「我慢できない」人種差別発言否定のアチェルビに、ファン・ジェズスが怒りの反論「僕に対して『黒人は消えろ』と…」

2024.03.19 10:55 Tue
DFファン・ジェズスがDFフランチェスコ・アチェルビを非難
Getty Images
DFファン・ジェズスがDFフランチェスコ・アチェルビを非難
ナポリの元ブラジル代表DFファン・ジェズスが、インテルのイタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビの人種差別発言を糾弾した。

一連の出来事は、17日に行われたセリエA第29節のインテルvsナポリで発生。アチェルビとファン・ジェズスの間で小競り合いが生じた直後、ファン・ジェズスは人種差別的発言を受けたと主審のフェデリコ・ラ・ペンナに報告していた。
試合後、インタビューに応じたファン・ジェズスはアチェルビとのやり取りに関する詳細こそ明かさなかったものの、同選手から謝罪があり受け入れたことを明らかに。しかし、事態を重く見たイタリアサッカー連盟(FIGC)は調査に乗り出し、代表チームは今回のインターナショナルマッチウィークで選出していたアチェルビを外すことを発表した。

ミラノに戻ることとなったアチェルビは、記者からの質問に対して「人種差別的なことは何も言っていない。これは確かだ」「彼(ファン・ジェズス)は誤解したのかもしれない」と主張。身の潔白を訴えていた。

これに対して、ファン・ジェズスは自身のインスタグラムを更新。当初は伏せていたアチェルビの発言についても明らかにしたうえで、態度を変えたことへの怒りを示している。
「僕にとってこの問題は、昨日アチェルビがピッチで謝罪したことで終わっていた。正直に言うなら、僕は自分が受けた不名誉なことに後戻りするのを望んでいなかったよ」

「だが、今日僕はアチェルビの声明を目にした。そしてそれは、実際に起こったこと、彼が言ったこと、そして明白な読唇術付きの映像で示された証拠とまったく対照的なものだった」

「僕はこれについて我慢できない。人種差別とは、今ここで戦う必要があると思う。アチェルビは僕に対して『黒人は消えろ、お前はただのネグロ(黒人への差別用語)だ』と言ったんだ。僕が主審に抗議すると彼は間違いを認めて謝罪し、こう付け加えた。『自分にとってあれは他の侮辱と同じ意味だった』とね」

「それが今日になって、彼は自分の言い分を変えた。人種差別的な侮辱はなかったと主張している。僕としてはこれ以上、付け加えることは何もない」

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ナポリ戦での元ブラジル代表DFファン・ジェズスに対する人種差別的発言疑惑がかけられたインテルのイタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビだが、最終的に無罪の判決が下された。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアが伝えている。 アチェルビは、17日に行われたセリエA第29節のナポリ戦でジェズスと小競り合いになっていた。その際、ジェズスは人種差別的発言を受けたとして主審のフェデリコ・ラ・ペンナに報告していた。 同試合後、アチェルビはジェズスに謝罪を行っていたものの、人種差別的発言疑惑がかけられた後は一転してその発言を否定。この翻意に対して、激高したジェズスが発言内容を明かすと共に憤りを示していた。 両者の主張が真っ向から食い違う中、イタリアサッカー連盟(FIGC)のスポーツ判事は、両者への聞き取り調査に加え、関連映像や他のインタビューを含む他の証拠も検討。慎重に調査を進めてきた。 そして、ヘラルド・マストランドレア氏は、今回の一件に関してアチェルビがジェズスを人種的に虐待したことを証明する十分な証拠はなかったとして、無罪の判決を下した。 これにより、アチェルビは次節に行われるエンポリ戦での出場が可能となった。 なお、今回の判決に至った経緯を説明する報告書では証拠不十分と判断した理由について以下のように説明されている。 「ピッチ上での一連の出来事はマッチオフィシャルの協力を得て公式文書に基づいて再構成され、いずれの場合もビデオで見ることができ、必然的に試合の衝突とアチェルビによるいくつかの言葉の発声行為から始まることが注目された」 「フェン・ジェズスに対するこの発言は、あからさまではないものの、侮辱の表現と確かに一致する。これはインテルプレーヤーによるものであり、攻撃的かつ脅迫的な態度で無視されなかったが、その差別的な内容はサッカー協会のプレーヤーの誠意を疑うものではなかった。ナポリは、『気分を害した』フットボーラー(ファン・ジェズス)によってのみ、発言が認識されているようであり、音声、ビデオ、さらには証言など、外部の証拠の裏付けがない」 2024.03.27 00:29 Wed
インテルとイタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビ(36)が契約延長オプション行使で合意・署名したという。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ここ数日、対戦相手への人種差別発言があったかなかったかで、カルチョの渦中のヒトとなっているアチェルビ。この影響で最新のイタリア代表メンバーから除外されることとなった。 本人は「人種差別発言はしていないが、『お前の股間を蹴ってやる』と言った」と暴言を認めているそうだが、それはさておき、選手としての特徴はいかにもカルチョらしいもの。30代半ばに差し掛かってプレーレベルを上げた“おじさんDF”だ。 ラツィオから1年ローンでインテル加入の昨季を終えると、今季から完全移籍に移行し、2025年6月までの2年契約を締結。35歳で2年契約というのもクラブからの信頼を感じるが、どうやら先日、延長オプション2年の行使で完全合意。2026-27シーズンまで在籍することになる形だ。 渦中のヒトとなってしまったことで、契約解除も噂に上がるが、被害を訴えたナポリDFファン・ジェズスの正当性が認められない限り、それはなし。アチェルビとインテルの延長オプション行使は、今回の騒動直前に完結していたとのことだ。 2024.03.23 17:10 Sat
インテルのDFフランチェスコ・アチェルビが、ナポリ戦での元ブラジル代表DFファン・ジェズスに対する人種差別的発言疑惑によってイタリア代表の招集メンバーを外れることになった。 アチェルビは、17日に行われたセリエA第29節のナポリ戦でジェズスと小競り合いになっていた。その際、ジェズスは人種差別的発言を受けたとして主審のフェデリコ・ラ・ペンナに報告していた。 同試合後、インタビューに答えたジェズスはアチェルビとのやり取りに関する詳細には言及しなかったものの、同選手から謝罪を受けたことを明らかにしていた。 当人同士ではすでに問題は解決した模様だが、イタリアサッカー連盟(FIGC)はマッチオフィシャルからの報告を受け、今回の一件の調査に乗り出している。 そういった中、FIGCとインテルは18日に公式声明を発表し、今回のインターナショナルマッチウィークに行われるベネズエラ代表戦、エクアドル代表戦を戦うイタリア代表からアチェルビを外すことで合意に至ったことを報告した。 ◆FIGC 「今朝、ローマの代表チームの合宿所に到着したフランチェスコ・アチェルビは、クラブ・イタリアの内部方針の規定に従い、ルチアーノ・スパレッティ監督とチームメイトに対し、フェン・ジェズスが訴えた人種差別的表現疑惑について自分なりの解釈を説明した」 「スポーツ司法当局からの独立した報告を待っていたネラッズーリのディフェンダーの発言から、彼にはいかなる中傷、軽蔑、または人種差別的な意図がなかったことが明らかになった。しかし、我々は依然としてアメリカでの次の2試合からアチェルビを除外することを選択した」 ◆インテル 「FCインテルナツィオナーレ・ミラノは、昨夜のナポリ戦でのフランチェスコ・アチェルビに関する事実に関するFIGCの声明と、FIGCとアチェルビが今後の親善試合で同選手を起用しないことに合意したという事実に留意する」 「FCインテルナツィオナーレ・ミラノは、昨夜何が起こったのかを明らかにするために、できるだけ早く選手と面会するつもりだ」 現時点でアチェルビに何らかの処分が科されるか否かを含めて不透明な部分が多いが、仮に処分が科された場合、10試合の出場停止の可能性もあるようだ。 なお、イタリア代表はアチェルビ離脱に伴い、ローマのDFジャンルカ・マンチーニを追加招集している。 2024.03.18 23:16 Mon

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ジエリンスキとタレミ確保済みのインテル、残すはGK補強のみとマロッタ会長宣言「攻撃陣はこれで十分」

インテルのジュゼッペ・マロッタ会長が今夏の補強について語った。『フットボール・イタリア』が伝えた。 先日、中国の『蘇寧グループ』からアメリカの企業『オークツリー』へのオーナー移行があったインテル。最高経営責任者(CEO)を務めていたマロッタ氏が新会長に就任した。 2024-25シーズンに向けては、ナポリ退団のポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(30)やポルト退団のイラン代表FWメフディ・タレミ(31) を数カ月前から確保。正式加入が待たれるなか、チリ代表FWアレクシス・サンチェス(35)ら5名の契約満了による退団を発表している。 移籍市場幕開けのイベント、グラン・ガラに出席したマロッタ氏は、イタリア『スカイ・スポーツ』にコメント。ジェノアのアイスランド代表FWアルベルト・グズムンドソン(27)獲得も噂されていたが、残すはゴールキーパー補強のみだと語った。 「我々はバランスシート(損益)に気を配ることで生き延びているし、売却の必要はない。(SDの)ピエロ・アウシリオと(GMの)ダリオ・バッチンの働きもあり、我々は早めに行動することができた。ご存知の通り、ピオトル・ジエリンスキとメフディ・タレミと契約を交わしており、チームには競争力がある」 「あとは新しいゴールキーパーが決まれば、チームの準備は整う。もちろん、常に予想外の事態に備えなければならないが、何も起こらないだろう」 「我々は全員グズムンドソンが良い選手であることを知っているが、攻撃陣はこれで十分だ。我々はゴールキーパーと交渉中だ」 獲得へ向かっているとみられるのは、ジェノアの元スペイン代表GKジョゼップ・マルティネス(26)。ボーナス込みの移籍金約1500万ユーロ(約26億円)で加入間近となっている。 また、マロッタ氏はバイエルンからのアプローチが報じられたトルコ代表MFハカン・チャルハノール(30)にも言及。ユーロ2024を戦うなか、「僕はインテルで本当に幸せ」と残留を強調した件を喜んだ。 「正直に言うと、我々はいかなるリクエストも受け取っていないが、チャルハノールの声明を歓迎する。彼がこのような素晴らしい帰属意識を持っていることを誇りに思う」 2024.07.02 18:23 Tue

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