「この結果には値しない」まさかの黒星発進となったベルギー…就任後初の敗北となった指揮官は「多くのチャンスを作っていた」

2024.06.18 10:00 Tue
ユーロでの黒星に落胆のドメニコ・テデスコ監督
Getty Images
ユーロでの黒星に落胆のドメニコ・テデスコ監督
ベルギー代表ドメニコ・テデスコ監督が、まさかの敗北を嘆いた。『UEFA.com』が伝えている。17日、ユーロ2024グループE第1節でスロバキア代表と対戦したベルギーは、試合開始早々に失点を許す苦しい立ち上がりに。中々決定的なチャンスを得られず後半に入ると、56分にはロメル・ルカクが得点を挙げたかに思えたがオフサイドで取り消しに。そのまま終盤に突入すると、86分に決めたルカクの同点弾は直前のハンドがとられてまたも取り消しとなり、そのまま0-1で試合を終えた。

初戦でまさかの黒星を喫し、これが2023年2月に就任して以来初の敗北となったテデスコ監督は結果を嘆きつつ、内容についての改善はあまりないと強調している。
「いずれ試合に負ける日が来るのはわかっていた。そして残念ながら、それが今日になってしまったのだ。チームに改善しろとは言えないだろう。多くのチャンスを作り、得点が生まれていればもっと楽な試合になっていたはずだ」

「唯一良くなかったのは、チャンスを逃したことだ。チャンスはたくさんあったのだからね。だが、それも試合の一部だ。もちろん、選手たちは失望している」
「この試合に負けたのは痛手だ。この結果には値しないものだった。選手たちはすべてを試していたと思う。だから、もっとこうすべきだったということはあまり言えない。だが、ビッグチャンスを逃し、避けるべき失点はあった」

また、テデスコ監督は2度ゴールが取り消しとなったルカクにも触れており、「ロメルはゴールを決める方法を知っている。彼は精神的にとても強く、これから立ち直るだろう」と変わらぬ信頼を示している。


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「1週間ずっと泣いていた」ベルギー代表のエースがカタールW杯後に壊れる…ルカクは毎日3回も電話して支えた人物に「本当に感謝している」

自らの希望により現在はベルギー代表から離れているFWロメル・ルカク。2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)で大きな精神的ダメージを負ったと明かした。 ベルギー代表のエースとして活躍してきたルカク。これまで119試合に出場し85ゴールを記録している。 黄金世代の1人としてチームを支えてきたルカクだったが、2021年9月からケガの問題もあり代表チームではほとんどプレーできず。それでも、カタールW杯のメンバーに選出された。 ケガのため初戦を欠場したルカクだったが、2戦目のモロッコ代表戦で最終盤に登場。1勝1分けで迎えた第3節のクロアチア代表戦では勝利が必要だった中、ハーフタイム明けから出場した。 しかし、この試合のルカクは決定機を何度も迎えたものの、ことごとく失敗。ベルギー自体も敗退となった中、戦犯として扱われてしまっていた。 現在は自身の意向で代表招集を断っているルカク。『Friends of Sports』のポッドキャストで、カタールW杯での出来事が自身のメンタルに大きな影響を与えたと語った。 「クロアチアと対戦してスコアが0-0だったので、僕は『希望はある』と言った」 「その後、僕は交代で出場しみんなは試合がどうなったかご存知の通り、決定的なチャンスを4回逃した。神様がそう決めたんだから、問題ない」 「しかし、その余波は僕がダグアウトの窓を殴った時に始まった。その時僕のフラストレーションが全て出たんだ」 「僕は23年間サッカーをしてきたけど、こんな風に感じたのは初めてだった。本当に初めてだった」 「うつ病について考えたことは一度もなかったけど、誓って言うが、僕は家を出て、休暇を取り、一週間ずっと毎日泣いていた。僕は肉体的にも精神的にも壊れていた」 自身の不甲斐ないパフォーマンスへの思いと周囲からの大きな批判を受けて壊れたルカク。その状況の中、救ってくれた人物がいたという。 「ティエリ・アンリには本当に感謝している。彼は毎日3回電話をかけてきて『大丈夫か?精神的にはどうだい?』と聞いてきた。なぜなら彼はそれがどんな感じか分かっているからだ」 「彼は僕と同じようにサッカーに夢中で、何でも知っている。彼はすべての試合を観戦し、僕がサッカー中毒者だということも知っている。その瞬間から決勝まで、僕はワールドカップの試合を一切見ず、毎日ただ泣いていた」 当時ベルギー代表のコーチとして参加していたアンリ氏は、ルカクのサポートを欠かさなかったという。自身もフランス代表のエースとして活躍し、アーセナルやバルセロナなどビッグクラブでプレッシャーにさらされる日々を現役時代は過ごしていた。 そしてルカクは決して万全の状態ではなかったとコメント。ただ、ベルギーの敗退を阻止するためにプレーすることを決めたと語った。 「クロアチア戦に向けて3日間準備していたので、最初の公式トレーニングはモロッコ戦の翌日だった。クロアチア戦の2日前にもトレーニングをした。それが3カ月ぶりのトレーニングだった」 「勝とうが負けようが引き分けようが、自分がそこにいることは分かっていた。監督は僕を必要としていたし、チームも僕を必要としていたし、ベルギーも僕を必要としていた」 辛い日々を乗り越えたルカクは、今シーズンからナポリへと居場所を移した。一方で、ベルギー代表からはまだ距離をとっている。2025年3月には復帰するつもりがあるようだが、再びベルギーのためにゴールを量産するのか、注目が集まる。 2024.10.18 18:40 Fri

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