【EL決勝プレビュー】大本命撃破アタランタか、無敗レバークーゼンか…共に初優勝懸けたダブリン決戦
2024.05.22 18:00 Wed
共に初優勝懸けたダブリン決戦
ヨーロッパリーグ(EL)決勝のアタランタvsレバークーゼンが、日本時間22日28:00にアイルランドのダブリン・アレーナでキックオフされる。共に初優勝を懸けた両雄による激戦必至のファイナルだ。今大会グループステージから参戦のアタランタは、スポルティングCPと一騎打ちとなったグループDを4勝2分けの無敗で首位通過。さらに、ラウンド16では奇しくもそのポルトガル王者と再戦も、2戦合計3-2で退けた。
さらに、準々決勝では今大会の優勝候補筆頭だったリバプールと対戦。格上相手に苦戦必至と思われたが、難攻不落のアンフィールドでの1stレグではFWスカマッカの2ゴールなどで圧巻の3-0の完勝。レッズに公式戦約1年ぶりとなるホームでの黒星を与えると、2ndレグでは0-1で敗れて今大会唯一の黒星を喫したものの、危なげなく逃げ切ってベスト4進出。マルセイユとの準決勝では敵地での初戦を1-1で終えるも、ホームでの第2戦で3-0の快勝。クラブ史上初となるUEFAコンペティション決勝進出という偉業を成し遂げた。
また、セリエAでは序盤と中盤の取りこぼしで難しい時期を過ごしたものの、シーズン最終盤での5連勝によってチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の5位以上を確定。余計な重圧を排除し、クラブ史上初の国際タイトル獲得が懸かる大一番を迎える形となった。卓越した手腕で近年のラ・デアの躍進を支えるガスペリーニ監督だが、先日のコッパ・イタリア決勝での敗戦含めこれまで4度のカップ戦決勝で涙を呑んでおり、5度目の挑戦を制して66歳での監督キャリア初タイトルを目指す。
一方、同じくグループステージから参戦のレバークーゼンは、カラバフ、モルデら組み合わせにも恵まれたグループFを全勝で突破。そのカラバフとの再戦となったラウンド16では敵地での初戦を2-2のドロー、ホームでの第2戦は10人相手に一時2点ビハインドを背負ったが、FWシックの後半アディショナルタイムの2ゴールによって劇的過ぎる逆転突破。その後、カンファレンスリーグ(ECL)王者との連戦となった準々決勝、準決勝ではウェストハム、ローマ相手にいずれも1勝1分けの戦績で連破。さらに、いずれもビハインドを背負った2ndレグでは後半最終盤の劇的同点ゴールでドローに持ち込み、開幕からの公式戦無敗記録を継続する、傑出した勝負強さも発揮した。
なお、両者の対戦は今回が通算3度目。2021-22シーズンのELラウンド16での対戦ではホームでの1stレグを3-2、アウェイでの2ndレグを1-0で制したアタランタが2連勝でベスト8進出を決めている。
◆アタランタ◆
【3-4-2-1】
▽予想スタメン

GK:ムッソ
DF:ディムスティ、ヒエン、スカルヴィーニ
MF:ザッパコスタ、パシャリッチ、エデルソン、ルッジェーリ
MF:デ・ケテラエル、コープマイネルス
FW:スカマッカ
負傷者:DFトロイ、コラシナツ、ホルム、MFデ・ローン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては中盤の主軸を担うデ・ローンの欠場に加え、ディフェンスラインの3選手の状態が懸念される。
[3-4-2-1]と[3-4-1-2]を併用する中、今回の一戦では相手のビルドアップの形に合わせてコープマイネルスを2シャドーの一角か、トップ下で起用する形が予想される。スタメンではデ・ローン不在を受け、パシャリッチを代役に置くか、コープマイネルスを1列下げて、シャドーにルックマン、ミランチュクらを置くことになる。
◆レバークーゼン◆
【3-4-2-1】
▽予想スタメン

GK:コヴァル
DF:タプソバ、ター、インカピエ
MF:スタニシッチ、パラシオス、ジャカ、グリマルド
FW:フリンポン、ヴィルツ、アドリ
負傷者:なし
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しても主力クラスに欠場者はいない。
スタメンに関しては前線の構成が大きな注目ポイントだ。人基準で強度高く守るアタランタに対して、前線にボニフェイスやシックといったストライカーを配置するのか、ヴィルツをゼロトップに配して流動的なポジションチェンジでの崩しを試みるのか、シャビ・アロンソ監督の選択はいかに…。その他ではアンドリッヒ、コスヌ、ホフマンといった好調の選手の抜擢も想定されるところだ。
★注目選手
◆アタランタ:MFトゥン・コープマイネルス

同胞の思いも背負い、初タイトルを置き土産にできるか。目下絶好調のスカマッカ、デ・ケテラエルのストライカーコンビ、センターラインの主軸を担うエデルソン、ヒエンと共に重要な役割を託されるのが、26歳のオランダ代表MFだ。
2021年夏の加入以降、オランダとは大きくスタイルが異なるイタリア、新戦力に取って適応困難なガスペリーニ監督の特殊な戦術にすぐさま順応し、中盤の絶対的な主軸を担うレフティー。今シーズンここまではELでこそゴールはないが、トップ下や2シャドーの一角、セントラルMFの3役をこなしながら公式戦45試合15ゴール7アシストを記録。攻守両面で決定的な仕事を果たす。
今夏の移籍市場では最有力ユベントスを始め、プレミアリーグの複数クラブから関心を集めており、ベルガモを去る可能性はほぼ確実と言える。それだけに、個人として充実した3年間を過ごしたクラブと最高の形での別れを望む気持ちは強い。さらに、加入時から公私ともにサポートしてくれた同胞デ・ローンが負傷によってこの大一番の欠場が確実となっており、その同胞の強い思いを背負ってのプレーとなる。
両者のスタイルを考えれば、ある程度ボールを持たれる展開が想定される中、相手ディフェンスラインへのけん制、自身とプレースタイルも近いジャカらとの中盤の局地戦で優位性をもたらし、持ち味のゴール前への飛び出しや正確かつ強烈な左足のキックでゴールに絡む仕事が求められる。
◆レバークーゼン:MFフロリアン・ヴィルツ

ブンデスリーガMVPに輝いた若きエース。中盤の重要な局地戦に臨むジャカ、攻撃のカギを握るフリンポンとグリマルドの両翼と各ポジションにキーマンが存在するが、やはり崩しの局面で絶対的な存在となる21歳アタッカーのパフォーマンスに注目したい。
今季のブンデスリーガでは32試合11ゴール12アシストの数字以上インパクトを残し、史上初のリーグ無敗優勝の立役者となり、自身初のシーズンMVPも受賞したヴィルツ。ELの舞台でもここまで10試合4ゴール4アシストの数字を残し、準決勝1stレグでは昨季苦杯を舐めたオリンピコで貴重な先制点を挙げるなど出色のパフォーマンスを披露した。
元々の傑出したテクニック、攻撃センスに加え、スペイン人指揮官の下で学んだ1年半で戦術眼、オフ・ザ・ボール、切り替えの精度に磨きをかけ、コンプリートアタッカーとしてベリンガムやムシアラといった同世代の逸材と肩を並べる。
そのドイツ代表MFは、オールコート・マンツーマンの守備も厭わないアタランタとのファイナルにおいて、スピードで質的優位をもたらすフリンポンと共にプレス回避、局面打開という部分で相手の強度の高い守備に風穴を空ける役割が期待される。
さらに、準々決勝では今大会の優勝候補筆頭だったリバプールと対戦。格上相手に苦戦必至と思われたが、難攻不落のアンフィールドでの1stレグではFWスカマッカの2ゴールなどで圧巻の3-0の完勝。レッズに公式戦約1年ぶりとなるホームでの黒星を与えると、2ndレグでは0-1で敗れて今大会唯一の黒星を喫したものの、危なげなく逃げ切ってベスト4進出。マルセイユとの準決勝では敵地での初戦を1-1で終えるも、ホームでの第2戦で3-0の快勝。クラブ史上初となるUEFAコンペティション決勝進出という偉業を成し遂げた。
一方、同じくグループステージから参戦のレバークーゼンは、カラバフ、モルデら組み合わせにも恵まれたグループFを全勝で突破。そのカラバフとの再戦となったラウンド16では敵地での初戦を2-2のドロー、ホームでの第2戦は10人相手に一時2点ビハインドを背負ったが、FWシックの後半アディショナルタイムの2ゴールによって劇的過ぎる逆転突破。その後、カンファレンスリーグ(ECL)王者との連戦となった準々決勝、準決勝ではウェストハム、ローマ相手にいずれも1勝1分けの戦績で連破。さらに、いずれもビハインドを背負った2ndレグでは後半最終盤の劇的同点ゴールでドローに持ち込み、開幕からの公式戦無敗記録を継続する、傑出した勝負強さも発揮した。
シャビ・アロンソ体制2年目で序盤から快進撃を見せたブンデスリーガでは、バイエルン、ドルトムントらに大差を付け、第29節で悲願の初優勝を確定。さらに、消化試合となった残り5試合でも最終盤の驚異的な粘り強さをみせ、28勝6分けの戦績でブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げた。25日にはカイザースラウテルンとのDFBポカール決勝も控えており、公式戦無敗記録を「51」とするヴェルクスエルフは無敗でのシーズン3冠へ最大の障壁となる難敵撃破を狙う。
なお、両者の対戦は今回が通算3度目。2021-22シーズンのELラウンド16での対戦ではホームでの1stレグを3-2、アウェイでの2ndレグを1-0で制したアタランタが2連勝でベスト8進出を決めている。
◆アタランタ◆
【3-4-2-1】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ムッソ
DF:ディムスティ、ヒエン、スカルヴィーニ
MF:ザッパコスタ、パシャリッチ、エデルソン、ルッジェーリ
MF:デ・ケテラエル、コープマイネルス
FW:スカマッカ
負傷者:DFトロイ、コラシナツ、ホルム、MFデ・ローン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては中盤の主軸を担うデ・ローンの欠場に加え、ディフェンスラインの3選手の状態が懸念される。
[3-4-2-1]と[3-4-1-2]を併用する中、今回の一戦では相手のビルドアップの形に合わせてコープマイネルスを2シャドーの一角か、トップ下で起用する形が予想される。スタメンではデ・ローン不在を受け、パシャリッチを代役に置くか、コープマイネルスを1列下げて、シャドーにルックマン、ミランチュクらを置くことになる。
◆レバークーゼン◆
【3-4-2-1】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:コヴァル
DF:タプソバ、ター、インカピエ
MF:スタニシッチ、パラシオス、ジャカ、グリマルド
FW:フリンポン、ヴィルツ、アドリ
負傷者:なし
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しても主力クラスに欠場者はいない。
スタメンに関しては前線の構成が大きな注目ポイントだ。人基準で強度高く守るアタランタに対して、前線にボニフェイスやシックといったストライカーを配置するのか、ヴィルツをゼロトップに配して流動的なポジションチェンジでの崩しを試みるのか、シャビ・アロンソ監督の選択はいかに…。その他ではアンドリッヒ、コスヌ、ホフマンといった好調の選手の抜擢も想定されるところだ。
★注目選手
◆アタランタ:MFトゥン・コープマイネルス

Getty Images
同胞の思いも背負い、初タイトルを置き土産にできるか。目下絶好調のスカマッカ、デ・ケテラエルのストライカーコンビ、センターラインの主軸を担うエデルソン、ヒエンと共に重要な役割を託されるのが、26歳のオランダ代表MFだ。
2021年夏の加入以降、オランダとは大きくスタイルが異なるイタリア、新戦力に取って適応困難なガスペリーニ監督の特殊な戦術にすぐさま順応し、中盤の絶対的な主軸を担うレフティー。今シーズンここまではELでこそゴールはないが、トップ下や2シャドーの一角、セントラルMFの3役をこなしながら公式戦45試合15ゴール7アシストを記録。攻守両面で決定的な仕事を果たす。
今夏の移籍市場では最有力ユベントスを始め、プレミアリーグの複数クラブから関心を集めており、ベルガモを去る可能性はほぼ確実と言える。それだけに、個人として充実した3年間を過ごしたクラブと最高の形での別れを望む気持ちは強い。さらに、加入時から公私ともにサポートしてくれた同胞デ・ローンが負傷によってこの大一番の欠場が確実となっており、その同胞の強い思いを背負ってのプレーとなる。
両者のスタイルを考えれば、ある程度ボールを持たれる展開が想定される中、相手ディフェンスラインへのけん制、自身とプレースタイルも近いジャカらとの中盤の局地戦で優位性をもたらし、持ち味のゴール前への飛び出しや正確かつ強烈な左足のキックでゴールに絡む仕事が求められる。
◆レバークーゼン:MFフロリアン・ヴィルツ

Getty Images
ブンデスリーガMVPに輝いた若きエース。中盤の重要な局地戦に臨むジャカ、攻撃のカギを握るフリンポンとグリマルドの両翼と各ポジションにキーマンが存在するが、やはり崩しの局面で絶対的な存在となる21歳アタッカーのパフォーマンスに注目したい。
今季のブンデスリーガでは32試合11ゴール12アシストの数字以上インパクトを残し、史上初のリーグ無敗優勝の立役者となり、自身初のシーズンMVPも受賞したヴィルツ。ELの舞台でもここまで10試合4ゴール4アシストの数字を残し、準決勝1stレグでは昨季苦杯を舐めたオリンピコで貴重な先制点を挙げるなど出色のパフォーマンスを披露した。
元々の傑出したテクニック、攻撃センスに加え、スペイン人指揮官の下で学んだ1年半で戦術眼、オフ・ザ・ボール、切り替えの精度に磨きをかけ、コンプリートアタッカーとしてベリンガムやムシアラといった同世代の逸材と肩を並べる。
そのドイツ代表MFは、オールコート・マンツーマンの守備も厭わないアタランタとのファイナルにおいて、スピードで質的優位をもたらすフリンポンと共にプレス回避、局面打開という部分で相手の強度の高い守備に風穴を空ける役割が期待される。
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メジャーリーグ・サッカー(MLS)のアトランタ・ユナイテッドは30日、アタランタからロシア代表MFアレクセイ・ミランチュク(28)を完全移籍で獲得した。契約期間は2027年12月31日までで、1年間の延長オプションが付随している。 双子のロシア代表MFアントンと共に、ロコモティフ・モスクワの下部組織で育ったアレクセイ・ミランチュク。巧みなボールコントロールとパスセンスに優れる攻撃的MFは、2013年1月に昇格したトップチームでは、公式戦228試合に出場し43ゴール45アシストをマーク。 2020年夏に加入したアタランタでは、2シャドーの一角や中盤のバックアッパーとして活躍し、公式戦56試合9ゴール7アシストを記録。2022-23シーズンはトリノにレンタル移籍したが、復帰した昨季も準主力としてセリエA27試合を含む公式戦42試合に出場し4ゴール12アシストを記録していた。 また、2015年に19歳でデビューを飾ったロシア代表では、ロシア・ワールドカップのメンバーに選出されるなど、ここまで45試合に出場している。 2024.07.31 07:30 Wed3
アタランタがFWダニエル・マルディーニをモンツァから獲得! 昨年10月に祖父、父に続くイタリア代表デビュー
アタランタは1日、モンツァからイタリア代表FWダニエル・マルディーニ(23)の完全移籍加入を発表した。 『フットボール・イタリア』によると、契約期間は2029年6月までで、移籍金は1000万ユーロ(約16億1000万円)+ボーナス300万ユーロ(約4億8000万円)となった。 ダニエル・マルディーニは元イタリア代表DFチェーザレ・マルディーニ氏の孫で、元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏の息子。両者が活躍したミランの下部組織で育ち、2020年2月にファーストチームデビューを飾った。 2021-22シーズンはセリエAで待望の初ゴールを奪うも、なかなか出番を得られず2022年7月にスペツィアへレンタル移籍。2023-24シーズンは前半をエンポリ、後半をモンツァで過ごした。 2024年7月にミランからモンツァへ完全移籍。今シーズンはレギュラーとしてプレーし、セリエAで20試合3ゴール1アシストを記録。レンタル期間も含めた在籍1年間で、通算32試合7ゴール2アシストの成績を残した。 2024年10月にはイタリア代表に初招集され、イスラエル代表戦でデビュー。マルディーニ家はイタリア代表史上初の親子3世代でプレーしたファミリーとなり、ダニエル・マルディーニはここまで2試合キャップを記録している。 2025.02.01 23:40 Sat4
重傷から復帰のアタランタDFスカルヴィーニが肩の手術成功…CLバルセロナ戦で負傷
アタランタは5日、イタリア代表DFジョルジョ・スカルヴィーニの手術成功を発表した。 スカルヴィーニは、2024年6月に行われたシーズン最終戦のフィオレンティーナ戦で左ヒザの前十字じん帯を損傷。長期離脱となっていた。 2024年11月に復帰すると、今年に入ってからはコンスタントにプレーしていたが、1月29日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ最終節のバルセロナ戦で途中出場を果たすと、試合終盤に負傷。ストレッチャーに乗せられてピッチを後にしていた。 左肩を痛めていたスカルヴィーニは、5日に左肩関節上腕骨安定化手術を受け無事に成功。すでにリハビリのプログラムを行っているという。 負傷続きとなってしまったスカルヴィーニ。しっかりと治して復帰してもらいたいものだ。 2025.02.06 12:10 Thu5