CLインテル戦控えるアトレティコ、降格圏カディスに完敗で24試合ぶりの3勝目を献上…【ラ・リーガ】
2024.03.10 02:13 Sun
ラ・リーガ第28節、カディスvsアトレティコ・マドリーが9日にエスタディオ・ヌエボ・ミランディージャで行われ、ホームのカディスが2-0で勝利した。
前節、ベティスとの名門対決をモラタのゴールなどで2-1と競り勝って公式戦4試合ぶりの白星を挙げた4位のアトレティコ。週明けに逆転突破を目指すチャンピオンズリーグ(CL)のインテル戦を控える中、降格圏の18位に沈むカディスとのアウェイゲームに臨んだ。
CLへ弾みを付けつつ、トップ4死守へ勝ち点3が必須の一戦では前節から先発1人を変更。バリオスに代えてサウールをインテリオールで起用した。
試合は立ち上がりから膠着状態が続く。ボールの主導権を握るアトレティコだが、[4-4-2]のコンパクトな守備陣形で守るカディスの集中した守備を前になかなか効果的に前進することができず。左サイドのリーノを起点に打開を試みるが、シュートまで持ち込むことができない。
互いにフィニッシュまで持ち込めないクローズな展開が続く中、ホームのカディスがワンチャンスを生かす。24分、相手陣内中央で巧みなプレス回避を見せたロベルト・ナバーロが左のハビ・エルナンデスに預けて内側でのランニングでボールを受け直し、左サイド深くに流れるソブリーノに繋ぐ。ソブリーノが左足で入れた正確なダイレクトクロスをゴール前にフリーで走り込んだフアンミが頭で合わせた。
一連の攻撃をきっかけにここから畳みかけたいシメオネのチームだが、以降はカディスに押し返されてしまい、攻撃の糸口を見いだせぬまま前半を1点ビハインドで終えた。
シメオネ監督は逆転を目指す後半に向けてハーフタイムに3枚替えを敢行。サウール、デ・パウル、デパイを下げてモリーナ、リケルメ、アンヘル・コレアを投入。この交代で[4-4-2]の布陣に変更した。
リスクを冒して前に出る中、相手を自陣深くに押し込むことに成功したアトレティコ。その流れからコレアらがフィニッシュに持ち込んでいくが、決定機まであと一歩という状況が続く。
すると、後半もカディスがワンチャンスを活かして先にゴールをこじ開ける。64分、最後尾のハビ・エルナンデスがロングボールを前線に送ると、目測を誤ったDFガブリエウが完全に被ってクリアし損ねたボールに抜け出したフアンミがピッチに叩きつける右足ボレーシュートをゴール左隅に流し込み、ドブレーテを達成した。
これで厳しくなったアウェイチームはリーノ、コケを下げてフェルメーレン、トップチームデビューのエル・ジェバリを続けて投入。72分にはリケルメからの正確な左クロスをボックス中央でフリーのジョレンテが頭で合わすが、左隅を捉えたシュートはGKレデスマのビッグセーブに阻まれた。
後半終盤にかけてもゴールを目指して攻め続けたアトレティコだったが、選手交代でプレー強度を維持したカディスの集中した守備を前に一矢報いることも叶わず。
この結果、カディスにリーグ戦24試合ぶりの3勝目を献上したアトレティコは、CLインテル戦を前に大きな不安を残す敗戦を喫することになった。
前節、ベティスとの名門対決をモラタのゴールなどで2-1と競り勝って公式戦4試合ぶりの白星を挙げた4位のアトレティコ。週明けに逆転突破を目指すチャンピオンズリーグ(CL)のインテル戦を控える中、降格圏の18位に沈むカディスとのアウェイゲームに臨んだ。
試合は立ち上がりから膠着状態が続く。ボールの主導権を握るアトレティコだが、[4-4-2]のコンパクトな守備陣形で守るカディスの集中した守備を前になかなか効果的に前進することができず。左サイドのリーノを起点に打開を試みるが、シュートまで持ち込むことができない。
互いにフィニッシュまで持ち込めないクローズな展開が続く中、ホームのカディスがワンチャンスを生かす。24分、相手陣内中央で巧みなプレス回避を見せたロベルト・ナバーロが左のハビ・エルナンデスに預けて内側でのランニングでボールを受け直し、左サイド深くに流れるソブリーノに繋ぐ。ソブリーノが左足で入れた正確なダイレクトクロスをゴール前にフリーで走り込んだフアンミが頭で合わせた。
格下相手に先制を許したアトレティコはすぐさま反撃を開始。27分にはデ・パウルのパスを受けたリーノがボックス左に持ち込んで右足シュート。31分にはモラタからの浮き球パスに反応したデパイがボックス中央でシュートに持ち込むが、いずれのシュートもGKレデスマの好守に阻まれる。
一連の攻撃をきっかけにここから畳みかけたいシメオネのチームだが、以降はカディスに押し返されてしまい、攻撃の糸口を見いだせぬまま前半を1点ビハインドで終えた。
シメオネ監督は逆転を目指す後半に向けてハーフタイムに3枚替えを敢行。サウール、デ・パウル、デパイを下げてモリーナ、リケルメ、アンヘル・コレアを投入。この交代で[4-4-2]の布陣に変更した。
リスクを冒して前に出る中、相手を自陣深くに押し込むことに成功したアトレティコ。その流れからコレアらがフィニッシュに持ち込んでいくが、決定機まであと一歩という状況が続く。
すると、後半もカディスがワンチャンスを活かして先にゴールをこじ開ける。64分、最後尾のハビ・エルナンデスがロングボールを前線に送ると、目測を誤ったDFガブリエウが完全に被ってクリアし損ねたボールに抜け出したフアンミがピッチに叩きつける右足ボレーシュートをゴール左隅に流し込み、ドブレーテを達成した。
これで厳しくなったアウェイチームはリーノ、コケを下げてフェルメーレン、トップチームデビューのエル・ジェバリを続けて投入。72分にはリケルメからの正確な左クロスをボックス中央でフリーのジョレンテが頭で合わすが、左隅を捉えたシュートはGKレデスマのビッグセーブに阻まれた。
後半終盤にかけてもゴールを目指して攻め続けたアトレティコだったが、選手交代でプレー強度を維持したカディスの集中した守備を前に一矢報いることも叶わず。
この結果、カディスにリーグ戦24試合ぶりの3勝目を献上したアトレティコは、CLインテル戦を前に大きな不安を残す敗戦を喫することになった。
アトレティコ・マドリーの関連記事
ラ・リーガの関連記事
記事をさがす
|
アトレティコ・マドリーの人気記事ランキング
1
フェリックス&カンセロがひとまずバルサ退団…ただ今後も交渉継続へ
ポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(24)、ポルトガル代表DFジョアン・カンセロ(30)の2選手が、ひとまずバルセロナを離れることになった。 バルセロナは30日、アトレティコ・マドリー、マンチェスター・シティから1年間のレンタル移籍で加入していた2選手に関して「ジョアン・フェリックスとジョアン・カンセロはFCバルセロナに残留しない。ポルトガル人プレーヤー2人のレンタル契約も終了し、それぞれのクラブに戻る」と、レンタル期間終了に伴う退団を明かした。 アトレティコとの関係が完全に破綻しているフェリックスは昨夏、シーズンローンでブラウグラナに加入。公式戦44試合10ゴール6アシストの数字を残したが、シーズンを通してパフォーマンスの波が顕著だった。 一方、シティで構想外の扱いとなっていたカンセロも昨夏、同じくシーズンローンで加入。左右のサイドバックを主戦場に公式戦42試合4ゴール5アシストとほぼフル稼働。ただ、攻撃面で存在感を示した一方、チャンピオンズリーグやビッグマッチでは課題の守備で穴を空けるなど、シーズン終盤の評価は芳しくなかった。 新シーズンからハンジ・フリック新監督がチームを率いる中、ジョアン・ラポルタ会長ら首脳陣は2選手の残留を希望しているが、いずれも完全移籍での買い取りのハードルは高く、現状での買い取りを断念する形となった。 ただ、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、両者のカタルーニャ残留への扉は完全に閉ざされたわけではなく、代理人のジョルジュ・メンデス氏、アトレティコ、シティの両クラブとレンタル期間延長の可能性を含め今後も話し合いを継続することになるようだ。 2024.06.30 23:13 Sun2
アトレティコが4名の退団発表…ナポリと交渉中のエルモソやメンフィスら
アトレティコ・マドリーは30日、元スペイン代表DFマリオ・エルモソ(29)、オランダ代表FWメンフィス・デパイ(30)、元ブラジル代表DFガブリエウ・パウリスタ(33)、元スペイン代表FWビトロ(34)の契約満了による退団を発表した。 エルモソは2019年7月にエスパニョールから加入。左サイドバックとセンターバックをこなし、在籍5シーズンで公式戦通算174試合に出場、10ゴールを記録した。 メンフィスは2023年1月にバルセロナから移籍。度々ケガに悩まされながらも1年半で公式戦40試合に出場し、13ゴールを記録している。 ガブリエウは2024年1月、契約上、出場機会を与えられないことが危惧されたバレンシアとの契約を解除して加入。ラ・リーガで5試合に出場した。 ビトロは2023年5月、レンタル先のラス・パルマスで右ヒザの慢性的な痛みに悩まされ、手術を決行。アトレティコにレンタルバックした2023-24シーズンはメンバー入りがなかった。 アトレティコにはセビージャから移籍した2017年7月より在籍。当時アトレティコが国際サッカー連盟(FIFA)から補強禁止処分を受けていた影響で直後に古巣のラス・パルマスへレンタル移籍となり、その後も2度のレンタル移籍がありつつ、クラブ通算101試合7得点の成績を残している。 なお、ガブリエウはベシクタシュと3年契約を締結。エルモソはナポリとの交渉が取り沙汰されており、メンフィスはPSV復帰の噂を否定していた。 2024.06.30 22:34 Sun3
ママルダシュヴィリは現状でバレンシア残留が濃厚...ステップアップ噂も評価額上がらず?
ジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリ(23)は現状、バレンシア残留が濃厚だ。スペイン『Relevo』が伝えている。 ユーロ初出場・ジョージア代表の最後尾を守るは、今季ラ・リーガNo.1守護神との評価も得たママルダシュヴィリ。先日のチェコ代表戦も好セーブを連発し、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を受賞している。 今夏のステップアップが浮上して久しいが、現在の状況としては、所属するバレンシアが売却に消極的。 獲得に本腰を入れてきたニューカッスルもここ数週間、一歩引いているとされ、アトレティコ・マドリーもGKヤン・オブラク売却を前提としたクラブ間、個人間の意見交換にとどまっているという。 ニューカッスルの1stオファーは2500万ユーロ(約42.7億円)だったそうだが、最低3500万ユーロ(約59.8億円)と見積もるバレンシアがこれを拒否。 ニューカッスル以外にもママルダシュヴィリを好むプレミアリーグのクラブは複数あり、単純な資金力だけなら下位クラブでも獲得が可能。ただし、ママルダシュヴィリを2500万ユーロ以上と見積もるクラブがなく、現段階では「バレンシア残留」という状況だ。 2024.06.25 21:30 Tue4
フェネルバフチェ、アトレティコDFソユンジュを買い取り
フェネルバフチェは1日、アトレティコ・マドリーのトルコ代表DFチャグラル・ソユンジュ(28)を完全移籍で獲得したことを発表した。 契約期間は2027年6月までの3年間、1年延長オプション付きとなっている。移籍金は850万ユーロ(約14億7000万円)と報じられ、4年間で7分割によって支払われるという。 ソユンジュは今年1月、ラ・リーガ6試合と出場機会に恵まれていなかったことを受けてフェネルバフチェにレンタル移籍。シーズン後半戦スュペル・リグ12試合出場2ゴールと、母国帰還で結果を出していた。 2024.07.02 07:30 Tue5