしまった時に、いかにメンタルを保ってプレーするか。大迫選手はそこでメンタルを保ってセーブしたと思います」と分析。「GKにとって1試合を通したメンタルの部分は大事になると思います」と、能力の1つとしてメンタルコントロールも重要だと語った。 久々の日本代表としての試合になる鈴木。チュニジア戦については「明日のゲームは今後に繋がると思います。ここまで一歩一歩成長してきたところがあるので、そこまで気負いすぎずに結果を出しながらも自分自身を表現できる試合になればと思います」とコメント。そのチュニジアの印象については「全体的にカナダよりも身長があるチームですし、ジェバリ選手をはじめ前に早い選手が多いので、スペースのカバーをしたいと思います。クロスも多くなると思うので、特長を出したいと思います」と、ハイボールの処理を含めて、特長を見せたいという。 カタールW杯の正守護神だったGK権田修一(清水エスパルス)はW杯後に招集されておらず、クラブでポジションがないGKシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)、9月の欧州遠征時に負傷したGK中村航輔(ポルティモネンセ)と、まだ正守護神は決まっていない状況だ。 ポジション争いをする上でも大事な一戦に。「GKとしては無失点を目指していきますけど、それに加えて自分の強み。クロスに対してアグレッシブに行ったり、シュートを打たせないことが前提ですけど、打たれた時に対応するところを出していきたいです」とコメント。「チームのやりたいことを出しながらも自分のキックからチャンスを作りたいと思います」と攻撃面でも自身の良さを出してアピールしたいと語った。 2023.10.17 00:12 Tue

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「クセ強いな」「真剣な顔で受け答えしてるの草」東京V戦控える久保建英、“解説”の菅原由勢が投げかけた質問は? 久保は「初めまして」と反応

東京ヴェルディとの試合を行うために来日したレアル・ソシエダ。28日には試合前日のトレーニングを行った。 25日にラ・リーガ最終節を戦い、27日に来日。ハードなスケジュールの中での来日となったが、選手たちはリラックスムードでトレーニングに臨んだ。 トレーニング前にはメディアの取材にイマノル・アルグアシル監督、そして日本代表MF久保建英らが応対。その中で、珍しい人物からの質問が巻き起こった。 そこにいたのはAZでプレーする日本代表DF菅原由勢。6月の北中米ワールドカップ予選に向けたメンバーにも選ばれている菅原は、東京Vvsソシエダの特別解説と独占放送する『ABEMA』で務めることとなる。 練習場に現れた菅原は自ら挙手。「ABEMA TVの解説の菅原と申します」と挨拶。普段から仲の良いはずだが久保は「初めまして」と挨拶を返した。 菅原は何を質問するかと思いきや「喋りがいつも達者なのに、ちょっと呂律が回っていない部分もあって、やはり時差ボケを感じられていますか?」と質問。久保は「時差ボケもそうですけど、ちょっと久しぶりの日本で興奮してあまり寝られなかったというのもあるかもしれないです」と回答。菅原は「まだまだ若いっすね」と返答していた。 ファンは「真剣な顔で受け答えしてるの草」、「解説が楽しみ」、「菅原面白いな」、「クセ強いな」とコメント。2人の仲の良い部分が垣間見れることとなった。 <span class="paragraph-title">【動画】“解説者”菅原由勢が久保建英に質問したことは?</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">(@RealSociedad_JP) <a href="https://twitter.com/RealSociedad_JP/status/1795390922873766333?ref_src=twsrc%5Etfw">May 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.28 23:15 Tue

南野拓実や清水梨紗らも参加! 「JFA×KIRIN キリンファミリーチャレンジカップ」が開催、子供からお年寄りまで251名が参加

26日、高円宮記念JFA夢フィールドにて「JFA×KIRIN キリンファミリーチャレンジカップ」が開催された。 キリンホールディングス株式会社と日本サッカー協会(JFA)が共同で開催したイベント。「年齢、性別、サッカー経験や障がいの有無にかかわらず、大人も子どもも一緒に楽しめる」ウォーキングフットボールイベントとして、「キリンファミリーチャレンジカップ」を開催した。 イベント当日は0歳〜70代まで、合計251名の方が参加。イベントには、日本代表MF南野拓実(モナコ)、MF中村敬斗(スタッド・ランス)、なでしこジャパンDF清水梨紗(ウェストハム)、U-23日本代表GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)もゲストとして参加した。 イベントでは、ウォーミングアップを兼ねて、EXILE TETSUYAさん監修のもとJFAが開発した「クラッキ!ダンス」を選手や参加者全員で実施。その後に実際の試合を行った。 251名が32チームに分かれて参加。5人制でGKなしのウォーキングフットボールを実施。幅広い年代で構成されたそれぞれのチームが思い思いのゴールパフォーマンスを考え、ゴール後には渾身のパフォーマンスを披露していた。 ゲスト参加した選手たちは、イベントを終えてそれぞれコメントしている。 南野は今回のイベントについて「子どもから大人まで皆さんで、サッカーを通じて楽しい時間を共有できたことはとても良かったです。自分も皆さんからパワーをもらいました」とコメント。中村は「さまざまな方と交流ができて、コミュニケーションをはかれたのでとても楽しい時間を過ごせました」と振り返った。 清水は「年代問わず家族全員で参加できるなど、いつものサッカーにはない楽しさがあったので、自分も楽しみながらプレーができました」と感想を述べ、小久保は「小さい子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで、一つになって楽しむことができたので、いつものサッカーとは違う感覚でプレーできました。皆さんからエネルギーをもらえたのでとても楽しかったです」と、多くの人と交流したことでパワーをもらえたとした。 改めて、今回のイベントについて南野が振り返り、全国的に広がってほしいとした。 「キリンさんが行っているこのイベントは、いろいろな方たちとボールを通じて触れ合える、素晴らしい企画だと思います」 「ウォーキングフットボールという色々な年齢の方とプレーができる、素晴らしいアイデアだと思うので、これがどんどん全国に広まっていけば良いと思いますし、今後も機会があれば自分も参加させていただきたいと思います」 <span class="paragraph-title">【写真】「JFA×KIRIN キリンファミリーチャレンジカップ」の様子</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/jfa20240528_tw0.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/jfa20240528_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/jfa20240528_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/jfa20240528_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/jfa20240528_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/jfa20240528_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:JFA 2024.05.28 21:15 Tue

「僕も納得」パリ五輪の派遣なしに久保建英が言及、イマノル監督は「クラブの判断」と自身の関与はないとしながらも「休みを与えられる。非常にありがたい」と安堵

29日、東京ヴェルディと対戦するレアル・ソシエダが前日トレーニングを行った。 26日にラ・リーガ最終節を行ったソシエダ。6位でフィニッシュし、来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得。シーズン最後の試合として来日し、国立競技場で東京Vと対戦。イマノル・アルグアシル監督と日本代表MF久保建英がトレーニング前にメディアの取材に応じ、パリ・オリンピックについて語った。 久保はパリ・オリンピック世代の1人だが、オリンピックは招集に強制力が無い大会であり、国際サッカー連盟(FIFA)のルールとしてクラブは派遣義務はない。そして、ソシエダは久保を派遣しないことを決断した。 オリンピックに関しては、東京オリンピックに出場していた久保。今回のパリ・オリンピックに出られないことについて言及した。 「そもそもみんなで話して決まった結論なので、特に僕からは。僕がどうしても行きたかったとかそういう話しもないですし。クラブが大前提として、難しいよっていうので僕も納得してるって感じですね」 メダルを目指すU-23日本代表としては久保がいるかいないかでは大きな違いもあるが、1つ上の世代や日本代表に入ってからはこの世代で久保はプレーしていないのも事実。いないことももちろん想定されての活動を続けてきた。 また、イマノル監督は今回オリンピックに派遣しないことについては「私は何も言っていない。クラブの判断だ」とコメント。自身は決断には関与していないとした。 一方で、クラブが派遣しないことを決めたことにより、新シーズンに向けては良い影響もあると語った。 「クラブにとっても非常にありがたいことで良い影響がある。シーズンを通して激しい試合があり、疲労が溜まってしまうシーズンだったので、今回休みをもらえるということはクラブにも良い影響がある」 「彼の直向きさ、休むことを必要としないという心構えがあるので、疲労は懸念しなければいけない」 「今回オリンピックに出場しないことが決まっているというのは、クラブとしてはしっかりと休みを与えることになるため、良いプレシーズンを迎えられると思う」 今シーズンはコンディション面で苦しむ場面もあった久保だが、6月の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選が終われば休暇に入ることができる。新シーズンさらに躍動するため、英気を養ってもらいたいものだ。 <span class="paragraph-title">【動画】来日した久保建英らソシエダの選手たち</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr"><a href="https://t.co/RPJb7Fh4d4">pic.twitter.com/RPJb7Fh4d4</a></p>&mdash; Real Sociedad Fútbol (@RealSociedad) <a href="https://twitter.com/RealSociedad/status/1795146116675129808?ref_src=twsrc%5Etfw">May 27, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.28 19:25 Tue

日本代表メンバー発表も伊東純也と三笘薫の名前は……/六川亨の日本サッカー見聞録

6月6日のアウェー・ミャンマー戦と11日の広島でのシリア戦に臨む日本代表26人が昨日24日に発表された。すでに2次予選は突破が決まっているため、国内組を中心にチームを作るプランもあったかもしれないが、森保一監督は海外組も含めてほぼベストメンバーを招集した。何事にも万全を期す、森保監督らしい人選と言える。 GKの前川黛也、大迫敬介、谷晃生の3人は順当なところ。3人とも今シーズンのJ1リーグで実力を証明している。鈴木彩艶と小久保怜央ブライアンはしばらく五輪に専念という事情もある。これまでの出場数では大迫がリードしているが、前川と谷には高いレベルでのポジション争いを期待したい。 DF陣については、パリ五輪のOA枠候補として名前のあがっている板倉滉と町田浩樹、谷口彰悟だが、「現段階で森保監督にOA枠について伝える状況ではない。できればU-23の話は(メンバー発表の)30日にまた発表させていただきます」と山本昌邦NTDは話すにとどめた。 長友佑都に関しては、3月の北朝鮮戦に続いての招集だが、その理由は当時と変わらないだろう。森保監督は「まずはプレーヤーとして選んだ」と言うものの、彼のファイティングスピリットとムードメーカーとしての精神的支柱を期待しての招集だろう。 逆に右SBの主力選手と思われていた毎熊晟矢がメンバー外になった。その理由を森保監督は「コンディションを見ながら決めさせていただいている。代表は約束された絶対な場所ではない」と明かした。1月のアジアカップで精彩を欠いた菅原由勢の奮起を期待する部分もあるのではないだろうか。 攻撃陣では北朝鮮戦で復帰し決勝ゴールを決めた田中碧に続き、ラツィオで復活した鎌田大地の復帰も明るい材料と言える。3月に続いての代表となる小川航基も楽しみな存在だ。上田綺世とのポジション争いに期待したい。 一方で残念なのは、まだ負傷が癒えていない三笘薫と、スピードスター伊東純也の招集が見送られたことだ。負傷の三笘は仕方ないとして、伊東に関しても「結論から言うと3月と状況が変わらないし、彼のために招集しませんでした。彼がスタッド・ランスでプレーしているところは日頃から確認していて、確実に戦力になるのは評価している。ただ3月と同じで、代表として来る場合、彼にプレッシャーがかかることが起こりえる」と、サッカー以外で注目を集めてしまうことを懸念しての招集断念であると話した。 彼ら2人の代わりと期待されているのが相馬勇紀であり前田大然、中村敬斗だろうが、まだ絶対的な存在にはなれていない。ここらあたりが森保ジャパンの悩ましいところであり、アジアカップでベスト8止まりに終わった一因ではないだろうか。 最後に久保建英と鈴木唯人に関しては「長い時間をかけてU-23(パリ五輪)の招集をクラブとやりとりしてきました。その中で鈴木と久保はFIFAルールで招集できない。クラブができない」(山本NTD)ということから、招集に強制力のあるA代表の活動に専念するようになった。 リーグ戦とカップ戦に加え、久保はCLも戦っただけに、オフをしっかり取って休養することも必要だろう。6月の2試合は、いわば消化試合のようなもの。くれぐれもケガには細心の注意を払ってもらいたい。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.05.25 18:00 Sat

J1首位・町田初の日本代表選手誕生! 2年3カ月ぶり招集のGK谷晃生「町田を代表してプレーしてきます」

FC町田ゼルビアから史上初となる日本代表選手が誕生した。 24日、日本サッカー協会(JFA)は2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選のミャンマー代表戦、シリア代表戦に臨む日本代表メンバーを発表した。 9月から始まるアジア最終予選に向けた大事な2試合。すでに2次予選を突破している中、FC町田ゼルビアのGK谷晃生が2023年2月以来の復帰となった。 ガンバ大阪時代に招集を受けていた谷。東京オリンピック世代でもあり、日本の守護神候補でもあった中、2023年8月にベルギー2部のデンデルへ期限付き移籍。今年1月に町田へ期限付き移籍で加入することとなった。 町田では正守護神となり、ここまで明治安田J1リーグで14試合に出場。チームはリーグ最少タイの11失点で、初のJ1挑戦ながら首位に立っている。 チームの首位に大きく貢献している谷は、クラブを通じてコメントしている。 「昨年の3月以来のSAMURAI BLUE(日本代表)メンバーに選出していただき非常に嬉しく思うと共に、より危機感と責任感を持って取り組んでいきたいです」 「そして家族・チームメイトやスタッフ・チーム関係者含め沢山の方々へ改めて感謝をしたいと思います。FC町田ゼルビアからSAMURAI BLUE(日本代表)への選出が初めてということで、町田を代表してプレーしてきます」 2024.05.24 18:10 Fri

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ベンフィカがポルトガル代表MFジョアン・ネヴェス(19)の引き留めに苦心しているようだ。ポルトガル『A Bola』が報じた。 ベンフィカの下部組織出身で、2022年12月にファーストチームデビューを飾ったボランチを主戦場とする万能型MFのネヴェス。そのままロジャー・シュミット監督の信頼を掴んだ昨シーズンはプリメイラ・リーガ制覇に貢献し、今シーズンは中心選手として公式戦55試合を戦った。 2023年10月にはポルトガルA代表デビューを果たし、まもなく開幕のユーロ2024メンバーにも選出。そんな19歳の逸材には多くのビッグクラブが目を向けている。 すでにイングランドの2クラブは獲得に動いているようで、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルが6000万ユーロ(約101億6000万円)での獲得の意向を示しているとのこと。しかし、ベンフィカとネヴェスの契約には1億2000万ユーロ(約202億9000万円)の契約解除条項が存在し、ここ数年でメガクラブに売却した若き逸材同様に、その条項を下回る交渉は受け付けないベンフィカは、前述のオファーを拒否したという。 ネヴェスの残留を望むと同時に、契約解除金を1億5000万ユーロ(約253億6000万円)まで引き上げたいベンフィカは、年俸の増額を伴う新契約締結に動いていた模様。ただ、こちらは合意に至っておらず、現時点では再交渉の可能性も低いようで、ネヴェスはその貢献度に見合わない年俸50万ユーロ(約8500万円)の状況が続く。 また、ベンフィカのルイ・マヌエル・セーザル・コスタ(ルイ・コスタ)会長は選手売却による資金調達の必要性を認めているものの、ビッグディールが期待されるポルトガル代表DFアントニオ・シウバ(20)は市場価値が予想より上がっていない模様。ネヴェスとは2028年6月まで契約を残すが、高年俸も得られるプレミアリーグへの挑戦を本人が望めば、一気に移籍へ傾く可能性もある。 そういった事情に加え、現状で契約解除条項を満額支払うクラブが現れないことを理解しているベンフィカは、諸々の状況を見守りつつ、契約解除条項以下の金額での売却を視野に入れるというスタンスを貫く形となりそうだ。 2024.06.09 13:50 Sun

ポルトの新指揮官は退任コンセイソン監督の右腕に! 監督初挑戦のヴィトール・ブルーノ氏の就任が発表

ポルトは7日、ヴィトール・ブルーノ氏(41)の新監督就任を発表した。契約期間は2026年6月30日までの2年となる。 今シーズンのプリメイラ・リーガで3位フィニッシュも、シーズン最終戦となったタッサ・デ・ポルトガル決勝を制して有終の美を飾ったポルト。 しかし、アンドレ・ビラス=ボアス新会長就任に伴い、去就が注目されていたセルジオ・コンセイソン監督(49)が4日に退団し、新シーズンに向けて新たな指揮官の招へいが急務となっていた。 そういった中、2017年7月の就任以降、最多11個のトロフィーをもたらした名将の後任に指名されたのは、ブラガやナント、ポルトで長らくコンセイソン監督の右腕として手腕を発揮していたブルーノ氏。 1980年代から21世紀初頭にかけてポルトガルフットボール界で手腕を発揮した指導者、ヴィトール・マヌエル氏を父親に持つブルーノ氏は、短い選手キャリアの後に26歳で指導者へ転身。コインブラ大学でスポーツ科学と体育の学位を取得し、以降はプリメイロ・デ・アゴストやアソシアソン・ナヴァル・プリメイロ・デ・マイオ、レイションイスといった国内クラブでアシスタントマネジャーを歴任。 そして、2012年1月にオリャネンセで監督キャリアをスタートしたコンセイソン監督のラブコールを受け、以降は長らく副官として同監督を支えてきた。 ちなみにポルトではサスペンションなどでコンセイソン監督が不在時に17回ベンチ入りし、チームは15勝2分けという驚異的な戦績を残している。 監督キャリアは今回が初めてとなるが、ビラス=ボアス会長は自身の監督時代の経歴もあり、躊躇することなくブルーノ氏に大役を任せることになった。 2024.06.07 20:32 Fri

41歳ペペにポルト退団の可能性…いまだ健在も

ポルトガル代表DFペペ(41)にポルト退団の可能性だ。 かつてレアル・マドリーでキャリアのいち時代を築き、2019年1月からポルトに復帰のペペ。レアル・マドリー時代にセルヒオ・ラモスとのコンビを組んだ当時ほどの輝きではないかもしれないが、今年1月に41歳を迎えたなか、クラブレベルでも、代表レベルでもいまだ健在ぶりをアピールする。 今季成績としても公式戦34試合(3得点2アシスト)をマークしたが、ポルトとの現行契約もあと数週間で満了というところに。これから大会最年長出場もかかるユーロ2024の戦いに挑むわけだが、現時点で契約延長の音沙汰がない。 移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者いわく、現状は今季をもって去る可能性があり、正式決定にまだいくつかのステップが残される状況だが、セルジオ・コンセイソン監督の退任が決まった今、具体化しうるそうだ。 また、ポルトガル『O Jogo』もその見立てで、選手自身は体力的に次のシーズンもやれる認識だが、上層部はチームの若返りを視野に。アンドレ・ビラス=ボアス新会長はユーロ前に本人と話し合い、円満退団に話をもっていきたい模様だ。 となれば、ペペの行き先だが、クリスティアーノ・ロナウドら擁するアル・ナスルからオファーがあり、トルコや、ブラジル、カタールからも興味が示されているようだ。 2024.06.06 11:00 Thu

アダン退団のスポルティング、今季ELで対戦のラクフGKコバチェビッチを獲得!

スポルティングCPは5日、ラクフ・チェンストホヴァからボスニア・ヘルツェゴビナ代表GKヴラダン・コバチェビッチ(26)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年6月30日までの5年となり、契約解除条項は6000万ユーロ(約101億8000万円)に設定されている。 ポーランドの強豪からステップアップを遂げた26歳GKは新天地での意気込みを語った。 「ポルトガル最大のクラブのひとつに加入できてとても嬉しく、誇りに思い、光栄に感じているよ。新しい同僚、テクニカルチーム、クラブで働くスタッフ全員に会うのが待ち切れないよ」 「スポルティングCPが素晴らしいクラブだと知っていたし、すぐに決断し、オファーを受け入れたよ」 母国のFKサラエヴォから2021年夏にチェンストホヴァへ加入したコバチェビッチ。以降は公式戦113試合に出場し、52試合でクリーンシートを記録。ポーランドリーグ屈指の守護神との評価を確立した。 また、今シーズンのヨーロッパリーグのグループステージではスポルティングとの2試合にも出場し、安定したパフォーマンスを披露。その活躍が評価される形で今回の移籍が実現した。 なお、スポルティングではスペイン人GKアントニオ・アダンが今季限りで退団することになり、コバチェビッチはウルグアイ代表GKフランコ・イスラエルらと守護神の座を争うことになる。 2024.06.06 06:45 Thu

コンセイソン監督のポルト退任が正式決定…新天地はマルセイユ有力

ポルトは4日、セルジオ・コンセイソン監督(49)との契約解消を発表した。 今年4月末に2028年までの契約延長にサインしていたコンセイソン監督だったが、アンドレ・ビラス=ボアス氏の新会長就任に伴い状況が一変。 ホルヘ・ヌーノ・ピント・ダ・コスタ前会長を慕っていたことに加え、ここ数年はビッグクラブを率いる上での疲労やプレッシャーも感じていた同監督は、このタイミングでクラブを離れる決断を下した。 なお、コンセイソン監督に対しては新指揮官を探すマルセイユが以前から好条件のオファーを掲示しており、2016年から2017年に率いていたナント以来のリーグ・アン復帰が決定的とみられる。 2017年7月に現役時代もプレーした古巣に指揮官として戻ってきたコンセイソン監督は、クラブ歴代最多となる377試合を指揮し、監督として最多の272勝を挙げた。 さらに、4年間タイトル獲得から遠ざかっていたチームを立て直すと、プリメイラ・リーガを3度、タッサ・デ・ポルトガルを4度、タッサ・ダ・リーガを1度制覇するなど、11個のトロフィー獲得に導いた。 今シーズンはリーグ戦を3位で終えたが、シーズン最終戦となったタッサ・デ・ポルトガル決勝でスポルティングCPを撃破して有終の美を飾っていた。 2024.06.04 19:34 Tue

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